2024/08/29
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テーマ: 社交ダンス(8730)
カテゴリ: 映画のはなし
商人だった伊能忠敬は56歳で家業を隠居し、全国を行脚して日本地図を作り上げた偉人です。

千葉県香取市に伊能忠敬記念館があるそうですが、香取市役所の池本(中井貴一)が観光課のプレゼンで提案した伊能忠敬の大河ドラマ化が知事の支持を得て動き出しました。





しかしそこには意外な落とし穴があったんです。

伊能忠敬は『大日本沿海輿地全図』を完成させる3年前に死んでいたという事実に直面。

舞台は1818年の江戸に移ります。





地図作りは幕府から資金が出ていたんですが、海岸線を歩いて測量し、墨で少しずつ描いていくという方法で、ものすごく時間もかかるしお金もかかりました。

間を取り持つ天文学者の高橋景保(中井貴一)は、幕府に進捗報告するたびに肩身の狭い思いをしています。





しかも伊能が未完のうちに亡くなったという知らせ。

弟子たちから師匠の死を隠して地図作りをどうか続けさせてほしいと懇願されますが、もし伊能の死がバレたら、幕府に嘘をついて公金を使い込んでいたことになるので間違いなく死罪です。







伊能が全く顔を出さなくなり、月日ばかりが経って流石に幕府側もおかしいと思い始めて密かに高橋の身辺を調べさせるんです。

この辺の騙し合いが面白いところなんですが、そうこうしているうちに三年が経ち、ついに上様にお披露目の日がやってきます。

海岸線が精密に書かれた広大な地図、本当に見事でした。





世界を驚かせた初の日本地図。シーボルト事件なんていうのもありましたね。

『大河への道』は、2022年公開の日本映画、中西健二監督作品です。立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語 -大河への道-』を原作としています。

果たして伊能忠敬の物語が大河になるのか。

伊能忠敬は全然出てこないんですよ。

もし大河になるとしたら、地図を作り始めるまでが長そうです。












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Last updated  2024/08/30 05:59:43 PM
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