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シリアの友達からもらった「シリアの現状」を如実に示す風刺画です。まずはご覧あれ。
ちなみにこのサンタクロースは「プロパンガス」を積み込んで「ガス、ガス、ガーーーース」といっております。この風刺画を理解していただくには、多少のご説明が必要でありましょう。説明は絵の下に加えております。

この風刺画が言わんとしているのは、シリアでは物資が極端に不足していて、冬の間に暖を取ることさえできない、ということです。それでサンタクロースには、"プレゼントを配る代わるにガスのボトルを配ってよ! それくらい物資がないんだよ!" という訳です。
中東では、料理用のガス台やストーブにはプロパンガスを使用するのが一般的。電気ストーブはかなり電気代が高くつきますし、そもそも電気がカットされた時には使えません。費用の面からも暖かさの面からも、このプロパンガス式ストーブを使うのが一番効率的という訳です。このプロパンガスについては、以前のブログでアップしたことがあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200810300002/
http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200811170004/
さてこのプロパンガスのボトルは、使うとガスがなくなりますので交換が必要になります。ところがシリアでは、交換するガスがない。もうずっと以前からです。冬は大変。電気もずっと以前から1日のうち長時間カットされています。また物資が足りないので、物価が異常に高騰しています。暖を取るために、木々を伐採して焚き木をしたりしていたようですが、今は伐採する木々すらない。
ホムスやアレッポなどの都市はずっと以前に完全に破壊されていますが、いわゆる都市部ではなく田舎に住んでいる人たちは、こうした破壊から守られています。田舎では自給自足が可能。それでもガスなどの生活必需品は枯渇しています。日に日に追いつめられるシリア人たち…。
すでに国民の4分の3はシリア国外に難民として逃れているという統計もあります。となると、現在シリアに取り残されているのは人口の4分の1だけ…もうこうなったら国としてほぼ崩壊しています。
こんなに物資が不足していてもなおどうしてシリアに残りたいの? と素朴な疑問がわきます。ヨルダンに逃れているシリア人に聞くと、土地を所有しているようなシリア人は土地を捨てたくないんだ、と。家や土地を全て後にして国外に逃れるというふんぎりがつかないシリア人もたくさんいるようです。確かにそうです。だって国外に逃れても、苦しい生活が待っているだけ…
実際、ヨルダンに住むシリア難民たちも本当に苦しい生活を余儀なくされています。仕事もできず、持っていた資金はあっという間に底をつき…。ヨルダンでは UN(国連)が "食券" 的なクーポンを配ったり、シリア難民の医療費はほぼ完全に負担したりしてかなり援助をしていますが、それでも生活は楽ではありません。
そんなシリアの現状を joke にしてしまうのも、シリア人。シリア人は総じて本当に忍耐強い国民です。私も心からエールを送らずにはいられません。私が日常的に接するのはごくごく限られたシリア人で、私の知らないところでたくさんのシリア人がその日の食事にも事欠く生活をしているのだと思います。頑張れ! シリア人!! 強くたくましく生き延びてほしい…2014年の終わりを前に、そんな風に祈っています。
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