歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2015.09.03
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カテゴリ: 一日一首

♪ 汚れたる葡萄の房が雨に泣く泣く崩される民主のテーゼ







 国会で議論・審議をする前から、既に結論ありきの行動を取っている事は独裁政治にも匹敵する横暴だ。

 防衛省の統合幕僚監部が、安全保障関連法案の成立を前提とする内部文書を作成していたことが問題になっていたが、昨年12月に自衛隊の河野克俊統合幕僚長が訪米した際に、安保法案が2015年夏までに成立するとの見通しを伝えていたという記録を共産党が入手。

 安倍政権は、国会なんか表向きの儀式にしか過ぎないと思っている節がある。数の論理で何とでもなる、吾々を止める力なんかどこにもないとふんぞり返っている。少数派の意見も聞いてそれを取り入れることが民主主義の根本的な使命だし、政権を担う者の道義的責任でもある。

 安保法制の参議院通過を審議を、尽くして60日ルールを適用せずに決着させるとか言っているが、そんな事は無理に決まっている。

 自惚れ、奢り、思い上がり。金正恩とどこが違うか、こういう人の下では皆が萎縮してしまう。
 日本の中枢がイエスマンの巣窟となっていて、どの組織も言われる事だけを只こなし、責任逃れに終始している。無責任な輩ばかりだから、鶴がひと声上げれば待ってましたとばかりに腰を上げる。
 2020年の東京五輪絡みのゴタゴタは皆、そんな事が背景にありそうだ。血税を湯水のごとく垂れ流しての無駄遣い。その責任は誰も取らず、取ろうとする素振りさえ見せない。







 ここにぶら下がって、袋の中で小さくなっているのは、吾々国民そのものだ。連日の雨に打たれ、袋は薄汚れてヨレヨレになり、中の実がジワリジワリと傷んでいく。




 せめてもの思いで咲かせた花も日照不足で開ききれないもどかしさ。
 そういえば、ジャスミン革命で民衆が勝利した国々は、今、どこも苦しい状況に喘いでいる。
 自由とは、民主主義とはかくも難儀なものなのか。



コガタスズメバチの巣(9月1日)

 信頼する女王様の下でせっせと巣作りをし、王国を築き上げているスズメバチが羨ましく思えてくる。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。


「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2015.09.07 23:48:27
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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