♪ ザムザ氏の如くに部屋の片隅でひねもす地球(ほし)の音を聴きゐる
人以外の生き物は、生存という命題においてのみがその活動のすべて。弱肉強食などという言葉は人間側から見たごく偏狭な見方に思える。食物連鎖にしても、地球全体からすれば真っ当なバランスの中で繰り広げられている崇高で完ぺきな営みと言っていい。
強弱も善悪もない。全てが生存するために選択され構築された命がけのスタンス。子孫繁栄という一点でのみ強弱を争う宿命を負うものの、他の種類とは棲み分けという高度な戦略を持って生きつづける。百獣の王も微生物も、すべてが必要な存在として地球は成り立っている。
草食の虫や獣は穏やかな顔を持ち、肉食のそれらはどれも怖い顔をしている。過酷な環境に順応し自らを変化・進化させながら種を保存し、地球の構成員としての立場を死守する姿は見事であって、人間なんてそれ等には到底及びはしない。
脳を発達させて地球上に君臨するもののそれでもまだ飽き足らず、人工の頭脳まで創りあげて何をかを目指している。頭脳が要求する開発という欲求におぼれ、その生み出されたもの等で自らが脅かされるというジレンマを抱える。
人工頭脳に、この世で一番恐ろしいものは何かと問い、地球で一番いい環境とは何かを考えさせるとする。「人類が最も悪影響を及ぼすので、排除しよう」という答が返って来ることを危惧するという、この浅はかさ。
保護主義と反グローバリゼーション。格差社会と拝金主義。資本主義の行き詰まりと民主主義の危機。
トランプの言動によってバラバラなものが一つの塊になった特異な現象など、何か自然界にもヒントがあるはず。謙虚に学ぶ姿勢で自然界の仕組みをもっともっと研究し、この立派に発達させた脳を活用しなけれ莫迦だ。宝の持ち腐れ、無用の長物、昼行燈。
ハイデッガーは、現代社会を「輝ける闇」と言ったそうな。
人間よ!もっと高みを目指せ!!
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
■ いい天気だが・・・政治は・・ 2017.10.08
■ 安楽死という選択肢 2017.10.06
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