2002年07月21日
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【問】小学4年生ADHD男子。ハサミの使い方が下手。勉強もよく間違える。LDではないか、と言われる。うまくできないことに、どこまで要求してよいものか?
【答】手先の細かい作業が苦手なADHDの子が多く、以前は微細脳損傷症候群と呼ばれた時代があり、その特徴として、多動と手先の細かい作業がうまく出来ないことが、挙げられていました。現在は微細脳損傷症候群と呼ばずに、ADHDと呼び、1)注意集中困難、2)多動、3)衝動性、が中核症状ですが、手先の細かい作業がうまく出来ないことも、診断基準には入れられていませんが、よくみられる特徴のひとつと考えられています。
 勉強については、量や質を評価するのではなく、行為、取り組む姿勢を評価してあげることが大切です。例えば、算数で1問☆秒で解く、と(出来る秒数で)決めて、1問に集中出来るようにし、答が正しいか間違っているかは別にして、集中して『出来た』ことをすぐに評価し、親子で『集中して出来た』ことを喜び、それを積み重ねていくのです。答は間違っていてもいいのです。そうして自信をつけさせ、良く評価してもらっている、という喜び、快感を味わわせることが大切なのです。





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最終更新日  2002年07月23日 00時26分59秒
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