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かとう あきら

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2017/11/05
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カテゴリ: 日記


勉強して読書して​ レクチャー原稿 ​ちょっと書く
地味。

増村保造監督「​ 赤い天使 ​」(1966)
ずっと観たかった作品。
DVDでようやく観た。
いやあ、すごい。ぶったまげた。
凄絶な作品。
増村監督の容赦ないリアリズム描写が炸裂しまくる。
でもこれが戦場の真実。
戦場全体の描写は増村監督だし大映だし
まあ「兵隊やくざ」にちょい似てるが、
「兵隊やくざ」で描かなかった部分を描くとゆーか、
ちょっと視点をずらすとこうなるってことかな。
とにかくもう、ひたすら強烈で凄まじい。

地獄のような前線の野戦病院。
昼夜を問わずどんどん死んでゆく兵隊たち。
大勢の傷病兵が呻き、絶叫する。
容赦なくどんどん切り落とされる腕、脚...
(思い切って切断しないと破傷風や壊死もあるし却って危険)
麻酔薬も薬も十分にない中での強引な手術。
そのうちあまり細かく診断せずに、
オートマチックに手足をどんどん切るようになる。
十分に薬もない、時間もない、
寝かす場所もない、慢性的に人手もない。
手術台の傍の箱には切断された手足があふれる。
そこで働く看護婦さくらを演じるのが若尾文子さん

特に前半の徹底的にクールな若尾文子さんが超絶素晴らしい。
兵隊にレイプされても、そのクールさが崩れることはない。
常に毅然として、看護婦としての務めを果たしてゆく、
異常な美しさ。

川津祐介さんが演ずる負傷兵は両腕を切断しているので、
若いのに自慰すらできない。
看護婦さくらは密かに彼の欲求を満たしてやり、
献身的に尽くすのだが、彼は自殺してしまう。

「天使か娼婦か」

とゆーキャッチコピーは言い得て妙だ。

さくらの上司の軍医 岡部(芦田伸介)は
地獄のような前線で連日連夜手術を続けて、
完全に精神的にやられていて、
モルヒネ中毒になって、女を抱くこともできなくなっている。
夜、さくらを部屋に呼んでも
「モルヒネ打ってくれ。おれが眠るまで側にいてくれ」
と言うだけ。
さくらは全力で上司を癒そうとする...
芦田伸介さん、シブい。かっこいい。

凄まじい作品ですが
これは観る価値あり。
その辺のぬるい反戦映画より、
徹底してリアルに戦争を伝えることで
ずっと強い反戦映画になってる。





赤い天使 【DVD】


エッカーマン「ゲーテとの対話[中]」読了。

ゲーテとの対話 中 岩波文庫 / ヨハン・ペーター・エッケルマン 【文庫】
[中]で既にかなり決着ついちゃった感じになってるが、
[下]はどうなるのだろう。
おれは電子書籍で読んでる。
紙の本はできるだけ買わないようにしてる。
CDも同様。よほどのことがないと買わない。
ダウンロードで十分。

チクルス の原稿書く。


夕食、レトルトカレー2種を合いがけで。

西友のプーパッポンカレーと普通のカレー。
西友のレトルト ​やっぱりおもろい。
ご飯はタイ米。






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Last updated  2018/04/21 08:02:53 AM


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