今日、生きているという奇跡

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2007年01月12日

当直の先生

テーマ：闘病日記(3819)

カテゴリ：肝移植の記録

とにかく、

点滴が漏れていたので針を刺し直さなければならなかった。

今度は点滴針を刺しに当直の先生がやってきた。

その日やってきた先生は、

初めて見る顔だった。

「先島といいます。

隣の班なので直接はふうこさんの担当ではないけれど話は聞いてます」

先島先生はまだ医者歴が浅いかんじで（おそらく研修医）、

めがねをはめていて若くて優しそうな先生だった。

点滴針を刺しながら自分の話をしてくれた。

沖縄、と聞いて、私が以前いた九州と近いな、

と思ってしばし南国話で盛り上がった。

私の担当の先生の一人である小西先生も

沖縄の大学を出ていると言っていたので

「先生、小西先生のこと知ってた？」

と聞くと

「いや、同じ大学だったみたいだけどここに来て初めて知りました」

とのことだった。

やはり同じ大学といえども学年が違うともうわかんないか、

と思いながら点滴針が刺さるのを待っていた。

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