おおひげ村の『へのぼっち様』やぁ~⚡️さんのブログ

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2026.05.30
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♦️Christopher Millerの代表作



Chip War(邦題『半導体戦争』)ですが

此の本の信憑性は

何うかと申しますと、

ワタクシの評価では、

「非常に読む価値は高い」

しかし

「絶対的中立の教科書ではない」





先ず重要なのは、

クリス・ミラーは陰謀論者でもジャーナリストでもなく、

* タフツ大学フレッチャースクールの研究者
* 経済史家
* 冷戦研究者

です。

学歴も

* Harvard University
* Yale University

という王道です。



ネットの煽り屋や自称軍事評論家とは全く違います。



では何故こんなに売れたのか。

彼の最大の功績は、

「半導体を工学ではなく地政学で説明した」



昔は半導体の本というと、

* 回路
* トランジスタ
* 製造工程

ばかりでした。

ミラーは、

「半導体は石油と同じ戦略物資だ」

と位置付けた。

此れが世界中で刺さったのです。



そして実際、

彼が本で強調した

* 台湾依存
* TSMCの重要性
* 中国の半導体国産化
* 米中技術戦争

は、その後ほぼ現実化しました。

この意味では、

未来予測の精度はかなり高かった。



ただし、

ワタクシが注意すべきと思う点も有ります。

ミラーは米国人であり、

さらに

American Enterprise Institute

の研究員でもあります

AEIは

Washingtonの保守系シンクタンクです。

ですから彼の視点は、

どうしても

「米国の戦略的優位」

を中心軸に置く傾向があります。



例えば本書では、

米国がチップを制する



軍事力を制する



世界秩序を制する

という構図がかなり強く描かれています。

此れは全くの虚偽ではありません。

しかし、

中国側から見れば、

「米国中心史観」

にも見える。



つまり、

クリス・ミラーの弱点は

事実誤認よりも、

何を重視するか

です。



例えば、

彼は

中国

の半導体開発をかなり厳しく見ています。

ところが現実には、

* SMIC
* Huawei

は米国の予想以上に技術力を伸ばしました。

つまり、

中国の追い上げ速度については、

やや米国側楽観論が入っている可能性があります。



逆に言うと、

彼は嘘を書いているというより、

「米国戦略コミュニティの視点から整理した半導体史」

と見るのが正しいです。



面白いのは、

貴方が先ほど挙げた佐藤優と比較すると、

両者は真逆です。

佐藤優は

インテリジェンスから技術を見る。

クリス・ミラーは

技術からインテリジェンスを見る。










♦️ダカラ両者とも

国家と技術を結び付けて考えますが、

佐藤優は

国家の裏側

を語り、

ミラーは

サプライチェーンの現実

を語る。



結論としては、

Chip Warは

「半導体産業の歴史」

「米中対立」

「台湾有事」

「AI覇権競争」

を理解する上で極めて優秀な本です。

ただし、

「世界の真実そのもの」

として読むより、

🦅WASHINGTON戦略家層が世界をどう見ているか」

を理解する本として読むと、非常に解像度が上がると思います











































































































































🗞️黒星★ULTIMATE☆新聞





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最終更新日  2026.05.30 07:03:38
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