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21世紀になって個人的に気をつけていたことがあって「今世紀末」とか「次世紀」という言葉を最初に聞くのはいつだろうかという。ワタシは1960年代に生まれたが、気がついたときにはすでに「21世紀の~」みたいな表現はいろんなところにあったのだ。一体人間はいつ頃「次の百年」のことを意識するのだろうか?なんとなく気になったまま今世紀を迎え、新聞やテレビを見るときは、そういう表現がないものかと注意していたのである。そして!ついに今世紀最初に見つけた「それ」がネットニュースに掲載された下記の文言であった。------------------------------------------------------------地球温暖化が進んだ今世紀末には、最大風速が54メートルを超す「猛烈な台風」の発生が約10倍に増える可能性があることを海洋研究開発機構の大内和良博士らの研究チームが突き止めた。(読売新聞ネット版)------------------------------------------------------------ついに出たか、「今世紀末」。まだ今世紀になって10年なのに。ふと考えてしまったのだが、世紀末を二度経験しようと思えば100歳以上生きなければならない。しかし、世紀末を1歳と100歳で経験したとしても前は赤ん坊だし、後はボケていたりして、どちらも記憶に残らない可能性があるなあと。そういう意味では世紀の変わり目をしっかり体験できた自分はまずまず幸運だったのかも知れない。などと、どうでもいいことを考えた月末ハードデイズナイト。
2010年04月30日
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某企業の採用活動でのちょっとした「事件」が報じられていた。九州に本社のある健康食品通販の会社が、一度不採用とした新卒大学生に対して「再チャレンジ」なるものを企画したという。もう一度面接してくれるのかというとそうではなく、「あなたの当社への思いをYou Tubeにアップしてください」と。You Tubeは限定した視聴者にだけ動画を見せる設定が可能だが、一人うっかりした女の子がいて、普通の設定でアップしてしまった。要するに世界中に「就職にかける思い」を発表してしまったのである。本名も顔もオープンにした女子大生の動画を偶然見てしまったネットユーザーの間で「いったい何やってんだ?」と話題になるのに時間はかからない。もちろん女子大生も急いで動画を削除したが時すでに遅し。この動画がすぐに削除されるだろうと予測した暇人どもはしっかりファイルをコピーしていて、いろんなところに「話題の動画はコレ」とご親切にアップしまくったのである。こうなると会社側も責任を感じたのか、社長名で謝罪コメントを出した。今回の「事件」の問題点は、ワタシが思うに次の三つ。一つ、なぜ再チャレンジが「動画投稿」なのか。今回のような設定ミスは十分に考えられること。間違ったら個人にとって取り返しがつかなくなる問題なのに、危機管理意識の欠如がはなはだしい。また、そもそも動画など映像制作の技術しだいでいくらでも印象操作が可能である。映像技術者の募集でもないだろうに、なぜ一般社員が自作動画で選考されなければならないのか。宣伝目的、面白半分で企画したと言われても文句は言えないだろう。一つ、動画投稿という方法を選択した理由として、社長は会社が「遠隔地にあるから」としているが、そんなもの、交通費を払って学生に来社してもらい面接すればいいだけのこと。あるいは採用担当者が東京なり大阪なりに出向けばいいのである。つまり、動画で再チャレンジというのはカネや手間を惜しんだ面も少なからずあるのではないか。採用というのは会社の活動であって、学生の要望に会社が応じているわけではない。断じて。一つ、「当社への思いを表現」というのがあまりに不遜ではないか。もし人気絶頂のタレントが「僕のことをどのくらい好きか言ってみて」などとファンに言ったら一気に総スカンを食らうだろう。少し考えれば分かりそうなことを、誰も何の疑いもなく実行してしまえたとすれば、この会社はかなり危ない。そうなのだ。このニュースを聞いてワタシが最初に連想したのは、タレント志望の若い子を食い物にする悪徳芸能事務所だ。似たようなものだろう? 不景気でどこも採用人数を抑制している中、今の子は就職しようと必死なのである。それにつけこんで何をバカなことをやらせるのか。(こんな企画に乗らなかった優秀な大学生も多いだろう)この会社、テレビCMもさかんに放送しているが、もとはネット販売で成功して現在の地位を築いた、ある意味IT企業である。販促関係部署の人はワタシも何人か知っているが、ネット専門会社から引き抜かれた人も多い。だからYou Tubeに投稿などというアイデアが出てくるのだろう(その割には今回みたいな失敗の可能性を予測していないのが情けないが)。しかし、ネットに慣れ親しんだ専門会社社員の世間との「ズレ方」が今回の件で露呈したような気がする。この点はワタシも気をつけねば。とにかく不愉快な出来事だった。
2010年04月29日
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春日武彦・穂村弘の対談集「人生問題集」読了。少し前ならこういうやたら理屈っぽい本は読めなかったのだが、意外にすんなり読めたのは、何か自分の中で変化があったのか。理屈っぽいのはおもに穂村氏である。もうヘタレエンジン全開で、自分のダメエピソードを惜しげもなく開陳し、それを文学的に解釈して語る語る。春日氏のほうは「オレってちょっとワルじゃん?」みたいなトーンが結構鼻につく。まあ自己分析の鬼のような穂村氏の前ではワルぶって茶化すしかないのかも知れないけども。穂村氏の発言を読んでいて、漫画「モテキ」の主人公藤本君が結構似ているんじゃないかと思った。29歳派遣社員。モテたためしのないダメ男が、なぜかいろんな女性からモテ始めるものの、モテた経験がないためいいところまでいっては自爆しまくるという情けない物語。最近はさすがにジメジメしすぎなのについていけなくなってワタシは離れてしまっていたが、先月連載は終わったようである。これは近いうちにドラマ化されるかも知れないな。
2010年04月28日
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健康診断を受けた。会社員をやっていて非常にありがたいのが、会社から健康診断を受けさせてもらえることである。自営でやっていたら忙しくて受けようと思わないだろうし失業していたらそれどころではない。「会社もちで否が応でも」というのが健康診断の良さだと思う。今の会社では初めての健診なので、会場も初めての場所。クリニックとかではなくて、健診のための専門機関らしい。個人的にはクリニックより専門機関のほうがうれしい。クリニックでは胃の検査の設備がないことが多いからだ。これまでは何もかも正常値ど真ん中だったので健診には何の心配もなかったが、もう最近は体にガタが来はじめているので、そろそろ何か出てこないか心配である。それはそうと、毎回バリウムが飲みやすくなっていることに感心するのだが、今回は「5種類の中からお好みの香りをおつけします」などと言われて驚いた。コーヒー、ストロベリー、バニラ、バナナ、あとひとつ何だったかな。まあ何かのフルーツには違いない。でもそんなのどーでもいいっすよ。健診を受けに来ているのはおっさんばかりなので、感じることは同じらしく、たいていまず「何でもいいよ」と答え、それでも選べと言われて「じゃあコーヒー」という人が多かった。コーヒーが好きというより、「もっともカッコ悪くないもの」を消去法で選んだのだろう。ワタシは一番人気がなさそうだった「バニラ」をセレクト。どんな香りなのか、よく分からなかったけど。まあでも、香りより味をおいしくしてくれたほうが嬉しい。キャラメルマキアート味なんか作ってくれたら喜んで飲むよ。(子供か!)
2010年04月27日
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新しい大阪の朝日放送ビルに初めて入った。ロビーで打合せは何度もしたことはあるが、今日はラジオCMの録音である。IDカードをもらってゲートの内側に入るのはこれが初めて。人気番組「探偵!ナイトスクープ」を収録するホールも同じ敷地内にある。同行したのはクライアントである食品メーカーの宣伝部長とスタッフ、広告代理店K社のN君。K社はラジオ媒体を扱った経験がないので付き合いのあるワタシがコーディネーターを務めたというわけ。まあ簡単に言えば放送局と引き合わせただけであるが、ちょこっとギャラはいただいた。昨年ラジオCMを扱った某社は健康食品だったので原稿はモメにモメたが、今回はフツーの食品なのですんなり一発パス。某局ラジオ担当の方がこっそり教えてくれたのだが、最近のCM広告主は健康食品(もしくは「過払い」)ばっかりで、局もちょっとは普通の商品のCMを流したいと思っているのだとか。そういうこともあってかスタッフのノリもよく30分ほどで録音OK。お疲れ様。コメント(原稿)を読んでくれたのは声タレの女性マツウラさん。まさに七色ボイスというか、落ち着いたトーン、はじけるトーン、しっとりトーンと様々な読み方をしてくれてクライアントも大喜び。「声」と「音」がCMという「作品」に落とし込まれる過程をしっかり楽しんでいただいた。このくらいの作業は「お任せ」にしてもらってもいいのだが、クライアント様に少し「役得」感を味わってもらってもいいだろう。来月は関西の人気DJに生CMを読んでもらうのでまた打合せがある。顔合わせには重役が来るそうなので、N君ぬかりなくよろしく。
2010年04月26日
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今日はよくテレビを見た。一日にドラマを2本も見るとは本当に久しぶりだ。といっても「新参者」の流れだけれども。まず「竜馬伝」、ジョン万次郎役でトータス松本が登場。アメリカンテイストのある日本人ということで選ばれたのか?でもトータスって「なんちゃってアメリカ人」だけどな。まあそんなことはいいとして、今後「アメリカじこみの」ブルースなど歌ってもらいたいもの(たぶんファン向けに歌唱シーンがあると期待)。それと、このドラマはカメラがちょっと普通ではない。技術的なことは分からないが、映画っぽい映像。ちょっとリドリー・スコットふうに撮れているところがカッコ良くて好き。で、「新参者」。やっぱ阿部ちゃんと夏川結衣には奇妙な緊張感があるね。阿部ちゃんの演技は毎週見ていると結構ワンパターンだけれども、この役ははまっていると思う。気がついたらそこにいる、という不気味さがなかなか良い。このドラマで一つだけ気になるのが、人形焼きが事件のカギを握る小道具として扱われていること。なんかベタすぎないか。人形町の人って日常的に人形焼きを食べているんだろうか。博多の殺人現場に辛子明太子があったりとか、仙台の殺人現場に萩の月があったりしたら何か変だろう。そういう違和感を持ってしまう。大阪の殺人現場にタコ焼きがあっても別に不自然ではないが。しかしこのドラマ、うまい具合に伏線の情報を散らして見る側に「あれはどういうことだろう」と考えさせてくれる。いくつものエピソードをチラ見させながら大きな筋を進めていくのって、大変だろうなあ。ただ、もうパターンは読めてしまったので、これから先、最終回までどうやって興味をつないでくれるのか興味がある。翻訳家殺人事件の犯人は、個人的にはメイサが怪しいとにらんでいるのだが…。(本筋の犯人が最終回に初めて出てきた俳優ってことはないだろうし、そう考えたら最終回まで出てきそうなのって警察以外では彼女だけだし)
2010年04月25日
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某社に招かれてのツイッターセミナーが無事終了。某社というのは店頭のPOPなどを作ったりしているデザイン会社で、そこの「やり手」制作課長K女史と付き合いのある関係で社内勉強会のゲストに招かれたのだ。ツイッターとは何なのか、どんな人が使っているのか、どんなメリットがあるのかといった基本知識から、販促に生かすとしたらどんな方法があるのかという実践的なことまで、まずまず充実した内容になったと思う。技術的な話に強いSEのO君を助っ人に呼んだのも正解だった。正直言って、ツイッターはワタシ自身「仕事柄」触っているという程度でいまひとつブームには乗りきれていない部分もある。そういう意味では、中立な立場から良い点・心配な点を説明できたので講師としては「信者」みたいな人を呼ぶより良かったのではないかと思う。ちなみにO君はセミナー講師初体験。終わってから「いやあ、人前で話すのって気持ちいいですね」などと言っていたので、隠れていた才能が開花したかも知れない。今後も技術のO君、企画のワタシというコンビでセミナーをやっていくのもいいかも。次はiPhoneあたりをネタにしてやってみっか?
2010年04月24日
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某タレントがCMをしている某お菓子会社の某商品が「生産が追いつかない売れ行き」のため販売を一時停止しているのだとか。某ばっかじゃ分かんないね。まあ、L社のアイスクリームということで。こういうニュース、販促の仕事をしている人間としては引っかかる。「ほんとかよ。そうやって注目を集めようとしてるんじゃねーの?」と。かつてはお茶の某商品が市場導入時にそういうマーケティングをやった。テレビのニュースに取り上げさせ、「どこに行ったら買えるの?」と困った顔の一般人を撮らせたりして、まんまと売上を上げた。今、渋谷にあるマクドナルド5店が同時に改装中で休業しているというがこれも「たくらみ」を感じる。普通に考えれば、一店ずつ順次改装休業するだろう。5店同時に休業したら一時期渋谷からマクドナルドが消えるわけで、営利企業ならその間の売上を失うのは避けたいと思うはずだ。わざとそうやって飢餓感のようなものを高めようというのか、「一体何をたくらんでいるのか」と思わせようとしているのか。両方だろうと思うが。ただ、マクド(関西人なので)のこの「渋谷休業」はPR手法としては正当だろうと思う。売れていないものを売れているかのように見せるならば(別にアイスとお茶の会社がそうだとは言っていない)、錯覚を誘っているという点で問題があると思うが自社の店をいつ改装しようと自由だし、別に情報を操作しようとしているわけではないからだ。まあでも、それはそれとしても、「広告はあざとく、PRはなりふり構わず」が大手企業の一般的な傾向になっていることは間違いないと思うけれども。消費者が賢くなっているので、売る側も大変なのだ。
2010年04月23日
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ときどきここでも触れるネット悩み相談だが、基本的には「ネットを販促に使うにはどうしたらいいの?」という企業やネットショップの悩みを想定しており、つまり相談の名を借りたウチのPRである。しかし「悩み相談」だけを見て勘違いした電話をかけてくる人も多い。とりあえず、どこでどういう縁があるかも分からないのでそういう電話にもきちんとお答えすることにはしている。勘違いでよくあるのが、とくに年配の方からの「パソコンの操作が分からん」というもの。申し訳ないが、これに関しては深入りしないようにしている。詳しく事情を聞いたところでワタシは技術者ではないし、故障ならメーカーか買ったお店に問合せてくださいと言う。次に多い勘違いが「無料」と思って電話してくる人。相談に答えることそのものは無料なのだが、何らかの対応をするならばタダというわけにはいかない。「私の店の悪口をブログに書く奴がいるので探し出してやめさせてほしい」って、そんなことできるわけもないし、もしできるとしてもタダで頼めると思う神経も凄い。あと、聞いてもいないのに身の上話をしてくる人も多く、昨日もあった。「家族に黙って風俗嬢をやっているが、ストーカーみたいなお客が掲示板サイトに私のことを書くので家族にばれたら怖い」という。知らねーよ!そんなの。正解は「じゃあ風俗やめなさい」に決まっているが、そんなことを言う立場ではないし、結局、掲示板サイトの運営会社に書き込みを削除してもらってくださいということにした。作家を目指す人がいたら、悩み相談サイトを開設するのをお勧めしたい。向こうからネタが来てくれます。
2010年04月22日
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数日前、検索エンジン大手のY社から電話がかかってきて(当社はY社の代理店である)良い知らせがあると言う。広告代理店というものは、媒体社から「広告枠を売れ売れ売らんか」としょっちゅうハッパをかけられ続けている存在なのだが、昨年末のウチの業績がY社代理店の中ではまずまずだったようで表彰してくれると言う。まあワタシもこの業界は長いので知っているが、大手媒体というのはやたら代理店を表彰してくれるものなのだ。大したことではない。それで、今日Y社の担当K氏とあと2人のお連れの方々がやってきて、社内でトロフィーの授与式と相成った。向こうはごく普通に来たのだが、社長はあまりこういうのに慣れていないらしく緊張しながらも妙なハイテンション。勅使と接見する田舎大名みたいに妙に浮き足立って、K氏と一緒に記念写真など撮ってしまった。ワールドカップで優勝したチームにFIFA会長がトロフィーを手渡す、みたいな感じのポーズで。社長、そのトロフィーは参加賞みたいなものですよ、とは言いだせなかった。勅使、じゃなかったY社ご一行が帰った後、しばらくしてK氏から電話があった。「あのー、写真ですがHPにアップするときは事前にご一報ください。 さっきは僕もなんか高揚しちゃって」さすが大手企業、確かに他社のHPにいち社員の顔が出るというのはあまりよろしくないかもしれない。なので、「写真はワタシたちの記念写真ですからどこにも出しません」と言って安心していただく。「あ、でもとても喜んでいただいて、僕もうれしかったです」とK氏。多分あのトロフィーでここまで喜んだのはウチくらいだろう。まあでも、いいか。ウチが他社から表彰された、たぶん初めての経験である。
2010年04月21日
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お客の一人にいわゆる「情報商材」を販売している人がいて、仮にJ氏とするが、この人は個人で商売しているにも関わらず、ワタシの「よくお金を使ってくれる上客リスト」の上位である。その人は電話はいっさいしてこないし、こちらからもかけてはいけないことになっている。契約の条件が、「すべての連絡はメールで行うこと」だったのだ。ビジネス的にはすべての発言が残ることになるので、むしろ都合がいい。問題が起こっても、電話で怒鳴りこまれる心配もない。「全然結構です!」とメールで返して取引が始まった。仕事は、ネットに出す広告の面倒を見ているのだが、昨日そのJ氏に怒られた。ワタシのやり方が手ぬるいと。いやまあ、そういう言葉は直接使ってはいなかったが、メールの文面からはそのように感じたのだ。たしかに言うことは理解できる。はっきり言って、J氏のネット知識は半端ではない。起きている時間はすべて自分の仕事のことを考えている人である。大金を得るためには大金を使わねばならないことも理解しており、ワタシの会社でも持っていない解析ツールを持っていたりする。(そのことを正直に言って、ツールを貸してもらったりしている)そりゃあ、そんな人からすれば、そこまで突っ込んだことのできない取引先には不満を持つだろう。J氏の期待に応える方法はただひとつ、もっと時間を割くことだ。しかし、ワタシには他にもお客はいるのである。これ以上は睡眠時間を削るしかない。売上を上げていこうとおもったら、どこかで「時間の壁」にぶつかる。ワタシのような仕事はなかなか標準化が難しく、「放っておいてもお金が入ってくる」ような状況になりにくい。いわばお客全員の服をオーダーで作っているようなもの。たとえバイトに単純作業の部分をまかせたとしても、一日に相手できるお客の数がそのうち限界にくる。ワタシもそろそろそのあたりに来たのかもしれない。売上をあげている会社や営業マンは、「手のかかる」うるさいお客を切り捨てている場合が多い。手のかからないお客ばかりにすれば、作業を標準化することもできるし、要はファーストフード的に仕事を流せるということだ。たぶん大手代理店ならJ氏は「切られて」しまうだろう。企業はその体力を、売上は小さくても手のかからないお客数人に向けたほうが効率は良くなるはずである。会社の売上に責任を持つ立場としては楽して稼げる体制をつくるのは大事なことだが、現場の人間としてはお客の期待にきちんと応えたい。というか、そっちのほうが仕事的には面白いんだよな。いい年して悩むことではないとも思うのだが、難しいところである。
2010年04月20日
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土曜の早朝、寝床で右足がこむら返り。夢うつつでからだを動かそうと足を曲げたら、びくん!筋肉が裏返ったかのような違和感と痛み。こういうときは無理に動かしてはいけないと、うつぶせになったまま数分。とりあえず筋肉は元の位置にもどった(ような感じ)が、痛みはまだズキズキと今もずっと続いている。こんなにこむら返りの痛みを引きずるのって初めてかもしれない。もう年ってことですかね。どうでもいいが、こむら返りになると小村寿太郎を思い出してしまう。高校の日本史で教わってからこのかたずっと。もう長い付き合いである。久し振りにテレビを見た。「新参者」。阿部ちゃんもうまくなったもんだ。視聴者のこちらが何だか問い詰められているような気になってしまう。最初は一話完結スタイルと知らなかったので(事前知識皆無)香川照之は「竜馬伝」もあるのにスケジュールは大丈夫かなどといらぬ心配をしてしまった。今回だけなのね。ドラマの舞台は人形町。結構仕事で縁がある場所なのでにわか地元民のような眼で見た。煎餅屋とか、雰囲気のある店が多いんだよなあ。それはいいけど、あんな絵に描いたようなべらんめえ調の女の子がいまだにいるのか?と若干の疑問。大阪だって「おおきに」なんて言う人はもう少ない。まあでも面白そうだし、次回も見ることにしよう。キム兄のキャスティングだけが謎だが。
2010年04月19日
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わたた、ちょっとブログ更新の間が開いてしまった。前に書いたように、実は来週某所でちょっとしゃべらせていただくのだが、その中でツイッターについて説明することになっているのでここ数日はツイッターばかりいじっていたのだ。実はワタシ、このブームにあってツイッターはほとんど傍観者であった。いちおうIT業界人ではあるのでそれが何かくらい知っているが全然ユーザーではなかった。なぜかアカウントだけは持っている。1、2年前に知人に「面白そう」と誘われたのでとりあえず登録したのである。ただ、なかなか乗れなくてすぐに投げ出してしまっていた。まあ当時はやっている人が圧倒的に少なかったし。で、今は猫も杓子もツイッター。数年前のブログブームとすごく似ている。「だまされたと思って100人フォローしてみて。人生が変わるから」とか愛好者(勝間女史とか)は言うが、フォローしたい人が100人もいない…。あ、フォローっていうのはブログでいうリンクみたいなもの。特定の人を登録しておくと、その人の「つぶやき」が自分の管理画面から見られる仕組みである。知っている人には「何を今さら」ですね。すみません。ブログも出てきたときには「即時性」が強調されたものだが、ツイッターはさらにJust Nowである。今どこそこにいるとか、テレビで面白いのをやってるよとか、そういう短い言葉が常時飛び交っている。自分が参加せずに傍観していると、満員電車の中ですぐ横の人の会話を盗み聞きしているような感覚になる。これを面白いと思えるかどうか、なんだろうな。いわゆるCGM、消費者生成型メディアは掲示板、ブログ、SNS(ミクシィとかグリーとか)ときて、ツイッター。数日間集中的に使ってみて思うのは、ツイッター以外、たとえばブログとミクシィ、グリ―と掲示板などは「懸けもち」が可能だが、ツイッターはそうはいかないということ。ツイッターをやったらほかの「書き込みできるメディア」に書きこもうという気にならない。なぜだろう?「言いたい」欲求が満たされてしまうのだろうか。実際、ブログとツイッターを両方活発にやっている人はなかなかいないように思う。有名ブロガーではコグレマサトさんくらいか。ブログをほとんどツイッター的に使っていた中川翔子はどうなったのかと思ったら、ツイッターもやっていたがブログと同じ内容だった。こういう人も多いだろう。ワタシの予想では、ツイッターがブログブームの息の根を完全に止めてしまうと思う。いやもちろん、「書く力」と「書くこと」のある人はブログを続けるだろうし、ブログがなくなりはしないと思う。しかし、何となくやっている人はツイッターに流れていってもう帰ってこないのではないか。そしてツイッターはいつまで流行るのかというと、…どうだろう?すぐに飽きられることはないと思う。ツイッターに代わる新しいオモチャが出てくるまで、だろう。有名人がどのくらい続けるかというのも大きい。企業が販促の道具としてツイッターを使うのは「?」である。有効なのは「つぶやき」を拾って情報収集するくらいじゃないかな。ゲーム的な企画は今でもいくつか出ているけれども、新しいもの好きな会社がいちびってる(大阪弁)ようにしか見えない。そういえば、北川悦吏子がツイッターのことをよく知りもしないのに「ツイッタードラマ」の脚本を書いて、それを突っ込まれて逆ギレ!ということが少し前話題になっていた。うーん、他人事とは思えない。まあワタシはツイッターに詳しい助っ人を呼んでいるので、いざというときはそっちに振るだけ。「第二の北川」にならないように頑張ります。
2010年04月18日
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先週訪問した上場メーカーにプランを提示。案の定「会議で通すための資料とデータ」を別途求められた。これはカンだが、絶対に一回では通らない。何度も突き返されては説得材料を提出させられて、ようやく叩きに叩かれた値段で受注が決まるのである。もちろん受注できない可能性もあって、そのときは単なる骨折り損である。「モノ作り日本」の安価な良品は、実は大勢の下請けの犠牲の上に成り立っていることを実感。それほど大きな仕事ではないのだが、メーカーの人たちは絶対に手を抜かない。どうしよう、日本のためにこの苦行につきあうか、テキトーにトンズラかましてしまおうか。今日は別のところでもちょっとした仕事があった。某クライアントの社長夫人が趣味のお花のサークルのホームぺージを自作したのだが、プロの目で批評してほしいというのでそれなりに診断してさし上げたのだ。「直接お話ししたいのでうちまでご足労いただけないかしら」と言われ、まあ他に予定もなかったので芦屋のお屋敷に赴き、2時間ほどいろいろとお話をした。で、帰り際、全然期待していなかったのに「些少ですが」と封筒を手渡されたのである。まあこちとらプロなので、お金をいただけるなら拒否はしない。ありがたくいただいて帰路についた。そして、事務所に帰って封筒を開けてびっくり!ギャラの金額は、おそらく前述の上場企業から仕事をもらって得られる営業利益とほぼ同じくらいあった。それをほんの2時間で稼いでしまったわけで…。あー、だからコンサルはやめられない!汗を流して働くのが馬鹿らしくなる。でもこういうのを癖にしちゃダメなんだよな。神様はワタシを試しておられるのだろうか。そのお金?もちろん会社の売上ですよ。
2010年04月13日
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町山智浩「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」読了。ライトなエッセイだが、かなり怖い。笑っていられない。この国の今は数年後の日本だからね。アメリカに住んだ人、働いた人のコラムやエッセイを過去いくつも読んだがそういう人たちの本って結構大事なところを省略していたんじゃないかと今さらながら思ってしまう。政治、宗教、教育。国民性を形成する源泉。いや、「省略」じゃないか。永住すると思わなければ知ろうと思わないよね。かといって「硬派」ジャーナリストの書く文章はいまいちとっつきにくいので町山氏みたいな人がありがたいわけだ。ブッシュがどれだけひどい大統領だったか、やはり日本にいては分からない。バカな所業や間抜けな言動を笑って、自分の国のほうが優位だなどと思う輩はなぜそんなボンクラが大統領になれたのか(2回も)ということを考えてみなければならない。アメリカは病んでいる、というより蹂躙されているように思える。だれにって、そりゃあ。これはワタシが常日頃思っていることだが、為政者にとって国民はバカでいてくれたほうが都合が良いのではないかと。だから国民が賢くならないようにいろいろと手を打っているんじゃないか。この本にそういうことが書いてあるわけではないのだけれど、やっぱりそうなんじゃないかと思ってしまった。
2010年04月12日
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図書館で借りた苫米地英人「テレビは見てはいけない」読了。著者については洗脳に詳しい学者という認識があったのでそれなりに期待して呼んだのだが、…どうってことなかったな。要するに昨今のテレビは企業のプレースメント広告が花盛りで、無批判に見ていると商業主義に毒されていますよ危険ですよ、という内容。そんなこと、ちょっと知識欲のある人なら知ってるでしょう。新書なのであっと言う間に読める文章量なのに、それでも半分くらいは著者の仕事の自慢と関連している活動の宣伝。著者自身がテレビ番組の構成を手伝っているとうれしそうに書いてあったりして「おいおい」と苦笑させられたり。著者がテレビ関係者ならびっくりするほどの暴露話が出てこないのも無理はない。大人の事情(死ぬほど嫌いな言葉)満開の本である。まあ苫米地氏に言われなくても、最近はほとんどテレビを見ていない。とくに「情報番組」は「酷い」の一言。いや、「あまりに酷い」か。「今日のがっちりマンデーの特集はイ○ンでーす」みたいな番組丸ごと企業CMみたいなのが何の照れもてらいもなく放送されている。ワタシはナンセンスな番組より企業に乗っ取られたような番組のほうが嫌いである。公共の電波だろ?不景気で広告収入が激減して、何とかカネを稼がなければという放送局の気持ちは分かるが、「生き残りをかけた」打開策が企業の宣伝番組作りと通販番組とテレビ局グッズ製作というのはあまりに情けなくないか。というか、テレビってそういうことをするためのものじゃないだろう?面白いかどうかという前に、局は前提となる部分を考えるべきじゃないか。そもそもテレビって何のためにあるんだろうか、という。なんか書評を書くつもりだったのに話がそれてしまった。
2010年04月11日
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今日もまた、普通ならまずお会いすることのない人とお話しさせていただいた。ネットの悩み相談室のほうからメールが入ったのだが、東京の会社で業種が「サービス業」、会社名が「有限会社○○」、担当者が「小松」とあり、何屋さんかと思って電話をかけたら、いきなり女の子の声で「クラブ××でーす」。一瞬電話番号を間違えたかと思ったが「あ、あの、有限会社○○さん、…ですよね?」「はい、そうでーす」「△△(ワタシの会社名)と申しますが小松さんは いらっしゃいますか?」「はーい、お待ちください」出てきた「小松さん」も女性だった。後ろから聞こえる「いらっしゃいませー」の声。有限会社○○の業種はキャバクラ、だった。たしかにサービス業だ。ネットでライバル店が悪口を流しているので困っているとのこと。いろいろとお話しを聞いて助言したのだが、小松さん、なかなかネットの仕組みを分かっていらっしゃる。かなりリテラシーも高そうだ。おそらく情報システム部か何かがあって、そういう部署の人だと思ったら「すみません、そろそろお店に出ないといけないので…」なんと小松さんもキャバ嬢なのであった!Webマネージャーを兼ねるキャバ嬢がいるとは、さすが東京、人材の層が厚い。いやしかし、タダでキャバ嬢とお話しできて、いちおう得したと思うべきなんだろう。たぶん人生で最初で最後のキャバクラ体験でした。
2010年04月10日
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珍しく機械メーカーの方からお問い合わせをいただきお邪魔してウチのサービスを説明させていただいた。ふだんはほとんどネット関係のサービス業、とくに世間では「虚業」と言われる人や会社とばかりつきあっており(謙遜よ)、地道にモノを生産している人々、しかも一部上場企業の方とお会いする機会などめったにないので張り切って行った。しかし、疲れた。いちおう初対面だし「お客」として扱ってくれたけれども基本的にサービス業というものを見下しているね、あの人たちは。それと外注先は値段を叩くものと決めてかかっている。先方の担当者は白髪頭の仕入部長で「値切りの達人」みたいな雰囲気。出入り業者はこのジイさんに見積りを叩かれまくっているのだろう。話を聞いていると、価格にはすべて理由があるはずでそれを説明できないようなら払えないのだと。で、もっとも説得力のある理由が「かかったコストに○%の利益を乗せました」なのだそうだ。そんなことを言われたら、サービスなんて仕入がないし、説明がつかない。だからジイさんに言わせればサービスなど「本来なら」タダらしい。そういうロジックだそうだ。「モノ作り日本」を支えているという矜持が、そういうことを言わせるのだろうか。来週はじめにプランと見積りを出すことになっているが正直言ってあまり力が入らない。たぶん提案書はコピーされて競合の同業者に配布され、「おたくならこれナンボでやる?」という材料にされるだあろう。実際、昔いた会社で「一流メーカー」に同じことを何度もやられた。「このプランを実行したらどのくらい売上が上がるのか参考データを持ってこい」と言われたこともある。そんなデータあるわけないでしょうが。こういう感じで、メーカーさんとの付き合いは「仕事をいただく」プロセスでさんざん疲弊させられる。そうして料金は最初出した金額を忘れさせるほどの安値。「モノ作り日本」とマスコミは持ち上げるが、取引先が逃げ出したくなる会社が多いのである。もちろんいち国民としては、日本の製造業には頑張ってもらいたい。中国なんかに負けないで、良品をどんどん安く生産してほしい。しかし、そのために利益のほとんど出ない安値で下請け仕事をさせられるのは勘弁してほしい…。そういう発想って自分勝手ですかね?
2010年04月09日
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連休には近郊の社寺など行ってみようかとネットで情報収集。やっぱ旅行好きな人は文章書くのも好きなんだなー。地名や社寺名で検索すると旅行者のブログがざくざく。それが一つひとつ丁寧で面白い。バス乗り場が分かりにくいからと手製の略地図をつけてくれたり、「ここのお店はぜひ寄っとけ」とレコメンドがあったり、期待外れのスポットもしっかり写真付きで教えてくれる。もし「もっと詳しく教えてください」とメールを送ったら親切に教えてくれるに違いない。(そこまでしないけどね)それに引き換え本屋で売ってるガイドブックは昔の情報が更新されないままに掲載されていたりするし、間違いなくネガな情報は載っていない。まあ出版には出版の難しさがあるのだろうけど、ブログの即時性と「正直さ」には全然かなわない。タダで有用な情報が手に入るから、お金を払って本で情報を入手しようなんて思わない。そんなわけで、ますます情報誌の出版は厳しいなあと思ったのでありました。(もちろんネット万能ってわけでもないけどね)
2010年04月08日
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販促屋というか広告屋というか、まあ企画屋みたいなことをしていて一番楽しいのは、いろんな人に会えることだろう。ワタシの仕事は「お客をつかむお手伝い」なので、その意味では世の中のすべての商売人がワタシの潜在顧客である。そういうわけで、今、いちばん力の入っている仕事が某シンキュー院のWebサイト作り。「原稿を書くためのインタビュー」という名目でその道のプロとお話ができるので、ちゃっかり自病のケンショー炎についても教えてもらっている。おかげで「にわか」東洋医学ファンになってしまった。ほんと、最初に痛くなったときに総合病院とか行かずに、シンキューの先生に診てもらえばよかったよチクショー。今度痛くなったらぜったいハリ打ってもらおう。
2010年04月07日
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知人の奥さんが亡くなったと電話があった。2年くらい前に会ったとき、癌で入退院を繰り返しているようなことを言っていた。それでもそのときは元気そうに見えたのだけれど…。分からないものだな。年をとって身内や知り合いが亡くなるニュースが多くなった。慣れたわけではないが、最近は哀しいとか寂しいという気がしない。この気持ちは何かに似ている、と思ったのがクイズ番組の「早抜け」。答えを司会者に耳打ちして、正解ならドアを開けて隣の部屋に出ていく。「お先に」と手を振って出ていく人を「じゃあね」と見送る。ワタシは身内の中では一番若いので、普通に考えれば最後まで部屋に残ることになるんだろう。子供もいないし、無縁死ってやつか。ぶるる。それと、身近で亡くなる人が多くなって、幽霊が怖くなくなった。会いたくなったらいつでも出てきてよ、と言いたいくらいである。そっちのほうのセンスは全然ないのだけれど。
2010年04月06日
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古い付き合いの広告制作会社から「今月の下旬にツイッターの社内セミナーをしてくれんか」と頼まれた。「プロモーションに活用した事例など教えてほしい」と。うーん、正直言ってワタシ自身もツイッターはそれほど詳しくはない。なのでその方面に通じている助っ人を呼んで乗り切ることにする。ギャラは半分になるが、チャンスを無駄にするほうがもったいない。しかしツイッターなあ。助っ人氏から最近のツイッター界の話をいくつか聞いたが、全然面白くない…。この「面白くなさ」は何なのか、自分なりに分析してみるのが今回のセミナーの隠し味になるかもしれない。まあ一言でいえば、「生産的じゃない」に尽きるかと思うが。今日から職場には新しいアルバイトが2人増えた。実は先週のなかばから先に1人入っており、4月に入っていきなり3名の増員である。集中力をそがれることもあるが、たえず人の声がするというのはそれはそれでいいものだと思う。スタッフに「すごく会社っぽくなりましたね」と言われる。会社に勤めていて会社っぽくなったというのも変だが、たしかにそうだ。これまでは人数の割にがらんとしていたし、なによりワタシと社長以外似たような年代の男ばかりというのが、職場というより同好会のクラブハウスの雰囲気を醸し出していた。新しく入ったアルバイトは30代女性(入力補助)、20代女子(営業事務)、20代男子(デザイナー見習)。年代、性別、職種、「いろんな人がいる」というのがやはり健全な職場なのだろう。ワタシとしてもこんな「会社っぽい」場所で働くのは2年半ぶりくらいである。今後はさらに精進し、よりいっそうまともな会社にしていく所存である。
2010年04月05日
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前夜ほぼ徹夜でD通の仕事を完了。今日は日曜日ではあるが大事な予定があったので仕事を持ちこしたくはなかったのである。知り合いの女の子(23歳!)から「落語が見たい」とせがまれ寄席に連れていってあげることになっていたのだ。ちょうど大阪市内の某神社で桜祭りと一緒に小さな寄席があることが分かったので、そこに行くことにする。彼女は落語を生で見るのは初めてとのこと。だったら20~30人程度の小さなハコのほうが噺家との距離も近くいきなり大きなホールに行くよりライブの醍醐味を感じられるだろうと、神社の中の小さな寄席を選んだのである。ワタシ自身は大して落語に詳しくはないのでその日の演者がどういう噺家なのか前知識まったくなし。退屈させたらどうしようかと不安をもって連れてきたのだが、さすがプロの話芸、彼女も退屈せず聞いてくれたようで良かった。しかしさすがに噺家は声がいい。マイクがなくてもキーンと通るし、一人で一時間近くしゃべり続けても全然疲れが見えないのも凄い。ワタシなんかセミナーで30分もしゃべったらへとへと、一時間しゃべったら最後は声が枯れている。まだまだ修行が必要である。落語が終わってもまだ夕方だったので、彼女が桜を見て帰ろうと言う。だったら近所の別の神社にでも行こうかとそちらに足を向けてしばらく進んでから自分の失敗に気付く。そちらに向かう道はラブホテル街なのだ。昼間とはいえ相当にケバケバしい看板が目の前に現れこれではワタシは下心丸出しのスケベ野郎である。「あ、こっちは環境よくないから向こうからいこう」と遠回りしようとすると、彼女のほうがケロッとして「気にしなくていいですよ」。えっ、こういうところ、慣れていらっしゃるの?しかし少し考えて分かった。ワタシは彼女を「女性」として見ていたが、彼女にとってワタシはほとんど「父親」に近い存在なのだ。実際、ワタシに彼女くらいの娘がいてもおかしくはない。だから、父親といやらしいことをするなんて想像もできないというそういうことなのである。なるほどね、とひとりごちて、つなごうとした手をひっこめたワタシでありました。
2010年04月04日
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乃南アサ「ニサッタ、ニサッタ」を読む。図書館で発刊直後の新しい本を読めることはめったにないので、書棚で見つけるなり中身もたしかめずにカウンターに持って行った。乃南アサなのでサスペンスものかと思ったら、うーん、なんとジャンル分けしたらいいのだろうか。青春小説?いや、タッチは軽いもののテーマは重く、社会小説と言えるかもしれない。プロレタリアート文学、はちょっと違うか。主人公は北海道から上京してきた耕平。東京の三流大学を出て運よく上場企業に就職できたのにくだらないプライドが邪魔して上司と対立し退社。なんとかなるだろうと思ったらそうは世の中甘くない。「若い」というたった一つの価値すら屁のつっぱりにもならず、気まぐれのように働く場を奪われ続ける。このブログにリンクしてくれている方は裕福な方が多そうなので現実味がないかも知れないが、「底辺」の描写は非常にリアルである。基本的に真面目だし浮ついた考えを持っているわけでもないが、かといって自分の価値を高める努力は何もしない。たいした給料ももらっていないのにやたら仲間とつるんで酒を飲む。「出会い系」の利用率が非常に高い。今、ワタシのまわりにいるスタッフも似たようなタイプが多い。ほんと、若くなくなったらどうするんだろうと老婆心ながら心配になる。しかし小説は最後に救いを残してくれていた。主人公には「帰る場所」があった。それすらなかったらどうなっただろう。ワタシもエラソーなことを言いながら、明日をも知れぬ不安定な立場であることに変わりはないだけに、他人事とは思えないのである。夜、D通から先日提出して「終わったはず」の企画書に修正を入れてほしいと連絡が入る。月曜朝イチにクライアントに出したいので、土日でやってほしいとのこと。エエカゲンにせえよと言いかけてやめる。言うのなら仕事を断るべきだし、やるのなら黙ってやるべき。文句を言いながら結局仕事をするのはカッコ悪い。そういうわけで今週の週末もお仕事。
2010年04月03日
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職場に社長の客がやってきた。取引先の紹介とかで、社長自身も初めて会う人だったようだ。ウチの職場は来客に仕事場を見せずに会議室に誘導できるようにパーティションで仕切っており、スタッフからも客は見えないのだが、いやあ強烈だった。壁ではなくパーティションなので話し声が聞こえてくる。その声がデカイ。しかもガラが悪い。「えっらいボロイ商売やってまんな。ワシにも一枚噛ませてんか」「けったくそ悪い商売敵があってな、あの会社潰したろうか思てるんや」「自民党の○○な、あんなん、ワシに一声かけたら当選さしたるで」一体オマエ何者だ?と職場にいた全員が思っただろう。こんな絵に描いたようなヤクザチックなモノ言いをする人間などそんじょそこらにはいない。ほとんど「ナニワ金融道」である。そのうちとんでもないことを言い出した。「ネット使って○○党の××議員の悪口を流せるか?」そこまでは笑って話を合わせていた社長もそれは拒んでいた。そんなことに与したらウチは企業舎弟である。その男は一時間近くデカイ声でしゃべりまくって帰って行った。疲弊した顔で会議室から出てきた社長に「お客、誰ですか?」と聞くと「市会議員」と一言。スタッフ全員、椅子からずり落ちそうになった。その後、相棒の川Pは腹が痛くなり、Webデザイナーの女子社員も気分が悪くなったとかで薬を飲んでいた。ワタシもなんとなく頭が重くなり、仕事を早めに切り上げた。たった一人でここまで凄まじい毒気を発散する人間はそういない。会議室の机と椅子を消毒液で拭いておいた。
2010年04月02日
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今日から4月。ウチの会社は8月決算なので、仕事上新しくなることは何もないものの1月と4月はやはり特別な気持ちになる。昨日までの一年間が良くても悪くてもいったんチャラにしてもう一回みんな一斉にゼロからスタート。季節のサイクルはだれにも公平だ。毎年4月になると新入生、新社会人で朝の通勤電車は普段より混み合う。それが夏ごろになると、いつの間にか普段通りの混み具合になってしまう。学生が学校をさぼりはじめるのか、定年で外出しなくなる人が増えるのかよく分からないが、4月の混雑は一ヶ月程度でなくなる。不思議だ。そんなことを思うのもワタシ的には毎年のことである。
2010年04月01日
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