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ほらほらやっぱりそうなってしまったか、予想はしていたが、やっぱりショパン熱がフツフツ再燃しそうな予感、大当たりである。その第一弾が、あぁ、またしてもやってしまった!楽器店での楽譜とCD購入。「でも夏過ぎまではシューマンだよシューマン!」せめてシューマンの「アラベスク」と「ウィーンの謝肉祭の道化」(から2曲)だけは夏までにある程度仕上げておきたい。こうやって自分にプレッシャーをかけることで練習パワーも上がるであろう。というわけで今回購入した楽譜は、パデレフスキ版のショパンノクターン集とバラード集。折角、全音のノクターン集を持っていながらあえて買い直したのは、パデレフスキ版の方が1小節幅にゆとりがあって見やすかったから・・・なんて単純な理由もあるが、指使いや強弱、休符の取り方なども若干異なっているので、両者を見比べるのもまた楽しい。バラード集を購入したのは、8月に受講予定のショパンの公開講座で「バラード」がテーマなため、やっぱり楽譜くらいは持っておきたい。・・・って、「えー?ふゆのほしはバラード集も持ってないの?」と言われてしまいそうだ。はい、そのとおり(って全くもって自慢にならないが)。バラード第1番を少しかじった際(いわゆるコソ練というやつだが)、私が使用したのは、全音から出版されているショパンの有名なピアノ曲を抜粋した「ショパンピアノアルバム」だったりする。レッスンで使用したのはそのショパンアルバムとワルツ集くらいで、その後、コソ練用にエチュード集やらノクターン集、プレリュード集を買った程度、結局これらはレッスンに使用されることもなく、やがてピアノから遠ざかってしまった。つまり、学生時代、私にとってショパンとはそのくらい縁遠い存在だったのである。そういえば学生時代は、パデレフスキ版の「パ」の字も知らなかったっけ。楽譜にこれほどの版違いが存在するだなんて知ったのも、恥ずかしながらピアノを再開してからだ。例えばこの作曲家にはこの版が定番だとか、そういった情報がもっと得たいのだが、それにしても版の善し悪しは一体どこで見極めるべきなのだろう??恥ずかしながら私にはまだまだわからないことだらけである。◆ ◆ ◆ ◆ ◆さて、CDの方はといえば、ご想像どおり、購入したのはショパンのノクターン集。隣町の楽器店に並んでいたノクターン集は、ルービンシュタイン演奏のもののみだったのだが、もともとこれもターゲットに入れていたため、嬉しい偶然に感謝。こうして私は今、ルービンシュタインが奏でるノクターンに酔いしれながら日記を書いているわけである。子供の頃、ショパンといえばルービンシュタインかホロヴィッツばかり聴いていたため、そんな子供時代を思い出しながら、曲の雰囲気も加わってか、ノスタルジックな気分に浸るひととき。あぁ、第13番のハ短調も良い。どことなくこの曲にシューマンの交響的練習曲を感じさせるのは私だけだろうか。多分、私だけだろう、シューマン熱にうなされている訳だから。そしてやっぱり聴く度に第16番 変ホ長調の好き度は増していく一方である。よし、この2曲を「弾きたいリスト」にひそかに加えることにしよう。【今回掲載した楽譜・CD】ショパン : ノクターン集/パデレフスキ版第7巻(PWM社日本語ライセンス版) (PWM/JAP) 〔YMM〕ショパン : バラード集/パデレフスキ版第3巻(PWM社日本語ライセンス版) (PWM/JAP) 〔YMM〕ショパン:ピアノ・アルバム 〔全音〕ショパン:夜想曲全集 1----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07,#08,#10#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#10:5指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #14#14:5-4指トリル練習。5-4指のトリルにかまけていて、その他の箇所が適当になっていないか?スラースタカートの指定をすっかり忘れていた。楽譜をよくみて!●バッハシンフォニア #01~#07#01~06:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#07:弾きこみ段階。そろそろ次にいきたい。あと1,2日練習して更に余裕度が上がれば次へ。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。ほぼまとめ状態へ2楽章:弾きこみ段階。あら、まだ41~42小節部分が完全に改善できていない。13,14小節の左→右の掛け合い、またしてもリズムが崩れ気味になっている。気をつけて。3楽章:弾きこみ段階。74~77小節、そして197~201小節の左進行、指使いを変更したことで若干戸惑いがちであるが、部分練習を繰り返し、スムーズに!●シューマン「アラベスク」Op.18通して数回。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#0504インテルメッツォ:今日もテンポを落とし気味にしてじっくり各声に耳を傾けて。そして38~最終小節までの主旋律をもっと目立たせて。05終曲:進歩はないまま、ただ弾いているだけ状態が続く。スタカート箇所等の指定箇所、もう少し丁寧にさらって。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08(左手練習用)●バッハインヴェンション #01~08
Jul 14, 2005
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7月7日に河口湖畔の大石公園を訪れ、ラヴェンダー広がる園内を歩いてきた(あぁ、7月7日の日記は書かぬまま現在に至る)。どんより空にほんのりと青空がまじる天候だったものの、15分ほど公園内で写真を撮っていたら、いきなりの豪雨に見舞われるという、日頃の行いが悪いのか、それとも私が雨女なのか、折角のラヴェンダー散策が散々な結果となってしまった。ちなみにこの大石公園、天候がもっと良ければ、青空の下で富士山と河口湖、そして美しいラヴェンダーといった絶好の被写体となるはずだったのだが・・・◆ ◆ ◆ ◆ ◆その時に撮影した写真を整理しながら、ふと、ある映画が頭に浮かんできた。それが「ラヴェンダーの咲く庭で」。この映画から必然的に連想されるのが、すっかり報道ブームが去ってしまった「ピアノマン」。一体、彼は現在、どうしているのだろう??身元は明らかになったのだろうか。それとも、やはりこれには何らかの作為的なものがあったのだろうか。報道といえば、一時期それこそブームかのごとく、テレビをつければどのチャンネルでも同じような内容が報道されていたのだが、「そういえばあの事件はどうなったのだろう?」といった、各ニュースのその後のフォローがほとんどなかったりする。こうして事件は結果をみないままに風化していくものもあれば、それこそ、思い出したようにひょっこりと再登場したり。世間的にはあまり気にならないニュースでも、個人的に気になったりしたものに対しては、この蛇の生殺し状態がなんとももどかしい。といって個人的に探るすべは無いし、あぁ・・・◆ ◆ ◆ ◆ ◆更に発想は進み、「ブーム」といえば私のピアノ練習にも、ブームに左右されがちなところがある。現在の報道に対して、あれやこれや言う割には、己の練習だって、十分、現在の報道パターンに似ていないか??例えば今年はショパンコンクールの年。きっと私は秋になったらまたしてもショパンの封印を本格的に解いてしまうであろう。そして、弾きたいだけ弾き散らかしていつの間にかうやむやに・・・。また、ブームというにはちょっと語弊があるが、現在放映しているNHKのスーパーピアノレッスン、これの影響で春からはモーツァルトと格闘している。きっと、夏からベートーヴェン編の放映がはじまれば、さりげなく練習メニューにベートーヴェンが追加されていたりして??(多分、それは無いと思うが)だめだめだめ!!こんなことでは、なにひとつ満足に仕上がらないではないか。ブームに左右されない強い精神、これが今、私に求められているのかもしれない。それでも最近はスーパーピアノレッスンのモーツァルト編で新たなレッスン曲が始まっても、「観るだけ」に徹している。一度、新たな曲を始めてしまえば、譜読みから適度に弾けるレベルまでは進めないと気が済まないため、自らの首を絞めることになってしまうのだ。そのおかげだろうか、今練習しているモーツァルトのソナタK.457に集中でき、それまでかわるがわる練習してきた他のモーツァルトのソナタよりも仕上がり具合が良さそう・・・かもしれない(それでもまだ、軽やかというよりは、ゴツゴツした、いかついモーツァルトになっているような。やはり、モーツァルトそのものに向いてない?私)◆ ◆ ◆ ◆ ◆ま、まさか、得手不得手とする作曲家の曲、これは個人の性格とも関係していたりして?ということは、がさつな性格の私には、モーツァルトは一生弾けない?って、まるで連想ゲームのごとく話があちこちにとんでしまい、更にはまったくオチもないままであるが、本日の日記を終えよう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07,#08,#10#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#10:5指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #14#14:5-4指トリル練習。9~16小節で余分な力が入り気味なところは相変わらずだが、とにかくゆっくりテンポで確実に弾けることを意識して弾くこと。●バッハシンフォニア #01~#07#01~06:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#07:弾きこみ段階。31~36小節において、中声・下声を左手で奏でる部分、特にテーマ側を意識して。「和音」ではない。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。全体的にそつなく弾けるようになったものの、細かな部分でちょっと荒削りな箇所あり。特にスラー内で不自然なところにアクセントがつかないように。29小節の右手スタカート進行乱暴にならないように。65~70小節、162~167小節の右3連符は指使い的には改善されたがまだデコボコな感あり。2楽章:弾きこみ段階。30小節の32,64分音符進行、まだミスしがち。41から42小節へと続く箇所、どうにも綺麗につながらないと思いきや、42小節の中声は最初に左手で弾くことに今頃気がついてしまった(今まで無理して右手で弾いていた)。これでとりあえず改善。3楽章:弾きこみ段階。191~196小節の左手オクターブ進行が濁り気味。195小節の3拍目右の音間違い。ついついA♭で弾いていたが、正しくはA(ナチュラル)。200~201小節の左手8分音符伴奏が先を急ぐあまり?曖昧になっている。要注意。●シューマン「アラベスク」Op.18通して数回。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#0404インテルメッツォ:38~最終小節におけるペダリングの濁りはようやく改善された。上声、もっともっと歌って。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08(左手練習用)●バッハインヴェンション #01~07
Jul 11, 2005
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2005年前期の己のピアノ練習状況を振り返ってみて、いかに自分が無鉄砲に様々な曲を弾き散らかしてきたかが明らかになったのだが、そのひとつの要因として、やたらピアノ演奏のCDを買いあさり始めたことにあるような気がしてきた。勿論、様々な演奏を聴いて刺激を受けるのはとても良いことであるのだが、どうも刺激を受けすぎて、「私も弾きたい~」なんて身の程知らずな欲求へと変わってしまうことが多々あるのだ。まぁ、曲との出逢いが多いことは嬉しいことであるが、気になった曲全てに手をつけていたら、きりがない。「CDや生演奏を聴く」といえば、いきなり横道にそれるが、学生時代、つまりピアノのレッスンを受けていた時代は、どちらかといえばプロが演奏したピアノのCD、いや、その頃はレコード?は、あまり積極的に聴くことがなかった。まずは自分が弾くことが優先されたし、逆に多くの演奏を聴くことで自分に迷いが生じる、と思っていたのだ。だから、実家にあるクラシックのLPもピアノ曲は少なく、管弦楽中心だったと記憶している。「プロの演奏家のピアノを聴くタイミングは、自分の演奏をそれなりに確立してから」、これが昔の私の鉄則だった。それが、現在は譜読み段階でついつい人の演奏を聴いては、参考にしてしまうこともある。しかも同曲別演奏家によるCDをあれこれ買いあさっては聴く日々。でもこれって、聴き方ひとつ間違えればただのモノマネになってしまうこともあるわ、自分自身の表現をどこかに置いてきてしまう可能性もある。あぁ、もっと客観的に聴けるようにならなくては・・・、最近、特にそう感じることが多い。って個性を磨くまえにもっと基礎を磨け!でしょう? はい、ごもっとも。そうして、更に私の悪いクセなのが、参考にしたい曲以外に収録されている曲を聴いては「まぁ、これもステキ!」と惚れ込んで、次の瞬間、楽譜を手にしているか、手元になければ楽譜を買いに走ってしまうのだ。こうしてピアノ部屋に、楽譜とCDの山が形成されていくという訳である。2005年後期は、まぁ沢山のCDや生演奏を聴くのは良いにしても、「今、きちんと練習している曲はある程度満足がいくレベルまで仕上げよう」・・・って、あぁ、なんて当たり前な目標をたてているのだ。それにしても、CDや生演奏を聴いて自分もその曲に触れてみたくなる、ということは、そのCDや生演奏に感動したからであって、つまり、感動させられるだけの演奏が出来るプロの演奏家というのはやはり凄いものだ。あぁ、私は2005年度中にどれだけのCD増殖を許すことになるのだろうか。おまけ【2005年前期、ふゆのほしを幸せにしたプロの演奏家たちのCDタイトルベスト10】2005年1月から6月までに購入したCDのなかで比較的よく聴くCDたちだが、やはりシューマンが目立つあたり、自分の惚れ込みようがよくわかる。1.ホロヴィッツ:シューマン子供の情景/クライスレリアーナ2.ポリーニ:ショパン12の練習曲集3.グルダ:バッハ平均律クラヴィーア曲集第1,2巻4.鈴木弘尚:Etudes symphoniques5.小山実稚恵:ファンタジー6.ピリス:モーツァルトピアノソナタ集 Vol.47.リヒテル:inイタリー(シューマン 蝶々)8.シフ:シューマン クライスレリアーナ/交響的練習曲9.メジューエワ:メトネル作品集おとぎ話/忘れられた調べ10.横山幸雄:リスト超絶技巧練習曲集さぁ、2005年夏から秋にかけて、私の心を征するものは一体なんだろう??って既に様々なCDを聴く気まんまんである。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07,#08,#10#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。#10:5指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #13,#14#13:弾きこみ段階。(今日もとにかく回数を繰り返す)#14:5-4指トリル練習。まだまだゆっくりテンポ段階。正確に弾けることを目標に!●バッハシンフォニア #01~#07#01~06:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#07:弾きこみ段階。(今日も引き続き)凡ミスが少し目立つので、十分正確に弾くこと。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。67~70小節の右3連音符、指使いの間違いに気付き修正。2楽章:昨日に引き続き表情面を充実させること。3楽章:弾きこみ段階。17~20小節の左手、指使いの間違いに気付き修正。しかし指使いを譜面どおりにした途端、デコボコ感こそ減ったものの、やかましさが増えてしまい、要練習。●シューマン「アラベスク」Op.18通して練習。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08(左手指運動用)
Jul 4, 2005
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私がまだピアノのレッスンに通っていたあの頃は、とにかく楽譜をみれば先生からのコメントがたっぷり書かれていた。と同時に、いつ練習を開始したのか、日にちが書かれていたため、「あぁ、あの時練習したっけ」ということをおぼろげながら思い出せている。もともと私は記憶力が非常に悪いため、このような補助的な書き込みが頼りになっているのだが、普通、「私は××年生の時にこの練習曲を練習した」という記録は、どのようにしてとっておくものなのだろうか。それとも、普通はきちんと頭のなかに記憶できているものなのだろうか。というのも、自分のピアノ練習歴のようなものを改めて書いていた時に、どうしても抜け落ちている記憶が埋められずにいるのだ。それが、高2の春にレッスンをやめてから更にピアノから離れるまでの期間、つまりピアノを再開するずっとずっと以前の独学期間である。(レッスンをやめてからわずかな期間ではあるものの、まだまだピアノから完全に離れられずにいた)独学となった時点でも、私は苦手な箇所があれば譜面に丸印やらチェック、更に自分で指使いを検討すればそれをせっせと書き込んでいた。というわけで、確かにその曲を練習した形跡だけは残されている。しかし、「うーん、いつ練習したのだろう??どうしても思い出せない・・・確かに弾いたはずなのに・・・」と、いつその曲と出逢い、そしていつその曲に悩まされたのかが、全くもって記憶されていないという、なんともお粗末な頭なのである。「いつ練習したかなんて、そんなことは重要じゃないよ」と、言われればそれまでなのだが、ついつい、自分がどうしてその曲を知るきっかけとなったのか、どうしてその曲が弾きたくなったのか、それはいつ頃で、どんな思いを抱えていた時なのだろう、そんなことをふと考えてみたくなってしまったのだ。幸い、こうしてピアノを再開し、ピアノ日記なるものを書くようになってからは、それこそ、新たなる曲との出逢いやその背景、そしてその曲に対してどんな苦労を伴ったのかなどが記録として残せるようになったため、きっとこれからは「はて、いつ練習したっけ」という事態にはならなそうだが、今、考えれば、子供の頃からこのようにせっせとピアノ日記を書いていたら良かったのに、今更ながら後悔していたりも。って、もともと私はマメな方ではないため、数十年もピアノ日記が続いているとは思えないが。皆さんのピアノ歴は、どのような形にして残しているのだろうか?や、やはり頭のなかにたっぷりと??あっ、録音という手もあったか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #34~35●ブラームス51練習曲 #07,#08#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #13#13:指使いに注意して。またテンポが不安定にならないように。曲に慣れてきたとはいえ、まだ、全体的な流れとしてはいまひとつなので、十分に弾きこむこと。5-4指の強化がんばれ!!●バッハシンフォニア #01~#07#01~06:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#07:上声を弾きながら中声を弾いていると、どうしてもフレーズが途中で切れてしまうことがあるので、なるべく切れないように意識して弾くこと。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調」K.4571楽章:弾きこみ段階。左右交差部分のリズム崩れは解消したものの、主題部の最後部分における右手の3連音符進行、どうしても乱雑になりがちなので粒良く綺麗な音を心がけよう。中間部の左手3連音符リズム崩れは少しずつ改善されているが、ここから急激にテンポを上げてしまいがちなので、きちんとテンポを保つこと。2楽章:こちらも弾きこみ段階までやってきた。各所のターンもかなり慣れてきたのでとにかく繰り返し練習。3楽章:あいかわらず、左右交差する部分、つまり左手で旋律、右手で伴奏を奏でる部分で、特に右のリズムが大きく崩れる。部分練習を繰り返せ。その他についてはそこそこ弾けているため、表現面を中心に練習していこう。●モーツァルト「ロンドニ長調」K.485まるで試験の一夜漬け状態であるが、レッスン番組前日になってちょっと弾いてみることに。まぁこの曲は小学生時代にクリスマス会で弾いた思い出の曲でもあるため、特に難なく弾けるだろう・・・と思いきや、あれれ?忘れている。
Jun 27, 2005
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金曜日は賃貸住宅の更新処理をするために隣町の不動産屋へ。隣町は私の住む町と違ってかなり栄えているため、何かと隣町に訪れる機会は多いのだが、その都度、電車賃が発生するのはちょっと惜しい(自転車で行くにはちょっと遠い距離なのだ・・・このあたりが田舎町を物語っているか)。その惜しさを少しでも埋める存在なのが、楽器店でのお買い物だ。だいたい、楽器店に立ち寄れば土産代わりに楽譜だCDだ買って帰る、とんでもなく悪いクセがついている。というわけで、今日も楽器店でフンフンフンといいながら楽譜を物色・・・・するのだが、こんなことがあっていいのか、欲しい楽譜が全く浮かんでこない。実は立ち寄る寸前まで欲しい楽譜がなくとも、楽譜コーナーの棚を見ていると自然と欲しい楽譜が浮かんでくるのに、今日は全くその気持ちが湧いてこない。スカルラッティのソナタをちょっと弾いてみたい気持ちがあったのに、楽譜を手にとってもどうも気持ちがノッてこない。って、次から次へと楽譜を買う前に、今持っている楽譜のなかから弾きなさいってば。もうひとりの私が、痛いところをつく。全くもってそのとおり。でも、楽器店やCDショップに立ち寄ると、無性に何か買って帰りたくなることってないだろうか。これはもしかして、危険な病気か??結局、楽器店隣のCDショップのクラシックコーナーを一回りしても、珍しく1枚のCDも手にしないまま、その場を後にする。クラシックCDだってまだ聴いていないものが何枚も部屋に積まれているではないか。メトネル「夜の風」は?モーツァルトのソナタ集は、ほらほら、もう聴いたの??・・・まだ聴いてないや・・・すごすご・・・おっとおっと、映画「今、会いにゆきます」のDVDが今日発売だった。これだけは買って帰ろう。◆ ◆ ◆ ◆ ◆帰宅すると、ぼんやりとピアノ楽譜の山積みを見つめる。確かに弾いていないまま、積まれている楽譜が在りすぎる。「あなたはただの楽譜コレクターですか」「・・・かもしれない」それにしても、これだけの楽譜の山をみていると、またしても挫折なんてしていられないな。練習しよ、練習練習。って、まだまともに開いていない楽譜のなかから、これから少しずつ弾いていこうと思っている曲を整理しようと思っていたのだが、今日はとても整理している気になれない。まずはピアノに向かって、今、練習している曲を弾くのが先だろう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ブラームス51練習曲 #07,#08#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。※今日はクラーマー・バッハは時間がとれずお休み●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:弾きこみ段階。(問題箇所の)中間部の左手3連音符、リズム不安定を気にするあまり、テンポが不安定になりぎみ。意識しすぎである。逆に右手においては、もう少し1フレーズの流れを意識して弾いて。2楽章:ターン箇所はかなり慣れてきたので、この調子で弾きこんで。3楽章:あいかわらず曲最後の左右交差時に、右のリズムが崩れ気味。どうしてこんな単純な箇所で??しばし部分練習をするものの、どうしても解消しない。また、右で弾く箇所を左手で弾いていたため、それを修正。●シューマン「アラベスク」Op.18通して練習。●シューマン「ウィーンの謝肉祭の道化」#04#04インテルメッツォ:これを弾くのは久しぶりである。もしかして指が忘れかけてしまっているのではないかと思いきや、しっかりと覚えていてくれてほっと一安心。電子ピアノのボリュームを上げてからこの曲を弾くのは初めてだが、慣れってある意味恐ろしい・・・のか、うるさく感じなかったりする。
Jun 24, 2005
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れみどりさんからやって来た「Musical Baton」。はてはて、Musical Batonとはなんぞや??指揮棒?? いやいや、この場合、音楽に関する4つの質問に答えて、次の5名に渡すという、いわゆるチェーンメールのブログ版のようなものらしい。この内容を5日以内に次に回さなければ不幸になる~なんて、いかにも怪しげなものであれば、とことん無視な私であるが、どうやらそういうこともなく、単に音楽好きな間で盛り上がっている、お祭り的な要素のみなので、私もこれにノッてみることにした。それに、己自身の現在の音楽について整理するチャンスでもある(なんちゃって)。・・・と、Musical Batonについて詳しい内容が、別のブログに掲載されていたので、興味がある人はそちらを参考に願いたい。それでは、4つの質問とその回答、いってみよう!!■質問1 PCに入っている音楽ファイルの容量は?(Total Volume of Music Files on My Computer)現在、ハードディスクに格納されているのは、だいたい11GB程度。実際、よく聴いているのはそのなかの2GBくらい。最近は、ほとんどクラシック中心になりつつある・・・と思いきや、実はまんべんなく聴いている自分にちょっとホッとしている。■質問2 一番最近買ったCDは? (The Last CD I bought)うむ、「最近」をどこまで含めたら良いのか、ちょっと悩ましいが、それではこのBatonが回ってきた6月にちなみ、6月中に購入したCDをここで紹介しておこう。って、6月はあまりCDを買っていないみたいだ。5月に買いすぎてしまったしわよせか?・小菅優「ショパン24の前奏曲/他」楽天広場のピアノ仲間さんが紹介していたので気になって買ってみた1枚。豊かな響きとそのなかでどこかピンと張りつめた繊細な音の数々は一度聴いたら愛聴盤になってしまうほどの魅力をもっている。本当はもう少し詳しく紹介したかったのだが、ここのところ夏バテ気味でなかなか文章が進まず・・・申し訳ない・小山実稚恵「ファンタジー」このCDについては6月17日の日記で紹介済み。こちらも楽天広場のピアノ仲間さんの紹介により、惹かれるように購入した1枚。こうやって考えると、私は皆さんに支えながら音楽のライブラリーを増やしていけているのだなぁと実感する。感謝感謝である。・森山直太郎「傑作集2001-2005」・小田和正「そうかな」クラシック以外にこの2枚も買っている。基本的に心に沁みる歌声が大好きなので、これらははずせない、といった訳だ。特に小田氏はもう57歳だというのに、どうしてあのような美声が保てているのだろう。■質問3 今聞いている曲は? (Song Playing Right Now)まさしく「今、この回答を書きながら」というのであれば、鈴木弘尚氏演奏のシューマン「交響的練習曲 Op.13」とホロヴィッツ演奏のシューマン「アラベスク Op.18」、そしてリヒテル演奏のシューマン「ウィーンの謝肉祭の道化Op.26」がリピートで私の耳元で流れている。(ヘッドフォンで聴きながらこれを書いているため)ある意味、あぁ、今、最も私らしい回答ともいえるだろう(笑)■質問4 よく聴く、または特別な思い入れのある5曲は?(Five Songs I Listen A Lot, or That Mean A Lot to Me)ここの質問が最も難しい。だって人生のなかで出逢ってきた様々な曲のなかから5曲だけを選ぶだなんて、あぁ、私に出来るだろうか。しかし、ここでじーっと考えていてもしかたがない。よく聴く曲については、質問3同様なので、それ以外に「思い入れ」に関する曲をここであげておこう。・ベートーヴェン:ピアノソナタ「悲愴」高校1年の頃にピアノの発表会で弾いた曲であるが、思えばあれが私のピアノ生活のピークだったかもしれない。演奏後、見知らぬ観客の方々が立ってまで拍手してくれたあの時の感激は私自身、一生忘れることはないだろう。それだけに、今、自分のあまりの下手さ加減が許せない。練習しても練習しても、あの頃にどうしても戻れない、そう、過去にはどうやっても戻れない、ということを思い知らされる1曲である。・ドビュッシー:こどもの領分から「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」この日記をずっと読んでくださっている人ならば、あぁ、なるほどと思うかもしれない1曲。電子ピアノの自動演奏曲の1曲として収録されていたこの曲を聴かなければ、もしかして、今、私はピアノを再開していなかったかもしれない。私のピアノ再開の原点となった曲である。・カシオペア:「ASAYAKE」(アルバム「MINT JAMS」から)中学生時代、私をクラシックピアノからジャズ・フュージョン・クロスオーバーの世界へと引っ張り出してしまったきっかけのひとつが、「カシオペア」なるバンドとの出逢いである。ASAYAKEは当時のカシオペアの代表曲でもあり、また、コピーバンドにとっても定番曲ともいえる曲だったり。この曲を聴くたびに、学生時代のバンド活動やエレクトーンアンサンブルを思い出してしまうのだ。・バッハ「ゴルトベルク変奏曲」(キースジャレット演奏盤)今まで何枚かのゴルトベルク変奏曲と出逢ってきたが、私にとって最も思い入れがある盤といえば、やはりキース・ジャレットが演奏するゴルトベルク変奏曲である。この曲を聴くたびに、現実の鬱陶しい思いから切り離され、ひとり幻想の世界に入ることができる。そんな時に重宝してくれるアルバムなのである。クラシック音楽から離れていた時代も、このアルバムだけは何度も何度も聴いていた。・TOTO「99」(アルバム「ハイドラ」から)社会人になってからTOTOの曲との出逢いがあり、そのほとんどのアルバムを買いあさったのだが、そのなかで最も好きなのが「99」なるバラードである。当時、会社の音楽部に属しており、TOTOが好きな面々が多かったせいもあったのかもしれない。様々な思い出と共にこの曲がある・・・といった感じである。そんなひいき目無しでも、この曲は本当に美しい。おや、私にしては、思ったよりもクラシック曲がないな、と思われた人も多そうだが、人生ひっくるめて・・・となると、実はクラシック以外のジャンルにおいても、様々な思い入れがある曲があったりするのだ。というわけで、こういう場でもないと、なかなか紹介できないため、あえてクラシック以外の曲も含めてみた。確かにこの5曲以外にも思い入れがある曲は多い。それこそ、私をショパンのエチュード好きにさせてしまったポリーニのショパン12の練習曲集やら、今年の楽譜買い初めとなったメトネルの「忘れられた調べ~祝祭の舞曲」やら、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」、ブゾーニ版の「シャコンヌ」、紹介し出したら、きりがない。◆ ◆ ◆ ◆ ◆さて、問題は次にこの「Musical Baton」をつなぐ5名の方々であるが、はてさて、どうしよう。事前に連絡していないのだが、次の方々にお願いしようかなと思っている。・ころころ。。。さん・ムシクンさん・しあわせのたねさん・alice liddellさん・nouhime2000さんしかし、あぁ、忙しいからちょっと無理そうだなぁ、はたまた、賛同できないぞー、という人は遠慮無く「わしゃ書けん」と言って頂いてOKである。だって、強制でもないし、不幸になる訳でもないのだから。まぁ、ある意味、ブログ上のただの「お遊び」と思えば良いのかなと思う私だったりする。って、私の場合、実はあまりの暑さで、日記ネタを考えるパワーが落ちていた時にこれが舞い込んできてくれたので、ここぞとばかりに飛びついたのが本音なのであった。ピアノ練習パワーもガクンと落ちてしまっている。ま、まずいなぁ・・・----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #32~33●ブラームス51練習曲 #07,#08#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #13#13:譜読み段階における難解さはないが、5-4指と他指の打鍵スピードが若干異なるのが気になってしかたがない。●バッハシンフォニア #07#01~06:今日は無し#07:本日はこの曲のみを集中して練習。楽譜を見る限り、練習した跡が色濃く残されているのだが、ほとんど記憶から消え去っているため、上声・中声・下声の流れをひとつひとつさらいながら、別々に練習。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:弾きこみ段階。中間部の進歩はなかなか無く、悩ましい。2楽章:中間部に登場する右手の10数連音符をいかに拍内におさめるか、更に指使いなどを検討。ターン箇所はまだまだ若干音抜け等が発生するが、少しずつ慣れてきている。3楽章:おーい、和音進行を外さないで、みっともないから。時々フレーズの流れをとめてしまいがちなのは、指使いをいい加減にしているところがあるからだ。きちんと楽譜をみて。●シューマン「アラベスク」Op.18通して練習。----------------------------------------------------本日のおさらいは無し
Jun 23, 2005
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朝、なにげなくテレビを観ていたら、番組の1コーナーだったと思うが「町で聞いた漫画の認知度」を紹介をしており、それがなんと偶然にも「のだめカンタービレ」であった。「のだめ?」とついつい手をとめて画面を食い入るようにみる私。おーい、朝の準備はどうした!!「原宿で聞きました。あなたは、のだめカンタービレを知っていますか?」番組ではまず、「のだめカンタービレ」が既に500万部も発行しているクラシック音楽漫画であること、音大生のだめを主人公とした音楽コメディ(笑)などと軽く内容を紹介。ついでに「カンタービレ」が"歌うように"という音楽用語であることまで語っていたり。確かに音楽に縁がない人には「は??カンタービレってなんだべや」となるであろうから。インタビューを受けていたのは、ほとんどが女子高生風だったのだが、「あ、名前だけは知ってるー」「あの変なキャラクターが面白い」「妹が全巻もってるー」等と、認知度はまずまず。そんななか、「クラシックは好き??作曲家は誰が好き?」の質問に、やたら「ベートーヴェン」が登場。しかもその理由は・・・「あー、あの髪型!!あれが好き」っておいおい。曲うんぬんより髪型??結局、原宿におけるのだめカンタービレの認知度は70パーセント!ということで番組の1コーナーは終わったのであった。あぁ、日記にわざわざ掲載するほどの内容の濃いネタではなかった。だったら書くな・・・と言われそうだ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆しかし、このインタビューを見ていてふと思ったことがある。どんなに普段、クラシック音楽を聴かないという人でも知っているような作曲家、それは一体誰??だろう。やはり、さきほどのインタビューでもわかるように「ベートーヴェン」、そして「モーツァルト」、もしかしたら「バッハ」?あたりなのだろうか。中学、つまり義務教育内の音楽の授業でもかなりの人数の作曲家に触れるわけだが、授業のなかではそれらを全て覚えていられる訳もないだろうし、まして興味がなければ、鑑賞時間は睡眠時間と化し、ほとんど記憶にも残っていないかもしれない。そんな状態であっても、なお覚えて貰えている強い印象をもつ作曲家・・・それはもしかして、音楽室に掲げられていた作曲家の肖像画が頼りなのかもしれない。そういえば、音楽室の肖像画を眺めては「この人がこんな曲を作っていたのね」と感慨深い思いを胸に抱いていた時期もある。私もあのころは若かった・・・(ん?)さて、話はまとまらないまま、次へと展開。◆ ◆ ◆ ◆ ◆学生時代の音楽の話が登場したので、ここでひとつ。幼い頃、いや、学生時代はどうしても好きになれなかった作曲家、その音楽性が理解出来なかった作曲家、もしかしてひとりやふたりはいるかもしれない。しかし、人間、年をとると感性が変わってくるのか、それとも人生経験が豊富となって感性が豊かになったのか(逆にすさんでしまったのか)、苦手と感じていた作曲家の曲たちが突如好きになってしまったりすることがある。私の場合、それが現在のピアノ練習でもわかると思うが、「シューマン」である。(実は、「ドビュッシー」もそのひとりだったりする)。昔、あれほど、「ここでこんな展開をするなんて、私には理解できん」「こんな尻切れトンボな曲の終わり方は嫌」「明確な旋律がないとなんだか不安になる」などと様々な理由をつけては避けていたシューマン・ドビュッシー、それが今、こうしてその不思議な展開に心奪われたり、旋律のない曲の進行にロマンを感じたりするようになったのは、一体自分にどんな心境の変化があったのだろう、とあれこれ突きつめてみるのも面白い。先日、ピアノが好きなことに理由はない、理屈ではない、と多くのみなさんの声を頂いたが、曲や作曲家を好きになることには、もう少し明確な理由があるのかもしれない。勿論、その曲を好きになることにも、理屈でない直感的な部分も多大にあるとは思うが。うわぁ、なんてまとまりのない日記なのだ。これでは私の普段のピアノ練習のようではないか。書き散らかして、はい、おしまい状態である。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #22~23●ブラームス51練習曲 #07,#08,18#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。#18:4-5指トリル練習。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #12#12:各所で音ミスを発生させてしまうものの、進行には慣れてきた。同音連打を粒良く弾けるように弾きこもう。●バッハシンフォニア #01~06#01~05:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#06:曲としては割と単純なはずなのに、なかなか進行に慣れてくれずテンポ不安定。とにかくまずは正確に弾けることを重視して。●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475通し練習後、(まだ)ピウ・アレグロ部分練習。ドラマチックに激しく進行する部分、左3連符が綺麗に入らないので特にここを重点的に。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:譜面にそって正確に弾く段階。中間部の左3連符進行部分、ムラが多いので気をつけて。音ミス率を減らすことを目標に。●シューマン 子供の情景から#01,02,03,07,08,0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。03鬼ごっこ:ウィーンの謝肉祭の道化の#04より弾きづらいと感じるのは私だけか。スタカート進行ダメ、左和音も音外し気味。聴くに堪えない・・・という状態がまだ続く。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。08炉ばたで:進行には十分慣れたので、表現面を要検討。09木馬の騎士:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#0404インテルメッツォ:かなり余裕をもって弾けるようになってきたのだが、たまに主旋律の音をはずすとガックリするので、気をつけて。●シューマン 「アラベスク」Op.18通して1回。Minore I,IIのみ数回。盛り上がる箇所の和音は綺麗に綺麗に!!
Jun 6, 2005
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「さぁ、やってきました ふゆのほしのテレビCM de クラシックのお時間です」っておいおい、過去、2度ほどしか取り上げていないお題目であるが、私はテレビCMで流れるクラシックに着目するのがかなり好きだったりする。漫画deクラシックといい、季節のクラシックといい、私はどうしてこうも企画モノが好きなのか??ということはさておき、何故、急にこの話題を取り上げたかというと・・・■東芝の家電CMで流れるその曲は、あのシューマンの「楽しき農夫」最近、テレビを観ていると、やたら耳につくあのメロディ・・・気がついているだろうか。ド ファ~~ラド~~ ファ シ♭レファレド~~ん?これじゃわからない?(って既にタイトルに題目を書いているって)。実は、東芝の家電製品のCMのバックに流れているあの陽気なメロディは、私が愛するシューマンの「楽しき農夫」。ピアノ曲そのものではなく、アレンジされたものであるが、あれは間違いなく楽しき農夫である。あれを聴くたびに、ついつい口ずさんでしまうのだ。さすが家電大手メーカーだけに、各チャンネルでまんべんなくこのCMに遭遇する。だから、東芝の冷蔵庫とエアコンのCMになるとついつい画面に顔が向いてしまう。あぁ、CM戦略にハマッてしまった私。曲メモ:ちなみに「楽しき農夫」はシューマン「子供のためのアルバム」のなかの一曲。「子供のためのアルバム」自体は譜面を持っていないのだが、「楽しき農夫」は子供向けの各楽譜に掲載されていたり、はたまた、全音のソナチネアルバム第2巻に掲載されているので、単曲で弾いた経験のある人も多いのではないだろうか。■お次はアリナミン、歌詞つきの「トロイメライ」?ビタミン剤である「アリナミン」といえば、ラヴェルのボレロが印象的であるが、それにクラシックな仲間が追加された。それがこれまたシューマンの「トロイメライ」。しかも、なんと日本語歌詞付きである。ひたすら青い海の画面に女性ヴォーカルのトロイメライが流れるCMだ。初めてこのCMを観たとき、「あれ、コレは確かにトロイメライ?でもどうして歌詞があるの??」と面食らってしまい、そちらばかりが印象に残る羽目に。しかし、今ではこのCMに遭遇した後は、ふにゃ~、ふにゃにゃにゃにゃにゃ~~~(歌詞がわからないので)と口ずさむ始末。歌うくらいならば、自分で弾け・・・って毎日弾いているか。ちなみにこれを歌っている歌手は、吉田美奈子さん。ベテラン歌手ゆえ、知っている人もいるのではないだろうか。■さらにもうひとつ!今度はピアノでしっとり「トロイメライ」実は、つい先程遭遇したばかりのCMであるが、なんとまたまたシューマン。しかも、これまた「トロイメライ」である。こちらは聴き慣れたピアノ独奏のトロイメライであるが、それを採用しているのは、「四国化成」なる会社。まだ1度しか遭遇していないCMゆえ、「あっ、トロイメライだ」といっているうちにCMは終わっていた。おっと、ここで記事を終わらせてしまったら、折角トロイメライを採用してくれた会社に失礼だ、と公式サイトをチェックしてみたら、あったあった四国化成の「けいそうリフォーム」なるCMだったのだ。曲メモ:「トロイメライ」は私の日々のピアノ練習日記にも登場するように、シューマン「子供の情景」のなかの1曲。こちらも単曲としてかなり有名な曲であり、名曲選集の類の楽譜に掲載されていたりする。そういえば、この曲は以前、織田裕二主演のテレビドラマ「真夜中の雨」でも採用されていた。夢見心地なこの曲、割と様々な場面で採用されやすい曲なのかもしれない。気がついたら今回紹介のCM曲たちは、はからずも皆シューマンであった。あぁ、今、シューマンが熱いのか!なんてなんて、たまたまだろうが、シューマン好きとなってしまった私にはかなり嬉しかったりする。ハードディスクレコーダーやDVDレコーダーの普及で、録画した番組を観る場合はCMがとばされてしまい、多大な経済損失にもなっているという話を聞くが、実はテレビCMにも意外な楽しい見方があったりするのだ。たまには録画された番組においても、ゆっくりCMを観てみるのも悪くないのではないだろうか。(特に昔のCMを観るのは結構面白い。)逆に不快なCMでクレーム殺到、差し替えを余儀なくされた某製品CMもあるとか。まぁそれだけまだまだ多くの視聴者がCMを気にしているということの表れでもあるのかもしれない。また、CMで採用されやすい作曲家の曲なんて調査もしてみると面白そうだ。ってそれにはあまりにサンプル数が少なすぎるか。で、本日のピアノ練習・・・はというと・・・し、してません、私としたことが・・・(汗)
Jun 5, 2005
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ピアノ情報誌であるムジカノーヴァ6月号の特集が、「バッハインヴェンションの原点にみるピアノ音楽の原点」なる興味深い記事だったため、楽器店に立ち寄った際に買ってきていたのだが、なかなかゆっくり読む時間がなく、今に至ってしまった。というわけで、パラパラと誌面を眺めていると、私は普段、いかに何も知らぬまままにインヴェンションやらシンフォニアを弾いていたことに、気付かせてくれたのであった。ピアノ習得者に馴染み深い存在のバッハ「インヴェンションとシンフォニア」。もともとこれらは、バッハから長男のフリーデマンのために書いた「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」、つまり長男のための音楽帳のなかの一部であり、現インヴェンションは「プレアンブルム」、そして現シンフォニアは「ファンタジア」と呼ばれていた。特に自分として興味深いと思ってしまったのは、その音楽帳のプレアンブルムの曲配列が、現インヴェンションとは大きく異なっているという点である。プレアンブルム曲順を基準に並べてみよう。プレアンブルム01番(ハ長調)----------------インヴェンション01番(ハ長調)プレアンブルム02番(ニ短調)----------------インヴェンション04番(ニ短調)プレアンブルム03番(ホ短調)----------------インヴェンション07番(ホ短調)プレアンブルム04番(ヘ長調)----------------インヴェンション08番(ヘ長調)プレアンブルム05番(ト長調)----------------インヴェンション10番(ト長調)プレアンブルム06番(イ短調)----------------インヴェンション13番(イ短調)プレアンブルム07番(ロ短調)----------------インヴェンション15番(ロ短調)プレアンブルム08番(変ロ長)----------------インヴェンション14番(変ロ長)プレアンブルム09番(イ長調)----------------インヴェンション12番(イ長調)プレアンブルム10番(ト短調)----------------インヴェンション11番(ト短調)プレアンブルム11番(ヘ短調)----------------インヴェンション09番(ヘ短調)プレアンブルム12番(ホ短調)----------------インヴェンション06番(ホ短調)プレアンブルム13番(変へ長)----------------インヴェンション05番(変へ長)プレアンブルム14番(ニ長調)----------------インヴェンション03番(ニ長調)プレアンブルム15番(ハ短調)----------------インヴェンション02番(ハ短調)つまり、プレアンブルムとして掲載されていた曲順は、ハ長調から始まり、三和音を上行方向に進行しロ短調まで到達すると、変ロ長調から順に今度は下行するパターンをとっている。そして現インヴェンションでは、平均律クラヴィーア曲集同様に、ハ長調から同短調、イ長調、同短調・・・という具合に上行する並びをとっている。ここで気付いたのは、私が学生時代にインヴェンションを学んでいた頃、正確ではないものの、比較的プレアンブルムの並び順に従って練習を進めていたことをふと思い出してしまったのだ。最初にハ長調の1番から始まり、次に練習したのは確かに4番ニ短調、次の7番はとばし(いや、後ほど練習したが)、8番、10番、13番と続いて練習した記憶がある。もしかしてたまたまなのかもしれないし、いや、我がピアノの先生はプレアンブルムを意識していたのかもしれないし、なんだかそんなことを考えると妙に昔の練習が懐かしくもある。だいたい、今の私ったら、何も考えずに曲順そのままにさらっていっているのだから。誌面には更にプレアンブルムにおける曲順にはシンメトリーに対する記事もあり、それは調性だけでなく拍子にも表れていると掲載している。日記上では拍子の詳細に関しては割愛させて頂くが、確かにプレアンブルムにおいては4拍子・3拍子の曲のシンメトリな配置も興味深い。そういえば、インヴェンションとシンフォニアが練習教本っぽい扱いを受ける事を危惧してなのか、表題にかかれている「カンタービレ奏法」を誇張してしまう場合もあるが、バッハの時代におけるカンタービレは、「歌うように」であったしても、それは個々のフレーズの意味するところをしっかり理解して、息継ぎ感やフレーズの明瞭さに重点においたほうが良いのかと私なりに解釈している。どっぷり感情こめて歌う・・・というのはちょっと違うような・・・いくら表現は自由とはいえ、ロマン派風な解釈はバッハに似合わないような気がしてならない。(えっ、今時そんな風にバッハを弾く人はいないって??)そんな意味でも、もっともっとバッハ時代の演奏背景について学んだうえでインヴェンションやらシンフォニア、更には平均律あたりに向かうと、また自分の演奏も変わってくるのではないかと思ったりもしている。■インヴェンション3番のスラー解釈徒然なるままに書いてしまった本日の日記だが、今更ながらどうしても気になってしまったことがある。それは「インヴェンション」3番のニ長調のスラー解釈。バッハ自身の自筆譜面によると、1小節目からしばし続く旋律のうえにスラーが書かれているものの、殴り書きっぽい書き方で一体どこからがスラーの始めなのか、実に悩ましい。そのせいか、1拍目1音目からスラーを表記している版もあれば、1拍目2音目からスラー開始している版もある。一体この曲、スラーを意識して弾いていいのか、そんなあやふやな解釈ならばいっそ無視して弾いてしまうか、一般的にはどのタイプが多いのだろう??気になりだしたらもう、気になってしかたがない。えっ、好きなように弾けばいいじゃないかって??確かにそのとおりなのだが、いわゆる興味本位で知りたかったりする、私の悪いクセだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #22~23●ブラームス51練習曲 #07,#08,18#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。リズム変奏含む。#08:アルペジオ練習。#18:4-5指トリル練習。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #12#12:特に左手の同音連打の粒を揃える検討に時間をかける。右手をお手本にして同じレベルの打鍵が出来るようにとかなり練習するのだが、あぁ、難しい。●バッハシンフォニア #01~06#01~05:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#06:中声を右・左どちらで弾くか悩む箇所あり。しっかりしろ!!●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475通し練習後、ピウ・アレグロ部分練習。テンポを落としてとにかく進行に慣れるのだ。他、アレグロからアンダンティーノに進む手前の右・左下行の進行が揃わないため、こちらも部分練習。アレグロの右重音下行もつまずき気味。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:譜面にそって正確に弾く段階。ある程度慣れてきたものの、テンポはまだゆっくり状態。左右交差して弾く部分で若干迷い気味になるため、よくよく慣れること。今日はある程度集中練習。本日はシューマン全面的にお休み。いや、モーツァルトで燃え尽きたとも言うか・・・----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #11(指運動代わりにブラームス51番後に1回ずつ)●バッハインヴェンション #01~06
Jun 3, 2005
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6月1日19時過ぎ、相変わらずピアノを前にシューマンと格闘していたその頃、都内を中心に小さな地震が発生していた。やっぱり気付かなかった。19時40分頃、まだまだシューマンと格闘中。どうも私はピアノを弾いていると時々フワッとめまいに見舞われることがある。ウィーンの謝肉祭の道化の「インテルメッツォ」に没頭し過ぎて、あの大きな波のような進行だけが、頭のなかをぐるぐると駆けめぐり、かんじんの血液がきちんと廻っていないのではないだろうか、なんて訳の分からぬことを呟き、手をとめた時。ガタンっと床が揺れた。ずいぶん極端なめまいだな・・・?いや、揺れたのは自分ではなく、大地だった。■1時間おきに地震?すっかり練習気分をそがれてしまった私は、そのままリビングへ。家族が帰ってくるのはいつも22時前、そろそろ夕食の準備をしよう、とあれやこれやと下ごしらえを済ませ、よっこらしょとパソコンに向かう。そういえば先程の地震は何処が震源地だったのだろう、と気象情報サイトを確認してあらビックリ。19時過ぎにも地震があったということに、今、気付いたのであった。そしてそれから30分後にまた地震?妙に不安になる。それからしばらく後、あれは21時前だっただろうか、またしても都内を中心に地震発生。更なる不安でウロウロする私は、まるで迷い犬の如くである。ええい、こんな時はやっぱりピアノだ!と1曲ほど弾いてはまたリビングに戻り、ほどなくまたピアノの前に座っては、ええい!心落ち着かせるためにはバッハだバッハだ!とインヴェンションあたりをぽつぽつと弾く。と、そうしているうちに家族が帰ってきた。とりあえず一安心。大地震が起きた時、ひとりで自宅に取り残されていると、やっぱり不安だ。態度は大きいが気は小さい。これが私である。その後、こそこそとピアノ部屋で崩れかけた(いや、決して地震のせいではなく)楽譜の山をたてなおしていた。■またしても新たなピアノレッスン番組?かっこよく弾く!簡単ピアノレッスン話はいきなり変わるが、ちょうどこの日、NHK教育テレビで22時から「趣味悠々 かっこよく弾く!簡単ピアノレッスン」なる新番組がはじまった。スーパーピアノレッスンといい、この番組といい、もしかして、今、ピアノはブームなのか?まぁ「スーパーピアノレッスン」はいわゆるピアノを習得してある程度の期間が経過した者向けであるが、こちらの「簡単ピアノレッスン」の方は、これからピアノをやってみようかな、しかも趣味レベルで楽しく弾きたいといった層をターゲットにしているようである。毎週水曜日夜22時~22時25分、全14回放映。クラシックだけでなくポップス曲等も含まれ、楽譜もどうやら簡単に弾けるようにアレンジされているようである。とりあえず録画だけはしたのだが、うむむ、観る時間はあるだろうか。スーパーピアノレッスンだけで手一杯だというのに。といっても、週のテーマが「ピアノに慣れよう」やら「左手を動かそう」「曲に強弱をつけよう」などとまさしく基礎中の基礎単元が中心。もしかしてピアノに慣れすぎて普段忘れてしまっていたことを、はっと思い出させてくれる「かも」しれない。そういえば、私が小学生くらいだった頃、まさしくピアノブームだった。周囲の子たちもほとんどピアノを習っていたり、「練習なんてキライ」なんて言いながらも、何故かひとりが練習し出すと思い出したように競って練習する子であふれたり。そんな時代だったのだが、今ってどうなのだろう??まぁ、私のように長い間ピアノから離れてしまった大人が、再びピアノの世界に戻ってくる、このようなパターンも結構増えているのではないだろうか。私自身、趣味は手広くやってきたつもりだが、結局真剣に戻りたい場所は、やっぱり音楽だった。あのころやめなければ・・・などと後悔することも時々あるのだが、今更言ってもしかたがない。やめてしまったのは事実だから。だったらその現実と向き合い、これからまた頑張っていけば良いではないか。と思いながら今日もピアノに向かう。(でもやはりあの頃やめなかったらもう少しまともに弾けるであろうに、と思ってしまうのが本音。あぁ、葛藤の日々・・・)----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #20~21●ブラームス51練習曲 #07,#08,#18#07:両手・左手のみ各練習。(リズム変奏含む)#08:アルペジオ練習。両手・左手のみゆっくりテンポで丁寧に。#18:4-5指トリル練習。ようやく勘が戻ってきた。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #12#12:左2音ずつ同音連打しながら下行する箇所にかなり苦労させられている最中。しばしこの部分練習に時間をさきそうだ。●バッハシンフォニア #01~05#01~04:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#05:明日からノーミス1回コースへ。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」全楽章:各楽章の荒削りな部分を丁寧にさらって。ある程度(ただ)弾けたレベルではあるが、本日をもってひとまず、ねかし期間へ。時間をみつけてまた再チャレンジしよう。●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475通し練習後、まだまだピウ・アレグロ部分を中心に練習。ピウ・アレグロ以外はかなり余裕をもって弾けるレベルまでいけているのに、どうしてもピウ・アレグロ部分の進行が慣れずじまい。●モーツァルト「ピアノソナタ ハ短調 K.457」1楽章:本日から譜読み開始。1楽章をざっとさらってみたところ、K.311やK.331よりは容易そうに感じるものの、あくまでも譜面上での話。これをモーツァルト*らしく*弾くことに苦労させられそう。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#0404インテルメッツォ:もっと音楽的な表現を充実させたい、と長い時間を掛けて取り組む。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #11(指運動代わりにブラームス51番後に1回ずつ)●バッハインヴェンション #01~05
Jun 1, 2005
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昼のひととき、部屋をさっぱり掃除してからピアノに向かおうと、せっせせっせと掃除機をかけていたその時。ガチャン! ドテッ掃除機がコードを引っかけてしまったのか、ピアノの上に置いてあったヘッドフォンが勢いよく落下してしまったではないか。あぁ、なんたる不注意。ヘッドフォンといえば、常時装着してピアノの練習している私にとってはなくてはならない存在である。だというのに、床に落ちたヘッドフォンは耳に当てる部分がパッカリと開いてしまっている。まずい、プラスチック部分が割れてしまったのか、それにしても畳の上に落ちた程度で分解するものか?等と脳裏に怒りと情けなさが交錯するなか、慌てて拾い上げる。すると、左耳側のカバーが外れ小型スピーカがポロリと現れた。幸い、内部の配線は切れていないらしいが、ケースにスピーカを押し込んで蓋をしようにも何故かうまく納まってくれない。むきーっ!!どのくらいの時間、ヘッドフォンと格闘しただろうか。なかば無理矢理?元通りに・・・したような・・・していないような状態ではあるが、ピアノに接続してみたところ、とりあえずヘッドフォンは使用可能なのでほっと一安心。そそっかしい私の性格がまねいてしまった、情けない午後の時間であった。(しかし、その後ピアノの練習をしていたは良いのだが、どうもいつもと聞こえ方が違って感じるのは、あぁ、気のせいと思いたい。)さて時間は経過し、夕食後ぼんやりとテレビを観ていたら、ちょうどTBSで「美空ひばり誕生物語」なるドラマが流れていた。オープニングの画面構成といい、「渡る世間は鬼ばかり」の出演者がやたら多いな、と感じていたら、あらまぁ、プロデューサは石井ふく子氏(石井氏は美空ひばりと親交があったらしい)。洗い物をしながら、なんとなくそのまま流し見していたような状態だったのだが、ふとドラマのなかの、とあるセリフにハッとなる。正確なセリフとしては覚えていないのだが、だいたいこんな感じだったではないだろうか。「どんなに立派な曲や歌詞があっても、魂をこめて歌わなければその曲は死んだも同然」このセリフの後に、美空ひばりはまさしく曲・音に命をこめて歌っている・・・といった誉め言葉が続いていくのだが、その言葉が妙に自分への戒めのように聞こえてしまったのだ。考えてみれば、音楽ってとても不思議。とある楽譜があって、それはただの物体でしかない。それを実際に「音」にすることで、ただの物体だった楽譜、いや、音符の羅列が「命」を宿す。まさしく生かすも殺すも、演奏者次第なのではないだろうか。つまり、その1音がそこに存在する意味あたりを考えながら、1音1音に魂をふきこんであげるように演奏することで、更にその曲は生き生きとしてくる、そんな気がする。そういえば、技量的にはどうもいまひとつ、といった演奏なのに、何故か心吸い寄せられる演奏があったりする。これも、もしかしてそういった類のものなのだろうか。勿論、高い技量はあることにこしたことはない。しかし、そのひとつひとつの「音」をいかに大切に扱うか、はたまた、その「音」をいとおしく思えるか、これが出来そうでなかなか出来ない、難しい点だったりして。ドラマそっちのけで、ついついそんなことを考えてしまった。これこれ、洗い物の手が止まってるぞ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(またまたシューマンDAY!!)●新しいピアノのテクニック(上) #18~19●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●ブラームス51練習曲 #07,#08#07:左手のみ思いつくままリズム変奏。#08:アルペジオ練習。ゆっくりテンポで丁寧に。#18:4-5指トリル練習。以前はすんなり弾けていたのにおーいどうした??●クラーマー=ビューロー60練習曲 #12#12:まだまだ譜面にかじりついて弾く状態だが、初日よりは慣れてきたか。●シューマン「クライスレリアーナ」#01#01:主題部が乱暴な音になりがちなので要注意。もっともっと落ち着いて弾くこと。●シューマン 子供の情景から#01,02,03,07,08,0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。03鬼ごっこ:スタカート進行、粒良く弾けるように手の位置含めて検討。うぅ、なかなか難しい。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。08炉ばたで:鍵盤上で右と左の指がぶつかり合って喧嘩することがあるので、要注意(??)09木馬の騎士:通して数回。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#0504インテルメッツォ:十分に弾きこむこと。05終曲:通し練習後、終盤を中心に部分練習。●シューマン「アラベスク」本日の締めくくりに通して数回。
May 29, 2005
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実家の母から電話がかかってきた。どうやら昼間、母は朗読の発表会だったらしく、楽しげな声で「大成功だったわよ。結構誉められちゃったし」、とても嬉しそうである。実は先日実家に帰った時、母は「朗読の発表会、大丈夫かしら。きちんと最後まで出来るかしら」としきりに心配しながら、舘野泉氏ピアノ演奏と岸田今日子さん朗読のビデオに耳を傾けていたのだ。しかし、本番前は多大なる緊張の嵐に襲われても、いざ本番となると度胸がいいのか、それとも場慣れしているのか、見事にこなしてしまったようだ。確かに母は、昔から数々の合唱関連の舞台(といってもあくまでも地元のアマチュアだが)にたち、更にはカラオケ大会やらでは割と満足な結果を得ていたらしい。つまり、歌うことならばドーンと来い、だったのだが、朗読は、セリフの聞きやすさや適度な抑揚、ある時は淡々と語り、歌とは類似しながらも、朗読ならではの要求もある。さすがの母も、初の体験に緊張度もかなりのものだったのかもしれない。あぁ、やはり母にはかなわないなぁ、と思った。6畳の暗い和室でただただピアノを弾くだけの私が、えらくちっぽけな存在に思えた。まぁこちらも近況を、というわけで、先日行った鈴木弘尚氏のレクチャーコンサートの話題をぽつぽつと話す。しかし、話しているうちにこちらも気持ちが高揚してきたのか、「やっぱり人の演奏を聴くってとても刺激になるよね。と同時に一服の清涼剤のような感覚になったよ。またピアノに新たな気分でのぞめそうだよ」と講釈そっちのけで自分の素な気持ちだけを伝える。と、そこで母は言う。「人の演奏を聴くことも大切な勉強よ。更に、人前で演奏することもまた勉強よね」と。確かに、人の演奏を聴くことで、自分とは異なった解釈をみた時、それにはっとさせられる瞬間、自分なりの演奏の幅もまた広がるかもしれない。いや、自分の解釈のままのほうが今の自分には合っている、そう感じることだって当然あるだろう。また、人前で演奏することで、ひとりでただただ練習しているだけでは得られることのない聴衆による反応、緊張に身を置くこと、様々な批評、これらのことは皆、自分の今後に返ってくるだろう。それを繰り返して更に自分に磨きがかかる、というのは私もわかる。しかし改めて母にさらりと言われると、ずっしりと重たい何かを感じたり。きっと、気ままにピアノを弾いている私の姿が、母には「まるでぬるま湯に浸かった状態」に思えるのだろう。精力的に活動する母の前に、今の私は・・・はい、私は私で頑張るから。でも今は、ピアノに向かえている、それだけで幸せ。しばらくはそれで勘弁して。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #13~15●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08,#11#08:左進行再びリズム変奏練習。#11:指の広げ具合によってはどうしても5-4指がまだムラ有り気味。●バッハシンフォニア #01~05#01~04:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#05:臨時記号の見逃しダメ、そして装飾符をもっと冷静に。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」全楽章:各楽章の荒削りな部分を丁寧にさらって。●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475アダージョ:強弱をもっと自然に。アレグロ:重音の下行進行が汚い。もっと軽やかに。アンダンティーノ:もっとフレーズを大きくとって。ピウ・アレグロ:譜読み開始。迷い指多すぎ。ゆっくりで良いから進行を身につけること。●シューマン「アラベスク」通して数回。●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。03鬼ごっこ:テンポは遅くて構わないから、とにかく音ミスをなくして。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。09木馬の騎士:通して数回。後半、慌てないで弾くこと。リズムはあくまでも一定で。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#0504インテルメッツォ:十分に弾きこむこと。05終曲:ゆっくり通して譜読み。少しずつ進行に慣れている最中----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●バッハインヴェンション #01~05
May 25, 2005
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土曜日は午後から洗車だ草むしりだとアウトドア?な半日を送ったせいか、ピアノに向かう時間もかなり制限され、結局今日もシューマンデーと勝手に称して、シューマンな曲たちだけをせっせと練習。今は、これだけ練習しているだけでもとても幸せな気分になるのだ。「子供の情景」も着実に弾ける曲たちが増えていっているし、「ウィーンの謝肉祭の道化」も第5曲の終曲はまだまだオロオロ状態ではあるが、譜読みしているだけでも楽しくなれるだなんて、なんと素晴らしいことだろう、と既に自己陶酔状態と化している。やっぱり、ピアノを弾いている時間が一番幸せ。どうして昔はそう思えなかったのだろう?ただ、ピアノを弾いていなかったあの20年間、もし、あの長き年月も弾き続けていたら、今はどんな気持ちでピアノに向かっているのだろう。もしかしたら、ピアノから遠ざかった20年の長き年月が、今、一層ピアノをいとおしむための予備期間だったのではないか、なんて思えば、長きブランクによる苦しみから少しは逃れられるかもしれない。とまぁ、つまらない独り言はこれくらいにして・・・以前(3月28日)の日記にて、樋口裕一氏が講師をつとめた「頭がよくなるベートーヴェン:親子で入門講座」の話題をチラリと掲載したのだが、後日、その樋口裕一氏の著である「頭がよくなるクラシック入門」なる本を購入してみた。・・・が、今の今まで落ち着いて読む時間がなく、今日に至ってしまった。というわけで、シューマン練習で心地よい疲れを感じた私は、ようやくこの本を開いてみた。さてこの本、帯の一部になにやら気になる文章が書かれている。「頭がいい人はクラシック音楽を聴いている」と。ちょっと待て。私は決して頭がいいとはいえないがクラシックは好きだ(笑)。まぁ、注釈としてここでいう「頭がいい」ということは勉強ができたり偏差値が高いことではない、といっており、ちょっぴりホッと一安心。・物事をしっかり捉える・論理的に思考する・それら(上記)を明確に表明できるようになるクラシックを聴けば、自然とこれらが出来るようになるということらしい。そしてこの本には以下の内容について綴られている。 第1章:クラシック音楽で能力開発しよう 第2章:頭がいい人になるための音楽たち 第3章:クラシック音楽の対立さまざま 第4章:演奏会に行こう 付録:初心者のためのクラシックガイド第1章では、クラシック音楽を聴くとこんなに効果があるのだ、という話をあれやこれやと語り、第2章では結局のところ著者の音楽遍歴さまざま、そして第3章ではドイツ音楽好きと非ドイツ音楽好きなど、音楽の様々を対立方式に語っている。第4章ではタイトルのとおり、演奏会に行くことの素晴らしさや注意点、様々な音楽会を紹介しているのだ。ただ、いきなり「私はなぜ頭がよくなったのか」からの書き出しに少々面食らってしまったのは、多分、読者のなかでも私だけではあるまい。いくら自分が頭がよいと(自分で)思っていたとしても、それを自らの口で言うべきことなのだろうか。そこで一旦、本を閉じてしまった。しかし、折角買っておきながら読まないのは勿体ないと、ほどなく再び読み出した。確かにクラシック音楽に触れることでその曲の由来にはじまり、作曲家について、更にはその歴史背景について調べたくなる、そういったことで知識が広がるというのはわかる。しかし、これは何もクラシックに限ったことではないのでは?? 己の好きな分野については同様に、些細なひとつの事項からそれにまつわる幅広い知識を得ようとするのは、実に自然の成り行きだと思われる。更に、論点が押しつけがましいのも少々本書を読みづらいものにしている感がある。「音楽ならば何でも好きなんていう人のことを私は信用しない」だとか、あたかもクラシック以外の音楽には知性を感じさせないような文面はいかがなものだろうか。確かに、この本の巻末にはクラシックをこれからいろいろ聴いてみたいと思う人向けに幾つかの曲が紹介されており、その曲をきっかけに「次に聴くべき曲」やら「そのうち聴いて欲しい曲」などを紹介されているのは、なかなか面白い。ついつい否定的なことも書いてしまったが、この本を読んで自分なりに導き出したことならばひとつあったか。「なにかひとつでも良い。自分が興味のもてるものを持つだけで、人生が潤う可能性は大」それはなにもクラシックに限ったことではないということ。ガーデニングやカメラ、動物を育てる、何にしたってあるひとつのことをしようと思ったら、多くの知識が必要。だから人間はそれを知ろうとするし、更にそれをきっかけに更に広い分野に足を踏み入れたりもする。そんなことを考えさせてくれた点ではこの本に大いに感謝しよう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(引き続きシューマンDAY??)●新しいピアノのテクニック(上) #07~09●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●シューマン「アラベスク」通して数回。先日、プロの演奏家のアラベスク聴き比べをして刺激されたのか練習にも熱が入る●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。03鬼ごっこ:譜読み中。スタカート進行の良い練習となりそうな曲だ。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。09木馬の騎士:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#0504インテルメッツォ:上声を実際に歌いながら練習すると音楽性が増すだろうか。現在試行錯誤中05終曲:当面、譜面にしたがって正確に弾くことを重視して。
May 21, 2005
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土曜日はほとんどピアノに触れずじまいだったため、日曜日はガツガツとピアノの練習をしようと、昼過ぎからピアノの前に座っていた。すると何時頃であろうか、薄暗い部屋がなにやらピカリッと光ったような気がした。「げげっ・・・もしかして雷?」、それでもヘッドフォンをつけて練習している私には雷の音はほとんど聞こえなかった。「まだまだ弾くわよ」と雷にはとても似合わないモーツァルトのソナタをせっせせっせと弾き続けていると、いきなりドーンッッッッ!雷は容赦なく鳴り響く。「ひぇー」・・・、電子ピアノに落ちたらたまったものではない、と慌ててピアノの電源を抜くと、居間にかけあがって縮こまりながら一体どのくらいの時間を過ごしただろうか。実は私は、大の雷嫌いである。遠くでゴロゴロ・・・と言い出したその音ですら警戒するほど、苦手である。それには過去いくつかの思い出があるのだ。■雷大嫌い!だから負けじとソナチネアルバムで応戦だ!の小学生時代私が小学生の低学年くらいの頃、それは本当に雷が多い時代だった。しょっちゅう停電はするわ、ゴロゴロなんて甘いものではなく、バリバリバリバリといった耳をつんざくような凄まじい雷の連続は、私はなんどベソをかいたことだろう。それでもある程度ピアノが弾けるようになってきた頃になると、雷が鳴るたびにピアノを弾いて応戦していた。本人としては気を紛らわす手段として考えたのだろう。その頃、よく弾いていたのが、ソナチネアルバムのなかのクレメンティのソナチネOp.36-3及び4、つまりソナチネアルバム1巻の9番、10番である。今冷静に考えれば、ソナチネの9番のような明るいハ長調が雷に応戦できるはずもなかったのだが、本人としては必死だ。しかし、弾いているうちに雷が去り、青空と日差しが戻ってきた時には、あのハ長調が実にしっくりくるのだ。それを期待してひたすら弾いていたのであろう・・・と、大人になってしまった現在はその時の気持ちを推測するしか出来ない。そういえば現在はちょっとやそっとの雷では停電もせず、雷が鳴ろうとも平気でテレビを観ている人も多いが、あの時代、雷が少しでも鳴り出したら、慌ててテレビを消したり、懐中電灯やろうそくを用意していたっけ。なんとも懐かしい時代である。■更に私を雷嫌いにした、パソコンに落雷!事件こちらは音楽エピソードではないのだが、短大から社会人時代、私は一時期、アマチュア無線が好きで毎日のように交信したり、パソコンを使ったデータ通信などに明け暮れていた。大人になっても雷は嫌いであったが、子供の時のような極端な状態からは脱していた。ところがある日、「あっ、雷が鳴り始めたな」と気付き、そろそろ無線機やパソコンの電源を切ろうとしていたその時だった。いきなり・・・ドーン!!という音と共に部屋のなかの「何か」が破裂した。そう、パソコンに落雷したのである。その時、無線機とアンテナ、そしてパソコンが接続されていたため、アンテナを伝わってパソコンに雷が落ちたらしい。あの時の恐怖は今でも忘れられない。それにしても、落雷というのはいきなりやってくるものだ。「まだまだ遠いなぁ」なんて呑気なことを言っていてはいけないのだ。無線機やアンテナにはとりあえず被害はなく、被害の集中はパソコンのみだったのだが、蓋を開くとコンデンサ(部品のひとつ)がものの見事に爆発していた。その後どうしたって? 会社のハードに詳しい先輩にその部品を付け替えてもらい、何事もなく無事に動作したのであった(そのパソコン自体、中古で購入したかなり旧機種だったため、修理代のほうが高くつくのだ)。あぁ、雷って怖い・・・■そして現在はこうした過去のトラウマから抜け出せず、結局今でも雷が鳴ると、慌ててパソコンの電源を落とし、雷が通り過ぎるのをひたすら待つしかない、情けない姿がある。多分、今だったらピアノで応戦!再来なんてこともしたいのだが、生ピアノならばいざしらず、電子ピアノは電子機器、ということはまたしても落雷の被害に遭うのではないかというトラウマにとらわれて、ピアノの練習もままならない。だから、雷がなる度に、昔弾いたソナチネの旋律が耳のなかで踊るのだ。これから夏が近くなるにつれて、雷も多くなってくるだろう。あぁ、私のピアノ練習時間を奪わないで欲しい、しみじみと思う、雷の午後であった。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●新しいピアノのテクニック(上) #05~06●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #08,#11#08:練習時間がとれず、通して1回のみ#11:ゆっくりと右手5-4指を強化。和音位置によって5-4指が弱々しくなる箇所あり。ムラなく弾けるようになるまで焦るな。●バッハシンフォニア #01~04#01~03:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#04:後半若干音ミスするが安定して弾けるようになってきた。この調子。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」全楽章:1楽章の66~74小節のもつれ箇所、少しずつ改善の兆し有り。テンポを上げてもつれるということは、まだしっかり指が馴染んでいなかったということか。●モーツァルト「ピアノソナタ イ長調 K.331」1楽章:主題及び各変奏は通して数回ずつ。2楽章:TRIO部分はまだ両手交差でミス有り。特に繰り返し練習。(前回同様)3楽章:中間部、焦らない急がない。粒良く弾いて。変なところで力まない。(前回同様)●モーツァルト「幻想曲」ハ短調 K.475アダージョ:少しずつこの曲の魅力がわかってきたような予感。ただ音数が少ないため、表現に苦労。アレグロ:こちらはまだ譜面にそってただ弾くだけレベル。●シューマン「アラベスク」通して数回。主題部は暗譜でも弾けるようになったが中間部はまだまだ・・・●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。09木馬の騎士:まだまだリズムが重いぞ。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミスで弾ければ1回)●バッハインヴェンション #01~04
May 15, 2005
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最近、とても気になることがある。今までもそうだったのか、それともピアノを再開して改めて「手」そのものを意識するようになって気付いたのかは定かではない。しかし、両手の親指第一関節から指先にかけて、異様に反っているのだ。関節自身が反っているのではなく、関節から上の指先が反っているようでもある。そういえば、意識して他の人の手を見たことがないので、どんな形が正しいのかがいまひとつよくわからないのだが、それにしても他の指と比べてみると、明らかにグイッと反っており、改めてみると笑ってしまう程である。(追記:リクエストにお応えして、恥ずかしながら親指の写真を掲載してみた。これ、決して指に力を入れていないのに、更に、第1関節はまっすぐな状態なのに指だけが外側に反っているのだ。)ピアノを弾く時だけ、そんな状態になるのかと思い、ふと日々の生活のなかで手を見てみれば、どうやら何をしていなくても、つまり、手や指に全く負荷をかけていない状態でも、親指はグイッと反ったままであった。そう、それはまるで床に指をついて指たて伏せでもしているような指の状態なのだ。だから改めて鍵盤上にある自分の指をまじまじと見ると、お世辞にも美しいとは言えない格好ではないか。なるべく手全体を丸めて弾こう弾こうと意識しているのに、丸めているはずの手からぴょんと親指の指先だけが飛びでていることがある。これは生まれ持った手の構造ゆえのことなのか、それともいつの間にか変なクセがついてしまったのか。だとしたら、これを直す手段はあるのだろうか。最近、意識して親指を他指で握りこんで矯正させようなんて浅はかな考えでいるのだが、当然ながらこんなことで直るはずもない。だって関節が反っている訳ではないのだから。それにしても、私はこんな指でピアノを弾いているのか・・・ショックだった。そもそも世の中に、「反り指」なんて症状はあるものだろうか。そうして悩みながらも今日もピアノに向かうのであった。今週の火曜日からは「スーパーピアノレッスン」で、いよいよモーツァルトピアノソナタK.331のレッスンスタート、それまでにある程度予習しておこう、と第1楽章を中心に練習。個人的にはピアノソナタK.311よりは割と楽に弾けるような気もしているのだが、いざレッスン番組を観れば、うちのめされることは間違いないだろう。まぁその様子は明日の日記をどうぞ御覧頂きたい。そうそう、東京周辺では桜の時期も終わり、いよいよ次はツツジの番である。我が町の歩道沿いにもツツジが多数植えられており、とても心なごませてくれるので、その気持ちをほんの少しでも分けるつもりで、ちょっぴり掲載してみた。ただいまのツツジ前線はどのあたりまできているのだろう?(って、桜と違ってあまりクローズアップされないツツジさん、ちょっと可哀想だ) ----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ピアノのテクニック #10~12●クラーマー=ビューロー60練習曲 #09,#10#09:手の負傷直前まで練習していた曲を久々に弾いてみる。右手進行はほとんど記憶していたものの、左手は進行を忘れてしまっていたため、要再練習。#10:テンポ120/125で通し練習。テンポ125だと若干つまずく箇所があるが、弾きこんでいけば徐々に慣れそう。●バッハシンフォニア #01~03#01~02:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#03:通して数回。16分音符進行、まだまだ音ムラが多い。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:テンポ120で通し練習。36小節の右手進行2拍目2音目の4指が他音より弱々しいため、スムーズな進行となっていない。要部分練習。86小節の左オクターブ進行、音外し気味なので十分気をつけて。2楽章:仕上げに向けて通して数回。3楽章:テンポ80で練習。127~137小節も今日になってようやく慣れてきた。まずは流れをとめずに確実に弾けるようにしよう。●モーツァルト「ピアノソナタ イ長調 K.331」1楽章主題:通して数回。Var.I:昨日同様、左手の同音連打がうるさくならないように気をつけて。Var.II:左手3連音符、リズム崩れないように。Var.III:オクターブはレガートで。Var.IV:右手を交差から戻す瞬間、音を外すことがあるので要注意。中間部は粒良く弾くこと。Var.V:64分音符部分、慌てないように。Var.VI:指使いに戸惑う箇所があるため、譜面をしっかり読みながらまずはゆっくり弾くこと。●シューマン「アラベスク」通して数回。●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:仕上げに向けて通して数回02珍しいお話:仕上げに向けて通して数回。07トロイメライ:中間部で音の延ばし位置が曖昧な箇所がまだあるので気をつけて。09木馬の騎士:各小節の3拍目でペダルをはずさねばならないのだが、つい踏みっぱなしにしてしまうこと有り。左手音延ばし位置曖昧にしないで。
Apr 25, 2005
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昔から、ピアノの先生のレッスンルームのような部屋で日々のピアノ練習をしたいと思っていた。ピアノ、出来ればグランドピアノがあり、壁に沿って大きな書棚のなかにはズラリと並ぶ楽譜群、音楽関連書籍、そして音楽CDたち。そんなに巨大なシステムコンポなんて望まないが、洒落たオーディオ装置がさりげなく置いてあり、たまにはゆっくりお茶でも飲みながら音楽を聴く。ところが、現実というのはあまりに、むごい。小さな和室、しかも日当たりが悪い小部屋には、グランドピアノはおろか、アップライトピアノもなく、かなり旧型の電子ピアノがひっそりと置いてあるだけ。もともとピアノ専用部屋ではないため、書棚には楽譜とともに、音楽とは全く無関係な技術書やら雑誌などが書棚を占領中。というわけで、後から購入した楽譜やら実家から持ち帰った楽譜を収納する場所なんて既にあるはずもなく、必然的に部屋じゅうに山積みされていくわけだ。更に、楽譜を購入してきた際の店の袋やら、宅配便で送られてきた書籍や機械などの梱包箱が無造作にどっさり置いてあったり、買い置きの袋ラーメンやらサラダオイル、壊れたビデオデッキ等が置いてあり、これではただの物置小屋ではないか。「私は毎日こんな環境でピアノを弾いていたのか」はっと我に返った私は、日曜日の昼下がり、もそもそと部屋を片づけを始めた。「よし、この部屋を立派なピアノ部屋に改造するのだ!、きっと美しい部屋でピアノを弾いたら、もっと豊かな気持ちになれるだろう」と。しかし、ほどなくそれは困難である兆しがみえてきた。あぁ、物置小屋はしょせん物置小屋でしかないのか。自分にとっては不必要な本であっても家族にとっては必要な本だったり、買い置きの食品も他に移動する場所もなく、結局この部屋に置いておくしかない。オーディオ装置を置こうにも、かんじんのオーディオ装置がない。結局、山積みされた楽譜の状態を綺麗に山積みしなおし、山野楽器やヤマハなどの店袋はまとめて押入に押し込み(この手の袋、捨てられない性分なのだ)、空き箱をせっせと潰して紐でくくり、資源ゴミとして出す準備をするだけで終わってしまった、情けない日曜の昼下がりであった。まぁピアノを弾くばかりでなく、たまにはピアノを弾く環境にも気を遣ってあげなければ、と思えただけでも収穫があった、ということにしておこう。その後、物置部屋で奏でられた私のピアノは、物置部屋の悲哀たっぷりだったりする。でも私は諦めない。「目指せ!24時間でもいたくなるようなピアノ部屋」(笑)。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ●ピアノのテクニック #10~12●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10#10:テンポ120で通し練習。左手の進行もかなり慣れてきて11~20小節も安定して弾けるようになってきた。後は無理せずにテンポアップしていこう。●バッハシンフォニア #01~03#01~02:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#03:通して数回。16分音符箇所で特に慌てないように意識しながら弾くことでテンポの安定が図れてきた。各声の流れを更にきちんと整理して。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:ここ数日、やや速めのテンポで弾いていたのだが、テンポ120に戻って丁寧に。2楽章:仕上げに向けて通して数回。3楽章:本日もまだまだ127~137小節を中心に練習。右手16分音符パッセージももっと流れるように弾けるように弾くこと。●モーツァルト「ピアノソナタ イ長調 K.331」1楽章主題:通して数回Var.I:テンポ控えめを頭に入れ、左手の同音連打がうるさくならないように気をつけて。Var.II:左手3連音符、リズム崩れないように。トリルも丁寧に。Var.III:各所に登場するオクターブをレガートで弾くのはかなり難しい。Var.IV:手を交差して弾く部分、まだ焦り気味。全体的にテンポを落として安定して弾くことを心がけて。Var.V:装飾音符の入れ方に注意、32分音符や64分音符が混在するため、リズムを崩さないように気をつけよう。Var.VI:両手16分音符進行、ばたばたしないで。16分音符は粒良く弾くように。●シューマン「アラベスク」通して数回。●シューマン 子供の情景から#01,02,07.0901知らない国ぐに:仕上げに向けて通して数回02珍しいお話:仕上げに向けて通して数回。07トロイメライ:主旋律以外の流れもきちんと把握しながら弾くこと。音を濁らせないよう、ペダリングも要注意。09木馬の騎士:まずは譜面にそって確実に。リズム感を要求される曲だ。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から「インテルメッツォ」少しずつ進行に慣れてきたものの、まだまだミス多き状態。まずは確実にミスなく弾ける事を目標に。
Apr 24, 2005
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昼、所用を終えて帰宅した私が、なにげなくテレビをつけると、ノイズ画面と共に聴き慣れたショパンの旋律が耳に飛び込んできた。そう、たまたまUHF16ch、つまり放送大学のチャンネルを選択してしまったのだ。それにしても、なにやらこれは講義のひとつらしい。ショパンのマズルカとポロネーズの話を淡々と語る講師、そして画面にはマズルカを踊る海外の人々の様子がノイズのなかで浮かび上がってきた。我が家はUHFはまともに受信できないのだ。その講義のなかで「ショパンのマズルカやポロネーズを弾くならば、まずはマズルカ・ポロネーズの踊りを習得することから入ると、より曲を理解しやすい。但し、実際に踊りを習いに行くというのは現実的ではないので・・・(以下、話は続く)」等(記憶違いかもしれないが、だいたいこのような内容)と語っている。なるほど、確かにそのとおりだ。ふむふむ、すっかりノイズ画面に聴き入っている私。マズルカ・ポロネーズがいずれもポーランドの民族舞踊であることは知られた事実であるが、既に現在は民族舞踊としてでなく、「ショパンの曲のひとつ」として知られている方が高いのではないかと思う今日このごろ。私自身、恥ずかしながら、その舞踊そのものがどのような感じであるのかは知らずに、幾つかのマズルカ・ポロネーズを弾いていた。「これは、呑気にみ×もんたさんの番組を観ている場合じゃないな」といいながらも、残念ながら我が家ではUHFはノイズだらけ。このまま見ていたら目を悪くすることは間違いない。しかし、FMラジオで受信するという手があるではないか。正式に放送大学に入学している訳ではないが、籍のない受講生としてひっそりと聴いてもバチは当たるまい(視聴にあたっての契約や受信料も必要も無いのだ)。私が興味を持った講義は「西洋音楽の諸問題」という名称であり、全15回の講義のうち既に4回は終わってしまっている。つまり、私が今日、たまたま見かけたのが「真のショパン演奏を求めて」だったのである。というわけで、とりあえず講義のタイトルは以下のようなものである(放送大学のWebサイトより)●西洋音楽の時代区分●エロイカはなぜ壮大か●マーラーの「表現」の世界●真のショパン演奏を求めて●楽器の変遷●自筆楽譜をめぐる諸問題●記譜法の問題●オペラの演技●今生きるバッハのメッセージ~世俗を超えるまなざし●今生きるバッハのメッセージ~やわらかな宗教的感性●キリシタン時代の音楽●江戸の洋楽史●漂流民が伝えた西洋音楽情報●幕末洋楽史●音楽図像学放送大学のWebサイトでは更に細かい講義内容も書かれているので、興味がある人は見てみてはいかがだろうか。いっそ、入学してしまうというのも・・・・?(但し入学は4月と10月のみ。楽天日記の意欲ある仲間のなかにも放送大学に入学された人がいるのだ。うう、素晴らしい!)個人的には、ピアノの変遷を語る「楽器の変遷」や、自筆楽譜の話、記譜法あたりの内容にかなり興味がある。勿論、書籍を購入して勉強すれば良いのだろうが、いかんせん、世の中には本が多すぎてどのような本を選んで良いのかすら、わからないという状況だ。音楽に関する知識を少しでも取り入れることで、少しは演奏にもフィードハックできるだろうか??それは本人次第?しかし、以前は楽譜を入手したらすぐさま、鍵盤に向かってただただ練習することが多かったのだが、たった1曲の音楽から、音楽史や世界史、生活文化に至るまで思いをはせてみたりするのも、これまた楽しいと思えるようになってきた・・・って何を今更ではあるが、遅すぎる音楽の青春まっただなかな私だったりする。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(リハビリ期間限定練習)●ピアノのテクニック #07~09●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10#10:テンポ110/115で安定して弾けるように練習。昨日、左手のみ11,12小節の部分練習を重点的にしたおかげもあって、115まですんなり進む。この調子でテンポを上げられるか。●バッハシンフォニア #01~03#01:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:通して数回。#03:16分音符進行の絡みがあると、上中下のいずれかの声の音が汚くなりがち。もう少し丁寧に。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:87小節の右手進行、指使い含めて部分練習。105小節以降はテンポを落として確実に。手の交差部分は右手が焦るあまり、乱暴になりがち。十分に気をつけて。2楽章:仕上げに向けて通して数回。3楽章:119~137小節のうち、前半部はなんとか飲み込めてきたため、127小節以降の左手が旋律をとる箇所を中心に部分練習(昨日同様)。ようやく慣れ始めてきていると実感。曲として仕上がるのは一体何時になるのか。●モーツァルト「ピアノソナタ イ長調 K.331」1楽章主題:通して数回Var.I:テンポを控えめにして、23~26小節の左手も落ち着いて弾くことで随分と曲の雰囲気が良くなった。Var.II:テキストのトリルに従って弾いてみるが、なかなか綺麗に入らない。Var.III:59~62小節の右手オクターブ、時に1-5指以外で押さえなければならない箇所はくれぐれも音をはずさぬように。Var.IV:手を交差して弾く部分、くれぐれも焦らないように。中間部の右手はムラなく綺麗に。●シューマン「アラベスク」3,4小節の右手、つまり上声の指使いを修正してから、テンポの焦りがかなり減り、改めて指使いの大切さが身に染みる。Minore Iがあいかわらず元気過ぎる感があるため、もう少ししっとりといきたい。
Apr 22, 2005
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家族内でちょっとしたゴタゴタがあり、私としたことが、日記で熱く語りたいコラムネタがどうしても浮かんでこない。日記のなかでは自分で言うのも変だが、割と元気ハツラツ!な内容を書いてしまいがちなのだが、実生活はかなり重い。時には現実逃避したくなる。だからこそ、せめて日記だけは明るくいこう、と心がけているのだが、今日だけは限界だったのか、脳がまともに動いてくれていない。ま、まずい・・・火曜日はスーパーピアノレッスンが控えているというのに・・・元気を取り戻さねば(って十分現実的か)。憂鬱な思いをかかえている時のとりあえずの解消法、ご存じの方がいたら、是非ご教授頂きたい。と、ぽつぽつと文章を書いていたらとりあえずは落ち着いてきた、いやはや、ちゃっかりしたものである。■漫画で読みたい音楽家人物伝昨日の日記コメントで作曲家の人物伝の漫画があったら親しみがあって面白いのに、という話が出たので、改めて調べてみたところ、一部昨日のコメントと重複するが、なんと、既に存在していたので報告しておこう。出版元はドレミ楽譜出版社、「まんが音楽家ストーリー」シリーズ(価格は各945円)、現在8巻ほど世に出ているらしい。(1)バッハ(2)モーツァルト(3)ベートーベン(4)ショパン(5)シューベルト(6)シューマン(7)ブラームス(8)バイエル各巻とも芦塚陽二氏監修で、作画はそれぞれ異なっている。なかにはどうしても馴染めない作画の作品もあり、少々悩ましいが、まぁそれは人それぞれなのでこれ以上のコメントは差し控えることにしよう。それにしても、「バイエル」があるとはこれまたビックリ。バイエルがあるならばツェルニーも・・・と思ってしまってはダメだろうか??他の出版社からも出ているようだが、もう少しパワー復活してから改めて調べることにしよう。気分は憂鬱、そんな時こそピアノで気分を浄化しようと思ったものの、なかなか進歩しない自分の下手さ加減によけい暗黒な気分へと落ちていく。こんな時は早々に練習を切り上げて、と思いつつも手がとまらないとは、本当に困ったものだ。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(リハビリ期間限定練習)●ピアノのテクニック #01~03●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10#10:11小節から20小節、特に左手進行ムラあり。まずはテンポを落として1音1音に耳を傾けながら弾くこと。●バッハシンフォニア #01~03#01:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:通して数回。#03:再復習開始。唖然、1.5ヶ月ほど弾いていないだけでかなり演奏力が落ちている。各声の流れをきちんと把握すること。テンポ途中で走らないこと。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:全体的に音が浮ついた感じに聞こえてならない。「生き生きと」弾くべきではあるが、おさえるべき和音はきちんと押さえて。テンポ揺れないで。2楽章:余裕をもって弾けるようになったものの、27,28小節の左手和音進行で、指使いを期にするあまり、時々つまずく点が気になる。3楽章:33小節から39小節の右手、ごつごつし過ぎ。もっとなめらかに。75~79小節の左手16分音符進行、うるさすぎないように。119小節から137小節、まだ確実に弾けていない。もっと要練習(しているつもりなのだが・・・)●シューマン「アラベスク」通して数回。形になってきたので更なる弾きこみを。●シューマン 子供の情景から「知らない国ぐに」「珍しいお話」「トロイメライ」01知らない国ぐに:通して数回(暗譜にむけて)02珍しいお話:通して数回。形にはなってきたものの、まだ各所でミスタッチ発生することがあるため、気をつけて。07トロイメライ:リハビリ曲としてあげられていた1曲。昔もたまに弾いていたものの、改めて練習してみると、小節にわたって音をつなげる箇所において、以前、いかに適当に弾いていたかが大バレであった。改めて譜面をきっとり読んで弾き直す。●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から「インテルメッツォ」ここ何日間か練習している割には、なかなか進歩がみえない。ゆっくりテンポであっても、たまに迷い指をしてしまうことがあり、もう少し真剣に練習せよ、という表れなのか。最近は、モーツァルトとシューマンしかまともに弾いていないではないか(笑)
Apr 18, 2005
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日曜日は遠方まで電車で出かける用事があったため、長旅のお供にと抱えていったのは、音楽之友社が出版している「作曲家別名曲解説ライブラリ」シューマンの本である。実はこれ、先日山野楽器で買ってきたばかりの真新しい本。しかしここ数日、睡眠のお供にと、布団のなかで読みふけっていたせいか、早くも本がお疲れ気味になっている。幸い、よだれはついてないが。実は私、様々な曲に取り組むにしても、これまではせいぜい楽譜の冒頭に掲載された注釈か、またはネット上の音楽サイトで曲の解説を読む、はたまた、CDのライナーノーツあたりを参考にすることがメインで、なかなか音楽書籍にまでは手がまわらなかったのである(うぅ、不勉強だなんて言わないで・・・)。更に、地元の書店や楽器店ではこの手の本の品揃えがほとんどなく、「どんな本なのだろう」と手にとることすら、許されなかった。それでもなんとか乗り切ってこれたのは、やはりインターネットでの豊富な情報量と同時に楽譜に掲載されたちょっとした解説のおかげだろう。しかしながら、ここのところ購入したシューマンの楽譜には解説が一切掲載されていなかったりで、曲にまつわる情報を得ることが出来ない(春秋社版のシューマン集をお持ちの人ならば分かるだろうが、まさしく譜面のみだったりする)。これではいけない、このままでは素っ頓狂なイメージだけで曲を仕上げてしまいかねない、最近自分が膨らませるイメージに自信が持てなくなってきたのも手伝ってか、手始めに読めそうな本を探していたところ、出逢ったのが「作曲家別名曲解説ライブラリ」というわけだ。その名のとおり、各作曲家ごとに代表的な曲にまつわる概況、曲の解説などが掲載されている本であり、ピアノ曲に限らず、交響曲や協奏曲、歌曲など、幅広く掲載されている。既に各曲について細かく勉強してきている人には少々物足りないのでは?と思われそうだが、手っ取り早く曲の雰囲気を知る分には非常に分かりやすく、個人的には「とりあえず買って良かった本」だったりする。但し、これまで作曲してきた曲全てを網羅している訳ではないので、お目当ての曲の解説がない場合もあるのだが、作品番号リストと各曲の作曲年など、資料性も高い。勿論、その作曲家の生涯についての概略もあるので、ちょっとした伝記代わりにもなる。そういえば、小学生の頃はベートーヴェンやシューベルトの伝記を睡眠のお供にしていたっけ、と、ふつ懐かしく思ってしまったり。ちなみに現在発行されている作曲家別名曲解説ライブラリは以下のとおり。01:マーラー02:ワーグナー03:ベートーヴェン04:ショパン05:ブルックナー06:ドヴォルザーク07:ブラームス08:チャイコフスキー09:R.シュトラウス10:ドビュッシー11:ラヴェル12:J.S.バッハ13:モーツァルト I14:モーツァルト II15:ショスタコーヴィチ16:新ウィーン楽派(シェーンベルク・ウェールベン・ベルク)17:シューベルト18:北欧の巨匠(グリーク・ニールセン・シベリウス)19:ベルリオーズ20:プロコフィエフ21:ヴィヴァルディ22:ロシア国民楽派(グリンカ・ボロディン・ムソルグスキー・R=コルサコフ)23:シューマン24:ヴェルディ/プッチーニ25:ストラヴィンスキー26:ハイドン書籍の価格は一部2000円台から3000~4000円台中心な値段。さすがに一気に数冊まとめてという訳にはいかず、私は結局シューマンのみ買ってきたのであった。それにしても、作曲家に関する書籍は意外と多く出版されいて、一体どれを読んで良いか、本当に悩んでしまう。今回私が買ったものはあくまでも各曲の解説が中心なので、作曲家をより深く知ろうとするならば、人物を中心に描いた書籍を読んだ方が良いのだろうか・・・◆ ◆ ◆ ◆ ◆家族が海外出張から帰ってきた。しかも、お土産にとマンゴープリンを18個も買ってきたではないか。だ、誰が食べるのだ?そんなに。実は今回行ったところはシンガポール。お国柄がかなり気に入ったらしく、帰ってきてからも延々とシンガポールの「ここが良い」という話を聞かされた。しまいには、シンガポールに永住したいと言い出す始末。わ、私は日本が好きなんじゃい。いろいろな意味で住みにくいけれど。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(リハビリ期間限定練習)●ピアノのテクニック #01~03●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10#10:クラーマー復帰第一弾は10番から。3月に1,2週間ほど右手のみ練習していた事があったのだが、ようやく両手での練習開始。右手左手交互の進行、及び、両手各別進行が続くどことなく1番に共通した練習曲だ。案の定、左手進行は以前、右手で左手パートを録音した時のようにはいかない。●バッハシンフォニア #01,#02#01:通して数回。#02:通して数回。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:どうも私は左分散和音(アルベルティ・バス)が苦手らしく、小節の最後の固まりが崩れがち。もっと気をつけて弾くべき。2楽章:ゆっくり表情豊かに、それでいてテンポはあまり揺れないように。3楽章:まだまだ各所で手がとまるような状態。テンポをぐっと落として確実に弾けるところから練習しなおしか。※本日は練習時間がとれず約1時間ほど弾いたとてころで終了(涙)
Apr 17, 2005
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実は視力が悪い私は、スーパーピアノレッスンのテキストの譜面が非常に見づらい。コンタクトレンズ着用の際はまだそれでもなんとか見えるものの、度がずれ始めてきたメガネでの練習は困難極まる。というわけで、メガネ屋さんへ・・・ではなく、スーパーピアノレッスン モーツァルト編で採用されているヘンレ版のモーツァルトソナタの楽譜を買いに出かけることにした。しかも、山野楽器のWebサイトによれば、なんとまぁタイミング良く「ヘンレ版フェア」をやっているではないか。しかし、このフェアを開催しているのは銀座本店のみ。「あぁ、銀座は遠い・・・」ヘンレ版フェアといっても、ヘンレ版の楽譜を購入すると、ヘンレ版しおりと楽譜付特製カタログを貰えるといったものだが、こういうオマケにはとことん弱い。まぁ、地元の近隣町にある山野楽器でもヘンレ版のモーツァルトソナタは販売しているはずだが、ここは意を決して銀座に繰り出してくるのはどうだろうか、という気になってきた。こんなことでもないと、なかなか都心に出向かない出不精な私である。こうして電車に揺られて久々の都会にやってきた(なんだか自分がとんでもない田舎者に思えてきた)。実は私、凄まじい方向音痴である。だから昔から地下鉄の類は非常に苦手で、半べそをかきながら歩き回った過去がある。そんな時は迷わず人に聞けば良いのに、と思われるだろうが、聞いても結局迷っている。あぁ、とことん方向音痴なのだ。そんな私も一時期は地下鉄で通う都会のOLだったはずなのだが、そんな時代もはるか昔のことだ。それでもなんとか銀座駅に到着。「えっと、銀座駅の出口A9、A9って何処よ~」、丸の内線からA9出口はひたすら遠い。いつもはぺったんなスニーカーを履く私もたまにはヒールのある靴なんか履いたからこれまた始末が悪い。足は痛い、出口は遠い、とほほ・・・である。ようやく出口を出て山野楽器の看板が見えた時は、思わず「や、やっと着いた・・・」と口に出して言ってしまった。■うぅ、羨ましすぎる、山野楽器本店の楽譜コーナー5階の楽譜・楽器コーナーへ早速向かうと、確かにあった、小さな「ヘンレ版特設フェア」(笑)。しかし、モーツァルトのソナタ集が無い、無い、無い。何度見てもやっぱり無い。私のこの苦労は一体なんだったの?と途方に暮れながら、奥の楽譜コーナーのモーツァルト欄をみれば、なんてことはない、「あった」。こうして私は無事にヘンレ版モーツァルトのソナタ集を購入出来たのであった。それにしても、ただ楽譜を買うだけの話で、どうしてこんなに長いストーリーになってしまうのか。いや、それにしても、やはり本店だけあって、楽譜がズラリと並ぶその光景は羨ましすぎる(ただ、ちょっと通路が狭くて楽譜が選びづらいという点はあったが)。楽譜もさることながら、音楽書籍も並び、普段、タイトルしか耳にしないような本も幾つも並び、「やっぱり都会はええなぁ・・・」と涙ほろり。モーツァルトの楽譜だけ買って帰るのではあまりに寂しすぎるので、音楽之友社のシューマン名曲解説なんぞを買ってみる。これで私も少しは勉強できるか。モーツァルトに関する書籍も探してみたが、どうもこれといった本が見つからない。「ソナタの演奏の手引き」なるポケット本もあったが、これも掲載内容はいまひとつ。レジに行くと優しそうな店員のお姉さんが「ただいまヘンレ版フェアをしていますのでおまけがつきますよ」とヘンレ色の薄いカタログとしおり(右写真)を袋に入れてくれたので、私は思わず「ホームページで知って、わざわざ遠くから来ました」とこれまた田舎者まるだしである。でも店員さん、パッと笑顔で「まぁそうなんですかぁ」とにこり。うむ、なんだか苦労が報われたような一瞬であった。さて、3階のCDコーナー、ここにもクラシックCDがズラリ。普段からこういう場所で買い物が出来る人は良いなぁ、まじめにそう思ってしまう私は、とりあえずピリスのモーツァルトのソナタ集と、舘野泉が弾くシューマン交響練習曲、そして、なんたら推薦盤と書かれていた、メジューエワが弾くメトネルのソナタ・おとぎ話の3枚のCDを手にするといそいそとレジへ。どれもこれも、皆、地元のCDショップでは見かけることが出来なかったものばかりである。うぅ、聴くのが楽しみ楽しみ!■折角だから美味しいパン屋さんにも行ってみる実は銀座を訪れたのはもうひとつ理由があった。最近、楽天日記で知り合いになったぴんぽんぱんさんのサイトで美味しいパン屋さんの話題を聞いて、「こ、これは食べねば・・・」と妙な使命感に燃えてしまったのだ。実は私、無類のクロワッサン好きである。クロワッサンのためならば何処へでもとんでいく(、とまではいかないが)。というわけで、足を運んだのが銀座松屋のなかにある「メゾンカイザー」なるパン屋さん。本店は高輪にあるのだが、最近各所に直営ショップが出ており、山野楽器のほぼ向かいにある銀座松屋にも小さなショップがある。というわけで、クロワッサンやらアップルパイ、デニッシュ、更には銀座松屋限定のお花見セット(右写真 ちょっと値段は高いが、まぁたまには奮発して)まで買い込んで、本日の夕食はこれで安心。それにしても靴ずれを起こした足は既に悲鳴をあげているため、泣く泣くこれにて帰る羽目に。クロワッサンは明日の朝食にするとして、パン、サンドイッチやキッシュ、サラダが入った花見セットと、ピリスのモーツァルトソナタで幸せな夕食となったのであった。特に菜の花と生ハム入りのサンドイッチはレンジで少し温めてあげるとパンのもっちり感が美味しい。◆ ◆ ◆ ◆ ◆その後、早速購入したヘンレ版の楽譜で、モーツァルトのソナタを練習。うむ、やはり大きな楽譜は見やすい(笑)。これで少しは上手くなるか(・・・なるわけないだろうに)。それにしても、第3楽章は指使いを含めてどうにも苦手なのか、なかなか進まない。こんなことで来週の火曜日までに3楽章をある程度弾けるようにしておけるだろうか。とまぁ、嘆きながら練習を終えると、だんだんと体調が悪くなってきた。どうやら、前日に部屋のなかで布団もかけずコテンと寝てしまったせいか、風邪をひいてしまったらしい。今日は温かくして早く寝よう。睡眠のお供は今日買ったばかりのシューマン書だ。p.s 一晩寝たら体調の悪さはコロッと治っていた。もしかしてただの寝不足と久々の都会で疲れたか?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(リハビリ期間限定練習)●ピアノのテクニック #01●バッハシンフォニア #01,#02#01:通して数回。#02:通して数回。●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:本日もテンポ115にて通して練習。優しく軽く、これがなかなか難しい。いまだにペダル箇所で悩む。2楽章:こちらはようやく形になってきた。全3楽章のなかでは最もはやく仕上がりそう。3楽章:なんとか最後の小節までたどり着いたものの、あいかわらず119~138小節はミスが多いまま。ただ、174小節以降は、主題部と共通した流れなので、とりあえず173小節までをしっかり指にたたき込むことが仕上げの早道か??上り進行の途中での指くぐらせのタイミングがなかなかつかめず、これもしばらく悩むことになりそう。●シューマン「アラベスク」主題部、3声のうちの下声のスラーを忘れてないか?気が付けば、ブチブチ切れているではないか。きちんとスラーを意識して弾くこと。Minore IIはついついタッカタッカと付点にのってテンポアップしがちだったのだが、こちらも「少し遅く」の指定だったことに、本日ようやく気付いた馬鹿な私。楽譜を良く見よう、とほほ。●シューマン 子供の情景から「知らない国ぐに」「珍しいお話」01知らない国ぐに:通して数回(暗譜にむけて)02珍しいお話:まだまだ弾き込み足りない。とにかく沢山弾くこと。右手の旋律、良く聴きながら弾いて(昨日と同じく)。----------------------------------------------------本日のちょっとだけお試し譜読み●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から「インテルメッツォ」ちょっとだけお試しといいながら結局、今日も弾いている。昨日よりは譜面に慣れてきた。とにかくこの主旋律の流れが好きなので、きちんと浮き出て弾いているのだが、逆に中声の三連符をもっと流れるように弾きたい(ってまだ譜読みレベルゆえ、そこまで意識する余裕がないか)
Apr 15, 2005
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「ダ・ヴィンチ」なる雑誌、ご存じだろうか。メディアファクトリーから出版されている文芸月刊誌であるが、なにやらその雑誌の4月号にあのクラシック音楽漫画でお馴染みの「のだめカンタービレ特集」が掲載されていたのである。実は、それを知ったのは、翌月号、つまり5月号が出る前日のことであった(遅すぎる!)。案の定、どこの本屋に飛び込んでも、4月号は完売。それもそうだ、翌月号発売直前に残っている雑誌を探すのは容易ではない。結局、買えずじまいかと、がっかりしながら、地元の小さな本屋へ入ると、1冊、それも様々な人に立ち読みされた形跡がある4月号が残っていたではないか。「ええい、これでもいいや」喜び勇んで買って帰って、パラパラと誌面をめくればバックナンバーの取り寄せも可能だとわかり、ふぅ、私の苦労は何だったのか、と苦笑いしながらも、早速「のだめカンタービレ特集」を読み始める。今更「のだめカンタービレ」についてあれこれ説明する必要はないと思うが、ご存じない人はフリーページに少々紹介しているのでそちらを参考に願いたい。ダ・ヴィンチの「のだめカンタービレ特集」は19ページにわたって掲載。・作品中に登場する主な人物紹介 (言わずとしれた・・・仲間たち)・のだめにハマッている有名人のコメント (な、なんとあの話題のホリエモンまでコメントを寄せているではないか)・音大生や音楽関係者によるアンケート及びコメント (のだめと実際の音大生活を照らし合わせたコメント多し)・読者アンケートによる「あなたはのだめを愛せますか」 (のだめの奇行ぶりが誌面で明かされる)・のだめ愛読する漫画家による「のだめワールド」 (のだめを他の漫画家が描いたらといった内容、これは私はあまり共感できなかった) (のだめはやっぱり二ノ宮先生だけに描いて欲しい・・・と思うのである)・クラシック漫画・書籍の紹介 (お馴染みの音楽漫画や、ノンフィクション、小説を掲載)・二ノ宮知子ロングインタビュー (特集のなかで最も読み応え満点なのがここ!リアルのだめさんも登場)この特集のなかで最も「読んで満足!」なページが、作者の二ノ宮知子ロングインタビュー記事だ。なんと、これには「のだめカンタービレ」が誕生するきっかけとなった人物、リアルのだめさん(実在するのだめ)も登場し、掛け合い形式で誌面が埋められているのだ。既にのだめを読んでいる人ならば知っているだろうが、主人公の「のだめ」(野田恵)は、実在するモデルがいる。しかも、同姓同名、更に現在はピアノ講師である。更に、単行本1巻で登場する非常に強烈な場面「ゴミため場のようなのだめ部屋でグランドピアノを弾く、のだめの姿」、これはリアルのだめさんの友人が二ノ宮氏に送った写真そのものであった。この写真こそ、あの「のだめカンタービレ」が誕生するきっかけとなったのだとか。誌面にもしっかりその写真(勿論、人物は後ろ姿だが)が掲載されており、いやはや、す・・・すごい。のだめの風貌も実在人物とほぼ同じらしい、ということは、リアルのだめさんってとてもチャーミングなのだろう。他にも、制作中の面白話や作品を盛り上げる小ネタ話など、話は続く。ちなみに作者の二ノ宮知子氏はラヴェルがとてもお好きだとか、現在掲載中のパリ編でラヴェルの曲が登場するのも、それで納得。なお、Web Davinciからバックナンバーの購入が出来るので、この特集に興味がある人は覗いてみてはいかが?◆ ◆ ◆ ◆ ◆特集を読み返しながら、「たまにはラヴェルあたりを弾きたいなぁ」と頭をよぎる。しかし、しかしだ!今、弾けるといったらせいぜい「亡き王女のためのパヴァーヌ」くらいしか無いではないか。なんて乏しいレパートリーだろうか。一時期、「古風なメヌエット」を練習し始めようと途中まで譜読みしたまま、あれも長らく放置状態だ。あぁ、こんなことでいいのか、私。それでも、私のお出かけのお供であるMP3プレイヤーには、しっかりラヴェルの「ソナチネ」が入っている。ところが、「今年こそソナチネを弾くぞ」と年始めに宣言したはずなのに、ラヴェルのソナチネどころか、全音のソナチネアルバムに逆戻りした方が良さそうでは?といった情けない状態だ。あぁ、とっつきやすいラヴェルの曲、求む・・・いつか取り組むその日のために・・・----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(リハビリ期間限定練習)●バッハシンフォニア #01,#02#01:通して数回。6小節の4拍目及び10小節の2拍目の右トリルと左進行でつまずき気味なため、部分練習。#02:25小節~26小節中心に右→左手の弾きわけの部分練習。●ベートーヴェンソナタ「月光」1楽章●ベートーヴェンソナタ「悲愴」2楽章●シューマン「アラベスク」本日もテンポはおさえ気味で練習。主題部及びMinore IIを中心に正確に弾けるよう集中的に練習後、強弱等の表現を考慮して通し練習。何故か、全体的にしまりがない演奏になっているのは、何故?●モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.311」1楽章:まだまだ表現力には乏しく、しかも後半を中心に細かなミスタッチが多い。まずはきちんと指が進行を覚えるように繰り返し要練習。2楽章:レッスン番組前の予習開始。とりあえず最後まで通して弾いてみるが、苦手部分の洗い出し等はこれから。装飾音をどう入れるかで若干戸惑い気味だ。
Apr 10, 2005
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3月中の日記は、毎日ピアノが弾けなかったせいもあってか、「ピアノ練習の過去をふりかえる」シリーズがやたらと多かったような気もするのだが、そろそろそのシリーズも終盤を迎えることになりそうか、はたまた、まだまだ続くかは己自身まだわからない。ただ、先日の日記で「練習教材も年をおうごとに変わっていくのだろうか」のつぶやきがきっかけで、ふと、己の昔のピアノ練習教材についてあれこれ思い出してしまった。■ピアノ弾き初めはピアノのテクニックと思いきや?「みんなのオルガン・ピアノの本」だったそれもそのはず、5歳になったばかりでいきなりケロヨン色の「ピアノのテクニック」から始めるとは思えなかった。というわけで、それ以前に私は一体何の教材でピアノを弾いていたのだろう、と必死に思い出してみた。すると、記憶の片隅に「赤い本」「黄色い本」「緑の本」そして「青い本」がおぼろげに浮かんできた。あ、あれは何?? そう、それこそが、ヤマハから出版されている「みんなのオルガン・ピアノの本」1~4巻であった。これが私のピアノ弾き初めの教材だったのだ。あぁ、懐かしい。当時は別の教室でも同じ教本で練習していた友達がいたので、てっきり、この教本が定番だと思っていたのだが、はて、この教本、今でも使われているのだろうか。表紙はあいかわらず、あのままなのだろうか。■練習教材はお決まりコースのバイエルからツェルニーへ練習教材については過去の日記でも何度か取り上げているので、軽く書き流しておくだけにしておこう。ほどなく、「ピアノのテクニック」と「こどものバイエル」を併用、更にピアノのテクニックと同サイズの楽譜の「ピアノの練習ABC」「ピアノの練習ラジリテー」なるものを使って、そこそこ順調にピアノを習得していった。先日、楽器店を訪れたらまだ例の巨大サイズの楽譜たちは健在だったので、ちょっと嬉しい。そうしてピアノのテクニックを卒業後、ハノンへと移行、そしてツェルニー100番から30番,40番,50番へと進むコースはまさしくツェルニーお決まりコースだが、50番の前半で私のピアノ人生はひとまず中断となったのである。高校時代のことだった。あのまま続けていたら、もう少しは「弾ける曲」の幅も広がっていただろうに。あぁ、これも運命か。■こども用の併用曲集は時代によって定番が異なるのか??さて、今回の日記は「曲集」、こちらに重きを置きたい。私の年代、バイエル当時の併用曲集のなかで印象に残っているものといったら、「ブルグミュラー25番」だった(全音の楽譜一覧においては標準教材として位置づけていた)。この曲集は多くの人が通る道だと勝手に思っていたのだが、実はそうでもなかったらしい。バイエルからツェルニー100番あたりの併用曲集といえば、ブルグミュラーの他に、有名作曲家たちにおける「こどものためのピアノ小曲集」があったので、特にブルグミュラーを弾かなければならないということにはならないのかもしれない。が、発表会では誰かしらブルグミュラーの曲を弾いていたし、私の先生も特にブルグミュラーには重きを置いていた。しかし、今更言っても仕方がない話だが、小さい頃にもっと多くの作曲家のこども曲集にふれておきたかったと思うのである。今、手元に残っているこども曲集楽譜は、カバレフスキーとチャイコフスキー、バッハのみなのだから。(あ、こどものソナチネなんていうのも練習した記憶があるが)。あの頃から、どうも私は練習曲中心の選曲だったように思える。また、あらためて昔の曲集一覧を眺めていて驚いたのは、かなり昔から「ギロック叙情小曲集」が存在していたことだ。現在は、耳にする機会も多く、発表会等でも子供の定番なギロックだが、30数年前は周囲で弾いている者はほとんどいなかったのである。一体、いつごろからギロックが注目されはじめたのだろうか。■ソナチネからソナタへツェルニーとの併用曲集といえば、先日の日記でも話題にしたソナチネアルバムだった。ソナチネからソナタへ、この頃になれば更に多くの作曲家の曲に触れ、選曲の自由度もぐっと広がる。ただ、当時の私は、ソナチネもソナタも練習曲の延長にしか感じていなかった。今考えればとても恥ずかしい考えであるが、ソナチネやソナタのような、ある程度、型にはまった形式の曲にだんだんと「飽き」を感じていたのかもしれない。もっとロマンティックな曲を、もっと感動的な曲を、そんな事を思いながら、レッスン以外の曲を勝手に練習していた。あぁ、なんて我が儘だったのだろう。■バッハインヴェンションは定番的存在か小学生の頃、「こどものバッハ」を経てそのまま「バッハインヴェンション」へと移行した私であったが、世間の声を聞くと「バッハは聴く分には良いけれど弾くのは決して好きではない」という意見をよく聞く。レッスンにおいても「それが義務でなければ、避けて通りたい」と言われる生徒もいるらしい。まぁ、大概そのような意見をいうのは、大人の生徒だったりするのだが、私としては、バッハを少し勉強しておくだけでも、他の作曲家の曲を弾く分においても非常に参考になるのではないかと考える。だからまぁそう毛嫌いしないで・・・と言いたいものだ。とはいえ、現在もバッハのインヴェンションは、バッハを学ぶうえでの定番的存在でいるのだろうか。もしかして、いきなり平均律から始める場合もあるのだろうか。あぁ、書いていてだんだん収拾がつかなくなってきた。つまり、私が知りたかったのは、私がせっせと練習していた2,30年以上前において定番だった楽譜は、今でも定番なのか、それとも新たなる定番があるのか、とそれだけだったのである。それだけのために、なんて長い文章をウダウダ書いてしまったのだろう。半分以上はどうみても私の過去の練習における愚痴ではないか。まぁこれを読み流して、昔、あんな曲を練習したっけ、と思い出すきっかけになってくれれば、それで良いのだが。えっ?思い出すどころか、混乱するって? それは失礼した。■今日の桜(2005/03/31現在)蕾はまだ固めだが、蕾の膨らみが大きくなり、花びらのピンク色が目立ってきた。周囲の桜の木をみてみたが、だいたい同じような蕾の状態だった。さぁ、いつ咲くのかな?楽しみ楽しみ。(午後追記)3月31日午後、東京に桜開花宣言が出されたらしい。我が町の開花宣言はまだ先になりそうだが・・・
Mar 31, 2005
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ピアノ解禁日まであと数日。実生活における手首の痛みはほとんどなくなった。あぁ、これもひたすら安静・安静な日々のおかげだろうか。手のひらをグー・パー・グー・パーと繰り返してみても全く傷みは感じない。試しに、グイッと親指と小指をオクターブを弾くような感覚で伸ばしてみたが、これでも痛みは感じない。ただ、手首をグイッと押さえると、時々小さな痛みが残っている(常時ではないあたりが不思議)ような気もするのだが、手をねじっても痛みがないので、「この残ったほんの小さな痛みは何なのだろう?」とちょっとだけ不安が残る。「でも、この痛みがあと数日でとれてくれれば、4月からピアノ解禁だ!」■春にちなんで「春のささやき」「春に寄す」の楽譜を入手あまりに嬉しくて、先日の日記コメントにて紹介して頂いた「春にちなんだ曲」を、早速 楽器店で入手してきた。・「春のささやき」(シンディング)・「春に寄す」(グリーク)そして、春にちなんだ曲ではないが、先日の日記で自らが話題にした・「ハッピー・バースディー変奏曲」(M.J.ヒル&S.J.ヒル)以上、3冊の全音ピースである。いずれも全音難易度「C」レベルなので、頭を悩ませる難曲という訳ではなさそうなのだが、まず「春のささやき」の譜面をパラパラッとめくってみると、いきなり右手の分散和音の連続に「うわぉ・・・」。左手で主旋律をとり、それに絡むように右手の分散和音が流れるように続き、まさしく春の風を感じるドラマティックな作品である。(ピティナのサイトで「春のささやき」の実演奏が聴けるので、興味ある人はこちらへ)次に「春に寄す」の譜面を開くと、「うわっ、♯が6つもついてるよ・・・」とおいおい、私ったら素人丸出しである。こちらの曲も左手で主旋律、右手は和音が続く穏やかな曲だが、素直な進行と思いきや、時々「おっ」とさせる和音の響きがあったりして、なかなか面白い。実際に自分の指で音にした訳ではないので、詳しくは後日実際に弾いた際に徒然なるままに語ろうと思っているが、第一印象としては「春のささやき」の方が、より私の心に染みわたった。うむ、早く弾きたいものである。「ハッピー・バースディー変奏曲」についてはまた後日ゆっくり語ることにしよう。譜面をみる限りは、ツェルニー30番程度で弾ける曲のようだ。■春だから気持ちも入れ替えて健康生活へ私は、普段朝食をとらない。実家にいた頃は毎朝きちんとパンと目玉焼き、コーヒー等でごく普通の朝食をとっていたのだが、独立してからは朝食というものに無縁となり、その状態が現在まで続いている。健康維持するならば、朝は食べた方が良いという言葉を各所で聞くのだが、どうしても「食べる時間」をそのまま睡眠時間にあててしまうのだ。幸い、家族も同様な性格ゆえ、朝食はいらないからその分、寝かせてくれと言う。「これではいけない」、これからは朝も何か食べよう、そうは思うものの、結局は睡魔には勝てない。というわけで、簡単にてっとりばやく食べられるものならば良いのではないかと、とりあえずバナナ(またしても?)を食べることにした。そのうち、「食べること」が習慣化されて、きちんとした朝食がとれるようになれば成功なのだが、どうなることやら。また、最近身体各所の関節が痛むことに対しては、軽い運動とサプリメントを併用することにした。これがピアノ生活にも良い影響を与えてくれれば、と願ってやまない。特にここ1ヶ月、飲み薬の影響か、倦怠感が強く、人並みな生活をしていなかったこともあって、私の関節は各所でポキッポキポキポキッとやかましい。ピアノを弾きながら、肩の関節がポキポキッとなるのは、あまりに悲しすぎるではないか。さぁ、健康生活を取り戻そう!ピアノのためにも。
Mar 29, 2005
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3月最終の週明け、関東は鬱陶しい雨から始まった。朝、いつものようにテレビの音声を聞きながら身支度を調えていると、ふと、耳に「ベートーヴェンを聴いて頭が良くなる・・・」といった音声が耳に飛び込んできた。「な、なに?それは」と慌ててテレビの画面をみると、なにやらコンサート風景が画面に映し出された。そう、それは3月26日、東京国際フォーラムで開催された「頭がよくなるベートーヴェン:親子で入門講座」の模様をニュースで伝えていたのである。「頭がいい人、悪い人の話し方」の著者でも知られ、更に2月に新刊「頭がよくなるクラシック入門」を出した樋口裕一氏による公開講座であり、ベートーヴェン講座やベートーヴェンの弦楽四重奏、ピアノソナタ等の演奏、対談などを行ったらしい。ピアノ演奏は、児玉桃さん。私がピアノを再開して初めて購入したドビュッシーのCDが、この児玉桃さんだったりするから、あらまぁとつい画面に見入る。それにしても、ベートーヴェンを聴いて頭が良くなる?どういうこと?としばし耳を傾けると、画面にテロップが出現、それによれば、ベートーヴェンを聴くことで・「物事を論理的に考えられるようになる」・「物事を深く考えるようになる」・「人の歴史について考えるようになる」 (3つめの項目は、ちょっと異なったニュアンスだったかもしれない)ということらしい。ということは、普段からベートーヴェンの曲を演奏する我々ピアノ弾きは、皆、論理的思考の持ち主?ということか。いかんせん、ほんの数分のニュースだったため、これ以上のことはわからなかったのだが、その本に少し興味が湧いてきた。しかし、私は今も昔も論理的思考とはかけ離れた位置にいる。しかし、ベートーヴェンは好きだ。昔から、ベートーヴェンのソナタを弾いたり聴いたり、実家における休日の朝には、ベートーヴェンの交響曲が流れる、そんな環境だった。それにもかかわらず、論理的思考になりきれないのは・・・「弾き方が足りない?」それとも「聴き方が足りない?」まぁとりあえずピアノを再開したら、ベートーヴェンの「月光」(但し第1楽章)や「悲愴」(但し第2楽章)だって弾くことだし、ええい、先日話題になったベートーヴェンのソナチネまでおまけ付きで弾いてしまおう!。ただ、再びクラシック音楽を好んで聴くようになってからの自分は、その音楽自身についてもっと知りたい、その音楽の背景も知りたい、こんな曲を作ってしまった作曲家ってどんな人なのだろう?、といった探求心だけはかなり備わったような気がする。それ自体は偏った知識でしかないが、何かを得よう・考えようとする力は、実生活でも役に立つということなのかもしれない。ちなみに樋口氏の著書によれば、ベートーヴェン以外の作曲家についても、効能を掲載しているらしい。実際に本を入手したら、またそのあたりを含めて日記にしたためたいと思っている。もし、本が気になるならばこちらでどうぞ↓(楽天ブックス)「頭がよくなるクラシック入門」著:樋口裕一
Mar 28, 2005
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何年ぶりだろうか、久々に全音のソナチネアルバムを書棚から手にとってみる。この楽譜には私の小学時代の思い出がぎっしり詰まっているのだ。小さい頃、雷が大嫌いで(って今も嫌いだが)、雷がゴロゴロ鳴る度にその音に対抗すべく、「ソナチネアルバム」やら「こどものバッハ」から元気そうな曲をせっせせっせと弾いていたり、はたまた、日々の練習に飽きてきて、譜面台に漫画本を置きながら弾いていたり(中学時代になると試験前あたりは漫画本から勉強のノートに変わったりもしたが)、譜面を開けば、その頃の思い出が走馬燈のように頭のなかを駆けめぐる。■合格したら?お楽しみ「合格シール」が待っているなかでも最も強く思い出されるのは、当時のピアノレッスン。小学校低学年だった私はまだまだピアノの楽しさを、日々の練習からはなかなかみいだせない状態であった。しかし、そんな私でもレッスンを受けるなかでとても楽しみにしていることがあった。それが、「合格シール」の存在。いやはや、実に単純な性格だと思われそうだが、先生に「はい、合格ね。好きなシールを貼って良いよ」といわれる、あの瞬間が最も好きだったのだ。ただ、当時の合格シールは、現在のようなシール裏面が粘着面になっているものではなく、様々な形に切った色紙シールにのりを塗って貼るタイプのものだったりする。だから、私のソナチネアルバムは、楽譜の至る箇所がゴワゴワしていて、あまり美しくはない。それでも、パラパラっと譜面をめくれば、色とりどりなシールがひょっこり現れ、くすっと笑ってしまう。黄色い家、青い花形、赤い金魚、ピンクのもみじ、緑の汽車、黄色い花形、紫の飛行機などなど、子供心をくすぐるシールがペッタペタ。発表会で弾いた曲には、確か金か銀色のシールだったと記憶しているのだが、残念ながらソナチネアルバムには貼られていなかった。今も、このような「合格シール」ってあるのだろうか。(他に、確か「出席シール」なるものもあって、誕生日が近い時にはバースデーケーキのシールを貼ったなんて記憶もあるのだが、そちらのノートは行方知れずになってしまった。)当時の楽譜といえば、先生はとにかく色鉛筆で色をつけるのが好きで、ピアノッシモやピアノには水色、フォルテやフォルテッシモには赤い色で丸く塗りつぶした跡がある。だから、モノクロな楽譜が妙にカラフルだったりするのだ。子供には、こうやって視覚で覚えさせた方が良いと配慮してのことだろうが、今この楽譜をみると、ちょっと恥ずかしいような、それでいて嬉しいような、不思議な気分だ。■あぁ、懐かしきソナチネアルバム!さて、折角ソナチネアルバムをめくってみたので、小学時代を思い出しながら頭のなかで弾いてみる。あぁ、こんな時、すぐに弾けないのは悔しいところだが、まぁ仕方がない。当時、私が特に好んで弾いていたのは、No.1 クーラウ Op.20-1(ソナチネアルバムではお馴染み。ド~ミ~ソ~~、ソソソ、ソドミードドーシー)NO.4 クーラウ Op.55-1No.7 クレメンティ Op.36-1 (ソナチネアルバムでだいたい最初に弾くのがコレ? ドーミド ソッソッ・・・)No.9 クレメンティ Op.36-3 (文句無しに好きな曲、当時鍵っ子だった私は寂しさ紛らすべく必死に弾いてた)No.10 クレメンティ Op.36-4 (左手のオクターブ進行がとても格好良く感じた)13番以降はソナタアルバム1巻のなかで比較的容易なものが掲載されており、私は当初、この楽譜でソナタを練習したのであった。おぉ、譜面をみると、ほぼ全部弾いているではないか。しかも、この頃になると、合格シールが貼られておらず、「合格丸印」のみになっているので、小学校高学年あたりに練習したということらしい。譜面をみながら、自分の練習跡を追うって結構面白い。更にこのソナチネアルバム1巻にはバッハの平均律1番プレリュードやら、ハイドンの「驚愕交響曲」の第2楽章をピアノ用にしたもの等が掲載されており、今更言うのも変だが、実はピアノ練習者を飽きさせない構成だったのか、と思ってみたり。モーツァルトの「ロンドニ長調」も、是非とも時々弾きたい私の心の1曲だ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆自分の技量よりついつい上のレベルの曲を選択してしまう現在だが、時にはこうして子供の頃に弾いた曲を弾いて、初心に立ち戻るのも良いかもしれない。もしかしたら、今の自分に欠如してしまった何かを取り戻せるのではないだろうか。
Mar 27, 2005
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3月24日は我が家族の誕生日。こんな日には、是非ともレストランでの生演奏の気分を味わってもらうがごとく、自宅でバースデーにちなんだ曲でも弾きながらディナーを楽しみたいところだが、残念ながら食事が可能な居間にはピアノはなく、それ以前に、私の手は現在使い物にならないではないか。というわけで、結局、誕生日にはどんな曲を弾こうか、と考えるだけでその日は終わってしまう羽目となってしまった。結局のところ、誕生日の定番といえば「ハッピー・バースディー・トゥー・ユー」であろうか。たまたま全音ピースの一覧をみていると、「ハッピー・バースディー変奏曲」(M.J.ヒル/P.S.ヒル:全音ピースNo.480)なる曲が存在している。そう、これはハッピー・バースディー・トゥー・ユーをテーマとした変奏曲なのだ。これぞ、誕生日にふさわしいだろうと、いそいそと全音ピースを買いに近くの楽器店を覗くと、ピースNo.479の次に並んでいたのは481であった。「ざんねーん」、やはり思いつきで行動するのは良くないか、とすごすごと引き上げる。それにしても、どんな変奏曲なのだろう、興味津々だ(聴いた・もしくは弾いた経験のある人はいるだろうか?)。しかし、誕生日に弾きたい曲をもう1曲発見してしまった。またしてもしつこく話題にするか、と言われてしまいそうだが、なんと偶然にも湯山昭の「お菓子の世界」に「バースデーケーキ」なる曲があるではないか。こ、これぞ、誕生日にふさわしいかもしれない、とニンマリ。病院の待ち時間を利用して、再び視覚譜読みに明け暮れていた。この曲は、どちらかといえばしっとりと歌い上げたい曲であり、旋律も美しい。あぁ、何時の日か誕生日にでも披露したいものである。それにしても、誕生日といって、最初は「ハッピー・バースディー・トゥー・ユー」しか頭に浮かばなかったとは、なんて私は貧困なレパートリーの持ち主なのだろう。◆ ◆ ◆ ◆ ◆話は前後するが、今日はまたしても整形外科にて診察を受けてきた。どうも前回診察を受けた担当の先生との相性が今ひとつだったうえ、2週間分の内服薬も終わってしまったため、今回はあえて別の先生に診てもらったのだが、なんと先生の診断は「うーむ、どうみても、それは腱鞘炎の症状だね」とバッサリ斬る。「先生、あの・・・肉離れとしか診断されなかったのですけれど?」としどろもどろ聞く私。前回、手首の痛みも訴えたものの、前回の先生は腱鞘炎の「け」の字も口にしなかったのである。先生は、しばらくの間、両腕、肘、手首、手先をチェックし、痛みが走る位置を定めながら、「どうしても痛いようだったら注射してみますか。ただ、人によって効果の差が出るので、1回で効くかどうかはなんとも言えないのだけど。今回は最も痛い箇所に打ってみましょう」と言い、腱鞘炎で初の注射体験となってしまった。先生はそこそこピアノのことも知っているようで、「ハノンはねぇ、指の訓練にはなるのだけど、やっぱりやりすぎばダメだね。しばらくは控えたほうが良いですよ。まぁ指を鍛えるうえでは必要なんだろうけれどね。でもまぁ、痛みがなかったら様子をみながら徐々にピアノを弾いてみてもいいのではないかな。」と、今までの先生では到底耳にすることのなかった、具体的なアドバイスをくださったではないか。また腱鞘炎になったら、この先生に診て貰おう、としっかり先生の名前をチェックしておいた私であった(って、腱鞘炎にならないにこしたことはないのだが)ちなみに注射の効果はかなり効いてきたらしく、夜になって痛みが消えている。それでもやはり3月中はピアノを弾かないつもりだ。腱鞘炎にならない自分なりの予防について、もう少し考えてみようと思っているから。更に、毎日の練習を具体的に見直さなければならない。そういえば、運動不足も腱鞘炎になりやすいらしい。運動苦手な私にとっては最も大きな課題である。とほほ・・・
Mar 24, 2005
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楽譜やCDは楽器店やCDショップを巡りながら探し回るのが好きな私だが、自宅近くの楽器店ではなかなか入手出来ないような、マイナーな作曲家の楽譜やCDだって欲しい時はある・・・というか、最近、そんな楽譜を好んで選択してしまうことも多々あったり。都心に出れば、銀座のヤマハや山野楽器である程度の楽譜は入手出来るのだが、東京都下の田舎町に住む私には、都心に出るだけで疲れてしまうのが現状だ(あぁ、なんて情けない)。そんな私にとって頼れる存在が、オンラインショップである。これまで何カ所かのオンラインショップで楽譜やCDを購入した際、気づいた点などをいくつかあげてみよう。っとその前に、何故、今こんな話題をしてしまうかというと、先日、湯山昭の「お菓子の世界」の楽譜を購入したはいいのだが、やはり実際に演奏を聴いてみたいと思ってしまったのだ。ところが、予想はしていたものの、やはり自宅近くのCDショップには並んでいない。その店で注文するのも良いのだが、自宅近くとはいえども、電車で1駅先(その1駅が長い)の、更に徒歩で5,6分は歩かなければCDショップにたどりつけないような環境ならば、いっそ、オンラインショップを利用した方がオトクなのではないか、と思う訳である。あぁ、こんなことを書いていると、つくづく自分が都会から離れた環境に住んでいることを実感させられる。楽天広場内の日記で他のオンラインショップを紹介するのは、気が引けるが、まぁ大目に見てもらうことにしよう。■amazon.co.jp (http://www.amazon.co.jp)CDにしても楽譜にしても品数豊富といえば、やはりamazon。特にCDについてはよほどレアものでない限りは取りそろえているので、何処で探しても無いようなCDについてはついついamazonを頼ってしまうのが現状だ。注文額が1,500円以上は送料無料、各種カード利用OK、代引OK手数料は260円。というわけで、私の場合、電車賃を払って買いに出かけるならば、代引手数料を支払った方が得だったりするのだ。在庫状況は割とまめに更新されており、注文してから「在庫がありません」なんて悲しいメールが届くことも少ない。湯山昭の「お菓子の世界」も収録された「湯山昭の音楽の窓」のCDは、楽天内にはなく、amazonでしか注文できなかった(セブンアンドワイでも取り扱ってはいたのだが在庫無しで注文不可)。ただ、最近のポイント流行のなか、amazonで注文しても何のポイントも付かないのだが、最初から若干値引された商品もある(但し全品ではない)■楽器はじめるならここ!!大谷楽器(http://www.rakuten.co.jp/otanigakki/)楽天市場内のショップであり、楽器店自体は熊本県にある。楽譜の種類は豊富であり、嬉しいことに教則CDも販売しているので、私もここでクラーマー=ビューローの教則CDを購入したことがある。ただ、1,2度楽譜を購入した際、送られてきた楽譜の表紙に折り目(楽譜や書籍を無造作に開いた場合につくような指の形をした折り目)がついており、ちょっとショックだった。支払は各種カードOK。銀行振込や郵便振替の場合は前払い、代引きは注文額30000円までは手数料315円。送料は全国一律630円だが、楽譜1冊のみの注文ならば送料390円(郵送)OKだ。当然ながら楽天ポイントも付加される。■楽器天国Plus(http://www.rakuten.ne.jp/gold/withmusic/)こちらも楽天市場内の音楽ショップ。実店舗は有限会社ヲガタ楽器店(福島県)。楽譜の種類は豊富。送付されてきた楽譜は綺麗にビニール袋で覆われており、譜面自体の状態も良好。ただ、輸送時の衝撃で春秋社版シューマン集の外箱が若干潰れていたのが気になった(ってかなり細かすぎるか)。支払は各種カードOK。銀行振込や郵便振替の場合は前払い、代引きは注文額30000円までは手数料315円。注文額3000円以上ならば送料無料というのは特記すべき事項だろう。当然ながら楽天ポイントも付加される。■カワイショッピングプラザ(http://www.kawai.co.jp/shopping/)楽天日記内で教えてもらったオンラインショップ。その名のとおり、カワイ出版が運営しているサイトであり、カワイ出版の楽譜のみならず、輸入楽譜も入手できる実に貴重なショッピングサイトである。国内版が発行されていない楽譜を手軽に入手したいならば、是非ここがオススメだ。私もここでバッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」とメトネルの「悲劇的ソナタ」(いずれも輸入楽譜)を入手した。注文してからの対応も早く、在庫のある楽譜ならば1,2日で手元に届く。支払は商品到着後郵便振込で支払う。◆ ◆ ◆ ◆ ◆現在のところ、上記4サイトを利用して注文していることが多いのだが、他にもオススメなサイトがあったら是非教えて欲しい。それにしても、CD、特にクラシックについては、楽天内のショップは品揃えが少ないと思うのは、私だけだろうか。出来ればamazon並にCDを充実させて欲しいと心の奥底から思う今日このごろである。そういえば、まだラフマニノフの前奏曲集Op.32が収録されたCDを入手できていないままだ。実際に練習に入る前までには、なんとか入手しようと、せっせとお金を貯めるしかないか。ここのところ、ピアノを弾けない寂しさから、散財に走る傾向がいよいよ強くなってきたように思える。
Mar 23, 2005
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ここのところ、楽天広場のピアノ関連日記を読んでいると、ピアノ発表会や演奏会話などの話が目にとまる。そんなとき、ついつい懐かしく思い出されるのは、自分もかつてピアノの発表会にむけて練習していた頃のことだ。小学高学年になったあたりで、それまで習っていたピアノの先生から新しい先生を紹介された私は、新たな環境でせっせとピアノに励んでいた。昔とは違い、先生も厳しく、課題も多い。それでも確実に上達している実感を得られ、喜びに満ちていた・・と記憶している。しかしながら、個人宅でのピアノレッスンだったため、他の生徒の演奏は一切耳にすることがなく、時は過ぎていった。そうして、しばらくするとピアノ教室ではお馴染みの行事である、ピアノの発表会の話がやってきた。新しい先生のもとで出る初の発表会のために選んだのが、チャイコフスキーの「舟歌」。ピアノの発表会のようなホールで弾く曲としては、あまりふさわしくはない選曲であるが、主題と中間のあの展開部分のメリハリの良さが好きで、何が何でもこの曲が弾きたかった私は、結局我が儘を通す形となってしまったのである。そうして発表会目前、先生宅に生徒が集まり、リハーサルをすることに。そこで初めて他の生徒の演奏を聴くこととなったのだ。よくよく考えてみれば、最初の頃は、新しい先生のもとで学ぶ生徒はみんなどんなレベルなのだろう、ということにほとんど興味がなかった。ところが、リハーサル当日、10数名が集まるなか、たったひとりだけ、とても気になる人を見つけてしまったのである。その人は3つ年上のお姉さん(仮にAさんとしておこう)。他にも私よりはるかに難曲をこなす人々は数名いたのだが、Aさんは技巧面、表現力ともに素晴らしく、しかも、それを前面に強く押し出すことなく、実に嫌みのない演奏をしていたのである。あぁ、Aさんってステキ・・・彼女が当時弾いたのはメンデルスゾーンの「ロンド・カプリチオーソ」。実は私自身、先生に習うことなく、秘かに練習していた曲でもあった。その演奏に素晴らしい、と感じると同時に、様々な思いが頭のなかで渦巻き始めた。それはきっと誰もが一度は感じるかもしれない、いや、感じる人もいるかもしれない、「私ってまだまだなんだな・・・」という焦燥感。認めざるを得ない自分の現在の技量に、リハーサル後、少しスランプになりかけていた。しかし、ここで落ち込んだまま、というのは、私の性格上、非常に似合わない。ここは大いに発憤して、自分だけの音色を披露すれば良いじゃないか、そう割り切れたのは、発表会当日まで3日となかった。勿論、発表会当日は、自分の心を音にのせるべくピアノに向かい、きっと、自分だけの舟歌が弾けた・・・とあの時はそう思っていた。まぁ、小学6年生のちっぽけな心ゆえ、音にのせきれず、気持ちだけが飽和してしまった感はあるが。しかし、このことがきっかけで、Aさんを目標にしつつも、自分色の音を探しながらピアノに向かえるようになった、と思っている。AさんはAさんで、どうも私の演奏を聴いては、「私にはあんなダイナミックで心にダイレクトにくるような弾き方はできないわよ」と言ってくれていたのだが、うむ、あまり誉められている感じはしないのは気のせいか。ただ、後になって先生から聞いた話では、「Aさん、あの後、舟歌を練習したいって言い出しているわよ」とこっそり教えてくれた。最後にAさんのピアノを聴いたのは、ショパンの「スケルツォ第1番」ロ短調。その後、彼女は教室をやめてしまったため、今、ピアノを弾いているかもわからないままである。でも、きっと何らかの形でピアノを弾いているに違いない、いや、私が単にそう思いたいだけかもしれない。私はといえば、その後、ショパンのスケルツォを少し練習してみたものの、納得できるところまでいけぬまま、私自身、ピアノから離れていってしまった・・・そんな高校時代であった。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ピアノを再開した現在は、ひたすら己のピアノに向かうだけであり、あえて言うならば、「過去の自分」がとりあえず低め(笑)に設定した目標か、といったところか。皆さんには目標となる「音色」や「人」、いるだろうか。
Mar 22, 2005
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春の3連休はあっという間に過ぎようとしていた。3連休最終日である21日の関東地方は青空が広がり、実に行楽日和。しかしながら、結局まともな行楽に出かけることもないまま、1日は過ぎていく。・・・って、そのまま過ぎてしまっては困る。午後から、車のタイヤをスタッドレスから夏タイヤに交換すべく、自宅近くのカーショップへ行かねばならなかったのだ。1時間前後待たされ、ようやくタイヤの交換作業が終わると、さて、これからどうするか。勿論、行き先は決まっている。昨日、日記でも話題として掲載した湯山昭の「お菓子の世界」の楽譜が、今、無性に買いたいのだ。あまりに欲しくて、夜中にドーナツまで作ってしまったほどなのだ。ということは、ここで楽譜を買っておかないと、またしても真夜中のクッキングが実施されてしまうではないか、と、必然的に近くの山野楽器へと向かう羽目に。■湯山昭の「お菓子の世界」楽譜を入手山野楽器の楽譜コーナーへ飛び込むと、早速、湯山昭の「お菓子の世界」楽譜(全音版)を発見。中身をパラパラッと覗くと、あらまぁ、予想よりも難しそうではないか。実のところ、ブルグミュラー25番レベルかと思っていたのだが、それよりは若干難易度が高そうだ。初見でなんとか音を追える・・・が、ところどころ迷いどころがありそう、それが楽譜をみた限りの感想である。まぁ「お菓子の世界」については後日ゆっくり楽譜をみながら、またしても仮想ピアノ練習を楽しむことにしよう。ちなみにこの楽譜を買ったところ、我が家族は、レジ袋から透けて見えた「お菓子の世界」の文字をみて、「お菓子のレシピ本なんて買って、何か作ってくれるの?」と真顔で私に聞いたことを、あえて付け加えておこう。湯山 昭:お菓子の世界[改訂版]〔全音〕■ラフマニノフの「前奏曲」集も入手更に、左手のリハビリ曲としてあげているラフマニノフの「前奏曲集」の楽譜も見てみる。店内には、ヤマハから出版されているブージー&ホークス社ライセンス版のもの、そしてドレミ楽譜出版の2種類があるのだが、ヤマハから出版されている楽譜のほうは、音符がにじんで少々読みづらい。(あぁ、みっとんさんが以前、譜面自体は見づらいとコメントしていた楽譜はこれのことだったのかと納得)。それに対し、ドレミ出版のほうは非常に見やすいうえに小節の幅がゆったりしており、あの難解なラフマニノフが、なんとも容易そうに見えてしまうといった錯覚に陥る(あくまでも錯覚に過ぎない)。結局、ドレミ楽譜出版のほうを選択し、これでリハビリ曲用の楽譜もばっちり入手できたというわけだ。それにしても、どうして全音楽譜出版ではラフマニノフの前奏曲集を出版していないのだろう。以前、私が所有していた全音ピースの前奏曲Op.23-5も既に絶版になってしまっているし、曲集としても出版された形跡がない。謎である。早速、ラフマニノフの前奏曲Op.32-5の譜面を見てみたのだが、「うぅ、弾けるかなぁ」と心配になってきたのが本音である。左手5連符に右手3連符や4連符など、やや苦手な箇所が埋め込まれている。救われるのはこの曲のテンポがゆっくり目である、ということだ。ラフマニノフ ピアノ作品集第2巻 (ブージー&ホークス社ライセンス版)〔YMM〕残念ながらドレミ楽譜出版のラフマニノフの前奏曲集は楽天ショップ内に無かった■左手を保護するサポーターを探してみた毎食後にせっせと消炎内服薬を飲み、ただひたすら安静にしている私であるが、左腕の回復はある程度のところで止まってしまったのか、回復の実感が得られない。それどころか、手首と肘にも若干痛みが走るため、今日は手首と肘を固定する「医学サポーター」なるものを買ってみた。パッケージには、関節炎や腱鞘炎の手首保持に良いと書かれていたため、それこそ、わらをもつかむ思いである。アンメルツ医学サポーター 圧迫固定用 手首用M早速家に帰って、サポーターを手首にはめてみる。なるほど、手首がしっかり固定され、良い感じである。心なしか、手首もかなり楽になったような気がする(気がするだけ?)。しかし、肉離れにはなんの効力もないので、結局は湿布と内服薬のお世話になることには変わりない。今日も安静、安静!というわけで、買ってきた寿司をつまみながら、ぐうたらな3連休は終わっていったのであった。◆ ◆ ◆ ◆ ◆これは余談であるが、立ち寄った楽器店の楽器リニューアルフェアで、ヤマハの電子グランドピアノDGP-1が中古品198,000円で販売されていた。これってやっぱりかなり破格なのだろうか。といっても、既に売約済みであったが。
Mar 21, 2005
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と、本題に入る前に3月18日に受診してきた人間ドックの話をしなければ、本題の話題へと話が結びつかないので、まぁ余興と思って読み流して欲しい(本日は妙に長文となってしまったので読みたい箇所だけかいつまんで読んだ方が良いだろう)。18日朝、いつものように朝一杯の紅茶を飲もうとた瞬間、「あっ、今日は人間ドックだから飲んではだめなのか」とカップをしまいなおし、バタバタと出かける準備をする。だいたい、朝一杯の紅茶を飲まないとどうも調子が出ないのだが、これも仕方がない。更に、前日分の日記もまだサイトに掲載していないではないか、とこれまた慌てて楽天サイトにアクセスして、「人間ドックは嫌だ~」と最後のあがきを付け加えてバタバタ~と書き込む。そしていざ出陣。■人間ドックは初体験、胃の検査以外だったらまた受診しても良いのに現在、東京都下の田舎町に住む私は、久々に新宿に出てくるだけでも疲れてしまう。おまけに昨晩21時以降から何も食べていないから、余計、身体に力が入らない。そんななか、ようやく新宿駅から10数分歩いた末、病院にたどり着くと早速受診開始。採尿に始まり身体測定、血液検査、血圧、問診、心電図と続くのだが、心電図をとるのはこれが初めて。しかも3分間階段の上り下りをしてから、またしても心電図をとるなんて言うものだから、ここのところの体力低下と空腹で、限界寸前である。更に検査は続き、腹部エコー、眼底検査を順調にこなしていくと、いよいよ次は胃レントゲン、つまり恐怖のバリウムが待っていた。学生時代に胃炎で、胃の検査をした際にバリウム経験はあったので、まぁ今回はなんとか大丈夫だろうと思っていたのだが、その考えは大いに甘かった。バリウムを飲む前に胃を膨らます発泡剤を飲まねばならないのだが、顆粒状ゆえ、口のなかで粉がぶわっと広がり、水で流し込んでも流しきれない。ゲップをしてはならぬといわれても、つい小さなゲップが・・・。結局、2度も発泡剤を飲まされたうえ、粉が気管に入ってしまった私は・・・その後は言葉にも出来ぬ地獄がまっていた。それでもなんとか検査を終えると、検査医師は「バリウムがつらかったら胃カメラという手段もあるよ」と言うものの、私はいそいで「それはもっと無理です」と小声で答え、フラフラっと検査室を後にした。最後に医師による所見を聞いていると、どうやら私は胃下垂らしい。胃下垂って痩せている人がなりがち、と聞いているが、私はどうみても小太り体型ゆえ、謎だ。更に心電図によると若干の不整脈が・・・っておいおい、私、大丈夫なのか。しかし先生はあっけらかんと、「この程度ならば大丈夫でしょう」と言い切ってくれた。まぁその言葉を信じよう。■フラフラ状態のまま、新宿のHMVに行ったものだから・・・本来はそのまますぐに自宅へ帰ったほうが良さそうだったが、折角出てきた新宿ゆえ、せめてHMVにでも寄っていこうとテクテクと歩く。そうして、店に入ると「あれ、私、何が買いたかったんだっけ」と既に脳は回転していないらしい。ほどなく、「あ、ラフマニノフの前奏曲集とリパッティのショパンを買おうと思っていたのだった」とクラシックコーナーへいそいそと向かう。しかし、残念ながらリパッティ演奏のショパンがみつからない。「せ、折角来たのに」と憮然としながら、次はラフマニノフの棚へ。「えっと・・・、みっとんさんがオススメといっていたのは、ワイセンベルク・・・って言ってたっけ」と必死に探すものの、これもない。「な、なんでやねん」しかし、このまま手ぶらで店を出るのは、あまりに悔しい。だって、バリウムが詰まったフラフラの身体でせっかくここまで来たのだ。何らかの収穫は得たい。というわけで、少ない前奏曲集のCDのなかから選んだのは、ルガンスキーの前奏曲集であった。ところがところが、やはりCD選びは健康状態の時に限ると実感する羽目に。家に帰ってから、よくよくCDを見てみると、なんと前奏曲は「10の前奏曲 Op.23」しか収録されていないではないか。私が今聴きたかったのは「13の前奏曲 Op.32」のほうなのだ。はぁ・・・・■ラフマニノフの前奏曲 Op.23-5を聴くと思い出す私の最後のピアノ発表会しかし折角なのでこのままルガンスキーが弾くラフマニノフの前奏曲を聴いてみる。実はルガンスキーのCDは初めて所有することになったのだが、勝手に「情熱的に、するどい音を奏でるピアニストなのかな」と思っていたものの、いやいや、彼の演奏はどんなに激しい曲であっても、どこか冷静で優しく甘い音を奏でている。今のぐったり体調にはぴったりな音色だ。さて、CDが前奏曲Op.23-5にさしかかった時、私はいつもある出来事を思い出す(フリーページを既に読まれている人は話が重複してしまうかもしれないがご了承頂きたい)。高校時代からエレクトーンに転向し、バンド活動も忙しくなっていた私が最後のピアノ発表会の曲として選んだのが、このラフマニノフの前奏曲Op.23-5ト短調だったのだ。しかし、その高校2年生当時、バンドのコンテスト出場やらエレクトーンの発表会・コンクールなどが目白押し、ピアノの練習もそれなりにしてきた私ではあるが、エレクトーンは夜中でもヘッドフォンをつけて練習ができる一方、ピアノはサイレント機能がついているわけでもないため、そうはいかなかった。バンドでも夜中までスタジオで練習していた私は、結局ピアノ練習を犠牲にしてしまったのだ。先生には、今でも本当に申し訳なかったと思っている。これが一番の心残りだろうか。それでもピアノの先生は「暗譜が心配ならば、当日楽譜をみながら弾いても良いのよ」と言ってくれていた。また、更なる逃げ道として、当時作曲していたピアノ曲を弾くしかないかと考えていた。先生にも何度か聴かせていた曲であるし、この曲ならば楽譜を見ずに弾ける(のは当たり前か、自作曲なのだから)。そうして発表会の当日になって急遽、自作曲を一般披露することになったのである。自作曲は、当時影響を受けていたメンデルスゾーンの無言歌集「プレスト・アジタート」風な派手な曲、そこそこ聴き映えだけはしたのか、なんとか聴衆にはあたたかな拍手を頂いたものの、この一件だけは今でも忘れられないピアノ人生最大の汚点である。だから、前奏曲Op.23-5はピアノを再開した今、どうしても最後まで仕上げたいと考えている。それで当時の汚点が消える訳でもないのだが、自分にとっての一区切りになりそうな気がするから。・・・・ってリハビリ中期に練習しようと思っている前奏曲Op.32-5をCDでゆっくり聴こうと思っていたはずなのに、とんだ勘違い話になってしまった。まぁ、13の前奏曲についてはまたどこかでCDを探してくることにしよう。って、その前に楽譜もまだ入手していないではないか。
Mar 18, 2005
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毎日、シューマンの「アラベスク」の楽譜を読みながらひたすら頭のなかで音符を展開させている私であるが、息抜きに楽譜冒頭の解説を読んでみた。「アラベスク」が掲載された全音楽譜「蝶々とアラベスク」に限らず、全音楽譜出版の楽譜の冒頭にはだいたい簡単な解説が掲載されているのだ。この解説ページ、ちょっとした注釈のものもあれば、作品の由来、作曲者の概略などが書かれているので、実は読み物としても楽しい。ここのところ、全音楽譜の使用率が下がり気味だったのだが、こうして改めて楽譜を開いてみると、思わず「あぁ、良くも悪くも全音楽譜だ」とつぶやいてしまう。と、早くも話が脱線してしまったが、解説ページを読んでいくと、シューマンの生い立ちについてさらりと書かれているなかの、とある箇所で目がとまる。音楽業界では有名な話なのだろうが、「シューマンはピアニストを目指すため、自作の指訓練装置で練習を重ねたがために指を痛めてしまい、ピアニストの道を諦めた」(要約)というのである。今の私には、「指を痛める」という話題にはどうも神経質になってしまうのだ。それにしても、「指の訓練装置」を作って練習するだなんて、まるで巨人の星の「養成ギブス」みたいなものなのだろうか。そういえば、以前テレビドラマ「仔犬のワルツ」のなかで、音大生たちが妙な装置(機械から操り人形のごとくのびた10本のゴムに各指を固定させる。ゴムの反発力に耐えながら弾くことで指を強化させるということなのだが・・・)を使ってピアノを弾いていた風景を思い出してしまった。そのドラマにおいても、シューマンが機械を使って練習を重ねた結果、指を痛めたという話が登場している。しかし、更に調べていくと、この「機械を使って指を痛めた」という話が、実話とは異なるのではないか、といわれているらしい。機械を使って指を痛めた話の出所は、どうやら師であるヴィーク(クララの父)が日記(だったか)にそう書き留めたことにあるのだが、もし、事実と異なるとしたら、ヴィークはどうしてそんな事を書いたのだろう。まぁいずれにせよ、シューマンが指の使い過ぎで指の筋肉か神経を痛めたことは確からしい。あぁ、全音のシューマン楽譜は学生時代から所持していたのに、まともに解説ページを読んでいなかった私が、何故、今、読むことになったのだろう?これは単なる偶然か。それとも、シューマンが時空を超えて「おまえも気をつけろ」と言ってくれたのか。なんとも不思議な偶然である。◆ ◆ ◆ ◆ ◆3月18日、つまり明日は初の人間ドック、あぁ、憂鬱だ。実は人間ドックを受診する年齢には随分前に達していたのに、事情により受診せずじまいで現在に至っているのである。だから、よけいに緊張する。まぁ、日帰りコースなので、検査内容も限られているのだが、事前に書類にはあれこれ記入しておかねばならないうえ、前日は夜21時以降、何も食べてはならないという。そんな時に限って、腹は減るもので、日記を書いている今も頭のなかでは「何か食べたい、何か食べさせて」と浮かんでは消え、またまた浮かんでは消え、そんな状態を繰り返している。あぁ、バリウムが怖い・・・やっぱり憂鬱だ。・・・と日記を書いてから時間は経って、いつの間にか3月18日人間ドック当日。そろそろ病院へ出かけなければならない。なんだか最近病院通いばかりのような気がするが、変な病気が発覚するなんてことがなきよう、祈りたいものだ。
Mar 17, 2005
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3/12土曜日、この日はどんよりとした曇り空のせいか、体調はいよいよ悪くなるばかりで、結局この日はほとんど横になるしかなかった。しかし、いろいろな意味で睡眠は身体を回復させるのに良い効果がある、というわけで、夜中に目が覚めてみると、少しは身体が軽くなっていることに気がついた。も、もしかしてただの睡眠不足か?なんて楽観的に思ってしまった私であるが、やはり筋肉や関節に重い痛みが生じるのは変わりない。つまり、この日はピアノに全く向かうことなく過ごしてしまった。腰が痛く、あの固い椅子に座るのがつらかったのである。そんな訳で、まどろみのなか、ただぼんやりと左手が復帰したら何を弾こうか、と考えていた。先日の日記のコメントにも一部書いたのだが、これまで私が練習している曲はかなりテンポの速い曲が多く、左手が復帰したときにいきなりこれらの曲を弾くのは、左手のためにも良くないと考えたのだ。やはり、何事にもリハビリ期間は必要だ・・・というわけである。「左手の指に優しく、しかもゆったりしていて、しかもそれほど譜読みに時間がかからない曲」、そんな曲はないだろうか。私なりに考えてみた幾つかの曲は以下のとおり。勿論、先日の日記で惚れ直したシューマンのアラベスクも含まれる。■リハビリに使用したい 左指に優しいゆったりな曲たち・ピアノソナタ悲愴 第2楽章 (ベートーヴェン)・無言歌集より「春の歌」 (メンデルスゾーン)・アラベスク (シューマン)・夢 (ドビュッシー)・12の練習曲より第9番 (リスト)・ノクターン 第20番 (ショパン)いざ考えてみると、なかなか思い浮かばない。もっと「これだ!」という曲はないだろうか。ってそんなことを考える前に早く手を治しなさいってば、という突っ込みが各所から聞こえてきそうだ(笑)。まぁ病は気から、ということだし、こんな事を考えてきを紛らわすのもまた良いかと思って、どうぞ戯言につき合ってやって欲しい。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)【左手負傷中により大幅に練習量削減中】すべて右手のみで練習●体調不良によりお休み
Mar 12, 2005
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知人と電話で話しているなかで、たまたま私の左手がピアノを弾いて負傷したことが話題となった。すると知人は、「たかが趣味なのに、よくそこまでやるよね」と言い放ち、おまけに思いっきり笑われてしまった。やはり、一般的には笑われることなのだろうか。そんな知人も昔はピアノを弾いていた時期があったのだが、どうもピアノの練習というものはある種の義務感のようなものと思っているらしい。きっと、幼い頃、両親に無理矢理ピアノの前に座らされた経験だけが記憶として残っているのだろう。現在はピアノから全く離れ、ピアノ自体に興味もなくなってしまったらしい。だから、私がピアノを再開して、毎日のように弾いているという話を聞いても、「あんなこと、毎日なんて続けられない・・・」とほとんど興味も示さない。あげくの果てには「趣味は楽しくなくちゃ。趣味で疲れるのはいや」と知人が力説し出すものだから、まずい、このままでは言い合いになりそうだ、と慌てて話題を変えた小心者の私であった。あぁ、私にはピアノの練習が十分楽しいのだが・・・。確かに、なかなか思うように弾けない、おまけに手まで壊すわ、暗譜もままならずで苦労することも多いのだが、それもひっくるめて自己満足ながら段々と仕上がっていく曲を実感できるのは、このうえなく幸せではないだろうか。前にも一度言ったかもしれないが、私は「楽譜」という平面状のものが、「音」となって立体空間を描くあの瞬間がたまらなく好きなのである。そのための苦労ならば惜しまない。知人のように、趣味はあくまでも気楽にやりたい、という意見も勿論有りだろう。私だって否定はしない。しかし、苦労しながらも何かを完成させる趣味もまた良いものだ。それはピアノに限らず・・・だが。その苦労ひとつひとつも、決して無駄なことではないと思うし、自己の向上にも少しは役に立ってくれているのではないか、と勝手ながら思う(特にピアノあたりは、忍耐力もつきそうだ)。・・・と、電話で知人に語れなかったので、ここで愚痴っぽく語ってしまった。それにしても、そろそろ左手が恋しい今日このごろ。しかし、左手を動かしてみるとまだ少し傷みが走る。まだだめか・・・と深くため息をつく。あぁ、クライスレリアーナの第5曲も右手進行はそこそこ弾ける状態になってきたため、余計に早期の左手復活を願うばかりなのである。なんとか楽しみながら練習してる右手オンリー週間だが、やはり早く抜け出したい。(なんだか今日は愚痴ばかりだ)----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)【左手負傷中により大幅に練習量削減中】すべて右手のみで練習●ハノン #01-20,#39#01-20,(各指の独立訓練)、右手のみで指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回●クラーマー=ビューロー60練習 #09,#10#08:お休み(左手の状態が回復次第再開)#09:通して数回。左手と合わせられないのが辛い。#10:テンポ四分音符110にて左手パート録音と共に合わせる。●ショパン エチュード Op.25Op.25-02:少しテンポを上げてみると、多少音ムラが発生するため、再びテンポを落として1音1音を確実に弾くことを心がける。左手が復帰するまでは更に右手を仕上げていこう。●シューマン 「クライスレリアーナ」#01,#05第1曲:主題部、中間部を分けて部分練習が続く。主題部の進行にはかなり指が慣れたものの、主題後半がどうしても乱暴気味になってしまう。第5曲:曲全体にわたり、進行に慣れてきたが、左手と合わせるとまだまだ苦労しそうだ。●バッハシンフォニア #01~#04#01,#03:(上声/一部中声)通し練習。ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:(上声/一部中声)通し練習。#04:(上声/一部中声)通し練習。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04,#07----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Mar 6, 2005
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金曜日夜あたりから左膝が痛み、それは翌日になってもおさまらなかった。足をどこかにぶつけた記憶もないし、一体どうしたことか。それでも、とりあえずピアノには向かおうと、午後のひとときを練習に費やすつもりであったが、続ければ続けるほど左膝は痛がる。今更ながらに、上半身を支える両足の存在が重くのしかかるのだ。特に鍵盤の隅から隅へとせっせと移動する曲なんて弾けば、当然ながら足への負担もかかる。そのたびに左膝は小さな悲鳴をあげているようだった。季節変わり目の関節痛かな、それとも神経痛かな、などと思いながらとりあえずバンテリンを塗って、結局本日のピアノ練習は早々に終える羽目になってしまった。月曜日になっても症状が回復しないようだったら、一度病院に行かねばならないか、あぁ、少々憂鬱である。まぁこんな時こそゆっくり読書でもしよう、と先日買ってきた音楽情報誌「ショパン」をごそごそと袋から取り出す。私は音楽誌を定期購読はせず、気に入った特集があればその都度買っていたりする。で、その「ショパン」3月号の特集が「ショパン楽譜エディション」だったのである。■ショパン楽譜各版の紹介記事誌面には、原典版と校訂版の違いをわかりやすく説明、更に様々な版の紹介が掲載されている。パデレフスキ版やエキエル版、ウィーン原典版、ヘンレ版などのお馴染み版から、ショルツ校訂版、コルトー校訂版、ミクリ校訂版、クロイツァー校訂版、更には井口基成校訂版も紹介されていたのだが、あれ、現在愛用している全音の山崎孝版があげられていないではないか。「うぅ、ちょっと不満だ・・・」、そんなことを思いつつも読み進めていく。紹介記事のあとには、クラシックの音楽業界の各人が語るショパン楽譜とのつきあい方が掲載されており、やはりショパンと向き合うならば、多くの版のなかから自分なりの運指や表現方法を研究し、モノにしていくことが必要なのだと実感させられる。そして注目すべき点は、掲載者いずれもコルトー版を非常に高く評価しているのである。勿論、「私はパデレフスキ版を基準に」「いや、私はエキエル版で」とそれぞれにお気に入りの版は存在するものの、必ず傍らには「コルトー版を大いに参考にしています」と語られているのだ。うぅ、私、コルトー版は持っていない。全音の山崎孝版で事足りると思っていたのだが・・・■出先で譜読みの時間をもつまた、なかには私が実践しようと思っていた内容を当たり前のように実践されていたのが、出先で簡単に楽譜が閲覧できるようにと、ポケットスコアを持ち歩いていることだ。私の場合、どうも年のせいか、病院通いを余儀なくされるのだが、そんな際、毎度毎度数時間も待合室で待たされることが多い。こんな時こそ、「楽譜を読む時間」に当てれば良いのでないか、と。楽譜の複製は著作権法で禁じられているが、自分が購入した楽譜をあくまで個人的に、私的利用目的で複製する場合ならば問題ない(とされている)。ならば、縮小コピーして持ち歩くのも手ではなかろうかと、まぁそんなことを考えていたのだ。これならば、長々と待たされる苦痛の病院時間も楽しくなりそうだ。ピアノを弾くならばやはり健康も維持しなければ、そう思いながらも、どうしてこうも身体の各所にガタがきているのか。いや、もしかして運動不足か?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#41#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#41全長短調アルペジオ、テンポ108●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab,#17#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回●クラーマー=ビューロー60練習 #08,#09#08:通し練習後、17小節~24小節左手のみ部分練習。大規模な進展は無し。#09:どうしたことか、最後4小節あたりの左手の動き含み、後半にミスが目立ち始めた。いや、テンポを少しあげたことが原因かもしれない。とにかくつまらない凡ミスを発生しないように確実に弾くこと。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01:テンポ四分音符130のみで繰り返し通し練習。1音1音が弱々しくならぬよう、きちんと自分の音を聴いて弾くこと。Op.10-12:本日はテンポにこだわらず弾いてみる。昔よりはだいぶ弾ける手応えは得られたものの、まだまだ恥ずかしくて人には聴かせられないような状態。特に中間部の左手はまだ音ムラが気になるので、特に要練習。●シューマン 「クライスレリアーナ」第1曲通し練習と各ブロックごとに部分練習を何度も繰り返す。無意識に弾くとテンポが勝手にアップしていく傾向があるので、しにかく頭のなかで一定リズムを刻むこと。中間部はまだミス多し、しっかり練習すること(って随分長い時間、練習しているはずなのだが)。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04,#07----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Feb 26, 2005
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ピティナといえば、ご存じの方も多いと思うが、社団法人全日本ピアノ指導者協会のことである。いわゆる指導者のための団体なので、私のようなアマチュア独学者には遠い存在のような気もするのだが、ピティナが運営するWebサイトには音楽に関する話題も満載で、読んでいるだけでも楽しい。先日の日記で少し話題にした「ショパン物語」もピティナWebサイトの連載コーナーなのだ。その他、楽譜の配信や演奏ファイルの公開などもあり、利用された人も多いのではないだろうか。そんなピティナが開催するピアノコンペティションの過去の課題曲をぼんやりと眺めていると、ある文字に目が釘付けになる。中学2年生以下部門の課題曲に「ショパンのエチュード」(Op.10,25,3つの練習曲のなかから1曲)が含まれていたのである。「す、すごいなぁ。いまどきは中学生でこのくらい弾けないとだめなのか・・・(深々とため息)」バロックの課題曲については、中2以下でバッハシンフォニア、高1以下で同じくバッハの平均律から1曲と、まぁ妥当とも思えるのだが、とにかく私にとっては中2以下部門にショパンのエチュードが含まれていたことが強い衝撃であった。私が中2だった頃、一体何を弾いていたのだろうか、と思い返してみると、当時はショパンのエチュードは縁遠い存在で、自信をもって弾けていたのは、ブラームスの2つのラプソディ(Op.79-2)くらいか。ショパンといえば、せいぜいワルツあたりを自己陶酔しながら弾けていた程度であった。やはり、世界に羽ばたくピアニストの発掘となると、そのレベルは超人なみであることを、ピティナコンペの課題曲を見ながら実感するのであった。しかし、こうしたコンペの課題曲一覧を見ていると、次に「これ、弾いてみようかな」という目安にもなって楽しい。自分が練習している「パスピエ」(高1以下)や「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」(中2以下)あたりが過去の課題曲として含まれているのをみれば、それなりに嬉しい気分になるし、一時期のめりこんでいたリストの練習曲Op.1-9(いわゆる回想の簡易バージョン的な存在)も、あらまぁ、中2以下部門の課題に入っていた。ピティナピアノコンペティションには、年齢ごとに出場カテゴリーが分かれており、なんと40歳以上部門もあるらしい。コンペの類は割と若い人中心なのかと思っていただけに、これはなかなかニクイカテゴリーである。といっても、人前で弾く経験が極端に減ってしまったうえにかんじんの技量を持ち合わせていない私としては、縁遠い存在だ。更に更に、参加費用が結構高額なことにちょっとビックリ(1万円以上であった)。この額にビックリする私のほうが、きっと素人まるだしなのだろうが。中2でショパンのエチュードがばりばり弾けていたとしたら、高校時代には、更に自分の弾きたい曲が躊躇なく弾けているのだろうな・・・と空想は広がる。そして、もし生まれ変わったとしたら、「今度は子供のうちからもっと真面目にピアノの練習をしよう。」と思うしかなかったのであった。まぁ、それでも当時あまり真面目に練習していなかった私が、年月を経て、今こうしてピアノに向かって無謀とは思いつつも自分の好きな曲を練習できているのだから、それはそれで良いのかもしれない。楽しく練習出来ていることが重要なのだから・・・と思うことにしよう。皆さんは、楽しみながらピアノの練習は出来ているだろうか??----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#41,#42#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。(#01についてはクロスハンドでも追加練習)#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#41全長短調アルペジオ、テンポ108#42減7アルペジオ 普通のアルペジオよりも手にはかなり負担が大きい。それゆえ、なかなか粒が揃わない。●ハーモニックスケールハ長調,ト長調,ヘ長調,ニ長調,変ロ長調3,6度並進行/反進行:3オクターブ(調によっては2オクターブ)。●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab,#17#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回#17:各指のトリル練習。5回繰り返し。●クラーマー=ビューロー60練習 #08,#09#08:テンポアップ宣言は返上。やはり左手4指の弱さからか、音がぬるっとつながってしまう事がある。これはまずい、と1音1音、指をぐいっと上げながら練習(ほぼスタカートに近い状態)。左手の良い練習になるのだから、もっと丁寧に仕上げることにしよう。#09:手を広げる練習。指は慣れてきたが、左手10度音域の進行で音ミスをすることがあり。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符125/130/135/140で通し練習。Op.10-12:テンポ四分音符100/105で通し練習。28~32小節、及び65小節以降を部分練習。メトロノームに合わせて弾けるようになたっただけでもまぁ1歩前進したと思わなくては・・・Op.25-12:1~46小節、つまり見開き2ページ分はなんとか譜面を見ずに弾けるようになったものの、技術的な進歩は無いに等しい。まぁ、1回譜めくりしなくて済む分、良しとしよう。本日も通して数回練習。●バッハシンフォニア #01~#03#01:ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#02:通して数回。まとめ段階。#03:通して数回。#04に着手する前にもう少し美しく弾けるところまで練習しよう。フレーズ内途中で分断しないように。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04,#07----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●シューマン 「クライスレリアーナ」第1曲
Feb 20, 2005
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昔、ピアノを習っていた時は先生が「次はこの曲を弾いてみましょうか」と様々な曲を選んでくれた。そのおかげで、私は未知な曲たちに沢山出逢えたのだが、レッスンをやめて数十年、新たな曲と出逢うためには自分の努力が必要となる。しかし、「あっ、次にこの曲が弾きたいな」と思わせてくれるような曲に出逢うきっかけって、実は結構自分の身近にあったりするものだ。今更そんなこと言われなくてもわかってるわい、と言われてしまいそうな内容であるが、まぁ、自分がもっと音楽の世界へと積極的に触れられるためのメモ代わりとして記しておくので、笑って読み流して欲しい。■コンサートで生演奏に触れるお手軽度:★☆☆ ピアノリサイタル等に出かけた際、お目当ての曲以外にも「あらっ」と思うような曲に出逢えることが多々ある。これは大いなるきっかけではないだろうか。プロの演奏を間近で観るのは自分にとっても良い刺激になるし勉強にもなる。しかし、チケットを確保したり、場所的に遠方の会場だったりすると、これが結構大変。■CDを買うお手軽度:★★☆ 今、自分が練習している曲が収録されたCDを買ってみると、これまた新たなる曲との出逢いが待っていたりする。例えばお気に入りの曲のCDを買って、その演奏者が気に入ったら今度はこの演奏者が弾く別の曲のCDを買ってみる、と少しずつ視野を広げていくことで、音楽の世界も広がること間違いなし!!ただ、プロの演奏も作曲家との相性もあって、ショパンは良いけれどベートーヴェンはいまひとつなんてこともあるので、CD選びも実は難しい。■テレビ/ラジオの音楽番組を積極的に観るお手軽度:★★★ 実はピアノを再開するまではそれほど真剣に観ていなかったテレビの音楽番組であるが、ここのところ、新たな音楽に触れたくてついつい音楽番組の類は観るようにしている。それにしても昔はNHKももう少しクラシック番組も充実していたような気がするのだが、最近はちょっと物足りない。民放も音楽番組といえばやはりポップス中心。だからたまにクラシックの音楽奏者が出演するとそれはもう嬉しくて嬉しくて。■テレビCMやドラマに登場するクラシック曲をチェックお手軽度:★★★ ドラマやCMに採用されるような曲は大概有名な曲が多いので、今更・・・な感はあるのだが、たまに「どきっ」とする曲が採用されていることもある。過去日記でも何度か話題にしたYKK-APのドビュッシー曲にしても、私にとっては非常に新鮮だったし。但し、ドラマやCMの場合、良い曲だなと思ってもなかなか曲名まではわからないことがある。そんなときには、インターネットの公式サイト等を見て問い合わせ先が明記されていたら、そこで聞いてしまうのもひとつの手だ。掲示板があれば、そこで「あの曲は何ですか~」等と質問すれば誰かしらが回答してくれたりも。いやはや、便利な世の中である。■インターネットの音楽系サイトや掲示板を閲覧・参加してみるお手軽度:★★★ 最近の私が得る情報のほとんどは「これ」といっても良いかもしれない。日記を掲載するようになってから、他のピアノ弾きさんのサイトにお邪魔する機会も非常に増え、「そ、そんな作曲家さんがいたのですか」なんていう発見も多々ある。最近、mp3やmidiが幅広く普及して、自分の演奏をサイト上に公開している人も多いので、それを試聴して新たな曲との出逢い、なんてこともある。■ピアノの発表会などのイベントにお邪魔してみるお手軽度:★☆☆ これは実際にやったことはないので多くは語れないのだが、土日等に開催されているピアノの発表会にお邪魔して音楽を楽しんでいる人がいる、というのを聞いたことがある。関係者以外お断り・・・ではなければ、確かに自由に見ることが出来そうだが、はて、これってどうやって情報を得るのだろう?■楽譜コーナーでいきなり未知な楽譜を買うお手軽度:☆☆☆ はい、これは全くの我流、しかも多大なる賭けである。私は過去、この方法でメトネルと出逢ったのだが、この方法はあまりオススメしない。しかし、楽譜の背表紙のタイトルだけをみて、無性に手にとってみたくなる、皆さんにはそんな経験はないだろうか?他にも、「弾きたくなる曲」に出逢う機会はいっぱい!皆さんが新たに弾きたくなる曲は、いつどんなところで出逢っているのだろう?----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#41#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#41全長短調アルペジオ、テンポ108●ハーモニックスケールハ長調,ト長調,ヘ長調3,6度並進行/反進行:3オクターブ。●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。07bはテンポを落として2回往復#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回。bのみ1回。●クラーマー=ビューロー60練習 #07#07:教則CDを改めて聴いて唖然。この曲はモデラート指定なのだが、これのどこがモデラートなのか、と言いたくなるほど速い。このテンポはこの際無視して弾くしかないか。というわけで、まとめ段階へ。●バッハシンフォニア #01~#02#01:まとめ段階。通し練習数回。#02:苦手箇所と思われている場所についてはとりあえず指が慣れてきた。後は通してすんなり弾けるまで根気よく練習だ。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01:テンポ四分音符120/130で通し練習。その後、無謀とは思いつつも試しに140で弾いてみたところ、今回はまだまだミスタッチの押し売り状態だったのだが、今後の練習次第では弾けそうな予感がしてきた。130以上で弾ける日が来るなんて思ってもみなかったのでかなり嬉しい。●カスキ 「秋の朝」本日は32小節目の運指の検討を真剣に実施。私にとって最も課題事項となっているのが、この32小節をいかに華麗に弾くことなのだが、現在はどうしても手が止まり気味。結局、検討の結果、5-2-5-1-4-3 2-1-5-1-4-3 2-1-5-1-4-3・・・で弾いてみることにする。しかし、やはり弾きやすいとはとても言えない。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04●バッハインヴェンション #01~#15----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Feb 3, 2005
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ピアノを再開してもうすぐ5ヶ月が経とうとしている。既に毎日ピアノを弾く行為が当たり前のようになり、はて、再開するまでは私の生活を埋めていたものはいったい何だったのだろう、と疑問に思うくらい、すっかりピアノが日々の生活にとけ込んでいる。自分の練習の仕方が果たして良いのか悪いのか、それは分からないのだが、毎日とにかくメインに練習する「本練習」、自己満足ながら弾けた時点で本練習から外し「おさらい練習」、時にはフラッと仕入れてきた楽譜を徒然なるままに弾く「試し弾き」、これが私にとってのピアノ練習三本立てとして確立されてしまった。メイン練習は割と1曲に時間をかけてじっくり練習するのだが、「おさらい練習」に移動した時点で、だいたい1曲につき1回さらりと弾く程度、しかしながら、このおさらいの時間にも「昨日より少し進歩した自分」「飽きてきたのかうんざり気味の自分」がみられる。つまり、演奏にまだまだ進歩がみられるうちは完成度はほど遠いということかもしれない。現在のところ、譜面通りに弾け、曲にある程度の表情がついた時点で一応の「完成」としているが、実は完成の定義は実に曖昧。時を重ねることで技術に磨きがかかり、当時は苦労して弾いていたことがいつの間にかさらっと出来るようになっていたり。そのような状態になってから改めて弾いてみれば、更に曲自体にも余裕が出ているだろう。また、年を重ねることで更に表情に豊かさも出れば悲哀さも出るかもしれない。逆に若くなければ弾けないような天真爛漫な表現、後になって弾いてみるとなかなかその素直さが表現できないなど、技術面以上に考えさせられることもあるかもしれない。結局、完成した!といってそのまま、はい、さよならしてしまったらそれまでの関係、しかし、一回練習した曲たちと長々とつきあっていけば更に深い関係になれそうな気がする。といっても、さすがにそんなに沢山の曲たちと毎回毎回つきあってはいられない。一生つきあっていこう、と決めて弾いているバッハのインヴェンションを全15曲弾くだけでも結構苦労している。それでも、それが自分の実力の目安にもなっていたりもするのだが。一生つきあっていきたい曲、皆さんにはあるだろうか。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#40,#41#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#40半音階 反進行でややつまずき気味。#41全長短調アルペジオ、テンポ108●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab,#17#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。07bはテンポを落として2回往復#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回。bのみ1回。#17:久々に各指のトリル練習。5回繰り返し。●クラーマー=ビューロー60練習 #07#07:強弱を自然につけて、あくまでもレガートで弾くこと。少しずつテンポアップ開始。●バッハシンフォニア #01~#02#01:通し練習数回。左手4指を残しながら4-3-2と進行する箇所でややつまずくことがあるので要注意。#02:臨時記号の有無で若干ミスする箇所があるため、譜面をしっかり見て弾くこと。●ショパン エチュード Op.10Op.10-01:テンポ四分音符120/125/130/135で通し練習。やはり140はまだ自分には早い、ということで135のまま2回程繰り返してみる。右手の疲れよりも精神的な疲れの方が多いような気がしてならない。とにかくミスタッチをひとつでも減らす方向で頑張れ。Op.10-12:前回に引き続きペダル検討をしてみるが、進歩は無し。というよりも、ペダルを使用するとついつい気が大きくなって自動的にテンポアップしてしまう悪いクセは直したい。例の第二部の大間違いの指遣いについては修正してようやく指が慣れ始めてきた。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「メヌエット」メヌエット、通して2回。どうもこの曲は暗譜まで進まないまま現在に至っている。全体的にそつなくまとまっているが、いまひとつ感動が足らない。●カスキ 「秋の朝」昨日検討した32小節目の運指で改めて練習。最良の運指とは思えないのだが、何も考えずに弾いていた時よりはスムーズに弾けている実感がある。どうしてもっと早く検討しなかったのか。●バッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」1~56小節目まで練習。しかし、先日新たに加えた41~56小節に大苦戦。オクターブの連続はどうしてもムラが出てしまうし、後半はまだまだ迷い指をする始末。確実に弾けるまではこの先へは進まないと決意。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04●バッハインヴェンション #01~#15●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし(ここではっと気づいた。2月2日の日記を間違えて3日の日記として投稿してしまったらしい。こちらの日記が本来2月3日のものである。)
Feb 2, 2005
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夜、睡眠のお供にと布団のなかで音楽書籍をぼんやりと読んでいたら、ある一文が目にとまる。「ノクターン(夜想曲)を最初に作ったのはジョン・フィールドである」と。「じょん・・・・ふぃーるど?、ワタシ、シラナイ」、私ってつくづく音楽知識に疎いのか、それともジョン・フィールド自身がそれほど知られた存在でないのか、さぁどっち?(前者に決まっているだろうに)なのかはさておき、ついつい起きあがって続きを読み始める。その「ジョン・フィールド」とは、1782年に誕生したアイルランドの作曲家(兼ピアニスト?)。あのソナチネアルバムでお馴染みのクレメンティにピアノを習い、徐々に活動を広げていく。そんななか作られたのが「夜想曲」(ノクターン)と名付けられた曲であり、つまりこれが初めてこの世に「ノクターン」が誕生したきっかけである。ノクターンといえばどうしてもショパンの印象が強いのだが、その当のショパンはフィールドの影響を多大に受けて、ノクターンを作ったといわれているらしい。つまりフィールドはロマン派音楽の先駆け的存在であったということか。となると、無性にフィールドのノクターンが聴いて(弾いて、の間違い?)みたくなるのが、私の悪い癖。ショパンに影響を与えたといわれるノクターンがどんな曲であるのか興味津々である。なにやら全音からは楽譜も出版されているらしい。おまけにCDの新譜情報にも、なんたる偶然かフィールドのノクターン集が2月に発売される、といった掲載が目にとびこんでくる。もはや、これは運命か??どなたかフィールドのノクターンを弾いた・聴いた記憶がある人は、どうぞ感想を私に教えて欲しい。やっぱりノクターンならばショパンを練習した方が良いのではないか、なんて声も聞こえてきそうだが、最近物事のルーツが妙に気になるお年頃ということで、どうか許してほしい。そうして私は頭のなかでノクターン(ショパン・・・であるが)を奏でながら眠りについたのであった。◆ ◆ ◆ ◆ ◆さて、話は変わって、実は今日は少々腹が立つ事件があり、今、無性にストレス発散させたいのだが、いざとなるとなかなか浮かんでこないあたりが情けない。浮かんでこないことに今度は腹を立て、ってこれでは悪循環。こんなときにピアノを弾いてしまうと、「怒りの旋律」でこれまた腹が立ち・・・結局時間が経つことで解決するしかなかったのであった。ピアノを弾けばストレス発散なんて豪語していたのに、ピアノってどうしてこうも自分の心理状態を如実に表してくれるのだろうか。逆にピアノがちょっと憎らしくなるときがある。そう考えると世のピアニストたちって本当に凄い。どんなにプライベートで嫌なことがあろうとも、そんなことをみじんも感じさせない演奏が出来るのだから。やはり何事にも動じない強い精神をもっていないと、プロとしてはなかなかつとまらないのだろうか。ってそれはピアニストに限ったことではなく、どんな分野のプロでも同様なことだろうが。私はまだまだ精神的に未熟なままである。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例本練習)●ハノン #01-20,#39,#41#01-20,(各指の独立訓練)、まずは指慣らし。#39全長短調の4オクターブ音階を1回ずつ弾く(リピート有り)テンポ120#41全長短調アルペジオ、テンポ108●ハーモニックスケールハ長調,ト長調,ヘ長調3,6度並進行/反進行:3オクターブ。●ブラームス51練習 #9ab,#07,07ab,#08ab#09ab:各指を広げる運動、2回往復#07ab:3度を4-1,5-1指で弾く運動、2回往復。07bはテンポを落として2回往復#08ab:aの運動で指を慣らし、bでアルペジオの練習。aからbへと続けて弾くこと2回。bのみ1回。●クラーマー=ビューロー60練習 #07#07:残念ながらこのまま仕上げには向かえなかった。後半ややミスが目立つため、今日は部分練習を集中的に。●バッハシンフォニア #01~#02#01:まとめ段階。上・中・下声を聞きわけながら各旋律が横のラインとして流れるように意識して。#02:19,20小節の左進行はだいぶ慣れてきた。が、26小節の中声部押さえながら下声を弾くコツがまだつかめていない。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01:テンポ四分音符120/125/130で通し練習。テンポ130は2回繰り返し。Op.10-12:再び15~18小節、28~32小節をじっくり部分練習。ペダル検討もしてみたものの、ペダルを踏むとどうしてもペダルに頼った弾き方になるので悩ましい。Op.25-02:通して2回。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「メヌエット」メヌエット、通して2回。●バッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」1~40小節に加え、56小節目まで練習。41~56小節の決め手は左手のオクターブ奏法。これをいかにはっきり軽快に弾くかがポイント。しかし、ここまで改めて練習してみて、「これはまともに弾けるまでどのくらいかかるだろうか」と途方に暮れてしまったのが本音だったり。----------------------------------------------------本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #04●バッハインヴェンション #01~#15●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」----------------------------------------------------本日の試し弾き(あくまで体験弾き)●なし
Feb 1, 2005
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12月30日、最悪な1日が始まった。朝から掃除だ洗濯におわれ、ピアノに触れられる時間はないまま、昼になろうとしていた。おまけに、ようやく作った年賀状の印刷をいざ始めようと思い、郵便局で貰った試し打ち印刷用の紙をセットし、いざカラープリンターで印刷してみたところ、「げっ、なんだ?この印刷結果は」と各所がかすれて色ムラを起こしている印字結果に呆然。これもそれも、私がみな、「まぁ、どうにかなるだろう」と、のばしのばしにしていた事へのツケ、である。■最悪な事項自得な時間は過ぎていく慌てて買い置きのカラーインクに交換しなくては、と消耗品在庫置き場に手をのばすと、「げっ、以前使い切ったインクをまた、在庫置き場に戻している人は誰だ!!」(ってそんなことをするのは私しかいない)、つまり、買い置きがあると思いこんでいたのは、全くの勘違いであった。昼過ぎに印刷を終えて郵便ポストに投函するだけ、と思っていた私の計画(とは決していえないが)は全て崩れ、慌てて家電店へ走る羽目となってしまった。しかも、私が所有するプリンタのインクは、近所ではほとんど見かけないため、結局遠くの家電店まで行かねばならないのだ。案の定、道中は大渋滞、家電店の歳末大セールでこれまた大混雑、私の午後の時間は空しく過ぎていったのであった。はい、みんな、私が悪いのだ。ようやく苦労して帰宅したは良いが、既に夕食の時間。途中のスーパーで買った惣菜を並べ(あぁ、なんて手抜き)、早々に食事を済ませると、再びプリンターとの格闘が始まった。しかし、新しいインクに交換しても、試し打ち結果は変わらず、縞々状にかすれている。「な、なんででしょう・・・」、途方に暮れながら、プリンタのクリーニング等を施しても結果は変わらずじまい。「ええいっ、ものは試しだ、直接年賀状に印刷してみよう!」、すると、多少、うっすらと縞模様は残るものの、一般的には気になるレベルではないではないか。つまり、試し打ち用にどうぞ、と貰った用紙、これがプリンタとの相性が著しく悪かったようなのである。あぁ、私の午後の時間を返せ、ってその前に、年末ギリギリになってこんな事態を引き起こしている自分に怒るしかない。更に、年末年始のテレビ番組表を確認すれば、なにやら録りたい番組が幾つもあるではないか。しかし、HDDプレーヤーには、録りだめした映画やドラマで残量ほとんど無し。とにかくDVD-RAMに移動させなければ、と慌ててチャプター打ち(いわゆる場面インデックス)をしながら、せっせとDVD-RAMに移動、かたや、年賀状印刷中、私の夜中はこうして空しく過ぎていったのである。そう、結局ピアノの練習は全くできずじまいであった。大晦日の日くらいは弾こう・・・やっぱり弾き納めはしたい。■ピアノ再開してから増殖した楽譜たちさて、時間は戻って、午前中に部屋の掃除をしていると、つい今年を振り返る品々が視界にとびこんできた。楽譜やCDたちも、9月にピアノを再開してから年末に至るまで、少しは増えてくれたようである。本棚に楽譜のエリアが増殖していくたびに、「あぁ、今、ピアノを練習しているのだなぁ」としみじみと実感する、そんな気持ちを分かってくれる人はきっと多いはずだ。月々、あまり自由になるお金がないため、まだまだ買いたい楽譜やCDをグッと我慢しているのだが、そんななか、ピアノを再開してから増えていった楽譜をここで列記しておこう。来年もきっと増殖するに違いないから。(CDも列記しようと思ったのだが、時間不足によりまた別の日にでも・・・)【楽譜】ドビュッシー・ドビュッシー「子供の領分」(全音)・ドビュッシー「ベルガマスク組曲」(全音)・ドビュッシー「雨の庭」(全音ピース)・世界音楽全集ドビュッシー1(春秋社版)・ドビュッシー ピアノ曲集2安川加寿子編(音楽之友社)ラヴェル・世界音楽全集ラヴェル1・2(春秋社版)バッハ・バッハインヴェンションとシンフォニア市田版(全音)・・・春秋社版は既所有済・バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻市田版(全音)・世界音楽全集バッハ1・2(春秋社版)・・・行方知れずにより買い直しショパン・ショパンエチュード(パデレフスキー版)・ショパンエチュードOp.10(ウィーン原典版・音楽之友社)・山崎版ショパンエチュードOp.10(全音)・山崎版ショパンエチュードOp.25(全音)フィンランド系・シベリウスピアノアルバム・メリカントピアノアルバム・カスキピアノ小品集指訓練・クラーマー=ビューロー60練習曲(全音)・ブラームス51の練習曲(全音)・マリアティーポによるハーモニックスケール(全音・まだ手元に来ず)これらからも分かるように、ピアノ再開時にはドビュッシーに燃え、ふとしたきっかけでショパンエチュードに目覚め、指訓練やバッハもやり直さなければ、といった使命に駆られた数ヶ月間がよくわかる。来年は一体、何冊くらい増殖していくのだろうか。
Dec 30, 2004
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「オーパスワン」と聞いてまず頭に浮かぶといったら、クラシック音楽に慣れ親しんだ者ならば迷わず「作品番号1番」。そして、ワイン好きならば「あぁ、あのワインか」とつぶやくに違いない。それに関して、毎年誕生日がくるときまって思い出すエピソードがある。それは、うら若き?独身時代、相方から貰った最も粋な誕生日プレゼント、それが赤ワイン「オーパスワン」なのだ。私が音楽好きであること、そして、ワインに関する漫画としてブームにもなった「ソムリエ」(城アラキ:原作/甲斐谷忍:画)4巻 vintage28.レストランデートに掲載されたエピソードを読んで、ピンとひらめいたに違いない。「オーパスワン」は1979年、フランスボルドーの名門シャトーである「シャトームートンロートシルト」と、アメリカカルフォルニアの代表的な「ロバートモンダヴィ」によって造られた、いわゆるアメリカ・フランス合作赤ワイン。(私自身、ワインはよく飲む方ではあるが、あまりウンチクは語れないため、興味がある人は「オーパスワン・ワイン」をキーワードに検索すれば、沢山のウンチクをみることができるだろう。) ワインの作り手が奏でたハーモニーを十分に楽しめるワインは、割と高価な部類であるものの、熱烈なファンも多く、ワインファン、そして音楽ファンにも支持を受けている1本である。さすがに現在はそのような高価なワインを飲む機会はなく、1本500円程度からせいぜい2,000円程度のテーブルワイン、更には変わり種ワインを楽しむ日々だ。まぁその話はまた別の機会にするとして・・・さて、有り難がって飲んでしまったオーパスワンの空瓶を眺めながら、ふと、作品番号1番な曲たちってどのようなものがあるのだろうと考えてみた。現在まで、様々なピアノ曲を練習してきたが、そういえば作品番号1番に出逢えていないではないか。というわけで、ちょっぴり調べてみると、以下のような曲たちを発見。A.ベルク:ピアノソナタ Op.1ショパン:ロンドハ短調 Op.1シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1リスト:12の練習曲Op.1(Op.1-1~12)プロコフィエフ:ピアノソナタ第1番 ヘ短調 Op.1 スクリャービン:ワルツ ヘ短調 Op.1ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1~3番(Op.1-1,2,3)メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.1ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1シューベルト:「魔王」Op.1パガニーニ:24の奇想曲 Op.1短い時間で分かったのはこの程度だったが、世の中には沢山のオーパスワンな曲たちが存在している。そんな沢山の曲たちを想いながら、オーパスワンを飲むのもまた良いだろう・・・(いや、テーブルワインで我慢しよう) ところで、ショパンのロンドOp.1、偶然にも楽譜を持っていたので、機会をみつけてちょっと弾いてみようかなと思ったり。しかし、かんじんのロンドOp.1を聴いた記憶がないのであった。はて、どんな曲だろう。----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #21-22,#29-30,#39#21-22(3-4-5指の訓練)を続けて繰り返し1回#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ120で1回ずつ(2往復)全長短調の4オクターブ音階(今日も嬰へ短調は繰り返し)●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、3回繰り返し#18ab、16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。1回レガート往復。1回8分音符スタカートにて。#09a、各指を広げる運動、1小節ずつ繰り返し2回往復#09b、各指を広げる運動その2、3回往復。●ツェルニー30番 #24#24、17~22小節のスタカート後のレガートな部分、左手がややもたつき気味なので注意。両手スタカートは右手をもう少し短めに。●クラーマー=ビューロー60練習 #01~#04#01~02、おさらい#03、8-9小節の間で音がブチッと切れてしまう原因は運指に問題あったのでこれを修正。(8小節の4拍目の16分音符を2-5-1-5としていたのだが、正しくは3-5-2-5)#04、前半の指進行にようやく慣れてきたが、後半のアルペジオがミスタッチしがち。気をつけること。●バッハインヴェンション #01~#12#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。#11、まとめ段階#12、まだまだゆっくりテンポだがようやくトリル前後で指が止まることなく弾けてきた。あとはミスタッチや強弱をつけて曲を仕上げていこう。#13、9~13小節、譜面に書かれた運指できちんと弾くこと。●ショパン エチュード Op.10,25Op.10-01、テンポ四分音符100でゆったり通し練習、12/11の日記にあげた苦手箇所を中心に練習。Op.10-04、テンポ四分音符120で通し練習したところ、左手の進行に不満を感じ、110にテンポダウン。テンポアップを意識するあまり、1音を曖昧に弾いてしまう癖がついていたため、しばらくはまた110でじっくり練習しよう。Op.10-12、テンポは四分音符90で1~40小節をひたすらノンストップで繰り返し練習。特に25~40小節の左手進行が苦手ゆえ、部分練習も含む。Op.25-02、どうもテンポアップが望めぬまま、モデラートで右手の指慣らしを中心に。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階、ここ2日ほど弾いていなかったせいか、暗譜が曖昧になっていたため、再び頭にたたき込め。メヌエット、通し練習を数回。●ドビュッシー 「雨の庭」ゆっくりテンポで通し、及び部分練習数回。
Dec 13, 2004
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12月5日、日本の気象はどこか異常だった。12月だというのに関東を中心に25度前後の「夏日」。そして北海道はといえば、大雪。帯広では既に50cm以上の積雪だったという。同じ日本内でこうも気温差があるとは、恐ろしい限りである。おまけに25日未明から朝にかけては台風を思わせる強風、一体どうなってしまったのだ。しかし、そんな夏日のおかげで、ここのところ防寒具を着てピアノに向かっていた寒すぎる和室も今日ばかりはポッカポカ、いや、それを超して暑いくらいであった。寒さで硬直してしまう指も、今日はすこぶる快調だったり。多分、今日日記を書かれている人は、皆、同じように「今日は異常気象な1日だった」とつい漏らしているに違いない。さて、ニュースで北海道の大雪を見ながら、ふと思い出してしまったことがあった。まぁ、雪は関係無いのだが、それは、2002年に北海道へ旅行した時のことである。■公衆トイレの入口にグランドピアノが置かれている?日本各地にはユニークな公衆トイレが存在するが、北海道有珠郡大滝村にある道の駅「フォーレスト276 大滝」施設内のトイレには驚かされる。当時、私が書いた旅日記を一部抜粋すると・・・「施設内で最も強い印象を与えているのが、1億円トイレ。トイレに1億だなんて、何の意味があるのか、と思った皆さん、反論は出来ないのだが、このトイレには癒しの効果があるのだ。というのも、なんとトイレの入口にはグランドピアノが置いてあり、優雅に自動演奏が流れている。トイレエリアに入れば、ここで歓談でもするのか、といわんばかりのテーブルに椅子、そして勿論化粧直しコーナーには椅子までついており、落ち着いて事を済ませることが可能、という訳だ。既に観光名所と化したこのトイレ、トイレ入口のピアノの前で記念写真を撮る者もいれば、なんとトイレ内まで写真を撮っている年輩の女性までいる。」いつもは自動演奏が流れているピアノだが、もしかしてトイレ前でピアノリサイタルなんてこともあったら、それはそれでかなり話題になるかもしれない。しかし、トイレ前に人があふれかえる風景はあまり見たくないが。興味がある人は、大滝村を訪れた際に、国道276号沿いの道の駅「フォーレスト276大滝」に寄ってみよう。詳細の場所などについては、google等の検索エンジンで「フォーレスト276」と検索すれば分かるので、そちらをどうぞ。それでは最後に恒例の本日ピアノ練習日記を・・・----------------------------------------------------本日のピアノ練習メモ(定例)●ハノン #29-30,#39#29-30を続けて繰り返し4回。#39テンポ110で1回ずつ(2往復)は以下の調 ハ長調,イ短調,ヘ長調,ニ短調,変ロ長調,ト短調,変ホ長調,ハ短調,変イ長調,ヘ短調,変ニ長調,変ロ短調,変ト長調,変ホ短調,ロ長調,嬰ト短調,ホ長調,嬰ハ短調,イ長調のスケール#39テンポ100でじっくりと何度も繰り返す。左右片手ずつ往復して練習は以下の調 嬰へ短調のスケール(このスケールも何故か運指で悩まされ、明日も引き続きじっくり練習だ)●ブラームス51練習 #17,18ab,#30,#9a(4-5指強化の為,指を広げる)#17、数回繰り返し#18a、右手16分音符4音の間に3連音符、3回繰り返し#18b、16分音符4音の間に3連音符応用、3回繰り返し#30、1音押さえたまま4-5指のトリル。2回往復。いまだにこれを弾くと左手の5指が痛い#09a、各指を広げる運動、時々音をはずすのは頂けない。テンポはとりあえずゆっくりでいいからとにかく正確に弾くのだ。3回往復●ツェルニー30番 #01~#22の偶数番曲練習、及び#23#01~22の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#23、後半部に力を入れすぎたか、後半部のミスはほぼなくなったものの、前半部の両手3度進行がピシッと合わない。まるで2人の息が合ってないといった感じか。●クラーマー=ビューロー60 #01~#03#01、まとめ返上。速いテンポにこだわってしまい、1音1音が乱暴になり、リズムも崩れがち。これではダメ!特に16小節~18小節の左手、2拍目,4拍目の4指が弱く、リズムが大幅に崩れがちなので、4指をあえて押さえたまま練習してみる。これでリズムはかなり改善されたので、あとは様子をみて4指押さえをなくして再チャレンジ。#02、今日も8分音符を丁寧に粒良く弾けるよう練習。#03、5~9小節目、及び29,30小節中心に部分練習後、通し数回。だいぶテンポ良く弾けるようにはなってきた。途中、右手レガートで弾く部分、いかに変化をつけて弾くかがポイントか。●バッハインヴェンション #01~#11#01~#10はノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は再復習。市田全音版/春秋版両楽譜を見比べながらフレーズ、トリルを意識して弾く。#11、市田版のトリルをチェックしてみると、こちらの方がしっくりいくので改めて採用してみる。臨時記号ミスはやや改善されたが、右・左手の各フレーズ区切りを意識するとどうしても手がとまってしまうところがあるので、まだまだ要練習。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、まとめ段階、暗譜は約90%完了。メヌエット、そろそろまとめ段階だが、若干音ミスがまだあるので集中して弾こう。●ショパン エチュード Op.10-1ゆっくりテンポで通し練習。少しずつだが手が広がるようになってきた。やはり毎日少しずつでも練習していくと弾けるようになるのではないか、とちょっぴり期待感が高まる(錯覚できないことを祈りたいが)。●ショパン エチュード Op.25-2通し練習後、音の粒が美しくないため、リズムを変更して練習(山崎版練習の1,2)。
Dec 5, 2004
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これまで自分の携帯電話の着メロといえば、テレビドラマやらアニメの主題歌だったり、好きなアーティストの曲だったりと、割と元気いっぱいなサウンドが採用されていたのだが、ここ数ヶ月、着メロに変化が生じた。そう、ピアノの練習を再開するようになってから、現在練習しているピアノ曲を着メロに設定するようになったのだ。最初に設定しようとしたのは、ドビュッシーの子供の領分「グラドゥスアドパルナッスム博士」。ところがこの曲、なかなか一般的な着メロサイトでは見かけないのである。そんなとき、ヤマハが運営しているモバイルサイトに遭遇。もしかしたらここにならばあるかも?と検索してみると、ようやくお目当ての曲を発見。ヤマハの携帯着メロサイトは幾つかの分野に分かれており、そのなかの「ピアノハーツ」サイトには、クラシック曲をはじめとしたピアノサウンドが多数掲載されているのだ。また、特集も興味深いものが用意されており、なかでも「のだめカンタービレ」特集には思わずにんまり。のだめカンタービレで登場したクラシック曲(それ以外も含めて)が着メロとしてゲットできるのである。ここで、ショパンのエチュードOp.10-4の着メロを入手して以来、私の携帯電話は着信する度に「もっと練習しろ、もっと練習しないとこんな風には弾けないぞ」と言われているみたいだったり。きっと、これからもピアノ練習のメイン曲が私の携帯電話の着信音に設定されることだろう。そうやってくじけそうになる己を戒めているのだ。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#35#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動を数回繰り返す。#35の1-5指くぐらせ運動、やはり今日も悪戦苦闘であった。本当に昔はすんなり弾けていたのか、だんだんと不安になってきた。●ツェルニー30番 #01~#21#01~20は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#21、昨日同様、左手半音階の練習を続ける。最後2小節の音ミスは改善された。●バッハインヴェンション #01~#10#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ#08、本日も左手を丁寧に弾く練習。やはり後半になるにしたがってテンポアップしてしまいがち。#09、臨時記号に気をつけながら通しで数回。#10、インヴェンションの中では難易度はそれほど高くない曲ではあるものの、左右手のモルデントがピシッと合わないと格好悪いので、まずは各旋律を耳で確かめながら左右のリズムがきちんと合うように練習。●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、相変わらず16小節の右・左手の弾き分けを中心に練習。通し練習を数回。メヌエット、こちらも右・左手の弾き分けが今まで練習していたものと異なる箇所があるため、部分練習と通し練習。●ショパン エチュード Op.10-4だんだん目に見える進歩度合いが低くなってきた。ここが勝負どころか。本日もスローテンポで練習を繰り返す。
Nov 13, 2004
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実は楽天サイト内では、ピアノや音楽に特化した内容を中心に掲載しているが、私のライフワーク的な趣味は「国内各地を旅する」でもあったりする。特に、一般道上に設置された休憩スポット(いわゆる高速道路でいうサービスエリアのようなものだ)である「道の駅」を訪れては、「食べる・買う・観る・くつろぐ」を堪能し、Webサイト上でうだうだとレポートを掲載しているのだ。といっても、今年の夏以来、諸事情と多忙がからみあって、旅らしい旅はまったくできずじまい。そのストレスを発散するがごとく、ピアノにうち込む日々であるが、今まで巡った旅先での音楽な話をここで少しずつ紹介していこうかと思っている。また、いつの日か訪れることを期待しつつ・・・さて、今回紹介するのは富山県西砺波郡福光町、国道304号沿いにある道の駅「福光」。日本情緒ただよう休憩スポットだが、なんとここの休憩コーナーには白いグランドピアノが置いてあり、訪れた客がそのピアノを弾いて良いらしい。勿論、店員さんに一声かけることはマナー上必要だろうが、腕に自信がある人はドライブがてら訪れた際に是非とも弾いてみてはいかがだろうか。但し、公共の場ゆえ、多くの客の前でいきなりピアノを弾く勇気があれば・・・の話であるが。実は、一生を終えるまでに一度くらいはここ道の駅「福光」のピアノを弾いてみたい、なんてひそかに思ったりもしているのだ(ってここで公言していたら、ひそかでも何でもないか)。あぁ、野次をとばされぬよう、練習練習!ひたすら練習である。道の駅「福光」に関する紹介はこちらをどうぞ!→ ふゆのほし的道の駅「福光」のご案内それでは最後に恒例のピアノ練習メニューを・・・----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #28~#33昨日同様、#28を繰り返し2回。しかし、今日は#29-30を続けて繰り返し2回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動を数回繰り返す。●ツェルニー30番 #01~#20#01~19は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#20、音ミス率もだいぶ減ってきたものの、まだまだ納得いくところまではいかない。最後10番を間近にして足踏み状態である。●バッハインヴェンション #01~#09#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ#08、軽快な響きがようやく出せるようになってきた。しかし、どうしても左指が鍵盤の上を滑りながら弾いている感があるため、ここは要修正だ。#09、昨日同様、臨時記号とトリルに気をつけながら繰り返し練習。進歩は・・・あまりみえない。あらあら、本日はあえなくここで時間切れ。休日はなかなかゆっくりとピアノに向かう時間がとれずじまいである。
Nov 6, 2004
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私が住む東京多摩地方の某市は、音楽関係なお店に恵まれていない。いや、音楽教室だって楽器店だってあるのだから、決して恵まれていない、という訳ではない。しかし、楽器店の楽譜コーナーを覗けば、ソナチネやソナタアルバム等、割と一般的なものしか置いていない。なんといってもドビュッシーの楽譜が一冊も置いていなかったことにショックを受けたのである。店で注文すれば約1週間もかかる・・・おいおい、これならばネット通販の方が早いではないか。音楽CDを置いている、いわゆる町のCD屋さんってやつもない。いや、昔はあったのに、いつの間にか潰れていた。あぁ、寂しすぎる・・・まぁ隣町に行けばそこそこ大きな楽器店があるので、とりあえずそれで満足していた私であったが、電車で数十分乗った先にある立川市のヤマハ音楽センターが10月末に「ヤマハエプリプラス立川」としてリニューアルオープンしたらしく、これは一度覗いてみても損はない。この「ヤマハエプリプラス立川」、ただの音楽教室だけであったら特に訪れることもなかったのだが、ビルの1階には15000冊もの楽譜が置いてある「楽譜コーナー」があるのだとか。うむ、これは多摩地区では最大級の規模ではないか。まぁ、都心の楽器店に行けば楽譜の品揃えも豊富だが、出不精な私には、都心はあまりに遠すぎる。そんな私の救世主となるのか、この店は。そうしてJR立川駅から徒歩数分、「ヤマハエプリプラス立川」のビル前にはオープンの花輪が多数並べられており、まだ新しさプンプンである。1階は楽譜や小物コーナー、ちょっとしたステージ等があり、2,3階が音楽教室になっているようだ。まぁ当面、私に縁深くなりそうなのは1階のみだが、確かに多摩地区最大級を誇るだけあってか、楽譜の種類は嬉しい程に豊富。ここに来れば、全音楽譜はもとより各版の楽譜、輸入楽譜だって入手できるのだ。「う、嬉しいじゃありませんか・・・」これで混雑の都心に出かけていかなくても良さそうだ。と、この喜びの記念にと、春秋社版のラヴェル全集を購入。別の日の日記のコメントにも書いたのだが、春秋社の楽譜って小節幅がとてもゆったりと書かれているので見やすいのだ。しかし、春秋社の楽譜は、他の出版社のものと比較すると紙の色が妙にスーパーホワイトで、目に眩しいのだが。そんなことよりも、弾けもしないのに買うのか、と各所から突っ込みがありそうだが、楽譜を目でおいながらCDを聴くだけでもなんとなく弾いた気分にならないか?(って、ならない・・・かも)。あぁ、これで私の財布は悲鳴をあげている。ちなみに最近話題のエキエル版ショパンエチュードも棚に並んでいた。実はかなり高価かと思いきや、税込で3885円。勿論、高価ではあるのだが、Op.10と25両方掲載されているので、ウィーン原典版Op.10,25各冊を揃えることを考えれば、決して高すぎる値段ではない、ということに気づいてしまったりも。というわけで、多摩地方近隣で楽譜探しにお悩みでしたら、一度ここを訪れてみてはいかがだろうか。----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ツェルニー30番 #01~#20#01~18は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#19、ようやく安定して弾けるようになった。明日からノーミス1回組に仲間入り。#20、何故か途中からヒートアップしてしまうのか、ついついテンポが超高速になっている。頭のなかでリズムを刻むのだ。リズムが安定するまで要練習。●バッハインヴェンション #01~#08#01~#06はノーミスで弾ければ1回ずつ(#1,2,3,4はOKだが、#05,06は数回の通し練習要)#07、通し練習を数回。後半の音ミスもなくなり、なかなか快調。#08、最後2小節の左手がもつれる点を練習。本日重点的に練習したせいか、早い仕上がりが期待できそう。●ショパン エチュード Op.10-4頑張れ「第6と20小節」週間は本日より頑張れ「20小節」週間へと名称変更。ということは、最初の第6小節は無事に弾けるようになったということ。第20小節の音ミスも少しは減ってきた。本日も第27小節目~32小節目までを徹底的に部分練習。運指の間違いについてはゆっくりテンポで繰り返し、頭の中に修正をたたき込む。続いて第41小節目~46小節までの部分練習。音階とアルペジオの混合部分がどうしてもすんなりと弾けない。指が鍵盤の位置を覚えているところまではいっているのに、何故か指の動きがついてこない。これは単に指の訓練が足りないから?そしてだめ押しに両手ユニゾン、ここはかなり長い間泣かされることになりそう。というわけで、エチュードで心底疲れ果てた私はここで本日の練習、あえなくストップ。
Nov 2, 2004
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といっても、ドイツを訪れたのは既に7年、つまり1997年の話。PCのハードディスク内を整理していたら、当時の旅行記が出てきたのであった。旅行といっても、仕事で無理矢理海外に連れて行かれ、その際に少しだけ観光を許された2日間の旅を記録したものだ。実は、私は飛行機が大の苦手である。だから海外はおろか、国内も飛行機はほとんど使わない。飛行機のことを考えるだけで、夜は悪夢にうなされるのだ。そんな私だから、まさか一生のうちでドイツの地に足を踏み入れるとは思いも寄らなかった。しかし、当時の旅行記を読み返してみると、やはりヨーロッパは良いところだ、としみじみと思う。というわけで、バッハのヴァイオリン協奏曲第1番でも聴きながら、当時を振り返りつつ、旅行記のなかから音楽にまつわる話の部分を紹介したい。時は1997年2月、ドイツ ハノーバーで開催された展示会(CeBIT)出展のために訪れていた私は会社の先輩同僚と共に、最終2日間の自由時間を利用してドイツ周辺を散策することになった。そうしてドイツ、オランダ、ベルギーと車でさまよいながら、結局ドイツに戻ってケルンの宿を探す。■ケルン大聖堂で見知らぬ青年が奏でるバッハに出逢うケルンの駅近くにそびえ立つ「大聖堂」の前にたつと、その場ですくんでしまうような感覚にとらわれる。ヨーロッパの建築物に重圧感を感じるのは、やはり、歴史の重さがしみ出ているせいなのであろうか。大聖堂は世界遺産にも指定されている。ふと大聖堂の下にある小型のモニュメントの横から音楽がきこえる。音源の方へ歩いていくとあれは音大生なのだろうか、それとも楽器好きな青年なのだろうか、カセットデッキを地面に置き、それをバックに演奏しているのだ。「あっ、聞き覚えがある」そう、それはバッハの「ヴァイオリン協奏曲」第1番及び2番である。その青年は、建物の反響音を利用してうまく音響効果をつくっており、建物が高い為に残響音が妙に綺麗に上にのびるのだ。当方、仕事でDSPにて疑似残響効果のチューニングをしていた時期があるのだが、この時にこの音を聴いておけば良かったというほどに、それは涙がとまらない程、心にストレートに来る。日本では、街角でギター片手に自分の歌を自由に歌うストリートミュージシャンをよく見かけるが、そういえばクラシック音楽を演奏するストリートミュージシャンっているのだろうか。■ベートーベンの故郷、ボンを訪ねる(はずだった)翌朝、ケルンからボンへ向かったはいいのだが、折角訪れようと思っていたベートーヴェンの生家にはたどり着けずじまい(未知な土地で迷子になるのは、本当にコワイ)。ちなみにベートーヴェンの生家は、現在博物館として公開されている。機会があれば是非訪れてみてはいかがだろうか(多分、私はもうそんな機会はないであろう)。結局、なんとかベートーヴェンホールにはたどり着いたものの、これまた中には入れず、ホールの前にそびえたつベートーベンの顔型モニュメントを拝むだけに終わる。この地方にかつてベートーヴェンがいた、というだけでも妙に感慨深い。そうして、ベートーベンの像にすりすりをすると、これでベートーベンの曲はばっちり弾けるぞ!と思いこんで帰ってきた。飛行機恐怖症を克服したら行きたいところは、やっぱりヨーロッパ。私にとってヨーロッパは音楽面においても、そして生活面(特に食事)においても惹かれるものが山のようにつまっている場所なのだ。では最後に毎度のピアノ練習日記を以下に・・・----------------------------------------------------本日の練習メモ(定例)●ハノン #29~#32,#51#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指練習、右手はOKなのに左手はいつまで経っても途中で疲れてしまう。まだまだ精進が足りないか。●ツェルニー30番 #01~#20#01~18は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。#19、音ミスはほとんど無いものの、やはり最後2小節が近くなると妙に緊張して弾いてしまうのが頂けない。もう少し練習しよう。#20、当初、指をたて気味で弾いていたせいか、軽快さは出るものの粒が悪い。今日は少し指をねせ気味で弾いてみると、なめらかで粒ぞろいも良くなった。同様にこの弾き方で弾くと、右手3連音符の連続から左手3連音符へと移動する小節もつまずかずに弾けたので、当面はこれでいってみよう。●バッハインヴェンション #01~#07#01~#06はノーミスで弾ければ1回ずつ(#1,2,3,4はOKだが、#05,06は数回の通し練習要)#07、通し練習を数回。後半の左手トレモロから続くラインで音ミスをすることがあるので、その点を注意して弾く。#08、インヴェンションの中では軽快な曲の部類。まずは音ミスをしないように譜面を丁寧に見ながら弾いていく。●ショパン 即興曲第1番Op.29リズムを頭にたたき込むべく、本日はメトロノームに合わせ、テンポ125で。メトロノームに合わせて弾いている時は丁寧に弾けるのに、メトロノームを止めると途端に弾き方が荒くなるのは何故?●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」プレリュード、メヌエットともに通しで数回練習。●ショパン エチュード Op.10-4頑張れ「第6と20小節」週間、前半の第6小節はだいぶ慣れてきたのだが、20小節の方は相変わらず左手16分音符4固まりの 最初の固まりで音ミスすることが多い。めげずに練習を繰り返せ!そして、29~30小節、左手の2拍目、4拍目に16分音符4音の固まりが現れるとつい手が止まってしまう、この問題点を解決しなければならない。というわけで、この部分を含む第27小節目~32小節目までを徹底的に部分練習である。すると、29小節目の右手、16分音符の4音固まりの2拍目以降、1音目をついつい4指、つまり薬指で弾いていたことに気づいた。ウィーン原典版の運指によれば、これは3指、つまり中指で弾くことになっている。「うわっ、気づかなかった」って、きちんと譜読みをしなさい>自分これに気づいたことで、少し進歩は見られたものの、やはりテンポアップはまだまだ出来そうにない。先が長いぞ、この分では。
Nov 1, 2004
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