ジュネーブ0.01%以下の快楽

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2006年08月20日
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今週半ばからラテが夏休み。


深いこと考えずにとった夏休みだったけど、
今にして思えば、一般的なお盆休みが終わったと同時にラテは夏休み入り。


来週前半までお休み。
よかれ。
(o ̄ー ̄o) ムフフ




そんな夏休み直前のラテへ一通のメールが届いた。


「着任を記念して、皆様と交流を図るべく、

 パートナーもお誘いあわせの上、どうぞ。」


スイス大使だ。
ヽ(*⌒∇⌒*)ノ::・'゚☆。.::・'゚★。.::・'゚☆。ワーイ!!





前任のスイス大使が7月末に定年退職をし、
今週、新しい大使が在日大使館に着任した。


まだ、来日したてホヤホヤの大使夫婦。





ラテは、時々、官邸でのパーティに顔を出す機会がある。
大使のお誘いに便乗してこっそり忍び込んだり(?)する。



モカは時々官邸の敷地内にお邪魔することがあるけど、
それは、自転車をとめるため。

・・・ええ、時々、官邸の門を潜り抜けて駐輪場として利用していましたモカ。





「モカ~、せっかくの夏休み第一日目なんだけど、どうする?」







  むふふ。


モカ:「もちろん、行こうよ♪」


ラテ:「そだね。モカも時々大使とすれ違うこともあるから、
今のうちに顔を合わせておくのはいいかも!」




初めて会った際に箱に入ったトマトを差し出されて「食べる?」と聞かれたことがある。
糖度10%のあま~いまるごとトマト。おいしかった~。


でも、差し出されたときはまさか大使だとは知らず。
トマトのおじちゃん、と、モカは呼んでいた。

後で、ラテから「トマトのおじちゃん」は「大使」であることを知らされたわけだ。












ということで、そんなアクシデントを回避するためにも、
軽めにおしゃれして行ってきました、大使官邸。

わほ~。



建物の中にお邪魔する機会はあんまりないから、社会見学のつもりモカ。





でも、、、出掛けに雨が降ってきて、
で、こんなときに限って、バタバタと、結局ぎりぎりの出発。


ということは、、、
くそ~、遅刻する~。自宅から官邸まで走る~。



到着するころはヘトヘトで、雨にぬれたサンダルと小指が擦れて両足とも水ぶくれ。
( >_<)ヤダ、もう。
でも、自分が悪い・・・ヾ(_ _。)ハンセイ…




走り倒して、ついに玄関に到着して一息ついたら、
次々とモカの知っている面々も到着した。
ラテの同僚・上司のみなさまだ。

モカは、よくラテの職場にお邪魔したり、
イベントに声をかけてもらったりするので、


「お。モカ~!」


みんなとこっそり目で合図した。





そして、

ラテと二人並んで、大使夫婦のもとへ、つつつ~と進み、挨拶を交わした。




スイス人と一緒にいると奇妙なことが起こる。
スイスにはドイツ語とフランス語とイタリア語とロマンシュ語という4つの公用語がある。
出身州によって母語が異なる。
つまり、みな、同じ国の出身なのに、相手がどんな言語を話すのか、様子を伺いながら会話がスタートする。


ラテの職場では、
会話をしていると、みんな上手に、フランス語、英語、ドイツ語、日本語などなどを切り替えて話をする。



ことに、大使、モカ、ラテにドイツ語で話しかけてきた。
今回の大使、確か仏語圏出身のはず。あれ?

おそらく、モカラテの前の方々との会話がドイツ語だったのか。






ラテと大使、ドイツ語で会話をし、その後、大使が奥様と仏語でもそもそっと話す。


え~と、そこのラテと大使夫妻。

いっそのこと、最初からフランス語で話すってのはどうでしょうか。。。思わず提案したくなる。


そして、大使がモカにドイツ語で話しかける。


咄嗟のことに意味がわからず(咄嗟じゃなくても意味はわかりませんが・・・モカ)

きっと「ドイツ語で話せますか?」と聞いているのだろうと思い、

ニコニコしたまま顔を横にブン( ̄ω ̄= ̄ω ̄)ブン振ってみたら、


どうやら、「ゆくゆくはスイスに住むのですか?」と大使は聞いていた模様。



あちゃ~・・・




モカの非言語行動に、大使は

「おっと、それは触れてはいけない質問なんだね。」と苦笑いした。(ラテ談)



あはは・・・(-_-;)


いや、そういうわけじゃないんだけど。







一通り大使夫妻との挨拶を終えると、ウェルカムドリンクがすっと差し出された。


モカ、ラテ、シャンパンを手にし、少しばかり館内をじーっと見つめる。
真っ白な床に壁。
大きな窓。




大使夫妻が、入り口で、次々と一人ひとりと挨拶を交わす。


そして全員が大使夫妻と挨拶を交わし終えると、奥の部屋移動した。

これから、乾杯。


でも・・・

ラテ:「あれ?モカ、シャンパン、みんな飲んじゃったの?乾杯できないじゃない~」



あ、、、そうだった。
乾杯の前に飲み干してしまっちゃった。(-_-;)



「しょうがないね。じゃ、こっそり隠して、飲んでるフリをしてるといいよ。」
ラテは笑う。




そして、大使の陽気な挨拶と乾杯。
笑いに包まれて、とてもいい雰囲気のパーティが始まった。





初めに、大使がモカ、ラテと、他女性4人が立ち話をしているところへいらした。
大使と延々と、たわいもない話で、和やかなムード。



しばらく大使と話し込んだ後、
「では、ちょっと妻と場所を替わりますね。」




今度は、大使の奥様がいらした。

奥様はモカを見ると
「あなたは英語がいいですよね。」と微笑む。


フランス語よりも、ドイツ語よりも、イタリア語よりも、ロマンシュ語よりも、英語がいいのよね?
そういう意味合いかと思っていたが、素直にそうでもなかったらしい。



続いて奥様、「あなた、日本人じゃないでしょ?」って、にっこりとした。




あはは。。。(-_-;)



モカ「まぁ、ある意味正解ですが・・・、でも、国籍は日本人ですよ。」

周りのラテの同僚らが笑う。

よくある話。
特に、外国人の目にはモカは同類の「外国人」部類に加えられることのほうが多い。
つまり、日本人には見えないらしい。




大学院の入学手続きに行ったときも後ろから係の人に大声で呼ばれたことがある。

「すみませ~ん。留学生の受付は、こちらです~。」って。



あ、私、日本人ですから・・・(-_-;)



同様に留学生にもよく問いただされる

外国人の友人:「モカちゃん、東京に来てどのくらい?」
モカ:「5年くらいかな。」
もちろん地元から出てきて5年ということだったが。



外国人の友人:「へ~、そうなんだ。すごいね~。」

感動された。

ネイティブみたいな日本語だね~という意味だったらしい。





そして、笑いに包まれつつ、大使夫婦との初顔合わせパーティは静かに幕を閉じた。




ラテとモカの夏休みが始まった。







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最終更新日  2006年08月21日 00時00分45秒
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