2018/10/09
XML
テーマ: 社交ダンス(9435)
カテゴリ: 競技会関連
​オリンピックやワールドカップは四年に一度のスポーツの祭典ですが、世界一を決める世界選手権は多くのスポーツ競技で毎年行われています。

ボクシングや柔道などの格闘技は体格による不公平をなくすために、体重で区切ってそれぞれの区分で世界一が存在しますね。

水泳や陸上競技は種目別に距離や高さやスピードを競い、これもそれぞれのカテゴリーで世界一がいるわけです。

スポーツ以外でもチェスや囲碁、ゲームなど様々な分野で競技が行われ世界一を選出しています。

つまり 世界一の人って結構たくさんいる んですね。


​ ​


でも競技人口何万人とか何百万人とかの中のトップですから、並大抵の努力でなれるものではありません。







アマチュアの競技ダンスの世界では、年齢別にカテゴリーが分かれていてそれぞれの世界選手権が開催されます。

2018年の例で見ると以下の通り。カッコ内は開催国です。

4月21日 U-21 10ダンス(ロシア)
4月28日 ジュニアII 10ダンス(モルドバ)
5月18日 シニアIIIスタンダード(チェコ)
5月19日 U-21 ラテン(グルジア)
5月20日 シニアIIスタンダード(チェコ)
7月14日 シニアIVスタンダード(日本)
9月22日 ショーダンス スタンダード ラテン(スロバキア)
9月22日 ユース スタンダード(ハンガリー)
10月6日 ラテン(チェコ)
← 私たちが出る試合
10月13日 ジュニアIIラテン(スペイン)
10月13日 シニアIラテン(アメリカ) ← キンタローたちが出る試合
10月14日 シニアIスタンダード(アメリカ)
10月14日 シニアIIラテン(ポーランド) ← 私たちが出る試合
10月20日 U-21 スタンダード(ルーマニア)

11月3日 シニアII 10ダンス(ポーランド)
11月4日 シニアI 10ダンス(ポーランド)

11月17日 スタンダード(オーストリア)
11月24日 フォーメーションスタンダード(ハンガリー)
12月2日 フォーメーションラテン(中国)

12月8日 ユース10ダンス(スペイン)
12月15日 ユースラテン(ラトビア)


​ ​ ​ ​


これら全部が世界選手権ですので社交ダンスだけでもこの数だけ世界一がいるということになります。

この中でアダルトの世界選手権(水色)が種目別の 本当の世界一 を決める試合で、各国の選抜されたトップ選手が出場して競い合います。

日本ではグランプリの上位選手が選ばれていますね。

年齢制限なしですから13歳でも70歳でもグランプリで優勝すれば出られますが、大体は10代後半から20代くらいの身体能力が一番発揮できる年代の選手が選ばれています。

年齢別の方もそれぞれのカテゴリーで全日本選手権があって、そこで選ばれた代表が参加することになっていますが、選抜方法は全世界共通というわけではなく国によって多種多様のようです。






よく質問されるのが『キンタローとロペスってうまいの?日本一なんでしょ?』ということ。

グランプリ大阪 で優勝したのはシニアIラテンという年齢別の全日本選手権であってアダルトの全日本チャンピオンとは別です。

三笠宮杯の結果 でも分かるように、年齢無制限の試合だとまだ彼らの上に何組もいます。

キンタローたちは私たちと比べるとずっと上手ですが、日本にもまだまだ上には上がいるってことですね。





競技を取り仕切っている団体 WDSF の年齢区分は以下の通りです。

ジュニアI(片方が12-13歳、もう片方が13歳以下の男女)
ジュニアII(片方が14-15歳、もう片方が15歳以下の男女)
ユース(片方が16-18歳、もう片方が18歳以下の男女)
U-21(21歳以下の男女)
アダルト(年齢制限なし)
シニア I (35歳以上と30歳以上の男女)
シニア II (45歳以上と40歳以上の男女)
シニア III(55歳以上と50歳以上の男女)
シニア IV(65歳以上と60歳以上の男女)


​ ​ ​ ​


種目別の競技区分は以下の通り。

<複数組が同時に踊って競う競技>
スタンダード (ワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップの5種目)
ラテン (チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブの5種目)
10ダンス (スタンダード、ラテンを合わせた10種目)

<1組ずつで踊る競技>
ショーダンス (カップル)
フォーメーション (グループ)






今年、私たちは4つのカテゴリーで代表に選んでいただいていますが、普通の社会人ですからそんなに仕事も休めないし旅費も自腹ですので2つだけ参加させてもらうことにして、シニアIとシニアIIの10ダンス世界選手権は辞退させていただきました。

仕事の都合とか家庭の事情とか色々ありますから、日本代表になっても全員が行くわけではないんです。





アマ・ラテンの文字通りの世界一を決めるアダルトの世界選手権が10月6日にチェコのオストラヴァで開催されました。

88組出場で、結果は以下の通り。

1. Armen Tsaturyan - Svetlana Gudyno(ロシア)

2. Marius-Andrei Balan - Khrystyna Moshenska(ドイツ)

3. Timur Imametdinov - Nina Bezzubova(ドイツ)

4. Andrey Gusev - Vera Bondareva(ロシア)

5. Charles-Guillaume Schmitt - Elena Salikhova(フランス)

6. Andrea Silvestri - Varadi Martina(ハンガリー)



こちら優勝のオナーダンスです。

日本代表の2組は残念ながら1次予選敗退と振るわずでしたが、あんなに上手い人たちでもその結果かという年齢制限なしの世界レベルの高さを実感しますね。





明日、シニアIIIとシニアIIラテンの世界選手権に向けて私達も出発します。

アダルトに比べるとぐっとレベルは下がりますが、同年代の世界の選手と戦うのは楽しみです。

シニアIIIラテンには3組、シニアIIラテンには4組が代表として日本から参加します。

どうぞ日本選手団に遠い空から暖かいエールをお願い致します。


​ ​ ​ ​
​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018/10/09 09:55:09 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: