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Genkoku

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2006年08月24日
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テーマ: 医療裁判(177)
カテゴリ: 新聞記事より
心臓外科医ら医療事故の模擬裁判

患者との距離 縮めたい

第一線の心臓外科医たちが、心臓バイパス手術で患者が死亡したケースを題材に
「模擬裁判」を企画した。
患者と新しい関係を築くきっかけになるだろうか。

読売新聞 鈴木 敦秋 (2004年11月8日)

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証言 : 

「我々に何ができるのかを考えるきっかけにしたい」と、企画者の大和成和病院・南淵明宏医師は話す。

「プロである以上、ミスから逃げることはできませんが、過失の有無を司法で裁かれることに違和感もあります。

 でも、医師の側から患者さんとの距離を縮めなければ現状を変えられないと思うのです」

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事前説明、過失の経緯・・・意識のズレ探る

 ◎見えない腕前


300人の医師たちが、無言のままステージを凝視する。裁判長が被告の医師に問いかけた。




「私は今まで、そのようなことを説明したことはありません……」


弁護士の1人が演じる執刀医の顔には、戸惑いの色がありありと浮かぶ。



先月下旬、神戸市の神戸国際展示場で行われた模擬裁判。日常的に手術にかかわる心臓外科医たちの公開イベントで、高難度手術の実況中継と併せて企画された。
医師自らが裁判の現実を学ぼうとするのは極めて異例だ。


男性患者(63)は心臓を動かしたまま行う難しい心臓バイパス手術で大量出血を起こし、死亡した。
執刀医は手術経験がないのに専門医資格を持っており、患者には「死亡の確率は飛行機事故に遭うのと同じくらい」と説明していた。
夫の死から2年たって、妻は病院を相手に損害賠償訴訟を起こした――という想定である。


争点は、この手術方式の採用の是非、大量出血と手術中のミスとの関係、そして説明義務違反。




 ◎判決


集中証拠調べ、証人尋問、対質尋問などの司法のルールに初めから精通している医師は少ない。


だが、訴訟になれば舞台は「別世界」の法廷に移り、医師ではない弁護士たちが

「バイパス手術後の死亡率は、年間100例以上をこなす医師で3・57%」



などの学会の調査データや医学文献を駆使して、過失を検証する。



「経験がないのに難しい術式を選ぶのは誤り」


「出血後の対応が稚拙すぎる」。


会場の医師たちから様々な声があがる。



判決は参加者たちに委ねられた。

「手術にミスがあった」60%、

「損害賠償を認めるべきだ」61%と、

過半数以上が過失を認定。

患者への説明は89%が「説明が不十分」とした。




 ◎変化のきざし


裁判長役を務めた鈴木利廣・医療問題弁護団代表は「説明責任が重視される中で、予想以上に医師たちの意識は高かった。
医療過誤訴訟に対する自分の考え方が社会の中でどこに位置するのかを確かめ、患者側の理解につなげてもらいたい」と話す。


実際の医療過誤訴訟は、昨年度が987件で、5年間で1・6倍になった。
専門性の壁、密室性の壁、封建制の壁のために長期化しがちな訴訟の改善のため、裁判所サイドも、鑑定書を書く医師の確保や、ADR(裁判外紛争解決)などの研究を進めている。



患者を死なせるために手術をする医師はいない。


「医療がリスクを伴うという国民の意識も低い。

責任だけを一方的に問われるのは不公平ではないか……」

と話す参加者もいた。



しかし、この発想のままでは、遺族がまず真相の究明と謝罪、再発防止を願って訴訟を起こすという「現実」に向きあうことはできない。

医療界の常識と世間の常識を近づける努力が、医師と患者双方に求められている。


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最終更新日  2006年08月24日 18時19分20秒
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