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Aちゃん22

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2014.12.27
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カテゴリ: 電子工作
2SC1815 の様に汎用トランジスタとして売られている(売られていた)手持ちのトランジスタがある。ジャンク袋に入っていたり、2SC1815 の互換品として使おうと買ったものも有る。データシートの通りだと hFE - Ic 特性は 2SC1815 と違う(同じ)と見なせるものも、測ってみると意外と近い(遠い)特性だったりした。以下の画像は測ったトランジスタ達だ。一部は別の blog で測っている。

参考: 東芝 2SC1815GR の hFE - Ic 測定結果

東芝 2SC372-O( 測定結果は別ページ記載 ), 松下 2SC828O(リマーク?), 松下 2SC828Q, ROHM 2SC2021R, IDC(三菱) 2SC2603F(marking は下 3 桁 603 のみ), 松下 2SC3311AR, KEC KTC3199GR(2SC2458GR 互換を謳っている), MOTOLORA 2N3904


松下 2SC828-O: 型番がシールで貼られている。試作品? hFE - Ic 特性はデータシート通りなので何かのリマークではなさそう。昔の典型的な汎用トランジスタで見られるカーブになっている。普通に使う Ic=1.0m ~ 5.0mA 付近の傾斜が大きい。少し使いにくい感がある。

松下 2SC828-O hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

松下 2SC828-Q: マークは松下通信工業のもの。先の 2SC828-O 同様 hFE の線は上に大きく膨らんでいる。趣味や雑誌に載るような実験工作、例えば 1 石帰還なしでアンプに使う様な回路だと hFE 特性で波形が変形してしまい、難度が高かったと考えられる。

松下 2SC828-Q hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

ROHM 2SC2021R: 秋月でジャンクトランジスタとして売られていた ものだ。最大定格は Ic=100mA なので 2SC1815GR と置き換えるのに躊躇が有るかもしれない。hFE カーブはフラットで落ち込み始めは Ic=25mA 付近だ。普段使いする Ic の領域では 2SC1815GR と何ら変わることなく使えることが分かる。特徴に低雑音であることも謳われている。手に入るのなら 2SC1815GR の代わりとして積極的に使える石だ。

ROHM 2SC2021R hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

IDC(イサハヤ電子, 旧三菱) 2SC2603F (マーキングは 603): 日米でジャンク品として入手した石だ。603 とマーキングされていたので、何の石だか分からなかった。某巨大掲示板の書き込みで旧三菱 2SC2603 と分かるものの特性は謎のままだった。測ってみると hFE がほぼフラットな汎用トランジスタだと分かる。Ic=10mA 程から落ち込みが有るものの上に膨らませず素直な特性だと思う。イサハヤ電子のトランジスタのページを見ると「国内で唯一リード挿入タイプのTO-92Sを生産しています」とある。ページをざっと見る限りオーディオ用途で NF を 2SC1815(L) 並みに小さくした選別品は標準では無さそう。

IDC 2SC2603F hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

松下 2SC3311AR: 松下汎用トランジスタの系譜を継いでいた石だった。保守廃品種入りしている。千石でジャンクとして入手した。データシートの条件 Vce=10V と違い Vce=1.0V とし、連続的に Ic を流した条件で測定した hFE のカーブはフラットに近い。2SC1815GR の海外互換品程度に上に膨らんでいるくらいだ。2SC828 と比べると別物に見える。構造とプロセスは新規設計したのかもしれない。

松下 2SC3311AR hFE - Ic 特性、hfe:linear scale



KEC KTC3199GR hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

MOTOROLA 2N3904: 国際ラジオで入手した。既に MOTOROLA はトランジスタを作っていない。測ってみると On Semiconductor の 2N3904 とも MOTOROLA の 2N3904 とも違う。hFE のカーブはフラットに近い。 前に一度荒く測定した結果 を踏まえると、ある Ic の条件における hFE の僅な差で hFE - Ic カーブが変わる可能性が考えられる。2N3904 は「汎用トランジスタ」の代名詞であるものの、特性を特定するための語ではないことを実感する。2N3904 は測れば 2SC1815 の代わりになる可能性は秘めているものの、測らなければ何か分からない石だ。

MOTOROLA 2SC3904 hFE - Ic 特性、hfe:linear scale

データシートを見て 2SC3311AR は 2SC1815 と特性が大きく違う石だと思って、湯水のように使ってしまった。測ってみなければ分からないことも有るんだな。





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最終更新日  2014.12.29 01:14:46
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