Ensemble Arpege

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January 17, 2009
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今日は管楽器組の初合わせです。
このメンバーでドイツものをやるのが初めてで、楽しみにしていました。
府中の森第一練習室で18時3人とも時間通りに揃いました。
最初は全員のユニゾンによるEs-durのスケールからWarmingして、次にRoot, 3度、5度を3人で交代してスケールのwarm-upをしていました。
それぞれの楽器が担当する音の組み合わせによっては、合いにくい和音と合いやすい和音があって面白かったです。
毎回これをやっていけば、全員の音が解け合って良い演奏につながることを期待したいです。

20分程のwarmingが終わって、主目的のSeptetの練習に移ります。

まず、メトロノームを使って、
・第一楽章 Adagio 四分音符=42ぐらい allegro con brio 二分音符=76

・第三楽章 四分音符=108
・第四楽章 八分音符=108
・第五楽章 付点二分音符=108
・第六楽章 八分音符=69 Presto二分音符=76
で通してやってみました。

最初は弦楽器がなくてちょっと寂しかったのですが、途中の第四楽章からは1stヴァイオリンが合流して一緒にやりました。
一周目が終わったところ、みんな揃って、「意外に通ったね!」と言っていました。
基本的な調はEs-Durで、クラリネット、ファゴット、ホルンはお互いの音が合いやすく、吹いていてとても気持ちよかったです。
そういえば、クラリネット、ホルンの有名な室内楽や管楽器をフィーチャーする曲は、だいたいEs-durですね。
たとえば、モーツァルトのクラリネット三重奏(ケーゲルシュタット)、ブラームスのホルン三重奏、モーツァルトの管楽器の協奏交響曲(Ob, Fg, Cl, Hr)です。

次に10分ぐらい休憩をとって、第一楽章、第二楽章をじっくりやることにしました。


特にホルンが伸ばす音を基準に皆さんのラインをのっけて演奏することによって、とても調和の取れた演奏になりました。なるほど!!
アーティキュレーションについては、基本的には楽典通りで、例えば、Staccatoは基本的に長さが半分ぐらいになるように切ります。ここで議論になったのは、パート譜ではクサビ型のstaccato(staccatissimo)と書いてありますが、スコアは基本的に普通のstaccatoになっています。この辺をどうするかは、つめる必要があります。
あとは、ベートーヴェン特有のffの使い方に関して、しっかりfとffの差をつけないといけないですね。
今回はあまり意識してやっていなかったのですが、今後の練習課題です。

第二楽章は、皆さんのラインが独立に動いているということもあって、だいたい一通り流しました。

たとえば、Uの前のC-durですが、簡単そうなのに実は合いにくいです。要練習ですね。
Tの2つ前の管楽器のハーモニーも聞かせどころです。
今回はあまり意識していなかったのですが、今後、fp と sfzと使い分けを決めないといけないと感じました。

時間切れで2楽章で終わってしまいましたが、次回は弦楽器と合わせる予定です。どうなるか楽しみです。

(Cl:P.R.記)





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Last updated  February 18, 2009 12:54:10 AM
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P.R.@ すごいよこれはっ 「すごいよこれはっ」いいですね!
アンコン@ Re:ロッシーニ編成(11/03) Fg K.N.さん >ありがとうございました!…
Fg K.N.@ ロッシーニ編成 アンコンがんばる さん、レス有難うござい…

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