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今日,廊下で1年生の先生(情緒学級自閉っ子Eくんの親学級の先生)に呼び止められました。
「今朝,水道の前でBくん(普通学級2年生=足が不自由)が転んでしまったので,起こしてあげようと思って引っ張りあげようと思ったんだけど,すごく重くて!びっくりしちゃいました。2年生くらいならヒョイと持ち上げられると思ったのに,全然動かなくて!
と・・・
そうなんです。
B君は,確かに夏休み明けからすくすくと成長を続け,最近はかなりぽっちゃり体系になっています。きっと30キロ近くはあるでしょう。
でも,それだけではなく,確かにずっしりと重いのです。
何しろ自力で起き上がったり立ち上がったりができません。
しりもちをついたり,転んでしまったり,床や地面に直に座ってしまったら引き上げてやらないと立てません。
引き上げる時もコツがあって,背中側に回って,わきの下から胸の方に手を回して,その手を組むようにしてからグイッと持ち上げ続けなくてはなりません。
自分の足で踏ん張って起き上がることができないために,完全に足がまっすぐに伸びて立ち姿勢が確保できるようになるまで上に引き上げつつ支えていなければ,そのままずるっとまた下に落ちてしまいます。
私は日常的にやっていることなので普通にやっていますが,その1年生の先生は初めてのことでビックリしたようです。
しかも私がいつもやっているのも見ていたわけですから,こんなに重くて大変だったんだ?と思って
「腰大丈夫ですか?」
と心配して声をかけてくれたというわけです。
今のところ,一年中つけているハラマキのおかげで,腰痛になることはありません。
自分でも不思議なくらいですが,以前ギックリを二回も経験しているわりに,この仕事を始めてから1年9ヶ月,腰痛にもギックリにもなっていません。
確かに,おんぶして立ち上がるときは,かなり気合を要します。
うっかりするとバランス崩して立ち上がれなくなりますから・・・
おんぶされる瞬間も,ゆっくりともたれかかることができない(体勢を微妙に保てない)Bくんは,背中に向かってバタンと倒れ掛かってくるような感じで乗ってきますから,それを受け止める技も必要です。
これもやってみないとわからないかもしれませんね。
普段,私が普通にやっていることが,他の人にはそれほど大したことに思われていなかったのか?と思いました。
と同時に,初めての人にはそんなに大変なことだったんだ?と言う驚きもありましたが。
B君の担任の先生は,私がいないときにはいつも同じことをやっているので(3階までB君をおんぶして往復するなんてことも!)その重さと大変さをよくわかってくれています。
今日,1年生の先生に言われたことをB君の担任の先生に話したら,
「そう!私も言われましたよ!他の人は意外と簡単なことだと思っていたんですね~!」
って驚いていました。
B君の担任の先生は,もうすぐ(後何年か?)で,定年を迎えるベテラン女の先生。
しかも,すごく小柄で,体重も40キロあるかないかくらい。
ほとんどわっち☆と同じくらいの体重。(わっち☆より背が低いかも?)
それなのにあのB君をおぶって階段を上り下りしたり,体育館まで往復しているっていうのに,その脇を素通りしていく男の先生方・・・(特に管理職・・・)
私がいない時くらいちょっと担任の先生を手伝ってくれても良いんじゃないですか?
担任の先生がつぶれちゃったら,クラスの子供たちみんなが困るんですから!
でも実はもっとすごいのが,B君のお母さん。
なんと最近は(自宅で)部屋からトイレまでB君を抱っこして行くというのですから!
私にはとても抱っこはできないわ!
持ち上がりませんから・・・・・
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