♪ ゴキブリー!妻が呼んでる脱衣所の壁に這いいるカメムシ一匹
そしてこのカメムシだ。カミさんはゴキブリ拒絶症なので、てっきりゴキブリの子供だと思ったらしい。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」みたいなもんで、姿かたちが似ていればみんなゴキブリに見えちまう。
以前、床の間と押し入れが有ったところの天井裏で、たまに何かがごそごそ音を立てることがある。本のわずかなもので、暴れまわったりするようなものではない。ごく偶に目立った音がして、耳を澄ませて聞いてみてもその正体が分からない。
先日のTVで害虫駆除業者が、二階の使われていない雨戸の戸袋に棲み付いたイエコウモリの駆除をしているのを見た。長年、何者かが小さな糞を落としていて気が付いてはいた。が、庇の上に大量に溜まっているのを見て、さすがにまずいと思って業者を呼んだらしい。
保護鳥なので殺処分は出来ないらしい。その逃げ出してゆく蝙蝠の数が半端じゃなかった。その飛翔だけ見ればホラー映画と間違えそうなぐらいの凄まじさ。よくもこんなに増えるまで放って置いたものだ。家主はきっと心優しい人なんだろう。
アブラコウモリ、普通にはイエコウモリといって、蚊などの害虫を捕食するので基本的には益獣なのだそうだ。 蝙蝠(へんぷく)の蝠(ふく)が「福」に通じるので東アジアでは縁起のよい動物とされていて、日本でも「家に棲みつくと縁起が良い」「子宝に恵まれる」と親しまれてきたらしい。七代目団十郎が蝙蝠の図柄を好んだので流行したこともあるらしい。
しかし、フランケンシュタインやドラキュラを生んだヨーロッパでは、不吉な動物の代表とされ、欧米文化の影響を受けやすい現代日本人の多くが「気味悪い」と思う様になったらしい。
建設会社「鹿島」では、新しいまちづくりの概念である「 グリーンインフラ 」い取り組んでいて、人とコウモリの棲み分け・共生を考え、地域に生息するコウモリを調査し、ねぐらや休息所(ナイトルースト)となるバットボックスを設置しているんだねぇ。知らなかった。
コウモリは生態系のバランスを維持する上で欠くことのできない生き物です。国内に2種生息するオオコウモリは果実に加え花粉、蜜などを摂食するため、種子や花粉を運びます。その他33種のコウモリは飛翔性昆虫の捕食者として重要な生態的地位を占めています。捕食されている昆虫には農林業や衛生上の害虫も多数含まれ、コウモリがいなくなると農業にはもちろん、都市生活にも大きな影響があると言われています。
例えば体重6gのヒナコウモリの場合、一晩に食べる餌の量は体重の半分、蚊で計算すると500匹程度にもなると言われています。つまり、コウモリは衛生害虫の増加を抑える役割を担っています。
そんなコウモリは洞窟や樹洞などの環境の他、家の屋根裏、戸袋、瓦の隙間など人家を棲み家にします。近年、開発による洞窟や樹洞などの環境が減少していることに加え、住宅の近代化や駆除などによりコウモリの生息環境は悪化しています。
5㎜ほどの隙間があれば入り込めるという。最近は戸袋に棲み付く被害が各地で頻発しているらしい。コウモリの本当の姿を知って、保護する気持ちになることも、人が豊かになることにリンクして行くことでもあると思う。
人間はもっともっと心を広く持つ必要があると思います。現代人はそういう意味で、心の幅が非常に狭くなっている様に感じます。
夕方のマジックアワーに、トリッキーな飛翔をする蝙蝠を眺めているのはなかなかいいものです。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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