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来たれ!勇者よ!─ジュン兄貴からの挑戦状第二弾─
いっとう早く解けた人には、ジュン兄貴からちゅーをプレゼントv
■ クリスマスプレゼントですv
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■ ヒロの留学日記─最終章─
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本日は松丸が寄稿してくれましたv
【集まれ、巽ファン!】
─意外にキーパーソン。唯一、ヒロのお母さんを知り、楓の夢をたどる人。
ヒロ、おれ、せ、セイリがないんだ…と素っ頓狂な相談を、よりによってヒロにぶつける黒目がちの美少年。その名はたっちゃん。おれだけのアイドルのつもりだったのに、最近、青木を知るまわりの中年男(笑)と話していると、「おれもおれも」と語り出す奴が多いのは心外だ。たとえば、英のいわゆる外国人顔は東洋人の女の人にはえり好みがあるだろうし、楓や飛雁の容姿は個性的美人といった方がいい。ヒロの翳のある大人顔の魅力は、当時の元気印の女の子たちにはまだ理解できなかった。彼らに比べてたっちゃんのまるでキンキキッズの堂本光一くんのような、どっからみても美少年顔。少女マンガならば伝統のロマコメ形式の主人公に確実になれるところ、その言動があまりに姉貴の美意識とかけ離れているため、なかなか主役の座がもらえない悲劇の美少年!
けど、実際のたっちゃんは、お約束のようなギャグを飛ばしつつ(憧れの美少年は下の毛をシャンプーしたらかぶれたとか。そしてヒロに相談する…いや実際、相談される方の身にもなってみろよ)、その美少年の思春期の叙情と青少年としての現実のリアリティが、同世代の男友達の絶大な共感を呼び、おれが知る限りは現在のところ人気はダントツの一位。
ベッカムヘアをしてみたかったのに、奥さんに反対されたから下の毛で決めてみたとか、「美少年でもひとりエッチをするのか?」という話題には、鶴見でも山の手に住んでる連中ならば思いっきりひくところを「おれ? しまくりだよ~」と間髪入れず言い放つ。この健全かつ天然な精神に、みんな幾度救われたことでしょうか。「おれ、保健体育の教科書に載ってた、初体験がゴーカンだったっていうケースのひとりかも」って悩んでるからみんな青くなったけど、なんのことはない、相手は今の奥さんだったり。「キミガヨってなに?」と聞く飛雁の横で、「危険日ってなに?」と聞き回っていたあの頃のたっちゃんは、たぶん生涯で一番暗~い顔をしてたな。今は笑いっぱなしだけどよ
そんなたっちゃんだけど、小さい頃はお母さんを困らせたことがありました。それは、毎年の3月9日の夜中に、「こわいよー」と泣き叫ぶことです。怖い夢でもみたのかとお母さんが聞くと、「人がたくさん死んでくよー」と。そして朝まで眠れずに震えている。それが3月9日だけなのだそうです。つまり、たっちゃんは東京大空襲で幼くして亡くなった、とてもきれいな顔をした男の子の生まれ変わりなのでしょう。泣き叫んだりはしないけど、三十代も半ばを過ぎた今でも、3月9日の夜半になると、空から爆撃を受ける夢をみるそうです。B29に乗って機銃掃射を仕掛けてくる、赤ら顔の米兵の姿も毎年はっきりと見るのだそうです。
また、ヒロは小学生の頃、たっちゃんと一緒に下校していたとき、超低空飛行で飛んでくる艦載機の機影を一度だけ見たそうです。その艦載機は、ヒロたちの頭上をすれすれに飛ぶと、いきなり消えたそうです。それはヒロだけでなく、ほかの子供たちにも見えたそうで、当時はかなり話題になったそうです。
自分の前世をそういうかたちでおぼろげにも覚えているたっちゃんは、生まれる直前のことも覚えていて、そこでたっちゃんは「自分が誰として生まれるのかまだわからなかったから、心配で心配で不安でいっぱいだった」そうです。そこへ、どこからともなく少年たちがやってきて、たっちゃんのまわりを取り囲んで、「ぼくたつも一緒だから大丈夫だよ。一緒に楽しくやろう」と言ったそうです。たっちゃんいわく、自分を励ましに来てくれた子供が、今のおれたちなのだそうです。
不思議なことに、ヒロもこれと似た夢を子供の頃から繰り返しみていました。おれが思うに、たっちゃんとヒロはきっと前世で兄弟だったのでしょう。
たっちゃんがヒロの家にデジカメを忘れていって、返してもらった後にメモリーを見てみると、ヒロの入浴シーンが容量いっぱいになるまで延々と入っていたとか。そうやって他人で遊ぶのが大好きなヒロは、おそらくこのたっちゃんに出会って、はじめてこの稀有なイタズラの才能を開花させたのだろうと思います。
また、前世の場面にいた楓のこともはっきりと覚えているというたっちゃんは、唯一、算数のS級問題を二回、楓に先んじて解くことのできた頭脳の持ち主でもあります。たっちゃんが楓に乞われて計算式の解を黒板いっぱいに書いていくのを、ちゃちゃリストの楓がチャチャも入れずに「惨敗だ…」とつぶやきながら妙に底光りする目でノートに書き写していたのを思い出します。楓が唯一「ちゃん」付けで呼んでいる(つまり楓なりに敬意を表している)のがたっちゃんだったし、あるいはたっちゃんという勉強上のライバルがいたことによって、負けず嫌いだった楓の能力が最大限に引き出されたともいえるのかもしれません。
小樽出身で、親父さんが脱サラするのにともなって一年生で横浜に越してきたたっちゃんが使う、「でしょや」というかわいい北海道弁と、姉貴の「だっちゃ」というラムちゃん的鳥取弁は当時かなり流行って、今でも仲間うちで使っています。
本人は秘密にしていますが、たっちゃんはサッカーの評論家という副業も持っています。おれは、ヒロのために医学を志したのは、飛雁の方だと思っています。たっちゃんは、むしろ楓やヒロのお母さんのことが忘れられないのだと思います。楓のことがなかったら、彼は迷わずサッカーの道を選んでいたことでしょう。あるとき、たっちゃんは僻地医療への情熱を語る医学部の後輩に、「やめときなよ」と忠告していた。「おまえの地元で病気に苦しんでいる人を、まずどんな小さな人でもぜんぶ助けてから考えろ」と。
ちなみに、たっちゃんのファンがいかに多かろうと、彼の長男はおれの名前から一字を取っている。勝ったぜww
合掌
12月16日、えっ!? 今年最後のお弁当だった!
ふわふわサンタさんのチョコレートパンv
12月15日、今日は寒くなりそう! 雪の日のミッフィーちゃんv
12月14日、ひつじのショーンも馬小屋へ急ぐ☆
12月11日、ころころ雪だるまのクリスマスおにぎりv
12月10日、サンタさんのおうちを作ってみたv
12月9日、リサとガスパールの仲良しパスタv
12月8日、ぐるぐるうずまきのおにぎりニョロモv
12月7日、今日は日の丸弁当DAY─地球を愛そう─
with ぴよちゃんサンタのふりかけ入れ
12月6日、リースを作ってみましたv ─byみのり─
小夜子も作ってみたv
12月3日、お砂糖でクリスマス飾りを作ってみた!
ついでにおべんとう箱のお着替えも作ってみた(明日も作るよv)
12月2日、おせんべいにのせて食べてねv もんじゃ焼きDEさるかに合戦!
ジップロック付ソースせんべい入れも作っちゃった(笑)
12月1日、お弁当も冬支度☆ボリスとバーバラのマフラー弁当v
本日からお弁当あたため器(?)に入れるそうです☆
◆四月からのお弁当のバリエーションは こちら
をご覧ください
◆ 応援ありがとうございます!
次回更新は、元旦です。
皆様、今年も本当にありがとうございました。
今はまだ早いので、クリスマスと年の瀬のごあいさつはまたあらためて──
小夜子拝
ジュン兄貴からの挑戦状v 2009年11月16日 コメント(54)