今日、生きているという奇跡

< 新しい記事

新着記事一覧(全467件)

過去の記事 >

2007年01月13日

やっとこさ…

テーマ：闘病日記(3819)

カテゴリ：肝移植の記録

個室で寝泊りしていたお母さんも交えつつ、

そうこう話をしていたが、

肝心の点滴針はまだ刺さっていなかった。

（大きな声では言えないが）あまり注射が上手でないらしく、

「ここはどうかな、あそこはどうかな？」

と何度か試みるのだが、

刺さっても点滴が落ちなかったりとどうもうまくいかなくて、

「何度もごめんね」

と言いながら、

しまいにはもう一人の当直のベテラン先生に来てもらうことになった。

カツカツ足早にやってきて、

知的でちょっと近寄りがたい印象を持ったが、

話し方はそうでもなく優しかった。

「はい、ちょっとチクッとしますよ～」

といいながら、

サクッと一発で針を刺してしまった。

しかもあまり痛みもなかった。

さっきの点滴針との格闘はなんだったんだろう？

というくらいあっさりうまくいって、

ちょっとあっけにとられてしまった。

先島先生は申し訳なさそうに、

「じゃあ、おやすみなさい」

と言って、ベテラン女医さんと一緒に去っていった。

お母さんと顔を見合わせて

「すごいね」

と苦笑いをしてしまった。

ランキングが上がると多くの人の目に触れます。
多くの人の目に触れると臓器移植に対する関心が高まります。
臓器移植はみなさんの善意があってこそ成り立つ医療です。
今すぐにでも移植しないと助からない命があります。
クリックは一人につき一日一回有効だそうです。
どうかよろしくお願いします！
　　　　↓　　　　　　　　　　↓