船橋 憲敏│P+KACHI(ピーカチ)との出逢い・・・│

2008/08/15
XML
カテゴリ: 第3章


みすず監査法人(旧・中央青山監査法人)が去年7月をめどに、
監査業務をトーマツ、新日本、あずさの
三大監査法人に移管し、事実上解散したのは記憶に新しい。
四大監査法人の一角を占めてきた業界の雄が、40年近い歴史に幕を閉じた。
日本の絶対的神話は遂に終わりを告げる波がきた。

今年に入り6月からNHKでは「監査法人」というドラマも放映を始めた。
これまで無縁だった人たちにも「監査法人」という単語や仕事内容が
脳裏にインプットされる時代が到来した。

監査法人


監査法人との監査契約に至るまでの道のりは容易ではないことは
想定の範囲内だった。

もちろん弊社も例外では無い。
上場するためには監査法人による2期分の監査報告書が必要な為、
避けては通れない道である。

監査契約に向かうにあたり、いろんな方からアドバイスを頂いた結果、
まずはショートレビューを受けることにした。
ショートレビューとは
「ウチの会社でも株式公開できるだろうか?」
「株式公開のための準備をどのように進めたら良いだろうか?」
「現在進めている準備体制で問題ないだろうか?」

監査契約受嘱前に実施する調査とも捉えることが出来る。

監査法人はショートレビューで監査意見を表明するに際して
考え得るリスクの有無を調査する。
また、内部統制システムの充実のための改善事項も提案することから、
会社の置かれた現状を把握することできる。

その為調査内容如何によっては、監査契約をしてもらえない事も想定される。
もしそうなればこの時点で2010年の株式上場というひとつの夢は打ち砕かれることになる。

そして迎えたショートレビュー。
1週間程度の短い調査ではあったが、弊社にとっては現状を把握することができ、
今後の体制にとってもとても勉強になった1週間だった。
弊社は社歴も浅いことから、内部統制という観点から見るとほとんど何もない状態。
だから今後上場という道のりに進む為には様々な体制を整えていかなければならない。

膨大な資料の作成、そして売上げには直結しない人員の配置。
大抵の人はここで面倒くさいという発想になるかもしれないが、
弊社のスタッフは違った。
これまではスタッフ各々がそれぞれの役割を120%の力でやってきた。
これまではそれで充分成り立ってきた。

しかし今後はチームワーク整え、1+1を3にも4にもしていくには、
ワンマンプレーではロスが多すぎる。
もっと決まりを作ってチーム一丸となって事業を発展させていかなければならない。
丁度そんな事を考えてた時期も重なり、内部統制制度はどちらかというと歓迎ムードだった。

どうせやらなきゃいけないんなら気持ち良くやりたい。
どうせやらなきゃいけないんなら、今よりももっと効率のいい仕組みを構築していこう。
たまたまかもしれないが、株式上場への挑戦を明確にする時期としては、
最高の時期だったのかもしれない。
しかも監査法人という監査のプロに助言を頂けるとなると、これも夢への近道に変わる。

ショートレビューの報告会を終え、トーマツに監査をお願いしたいという
熱い思いを抱き続けた結果、
第3期の始まりにあたる12月「監査法人トーマツ」と正式に監査契約を締結した。
株式上場に対しての素人集団ピーカチ。
誰が見ても知識が無さ過ぎると言うかもしれない。
ただどんな企業だって始めは素人。
手探りでもいい。
ひとつひとつの壁をみんなの力で乗り越えて行けばきっと明るい未来が待っている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008/08/15 11:33:40 AM
コメントを書く
[第3章] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: