つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

全て | 徒然 | 読書 | アート |
2009年05月08日
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カテゴリ: 読書
闇の鶯.jpg


人魚の記憶
描き損じのある妖怪絵巻
闇の鶯
涸れ川

以上5編の短編集。帯につけられた『不条理ゆえに
美しい「この世ならぬもの」が誘う世界―』という
キャプションにそそられる。

日常生活の裏にある異界に迷い込んでしまう主人公


特に「人魚の記憶」が怖かった。子どもの頃の
記憶をたどって生まれ故郷に出かけていくと、
そこには・・・というお決まりの設定だが、
ラストのどんでん返しが強烈。

「描き損じのある妖怪絵巻」は稗田礼二郎の
シリーズ。最近、「百鬼夜行絵巻」関係の本
を読んでいるので興味深い。これもラストが怖い。

「闇の鶯」は、20年前の作品だが、自然と文明の
対立をテーマにした優れた作品。

「涸れ川」も、諸星作品によく登場するどこの星か
わからないが、乾いた砂漠の世界を旅する男の






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最終更新日  2009年05月08日 05時12分40秒
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急がなければ  
遊行七恵 さん
こんばんは
しまった!という感じです。新刊が出ていたこと、今教わりました。早く買わねば。
でも読書感想文がなかなか書けないわたしです。 (2009年05月08日 21時20分05秒)

お奨めします  
みっちゃ さん
私も購入しました。
諸星先生目当てで本屋に行ったわけですが、
そちらで一目ぼれした作家がいます。
塩川桐子さんの「ふしあな」。

錦絵のタッチでマンガを描かれています。
ストーリーもしっかりしています。
きっと一村雨さまも気に入られるのではないかと
お奨めしますよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862254527/mixi02-22/ (2009年05月08日 21時22分33秒)

遊行七恵さん  
一村雨  さん
思い出したように出版される諸星作品。
西遊妖猿伝も早く続きを読みたいです。 (2009年05月09日 04時25分32秒)

みっちゃさん  
一村雨  さん
塩川桐子も「ふしあな」も全く初めて聞く名前です。
さっそく、注文しました。
ご紹介ありがとうございます。 (2009年05月09日 04時26分54秒)

やっと買いました  
遊行七恵 さん
こんばんは
メチャクチャ怖かったのが「描き損じのある妖怪絵巻」でした。これはトラウマになりそうなくらいです。あのラストは予測していたとはいえ、怖いです。
ほかの作品も面白いのですが、「絵巻」にやられました。 (2009年06月01日 22時22分55秒)

遊行七恵さん  
一村雨  さん
絵巻、現在に通ずるところが怖いですね。
(2009年06月01日 23時53分46秒)

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