晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季

晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季

2016.07.23
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 しかし、関東地方は例年なら7月21日頃に梅雨明けするのに、今年はオホーツク高気圧の張り出しが強く梅雨明けは28日以降にずれ込みそうだ。

【23日12時の天気図】

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 今週は毎日シトシト、シトシトと梅雨らしい雨天続きで気温も低めに推移した。
 今日も予報では晴れ間も覗くと言っていたが、結局一日中今にも降り出しそうな曇天で、気温も25℃あるかないかの肌寒い一日だった。

 今年は春頃から【ラニーニャ】が始まったと見られていて、東日本は梅雨が長引くとの予想が出ていたので驚きはしないが、気持ちは鬱になる。

【ラニーニャ現象の解説図】

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 【ラニーニャ現象】を簡単に説明すると、
南米ペルー沖から太平洋中央部の赤道域で海面水温がいつもの年より低くなる現象。世界的に異常気象を起こすとされる。
 東風がいつもの年より強くなり、ペルー沖の深海の海水が上昇し、水温が下がる。暖かい海水が西側に吹き寄せられるため、インドネシアやフィリピン付近で海水温が高くなる。その結果、平年より活発になった上昇気流が、日本の南に下降して太平洋高気圧を強めるという循環をつくる。日本では、夏から秋の初めにかけて全国的に高温になる傾向がある。前回発生した2007年夏は8月に岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で最高気温40.9℃を観測するなど、全国的に猛暑になった。


 ところが、今年は予想以上にラニーニャ現象が強く、冷たい空気が南太平洋付近で下降気流となって太平洋高気圧を強めると予想されていたものが、太平洋高気圧より北にあるオホーツク海高気圧にまで足を伸ばしたので、オホーツク海高気圧が強まって太平洋高気圧はそれほど発達せず、東日本は梅雨明けが遅れている。
 このオホーツク海高気圧が強まると、高気圧の縁を吹き抜ける北東の風(これを【やませ】と言う)が関東付近にまで達するので、気温も太平洋高気圧に覆われるよりも5~10℃程度低く、夏としては肌寒い感じになる。

 この時期に気温が25℃を下回ると流石に肌寒いが、25℃~30℃程度なら過ごし易くて返って助かるが農作物への影響が懸念される。




『今日のお花』:【ミツバオオハンゴンソウ】 (菊科)帰化植物。

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