地球という生命体に巣食って増殖し細胞を破壊続けるがん細胞。それが人間という生きもの。
何種類もの細胞が抗争し合い、生き続けるために手当たり次第に生命体の組織を破壊しつづける。
銀河系の彼方から地球を眺めている星人は、この愚かな生命体の滅亡を静かに見守っている事でしょう。最後は破滅する運命と知っていて、彼らは決して近づいては来ない。
太陽系の属する銀河系の中には2000億個の星があるといわれていて、地球意外に生命体がいる可能性は、 ドレイクの宇宙文明の式 によると、悲観的に考えるか楽観的に考えるかによって大きく変わり、10万分の1から10億になるらしい。
この数字の中間をとれば、銀河系には100個の文明があり、それらのあいだの距離は数千光年ということになるのだそうです。
地球誕生から現在まで46億年。その間、電波を他の天体に向けて発信出来る年数は100年(事実、電波を発見し自由に使えるようになったのは20世紀に入ってからの僅か100年)でしかない。
その間に星人たちはとうに地球人のことを知っていて、全てをお見通しなるがゆえに向うからはコンタクトを取っては来ない。
宇宙時間で眺めれば、人類の存在なんてほんの一瞬の出来ごと。
それでも地球は今日も回っていて、相変わらず細胞同士が争っている。ガン細胞の種は多様で、殺し合いの好きなやつが居たりするのでややこしくなる。
この星を救えるのは仏教しかないと、彼の星人の知るや否や。じっと滅亡するのをただ静観しているだけなのだろうか。
もしそれを指摘されても、多分この星の権力者は耳を貸しはしないのでしょう。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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