森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2021.06.17
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森田理論はモチベーションを高めるため方法を教えてくれています。

見つめる。感情が動き出す。気づきや発見がある。興味や関心が湧いてくる。
問題点や課題や目標が見えてくる。それに基づいて生産的な行動を開始する。

この一連の流れは、「努力即幸福」といわれています。
この路線に乗ることで人生は活性化してきます。

この路線がすでに習慣化している人は、それをどんどん推し進めていけばよいと思います。
陸上競技でいえば、練習場所、試合までのスケジュール、練習メニュー、調整方法、食事の管理、体調管理、生活の管理、メンタル管理、時間管理、コースや戦略の研究、移動方法、スポンサー探しなどいろいろとあります。
これらを自分で自由に創意工夫して、管理している人も実際にいます。

ところがこれらは言うは易く、行うは難しという側面もあります。


自分に厳しい人、粘り強い人、意志の強い人でしたら、このような誘惑や困難を押しのけて課題や目標達成まで難なく到達できるでしょう。
こういう人には、コーチ、監督、指導者、サポーターなどは必要ないかも知れません。

しかしこれは誰にでも当てはまるわけではありません。
困難な状況や目の前の壁に跳ね返された場合、それらに負けてしまう事が多々あります。
普通の人は、「休みたい、楽したい、人が見ていなければさぼりたい」などと言う気持ちを持っています。気分本位になって簡単に課題や目標を放り投げてしまう事が起きるのです。

いったん気分本位になると、次から次へと楽な方向に流されていきます。
課題や目標を設定したときは、途中であきらめることはできるだけ避けたいものです。

そのためには、それを押しとどめてくれる第三者の存在が有効になります。
課題や目標を見失って、現状維持に留まっている人を、「努力即幸福」の人間本来の既定路線に引き戻してくれる人を持っておくことは大切なことだと思います。

私たちは森田理論を学習して、神経質性格者としての人生観を確立して、実りある味わい深い人生を目指しています。森田道を極めていきたいという大きな夢を持っています。

ところが自分一人では暗中模索状態に陥ることがあります。

どういう手順で推し進めていけばよいのかよく分からない。
森田理論を生活にどのように応用し、活用していけばよいのかが明確でない。

そこで停滞して、次の段階に移行することに迷い、悶々とした生活に甘んじている。
こういう人は、集談会の中で、先輩会員を大いに活用することをお勧めします。

すでに森田理論を生活に活用している先輩会員は、後輩のために、なんとか前進のためのヒントを積極的に提案してあげて欲しいと思っています。

お互いに刺激し合うことで、自他ともに大きく成長していく方向を目指したいものです。
生活の発見誌を読むと、生活の発見会という自助組織はそういう人の宝庫だと気づきます。
気分本位に流されることが多い人でも、そういう人間集団の中に所属していると、他人から刺激を受けて本来の正道に引き返すことが可能になると思っています。

そして自分がその流れに乗ることができたならば、今度は後からやってくる後輩たちのために、自分が先輩としての役割を果たすことが肝心です。そうすれば自他ともに成長できます。
お互いがともに味わいのある人生を送ることができるようになります。





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Last updated  2021.06.17 07:52:30
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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