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今、漫画ですが、「風雲児たち」(みなもと太郎著 リイド社刊)
全20巻でまだ8巻に突入したところですが・・・
関が原から幕末、新撰組の頃までの話を史実に基づいて
ギャグ漫画に仕立ててあります。
ギャグ漫画なのでとにかく面白く読めます。
その中に「解体新書」=「ターヘルアナトミア」を翻訳した時の話が出ています。
ご存知、前野良沢・杉田玄白らがオランダのAnaomische Tabellen(解体図譜)を翻訳出版したものです。
(4年がかりで・・・)
鎖国の日本で唯一国交のあったオランダとは言え、
外国語の読み書きを自力で学び、まして医学書などと言う
専門書を翻訳する事の想像を絶する努力と作業。
医者として、この本さえ出版できれば多くの病の人を救う事ができる
と言う目的意識。
医者と言うより言語学者としてもものすごい大偉業だったと
思うのです。
分厚い本の中にわかる単語を一つ、二つと見つけてその積み重ねで訳す(「読み分け」と言う表現でした)と言う気の遠くなる話です。
蘭・蘭辞典だけは途中で手に入ったものの、
英語がわからないのに英英辞典を使えるのか?と考えると、
それはありえないような話です。
そのスゴイ話を読んで、コレは今の時代で辞書は豊富にあって、
電子辞書で手軽に「読み分け」できるってすごく恵まれてるなあと思ったり(当たり前、時代が違いすぎます・・・!)。
でも、その勉強する姿勢がものすごく尊いものに思えて
ほんのちょっと(極々僅かでも)見習えたらなあと、
思ったのでした。
トークマスター November 16, 2006
また本を買っちゃいました・・・本の紹介 October 24, 2006 コメント(2)
子供向け英語教材 March 12, 2006