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☆にゅ~☆ハリケエン

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ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 <small> <a hre…
なつみかn☆@ ぉめでとぅさんどこ!?(遅 ぉめでとぅさんデ―+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚―ス…
メカじゅわ仔@ 誕生日おめっと!!! ME ・・・竹輪すき☆ おでんのね!
マルス@ あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*) あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*) 面白ぃ!! …
マルス@ えぇ~ 続きゎどうなる!? カナリ気になる!!
November 6, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「・・・思い出さない?」

たっちゃんはとても残念そうな顔だった。
その顔を見たら私は思い出したかのように泣いて。

泣いて、泣いた。

「なんで泣くの?」

たっちゃんは優しく言った。
本気で優しく。

「うっ・・・く・・・たっ・・・ちゃぁん・・・!」



「何?」




「なんで、謝るの?」

「私・・・ずっと・・・会いたく・・・て・・・!でも・・・
 逃げててっ・・・私・・・私は!」

泣いて謝った。私は「たっちゃん」がどんな人だか知りたかったし、
会いたいと思った。

だけどそれと同時に「たっちゃん」から逃げたいとも思った。

知りたくないと思った。かかわりたくないと思った。

だから―――・・・


「僕も会いたかったよ。ずっと・・・ずっと探してたんだ。
 幼稚園を卒園したら僕、すぐ引越しちゃったでしょう?
 それからずっと会いたくて・・・。

 そしたら君は引っ越していて・・・。
 ずっと・・・探してたよ。
 やっと・・・見つけられた・・・・・・。」


たっちゃんも涙を流した。


真珠の涙を。





それは静かに流れて

時なんて忘れられるほど静かに

真珠が紅色の頬を伝わって


そして

ゆっくりと確実に落ちた




「あの時言えなかったけど、僕みーちゃんが好きなんだ。」




       つづく。

あ~くっっっっせ!!





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Last updated  November 6, 2005 04:28:53 PM
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