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Aちゃん22

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2016.06.29
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カテゴリ: 電子工作
秋月八潮店に PSE マーク無しのため 50 円で売られていたジャンク AC アダプタを分解してみる。入力は推定で AC 100-240V (設計上の下限マージンは AC 85V 程だと思われる)、出力は 24V 0.5A だ。



元々の銘板シールは剥がされている。詳細は 店頭にある分解見本、24V 0.50 と打たれた値札シールだけだ。外観からして秋月で売っている 12W タイプアダプタだ。

分解するに当たり、手や目の保護をしてから作業を開始すること。革手袋、保護ゴーグルを着用し、不意の部品飛び散り、工具の滑りに備えて欲しい。取っ掛かりの場所は切断された DC 出力線だ。ここを押し込むと内側へ沈む。中の部品を傷つけない程度にマイナスドライバーを入れてこじ開けることができる。



カバーが開きかけたら、カバー同士を接着している溝部分をこじれば接着は剥がれる。

カバーを開くと部品が見えてくる。部品だけみるとごく普通の AC アダプタだ。1 次側コンデンサに Rubycon TXW が使われている。2 次側も Rubycon 製を使用している。日本仕向けを思わせるメーカー選択だ。



基板半田面(チップ部品面)を見て気付くことを先に書く、AC 入力側が変った構成になっている事に気付く。310-0025 と刻印されたコモン・モード・ノイズ・フィルタはダイオード・ブリッジの直流側に入っている。上の画像の左上にある赤茶色のフィルタコンデンサの耐圧を低め(DC 耐圧で設計できる様に)にするのが目的だろうか?

充填材で基板とケースは固定されている。小さなマイナスドライバーで各所の充填材をケースより剥がすと基板を取り出せる。

半田面(表面部品実装面)を見る。"GO FOWARD" とシルク印刷されている。製造元は秋月 AC アダプタと同じだ。並列・直列に接続された抵抗が目立つ。恐らく部品故障時に安全な動作になる目的だと思う。詳細に回路を追っていないので妥当性は分からない。



ヒューズ、ヒューズ外・内、1 次、2 次間にスリットを設けて絶縁を確保している。トランスの下に抵抗を配置したり、1次-2次間に半田付けの汚れがあるのが気になる点だ。



エラーアンプは定番の TL431 互換品だ。LT はメーカー名?意図的に有名メーカーに似せてあるような...



トランスを駆動するトランジスタは FJP13007H2TU だ。仕様を読むと東芝の 2SC792 が思い浮かぶ。2SC792 は TO-3 パッケージでトランジスタ(+IC)テレビの B 電源レギュレータや水平出力に使われていた様に記憶している。テレビセット内で塔のようにそびえるヒートシンクに取り付けられていた石だ。用途とパッケージを変え、時を経てもなお活躍するのは難しいのだろうか?



トランス(300-0195)を外しておおよその定数を測ってみる。インダクタンス, 直流抵抗で書いていく。1 次側(pri.): 1.3mH, 1.8Ω, 1次側フィードバック(back): 4.2uH, 0.5Ω, 2 次側(sec.): 165uH, 0.8Ω だった。100kHz 正弦波で駆動したときの変成比率は pri:back:sec = 2.8:0.13:1.0 だ。24V 出力故に変成比率は低い。数 100V 程の高圧発生を目的とするならば back と pri. を使うことになりそうだ。



コモン・モード・フィルター・トランス(310-0025)は意外にインダクタンス値が大きい。それぞれの巻き線は 42mH, 2.2 Ωだった。片側をショートして測ったリーケージ・インダクタンスは 220uH だった。外付けのコンデンサと合せてノーマル・モードのノイズ除去も狙っていると思われる。



え?狙いはケース?





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最終更新日  2016.07.01 22:51:50
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