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教師という仕事は花の種を土に蒔き、水を与え続けることと似ている
芽が出てくると信じて水や肥料を与え続けるのが仕事
ほっといたら土は乾き芽は出ない
さて、この映画が現職の教員にどのように見えるだろう
子供たちが目の前で成長し続けるのは働きがいではあるが
教員を目指す若者には、こんな現場ばかりだと思わないで欲しい
現場を離れた人には感動的な場面に映るのかもしれない場面も私には問題点が見えて感動することはなかった
ビー玉貯金について研究協議会で語る杉田先生の
教師の無自覚な言動が同調圧力を生み出し、いじめや不登校を生んでいる
という指導講評がよかった
一緒に見た職場の先生と共感できる部分が多く感想を共有することで今の職場をより良くするヒントにはなる
具体的には
⚫︎多くの現場が未だにこうなのかと残念に思う点
・教員が6時前から出勤して朝ごはんを職員室で食べる
・教師が教室のワックスがけをやる
・新年度、紙に書かれた学級編成を校長室で手渡しする
・朝の登校時に昇降口で児童が待ち、チャイムで教室へ駆け込む
・入学式の歓迎演奏を2年生が生演奏でやる
⚫︎【独りよがり感】が否めない点
・学年集会で自分の殻を破れ!と、先生自ら身体を張って頭突きで卵の殻を割って子供たちに見せる
・6年生の委員会を推薦とか子供たちの目隠ししての投票で決める
・一年生の合奏のオーディションや練習での切り捨てるような声掛け
・音楽での一年生への厳しい指導
子供たちの成長を願ってやっていることは
本当にそのやり方しかないのか
⚫︎働き方改革【当たり前のアップデート】がされていない点
・行事の後集まらない
→実施案に無いことは思いつきでやらない
→成果と課題はデータ入力で次年度の実施案に反映させる
→職員室で同じ弁当を食べる時間は休憩時間にならない
→入学式や卒業式の後の弁当の選定、発注、会の進行、ゴミの回収、、、全てが余計な仕事(コロナで無くせたのに)
⚫︎予算があれば取り入れたい点
・ルンバの教室用(机がたくさん並んでいても小回りする小さいもの)があればよい
そして、
一番時間の取られる部分はこの映画に全く表に出ていなかった
⚫︎映画に映し出されなかった闇の部分
・多すぎる教員向けの調査
→何のフィードバックも無いICT調査
→100問のストレスチェックシートが一番のストレス
・研修と称した参集型の拘束
→教師不足でも、授業時間内に出張に出なければならない
→生活指導主任、教務主任は2ヶ月に一度自治体に集められる
→自治体の教科部会の研究授業のための複数回の指導案検討と称した事前準備
・登下校についての近隣からの苦情
→登下校は保護者、地域の役割であり教師の仕事から外されるべき対応
・子供同士の放課後のトラブル
→土日のトラブルまで学校で解決してもらえるものと思っている人は多い
・特別支援の子供が教室から出た時の対応
→カナダは配慮を要する子供だけでなく大学生にも申請すれば個別に支援員がつくとのこと
教師は基本的に真面目な人が多い。
だから、 コロナ禍「子供たちのために」できることはなんでも試したし、工夫して学校を運営していた。
あの時に出てきた知恵と工夫は、形を変えてこれからも出し続けなければ教師の離職率は上がり続けるだろう。
この映画を見て、 教員の仕事がこんなものと思われたら、教師不足は加速する。でも、多くの学校はこのとおりだと思う。
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