森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.03.26
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
森田先生は「自信」について次のように説明されている。

たとえば高跳びのとき、気後れして、やれなくなる。
その時、自分には無理だと簡単にあきらめないで、「静かに自分自身を見つめよ」と言います。
そうすると、そうすると、自分がもう少し上達したい、ちょっとでもよけいに跳びたいという欲望があるかないか見定めることができます。
もし欲望がなければ、楽なものです。ただやめさえすればよい。
しかし、また欲望の強いときには、一方にはその努力の苦心を考えると、その欲望を否定するようなことを考えてしまう。
「自分はこんな事よりも、勉強をしなければならない」とか、「自分の素質では不適当だ」とかいうような考えが起こって、奮闘心を鈍らせて中止する。
しかしまた、次の日は、ツイツイその欲望に駆られて、手を出してみるというふうで、それでもやめずに続けていさえすれば、ついには上達して、自信も出てくるようになる。
(森田全集 第5巻 606ページ参照)


難関大学に合格する。仕事で社長表彰される。難しい資格試験に合格する。スポーツで優勝する。コンサートで観衆を感動させる。二科展で表彰される。素晴らしい陶芸作品ができた。
これらが達成できれば、自信がつき、自己肯定感が高まる。次の目標も見えてくる。

それは理解できるが、できるようになるまでにはとてつもない努力が必要になる。
時間もお金もかかるのである。それに耐えられるか。
例えば、社会保険労務士試験に合格するには1000時間の効果的な学習が必要になるという。
司法試験は10000時間のとてつもない学習の積み重ねが必要になる。
そんなことは自分には無理だと、最初からしり込みしてしまう。
失敗を繰り返していると、疑心暗鬼になって、「そもそも私の能力では無理なのではないか」という不安とも闘わなければならない。つらいことだ。

私は昨年自動二輪小型ATの試験に挑戦した。
1回目の卒業検定では、1本橋(30センチの幅、15Mの長さ、高さ5センチの橋を5秒以上で渡る)から落ちて不合格になった。その他クランクや急制動も不安があった。
落ちたときはショックで、茫然自失となった。


3日ほどたって、気持ちが落ち着き取り戻したとき考え直した。
この自動二輪の免許は、交通の激しい国道などを安全に通勤するためにぜひとも必要なものだ。
さらに60キロ離れた田舎での農作業をするためにどうしても欲しい免許なのだと初心を思い出した。
「よし、何回落ちても免許を手にするまでは頑張ってみよう」と考え直すことができた。
具体的に取り組んだことは、自作の練習場を作り毎日個人練習をくりかえした。

今考えると、 目標や目的が曖昧なまま だと、簡単に「自分には向いていない」とあきらめたのではないかと思う。
目指すべき目標や目的が明確になっていると、途中で簡単にあきらめるわけにはいかないのだなと感じた。






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Last updated  2026.03.26 06:20:08
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
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