1
東大病院の救急の医師の皆さん・・・ありがとぉおおおお! あなた方は最高の医師に違いありませーん!(4月の異動で大部分が他の科に・・・くぅうう・・・)そしてすぐに救急車の手配をしてくださったり、対応してくださった会社の皆さん。さらにお見舞いに来てくれた皆さん、励ましのメールをいただいた皆さん ありがとうございました!遅ればせながら・・・死ぬかも、植物状態かも、脳に重大な損傷が及ぶ可能性が、麻痺は覚悟してくださいなどなど言われつつも、そんなことはすべて起こらず・・・ よっしぃ、変わらず生きております。大変ご無沙汰いたしております。大変ご心配おかけいたしました。 ブログ復活でーす! といっても、体調はまだ本調子じゃないので、ブログはコンスタントに書けないんですが、お許しくだされ。 退院したとはいえ今まで歩けた7分先のコンビ二まで歩くのがふらふら。出勤する体力が戻るのか不安。 でも死ぬか生きるかの「生」を与えられたわけです。もう一度与えられた命がなんのためにあるのか考えつつ生きていきたいと思います。3月11日・・・東日本大震災の瞬間に、心肺停止を起こして救急車で運ばれました・・・。あたくしはなぜか、東北で心肺停止を起こしたわけではなく、都内の会社で心肺停止になってしまいました。後で医師方や看護士さん聞いた話ですが、大変な地震が起こり、多くの方が運ばれてくるだろうと病院のICUの方は身構えていたそうです。 ・・・でも運ばれてきたのはなぜか都内でころりと心臓が止まったアラフォー・・・。 あれ?震災で建物にはさまれたとかそういう訳ではなく?と驚きつつも、身構えていた全ての先生方が震災後真っ先に運ばれてきたあたくしの心臓をまず動かすことに集中し、脳のダメージが当然あると考え、低温で脳を守り、倒れた原因を見つけ、原因の治療を開始し、さらに意識を戻してくれました。 後から後から「本当に危なかったんですよ・・・」とICUのスタッフの方々に言われるたびにぞくっとするよ。 あ、幽霊らしきものも見たよ♪。あれ?なんで「♪」なんだ。 不思議と全く恐くなかったなー。高熱だったので幻覚と言う看護士さんもいたし、「いえ、私はわかりますよ。見守ってくれてるんですよ!」という看護士さんもいた。 えーい、どっちでもいいや。サングラスの長髪の見ず知らずの人、あと、母方のおじいちゃんだと思われるひげボウボウの毛革の帽子の人。 そして、あの世に行きかけると花畑と三途の川、という噂は、人によって違うとわかったのも今回の収穫だ。ん?なんで「収穫」なんだ? あたし・・・緑の草原で会社のお友達2名と、酒を飲んでいて、周囲から「Yさん!」「ねーちゃん!」という声が聞こえても、なぜか「うるさいなー」と思っていたという・・・(哀) 。 どんな臨死体験なんだよ! その野原にいるとほんわか、なんとも気持ちが良くてその声に答えることがものすごーくめんどくさくて、さらにその方向に行くのがとっても嫌だったのに・・・いきなり喉と肺にものすごい苦しさを覚えて「げっほげっほ!」と言いながら目を覚ましたら・・・「Yさーん、わかりますか!?」「ここがどこだかわかりますかー?」とどう見ても医者が何人もで目の前で指を動かすものだから目が回る・・・。自発的に呼吸できると判断した医師が、呼吸のために入れていた管をがばっと抜いた後に意識が戻ったらしいんだけど、「ここがどこだかわかりますかー?」に「病院としか思えません」と言いかけたら・・・「がさごそ、がさごそ」っていう声しか出てこなくてこれまたびっくし。管が声帯を傷つけていたからだと後からわかった。 今はまだかすれているけど、そのころに比べたらだいぶ出るようになりましたぜ。でもお見舞いに来てくれた会社のほんわか先輩Fさんが 「田中真紀子(角栄の娘)みたいな声~」 と言っておりました。いやん。早く治らないかしら。 で、皆さん、なんで心肺が停止したんだろうと思ってますでしょ。あたくしの心臓は循環器科の先生も太鼓判の「何の問題もない元気な心臓」なんだってさ。ちょっと前に呼吸ができなくなって倒れたことがあったんだけど、実はそれが前触れで、救急車で運ばれた先の病院のヤブ医者が見逃していたと言う、とんでもないことで命を落としかけたっていうから、人生いろんなところに落とし穴とドラマありでっせ。 皆さ~ん!T区Uのう●●え●●●病院にはヤブですよー! あたくしの心臓を無理やりとめてしまったのは、エコノミー症候群もその中の一つ「肺塞栓」で、ございます。 ふくらはぎにできた血栓が、突然の動きで肺に飛び、肺の血管につまり、肺が心臓を圧迫して心臓が止まってしまったんだとか。でね、まだ肺とふくらはぎに血栓残ってるの。飛行機の中でなったことないのにー!検査の結果、血栓ができやすい体質でもないことがわかり、血栓さえ溶かせば心肺停止になることはないそうです。 だから薬と東大病院とは、ながーいお付き合いになりそうです。 同じポーズで長いこと仕事をしたり、太りすぎていたり、長いことベッドで動かなかったり、足を動かさずにいたり、そのほかちょっとした状況で、突然誰にでも血栓はできて、突然の動きで誰でも肺に血栓が詰まることがあるとのことなので、皆さんも気をつけてね。でも、・・・なにが恐いって心肺停止20分って調べてみたら・・・致死率たかっつ!!!!脳障害率たかっ!!!あたしですか?あたし・・・倒れる前とそのまま同じでございます。どこも麻痺してないし、おしゃべりです。ただ唯一これが脳のダメージなのかな?と思ったのは・・・地震がおきたことも、またその日の3日前からのできごとも、全て覚えていない。友達と「ヒア・アフター」っていうプーケットの津波の出来事が入ったクリント・イーストウッド監督の映画を見に行ったらしいんだけど・・・内容を全く覚えていない(涙)。おまけに今回の地震と津波のため、日本での上映は打ち切られてしまいますた。これも恐い。実家付近が津波でめちゃくちゃ(うちは丘の上にあったので津波被害はないけど、家の中はめちゃめちゃ)になるほんの2日前に津波の映画を見に行くなんて・・・虫の知らせだよね。しかも「ヒア・アフター」って「来世」っていう意味なんだって・・・。おまけにこれも忘れているんだけど母親いわく、地震前日の電話で「人間なんて地震でいつ死ぬかわかんないんだから、やりたいことを今やる」って言っていたらしい。 さらに、自身の数時間前、ちゃっかりタイ料理のランチを食べに行っていたらしい。つまり死んでいたら、人生最後に食べたものはタイ料理だったって言う・・・ 自分・・・完全に何か予感してますがな。 今回はタイネタゼロでごめんなさい。前回まで大活躍のSとぅもお見舞いに来てくれました♪。そんなに優しい彼女のために、続きももちろん完成させたいと思っているのでお楽しみに(鬼)。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中~!
2011年04月16日
閲覧総数 8801
2
わーい!バイト先でオタクの(でもしっかり者)年下の我が教育係に「もうニュース原稿は何任せても大丈夫だね!早いね、素晴らしいです!」ってほめられちゃったぁー。おばちゃんをなめちゃいかんよ、ふっふっ。 でも塩らしく「ほんとですかぁ!ありがとうございまぁあす」ってぶりぶりしちゃったぜ(恐)。でも時給1,000円だから余力3分の2は残ってるぜ、力抜いてるぜ!本気のあたしはこんなもんじゃないぜ、ふっふっふっ。・・・しかし、すっかり鳩山内閣にも詳しくなってしまったぜ。 徳之島三長町の顔も名前も脳みそにこびりついちまったぜ(涙)。 バイトってシフトが自由に組めるからありがてぇなあ。 だめだめ、どっぷり浸かったら。本業は職探しだから。でも家賃代くらいは稼ぐぞ。 今日は電車で目の前にタイ人と日本人の夫婦が座って、またいい気分。さて、タイの話に戻ります(笑)。 でもバイト先の周囲がほぼ70パーセント、アニメオタクで、あとは劇団員っていう環境なため、タイの吹き替えについて書いてみよう。え?関係ない? タイで日本のアニメや洋画、ドラマをテレビで見かけると、日本と同じでタイ語で吹き替えしてあるんだけど、いつも思うことがある。声優の絶対数が足りないのか同じ声のトーンでやらされているのか、「大人の男の声」「大人の女の声」「子どもの女の声」「子どもの男の声」しか、いねーんじゃないかっていうくらい、全て同じ声に聞こえる。日本だと吹き替えの声が名物になってしまうでしょう。古くは「クリントイーストウット=山田康夫またはクリカン」、「サモハンキンポー=水島裕」・・・なんて名物声優いるじゃん。高校の時の放送委員会の県会議で水島裕がゲストで来たんだけど、サモハンキンポーが昔日本で売れたのは、ほぼ水島裕が出した「アホ声」のおかげなんだとか。しかし彼にはジンクスがあって、外国人の俳優さんの声を出すと、その俳優さんはいなくなるんだそうで(笑)、スター・ウォーズのルーク役の俳優さんとか、サモハンキンポーも監督に専念とか・・・色々悲しいことになっていると、当時お話してくだすった。 確かに・・・アメリカでカナダに移住したサモハンキンポー主演のカナダドラマを見たのだけど、当然英語なのでサモハンキンポーの声が、本人の声だったんだけど・・・超低音の渋い声で・・・いいじゃねえか?とか思うでしょ?ところが、日本人だからあの小学校の時にテレビでやってたジャッキーチェンの映画の・・・甲高いアホ声のサモハンに慣れていて、すごくがっかりしたことがある。 かっこいい声ではサモハン・キンポーではないのであるよ。イメージっておそろしー。 ここ数年では「ジャック・バウアー」の吹き替えの声の物まねで芸人が売れたりしてるもんね。本人の声じゃないのに、なんだかもうキャラがあのままなんじゃないかとか勘違いしそうになったりさ。アニメなんて人気のキャラの声出すと声優さんがアイドルになったりするでしょー? まーね。あたしは声優さんが好きというわけではないので、タイの吹き替えの方にそこまでになれとはいわないけど、せめてもう少しキャラクターに変化球つけましょうよ、とか、もう少し声優さん増やしましょうか?とは思ってはいた。それが!男性に対し、声フェチのあたしの初恋の人、寺尾聰をタイの吹き替えで見てしまったんだが・・・もうふっとぶほどの衝撃だったよ。いや、あたしってば寺尾聰って声が命なわけ。朗読聴いているだけで、毛布に包まっているような素敵な安心感があるわけよ(だから何なんだ)! おまけに顔や外見より声を取るあたしとしては、寺尾聰の「声」が幼い頃からのポイントであり、そこにほぼ「惚れた」と思っていたわけで、その声がタイ語の吹き替えになった途端、あたしの中の彼の魅力メーターが80パーセント落ち!「半落ち」どこじゃねえっすよ、80パーセント落ちだから(映画にかけてみましたが意味は全く違うでげすね)! 最初は爆笑してみていたが、もうこれは見る価値も無いほどに成り下がってしまった。この人は、本当はね、声が素敵なんですよ!タイのみなさーん!といってもタイの人に伝わるわけがないんだが。ちなみに昨年5月、あたしをがっかりさせてくれたこのテレビドラマは木村拓哉が総理大臣にっていう、これも「ありえねー」を地でいく「チェンジ」だったんだけど。タイ語だと「プリアン」かな(爆笑)。でも日本放送時にはまだオバマ登場前。それで政治ドラマで「チェンジ」ってタイトルにしていたあたり、プロデューサーは超能力者だったのかもしれん。 タイでは悲しいことに、あまり興味のない主役の木村拓哉の声も、3番手くらいの重要な役の阿部寛(アベチャンの声も好き♪)も・・・普通に聴いている限り、全部同じに聞こえる。で、目をつぶると男性俳優人、誰がしゃべっているのか全くわかんない。 それぞれのキャラクターを全く無視した抑揚の無い声で、そしてわざとらしい。さらになんかすっとぼけ感がある。抑揚の無い、わざとらしい、すっとぼけた多分同一人物?の声で、しかもタイ語をしゃべる寺尾聰を写真を撮ってみたんで、どんぞ(こんなもんタイで撮ってるのってバカ?)。タイ語で字幕は出ていますが、吹き替えもタイ語。字幕は恐らく耳の聞こえない方への対策。 なんだかずるがしこい算段をしているシーンらしいが、すっとぼけた調子の抑揚のない声で、タイ語で電話する、わが初恋の人、寺尾聰氏。あまりにも魅力ナッシング。 穏やかな顔ではありますが、あまり意地悪な役をやらない(あっても理由があるような悪役)寺尾氏、このドラマでは珍しく完全に悪役のため、日本で見た感じだと、あの渋いウルトラ素敵な声で、貫禄ある恐そうな雰囲気を醸しつつしゃべっていたはずのこのシーン。・・・そのシーンはもちろん、すっとぼけた調子の抑揚のない声・・・。やっぱり、何度聞いても木村拓哉、阿部ちゃんとも同じ声の人だとしか思えん。 もったいない。これだったら、ニュアンスだけだといい話なのか悪い話なのかわからん。声の調子で魅せる演技ってあるじゃない!あるよね?あー、80パーセント落ち。 正義感ぶりぶりの木村拓哉もタイではさすがにかわいそうすぎた。どんなに張り切って大義名分を言う感動のシーンでも、抑揚のないトーンは変らず、おまけにすっとぼけている。タイ人って単語のトーンにはプロだろっての?・・・単語と感情のトーンは違うってか。 で、女性の声もこれまた哀れで、深津絵里がしゃべってようと、加藤ローサがしゃべってようと、同じ声。年齢差なり役柄のキャラなりで変えないのかなあ。もう少しローサをきゃぴってみるとかさ!とテレビに突っ込みまくりたい衝撃。ちなみにタイはすごくかっこいい俳優さんがいても、カリスマミュージシャンがいても、インタビューシーンでがっかりすることが多い。日本ってさ、大物だったりカリスマってあんまりしゃべらない、渋い演出するでしょ。しゃべりまくるんだよな、これが。渋い、無口、を売りにしている人いないのかなあ。国民性?タイの皆さんが明るく朗らかだからなのか?ま、それはそれでいいけど・・・百歩譲って寺尾聰だけは日本で見ようと思った。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年05月09日
閲覧総数 714
3
恐らくスワンナプーム空港で一番安い食事スポット「マジックフードポイント」で腹を満たしたよっしーは、チェンマイに向かうべく国内線カウンターへ。いやー、当たり前だけど国際線と比べて国内線って手続き早くていいわー。今回はANAとタイ航空のマイレージをためるためのスタアラ組み合わせですが・・・。ほんとはタイ航空ってサービスも落ちたし、なんかここ1年くらい嫌な目に合う事が多い。特に去年末から今年のはじめの旅のタイ航空は行きも帰りも最悪だった(ってか同行した奴もクソだった)。最近かなりお高く留まってて(発展した国だという自覚が芽生えたのだろう)、むしろエアアジアやら以前HISが販売していたビジネスエアっていうLCCキャリアのCAさんの方が良かったような。まー、機内サービスはタイ航空の方がいいんでしょうけど。以前タイ人にそれをいったら「あたりまえナ~。タイ航空はコネのあるカネモチしか入れないナ~」と叫んでいた。かくいうタイ人友は、タイ航空に入れなくて、JALのタイ人CAとして働いた経験があり、機内食のトレイを落として、そのまま戻した経験も片手の指程度では収まらないという強者。JALも最近、国際のサービス悪いけど、まさかそんなことをしている奴がいるとはと驚愕した経験がある。日本人スタッフはやらなと思いますがね…。それに比べるとANAっていいすよねー。ほんっと、タイ航空のったあとANAに乗ると、なんてすばらしい教育をされているのだろう、なんて優しいのだろうと泣けてくるくらい差があるもん(爆)。あ、ANAのまわしもんじゃないよ。案の定国内線のタイ航空もスタッフに「ほほえみの国」と言われるえがおすらなく、「どうしちゃったの、以前はめちゃくちゃ陽気なスタッフとかいて楽しかったのに…」とタイ人の微妙な変化にかなしくなりつつ…。乗り込むときと降りる時のワイの時だけ100点の笑顔をくれるので、そのときはついつい「さわっでぃ~かー」とその2倍の笑顔で返してしまう情けないよっしぃ。タイ航空はたった1時間でも国内線に機内食が出るのだけど、それまでは持って帰りたいくらい美しいデザインの正方形の箱に…「どうしたらこんなにまずい料理が作れるの?」とうなってしまうほど不味い物が入っていたので、一口かじって捨てる事が多かったんです。10年以上前のチェンライ旅の機内食が唯一食べられた(といっても美味しくはない)ガイヤーン&ソムタムでそのメニューチョイスに感動したことがあったけど、その後はパッサパサのサンドウィッチと、プラスチックみたいな食感のココナッツをゼラチンでからめたようなやつ、とか、脳天がいたくなるほど甘いマフィンとか…。そんなノスタルジーに浸っていると…。やってきたぜ機内食!動物のえさのように渡されたそれは…?あれ?細長い箱。しかも暖かいではないか。 開けてみるとトルティーヤのような薄い生地に包まれた、ふんわりカレーの香りがするシロモノ。随分箱は簡素化されたけど美味しそうではないか! ココナッツミルクの後味が残る、カレー味のポテトとひき肉が入ったもの。 結構うまい!というか今まで食べた国際線・国内線の機内食の中で最も美味かったかもしれん。なんだこれ!いいじゃないか!あんなにボロカスいったけど、やったなタイ航空。これは機内食嫌いでも思わず食べてしまう魅惑の味だぞ!これには後日合流した一番仲のいい会社の同僚(もう辞めたので元同僚)も「あの機内食、めちゃくちゃうまかった」というくらい。 機内食って、本当に食べられる一番おいしい物が一つだけでいい気がするよ。 このフライトで学んだよっしぃであった。 と、最近絶望していたタイ航空に一つだけ飛びぬけて感動したところで…僅か1時間30分のフライトなので、あ、山が多いな、田んぼが多いな、と思っているうちに高度が下がっていき、あっという間に到着。8月後半は雨期ってことで、お山に雲が被っております。ってか雨です。きっと晴れていたらすがすがしい空港の景色なんだろうなー。前回のチェンマイはフライトが遅れて23時近くだったので、外真っ暗だったのよね。 チェンマイで入国審査する組か、国内線か組かで、席は前後にわかれておりますた。入国審査組は前の方に乗せて、先に下ろしていて、国内線組は機内でしばし待たされますた。いやー、タイ航空ちゃん、サービスが悪かろうとそれでも垂直尾翼の色とロゴが本当に素敵。個人的に紫好きなんだけど「タイって紫」って感じで素敵…。 この後、「ぎゃーぎゃー」騒ぎながら歩く中国人女性の団体にであいました。うーん、私団体行動が苦手なので、なんで中国の人が10人とか、そんな人数で来れるのか不思議。10人でもツアーではなく個人旅行。この旅の直前、マナーの悪い中国人が嫌い!とか中国人に来てほしくないとか…チェンマイの人のソーシャルだかネットだか新聞だか忘れたけど拡散があって騒ぎになったらしいんだけど、中国人がその程度で来なくなるとは思わないし、その騒ぎのせいで、チェンマイでも中国人を歓迎しているお店は(お金落としてくれるし)あわてて「熱烈歓迎」とか掲げたらしい。ま、基本マナーが悪い人は鈍感なので、変わることはないだろうと思っていたら、そのギャーギャー騒いでいた中国人の一人が慌てて「しーっ、しーっ!」と口に手を当てた。そしてひそひそ声に。おや?と思いながら追い越すと、またまたテンションが上がって「ぎゃーぎゃー」騒ぎ始めたけど、また「しーつ!」と誰かが口に手を当てて、必死で静かになろうとしていた。 かわいいじゃないか! きっとその騒動を意識して、つい騒ぎ過ぎちゃう自分たちを抑えたのだろう。素晴らしい!こういう中国人ならいいな。確かその前のチェンマイで会った中国人も、みんなとてもやさしく、かわいく、騒がない人たちだったし。そう、中国には日本の10倍人がいるから、マナー守らないやつは10倍、そのかわり礼儀正しく優しい人も日本の10倍いるかもしれない。色々考えさせられたフライトであったよ。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です。
2017年06月27日
閲覧総数 2866
4
タイのことじゃないのに、ごめんなさい。でも、今部屋に1人でいて、誰かに話したいのに話せる気分にもなれず、でもこの気持ちをどこかに書かないと、胸が締め付けられる感じがする。今日、あたしがミュージシャンで一番好きだった人が亡くなったの。その名はアベフトシ。元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリストだ。 一番左がアベフトシ。 パソコン開いた時、一人だったにもかかわらず「嘘だって言ってよーー!」と言ってしまった。今も嘘だ、絶対嘘だ!って思ってる。しつこいよーだが、あたしが一番好きなバンドはもう何年も前に解散したTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。あのバンドが最高だったから個人活動のその後のバンドは一切見ていない。だからその後、ソロ活動をしたとしても、全く気にしなかった。それがあたしのポリシーというか・・・でも、よく考えてみて。そうじゃない?ものすごいかっこいいバンドが解散して、そのバンドを超える存在でソロとして生き残った人っていないでしょ。解散しなきゃ良かったのに、ソロよりあのときのほうがよかったね、あの人何やってるんだろうねえ・・・。ほとんどの人がそう。あたしはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT以外のメンバーの姿なんか興味ないし、見たくない。要するにそれくらい、好きなバンドだ。つまり、アベフトシというミッシェルのギタリストが好きであっても・・・乙女のように「かっこいいー!すきぃ」という感じではなく、あのバンドで、スーツ着て、あの身長で、クールに、そして激しくギターを弾くアベフトシが、好きだったのだ。「個人に対してずーっと応援する」ことができないせいか解散後、彼を思い出すことはミッシェルの曲を聴いているときくらいだった。時々「そういえばアベフトシって今、なんの活動してるのかなぁ」なんて思い出す程度。基本、ミュージシャンは音で人を楽しませるべきだと思う。ミュージシャンが好きなことはすばらしいと思うのだけど、生活の全てを投げ出してしまうような人や、両親や身近な人に酷いことをしても、ミュージシャンだけ別格、とか、身近な人の言葉に何の感動も覚えないのに、ミュージシャンの言葉だけにリスペクトされてしまう人や、ミュージシャンの迷惑を考えず家出までして親にも心配かけて追っかけする人は、肉親や友達、身近な人になぜ、そのエネルギーをかけてあげないのかと、ずーっと疑問に思っていた。アイドルの追っかけもしかり。彼らはテレビで人に夢を与えればよく、肉親や友達、恋人、夫や妻の方が本当の優しさを与えてくれるかけがえのない存在なのだ。・・・正直仕事も捨てて、仕事も投げ出して、親に心配かけつつ、そのバンドのために人生全部かけている人は、やはり何かが欠如している人が多いと思う。ちゃんと苦労して生活して、身近な人を大切に思う心があると、曲や歌詞にもっと思うところが出て、そのミュージシャンに対する気持ちも、もっと深く感じるはずだ。こんな考えなので、こんなにあっさりなのだけど、あたしにとってTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシは、「一番好き」なミュージシャンなのだ。変だろうか。ほんとだよ。一番好きなバンドで一番好きなミュージシャンであることは変らない。でもライブでしかみたことがないミュージシャンに対する「好き」のレベルがこれくらいでもいいよね?ミュージシャンってステージ下りたらミュージシャンじゃなくっていいと思うの。ミュージシャンのアベフトシが好きだったから、ミッシェルのアベフトシが好きだったから、ぜーんぜん他は興味なかったの。自分もアマチュアどころかたかがコピーバンドレベルのギタリストだったから、いつもギタリストを尊敬しちゃうし、ギタリストに目がいくんだよね。華のあるギタリストって、ほんっとにかっこいい。個人的に受け付けないギタリストもいるけど。ギタリストに個性のあるバンドは、やはりどこも素晴らしい。→ジャンル的に好きじゃなくてもすごいバンドが多いと思う。一番好きなバンドだったからこそ、あのバンドが解散したとき、あたしはもう日本の音楽に興味がない、と思ったほどで。解散のニュースを知った時、涙は出なかった・・・でも、心に穴が空いたみたいで。寂しかったな。あるバンドのCDを買い続けるエネルギーも、ずーっとそのバンドを好きな根性もないあたしだけど、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTだけは違った。全てのCDを買い、近場のライブには足を運び、解散のその日まで楽しませてもらった。解散のニュースは奇しくも、音楽の仕事を辞め、入社した会社で、入社3日後に聞いた。あの時は脱力感とともに、「これで良かったんだな」って思った。あの解散のお陰であたしは音楽の仕事と決別ができた。ああ、でもなんだろう。あたし、今泣いています。話したこともないし、ライブでしか見たことないけど、ものすごい喪失感。ミュージシャンってすごいね。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTでギターを弾いている彼は、ほんっとにほんっとにかっこよかったんだ。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのライブでの恥ずかしい思い出も蘇るなあ。「オールスタンディングの最前列で見ていて、後ろから大勢の人押され、柵に圧迫され肋骨にひびが入った」「前の前の会社の舞台監督がTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの事務所で、当然同じ舞台監督などスタッフさんが多く、踊りまくっているところを目撃されて、自分の会社の現場で「のってたねぇええ」とちゃかされた」他にもミッシェルが好きだと公言したところ、決してカラオケ向けじゃない彼らの曲を、会社の飲み会でデュエットさせられた・・・。恥ずかしかった。ああ、そういえば学園祭にまで足を運びましたよ。・・・なんだかまだ信じられないや。でもきっと、再結成して醜態さらさなかったこそかっこよかったんだね。醜態さらしているバンドは、扱いが大きいだけで、やっぱり音もスタイルもビジュアルも時代遅れを感じてしまうもの。個人の意見だけど、現役か、解散後再結成しない。これが一番だよ。あれ・・・だめだ、多分今日は立ち直れない・・・。日食の日に旅立ったアベフトシ、かっこよかったな・・・。なんだかご冥福をお祈りします、とかさようなら、という言葉が浮かばないのはなんでだろう。そう、それは一番好きなミュージシャンだからです。彼が43歳だったことすら知らなかったあたし。それでも一番好きなミュージシャンでした。かっこいい音楽を、楽しい時間を、ありがとう、アベフトシ。応援にぽちっとおしてください。ランキング参加中です。
2009年07月22日
閲覧総数 804