2024/08/15
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テーマ: 社交ダンス(8730)
カテゴリ: 映画のはなし
今日は79回目の終戦記念日です。

人生100年時代と言われますが、現役世代のことではなく、戦中戦後を生き抜いてきた生命力のある方々が日本人の平均寿命を引き上げておられるだけなのかもしれないと思ったりします。

今日ご紹介するのは終戦間近の日本にタイムスリップした女子高生の話です。

恋した男性は特攻隊員でした。





高校生のユリが、母親と喧嘩して近所の防空壕で一夜を過ごしたのがきっかけでした。

目を覚まして外に出ると、景色が一変しています。

そこにあったはずの住宅街がない…。

携帯も繋がらないし、すれ違う人々の服装も変。

飲まず食わずで倒れかけた百合を救ったのは、通りかかった日本兵アキラでした。







行き場のないユリは、住み込みでツルの食堂の世話になることになりました。

助けてくれたアキラは特攻隊員で、同じ航空隊に所属する石丸、板倉、寺岡、加藤たちと出会います。

もうすぐ敗戦ということを知っているユリは、命を捨てて国を守ろうとする男たちに複雑な思いを抱いていたと思います。

特攻の母と呼ばれた食堂経営者は実在人物だそうです。





戦争孤児の少年を庇って反戦的な態度で警官に殴られそうになった時も、買い物途中の空襲で動けなくなった時も、アキラが現れて助けてくれました。

アキラはユリを故郷に残した妹のようだと可愛がってくれて、一面の百合の花の咲く丘に連れて行ってくれます。

ユリは次第にアキラを慕うようになっていました。

そして終戦の日直前、ついに出撃命令が…。





『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、汐見夏衛の小説を実写映画化し、2023年に公開された成田洋一監督作品です。

原作ではユリは中学生という設定のようです。





昨日のニュースで、戦没者遺骨収集団の話を見ました。

アンガウル島で発見された遺品のたばこ入れ

戦時中にはこんな、たくさんの悲しい別れがあったに違いありません。

いまも、世界のどこかで同じ苦しみが繰り返されていると思うと悲しい気持ちになります。












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Last updated  2024/08/15 07:10:30 PM
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