歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2010.09.10
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テーマ: 短歌(1717)
カテゴリ: 游歌

浅漬けのもてはやされて滋味もなし短歌を産ます即興マシン



「星野しずるー犬猿」 という短歌自動作成装置がある。「佐々木あらら」という枡野浩一の門下生が作成した。

「枡野浩一のかんたん短歌blog」 をやっていて、そこで出会った二人。

 枡野浩一氏の新著 「どう解釈されようと、どう面白がられようとかまわない」 を出版するにあたってのエピソードを語る インタビュー に、佐々木あらら氏も登場。その話がなかなか面白い。

 新しい短歌の潮流を起こす枡野浩一氏は、「つっこみのできる短歌がいい短歌である!」、兎に角短歌は面白くなくてはならないという。




 「枡野」 
 どう解釈されようと、どう面白がられようと、かまわない。そこで「短歌はもっと高尚なものです」って言っても、意味ないと思っている。広告のコピーとも対抗したいと思ってるし、ことわざみたいになってほしいと思ったり、短歌が、もっといろんなものとライバルになってほしいと思ってるから。

 短歌の「57577」ってところだけを守っていて、その形で今に生きる面白さをつくるのが自分のテーマなので。

「佐々木あらら」 の代表作

   ♪ それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は

   ♪ 外で出すのが愛なのか中で出すのが愛なのか迷って出した

 この辺りの短歌が後世に残るかどうかは別にして、ツイッターでつぶやく様に「57577」にしてしまう感覚はまさに現代的ではある。

 「星野しずるー犬猿」を使ってみると、自動で作成された短歌が次つぎに現れます。

  ♪ 君だけの機械じかけの毒を見て彫刻刀を待ち続けよう

  ♪ 八月としての九月を集めたら百年前の眠る爪あと

  ♪ 僕だけのひとつひとつを待つ夜の午前三時の死者を追いかけ

  ♪ 臆病な氷砂糖を待っているせいいっぱいの嘘をおそれて

 短歌に行き詰ったら私もこれを使って、出てきたものにちょっと手を加えて創作してみよう。


「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選





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最終更新日  2020.02.07 10:48:39
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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