ジュネーブ0.01%以下の快楽

ジュネーブ0.01%以下の快楽

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2005年12月30日
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テーマ: クリスマス(2772)
寒空の長い暗闇を抜けるとそこは...ウィーンだった。



( ̄ ̄ ̄ ̄□ ̄ ̄ ̄ ̄)チッ・・・残念。

本当は雪国を期待して、夜行列車の窓のカーテンを開いたのに。




ジュネーブから15時間かけて、東方、ウィーンに到着したクリスマスイブの朝。
一面の銀世界はなかったけど、それでも十分寒い。
そして「こんなに寒いのをがまんしているに雪景色が見れない」ことに憤りを覚えた。



南の島で育ったもかにとっては、未だに、真っ白な雪景色はやっぱり憧れなのだ。



そして、先日のパリ4泊5日の旅をモカの吐き下しで潰したモカラテ。
これから始まる4泊5日の旅に、リベンジを心に誓っていた。




ちょっと気になっていたけど、ウィーンに着いた朝、もうお腹は元気になっていた。
ゴロゴロもしてない。
(´▽`)はぁぁ・・♪ステキ~♪
よかったぁ、これでパリ旅行の雪辱を果たせるね~♪
ラテ♪に報告・・・



と・・・事実は小説より生成りとは、こういうことも言えるのだろうか。



ベッドから顔を出したラテの顔が心なしか、曇ってる。


もか「ラテ?気分悪いの?」

らて「う、う~ん。いや・・・なんか喉が変な感じが…するようなしないような。」



あら。ラテ・・・。



そしてとにかく、電車はウィーン駅に到着した。







ん?部屋のなかに部屋がある・・・
って、これがうわさのスイートルームってやつ?!

w( ̄o ̄)w オオー!
すいーとるーむ。
初めての宿泊。


キッチンがある。
リビングルームがある。
かっこいいいいいい。
すげーーーーー。



ところで、数年前に知った衝撃の事実だが、
スイートルームって「SWEET ROOM」だと思っていたのはモカだけではないことを願いたい・・・
(* v v)。 ハズカシ



それはさておき、
夜はクリスマスディナーで親戚宅へ集合することになっている。
それまでにクリスマスギフトを買い求めて、
ホテルでラッピング大会をしなければいけないらしい。


センター街まで歩いていく。
その道すがら、もかの視線はずっと高いほうに釘付けになっていた。

ウィーンの町並みはバロックの建物が所狭しと並んでいる。
重々しい外観には、丁寧に人物のデザインが施されている。
この街の景色は古いまま時間が止まってしまったように感じる。


ジュネーブでは感じることができないこの感覚。
まさに「ついにヨーロッパに来た」という圧迫のある景色だ。


そして、、、上を見続けていたもかの首は疲れた(;-_-) =3 フゥ


そんななか、途中の美術館でトイレに駆け込んだラテが顔を歪めて帰ってきた。


ラテ「下痢だ・・・」



あら・・・


お腹のゴロゴロはどうやらラテにうつったらしい。
まぁ、モカ用の下痢止めを持ってきたから、なんとかなるでしょう。



そんな気持ちでラテを見守った。
そして、ラテは・・・

「でも大丈夫。v(・_・) ブイッ」と笑った。

実は、ラテにはどうしても今潰れるわけにはいかない大きな理由があった。


ウィーンの伝統料理シュニッツェル。
ラテの大好物。
ようするに、薄っぺらいトンカツなのだが。
これがめちゃうまいらしい。
実は、ラテ、これを目当てに、毎年ウィーンに来ている模様。
「モカと一緒に食べたい」という2年越しの思いがラテを支えていたようだ。



そして、無事クリスマスギフトを確保して、
シュニッツェルとやらを食べに行った。
なんとみなさん行列を作っている。
ほほー。なるほど。これは食うておかねば。


並び続けて並び続けて、ついに席に案内された。
そして、ついに!シュニッツェルとやらが目の前に置かれた。

w( ̄△ ̄;)wおおっ!
なんと、皿からはみ出てる。
皿はまるで見えない。
皿の、2回りも3回りも大きなぺらぺらトンカツ。


んで・・・
おいしーー!(T▽T)!


うますぎるよこのシュニッツェル~る~る~♪
モカが喜び、ラテは満足。
そして、この日からもかは毎日、毎日シュニッツェルを食べ続けた。
かつてのラテ少年が、ウィーンで毎日食べて周りの人を呆れさせたように・・・。


シュニッツェルを食したラテは、その顔に血の気が戻った。



食事の後、ホテルで束の間の休息。
夕方、親戚宅へ向かった。


ウィーン郊外にたたずむログハウス。
あったかい暖炉が絵本で見たクリスマスのイメージを彷彿させる。
ここがラテ家族が毎年帰ってくるクリスマスの本拠地だ。


到着したら、みんなもかのことを知っていた。
いや、、、約一名、モカをみて手を合わせ、深々とお辞儀をするラテのいとこがいる。
どうやらインド人と間違えているようだ・・・
ラテも戸惑ったけど、とりあえず彼には彼がやりたいようにさせることにした。
その結果、その日も翌日も、彼はモカに対して手を合わせ、深々とお辞儀をすることになった。

いつか、もかがインド人ではないことに気が付いた日、彼は衝撃を受けるかもしれない。。。


とにかく、みんなもかに逢えることを心待ちにしていてくれたらしい。
クリスマスギフトまで用意されていた。
ぐふふ♪

ウィーンといえば・・・の、名物中の名物。
世界に誇るホテルサッハーの「サッハトルテ」を丸々一個とホテルディナーのレシピ集をラテモカへといただいた。

うほほほ♪


と、、、大喜びしたいところだが。
実は非常に気まずい。もか。



クリスマスディナーが済み、
みんなでキャンドルを灯す。

クリスマスギフトを目の前にして、心躍りつつも、
みんなでクリスマスソングを大合唱した。



そんななか、もか、(p.-)(ρ.-)(p.-)(ρ.-)ねむねむ。

寝ちゃダメ!
そういいつつ、足をつねったりしてみたけど、
ゆらゆらゆれるキャンドルとメロディが疲労に心地よく、
ついに、みんなが歌っている最中に寝てしまった・・・


そして、次にハタと目が覚めたときは、
部屋に電気がついており、
もかの足元にもかへのプレゼントを配り終えたところだった。


もか、さいて~・・・
歌も歌わずに、プレゼントが配られた瞬間に目覚めるなんて。
かっこ悪い・・・

ていうか、気まずい・・・

ありがとうを言うチャンスも逃してしまった・・・


そして、そのまま半分寝たままラテに引っ張られて帰宅についた。


きっとみんなももかがプレゼントに大喜びをすることを期待したかもしれないのに。
(してないかもしれないけど)





そして、帰宅したホテルで翌朝待っていたのは、
扁桃腺がパンパンに腫れたラテだった。



どうやらシュニッツェルを食したことでラテのウィーン滞在の目的は果たされたようであった。




ここからラテの体調急降下。
熱がでるラテ。
とにかく、クリスマス当日なので、また昨夜のログハウスへ行く。


しかし、もうラテはぐったりしている。
なんとか、ランチは済ませたものの。
久しぶりの従兄弟や姪っ子たちとの再会なのに、ラテは動きたくない。



そして、熱はどんどん上がる。
扁桃腺はどんどん腫れる。
喉の両脇から腫れてきたので、ラテは呼吸をするも辛くなっていた。



夕方ホテルに帰宅したら、ついにお医者さんを呼んだ。



ラテ、ウィーン二日目にてダウン。


先日のパリ旅行に引き続き、
ウィーンにて、ラテは最終日までホテルのベッドでおやすみすることになった。。。


モカラテ、またしても旅行を潰してしまった・・・。


ラテ・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ...
「でも、シュニッツェルまではなんとかセーフだったからとにかくよかった・・・」


・・・ラテ。
もかは、そんなあんたが、大好きだ。





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最終更新日  2006年01月03日 13時19分42秒
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