晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季

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2017.07.16
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首都圏の水瓶はほとんど【利根川水系】と【荒川水系】によって賄われている。

図-1【首都圏の主な河川】


図-2【利根川水系と荒川水系】


【利根川水系】には主に八つのダムが水源地となっていて、7月14日0時現在の貯水率は
【八木沢ダム】=115%
【奈良俣ダム】=103%
【藤原ダム】 =101%
【相俣ダム】 = 99%
【薗原ダム】 =129%
【下久保ダム】= 83%
【草木ダム】 =102%
【渡良瀬遊水地】=104%


【8ダム合計】=102%
と余裕の水量のようだ。

図-3【利根川水系8ダム】


図-4【利根川水系8ダムの貯水率】


 しかし、一方の【荒川水系】は主に秩父市周辺の【浦山ダム】、【二瀬ダム】、【滝沢ダム】、【合角(かっかく)ダム】の四つしかなく、しかも流域面積が狭い。

図-5【荒川水系】


 今年の秩父地方の月間降水量を纏めると次図のように例年よりも少なく推移していて、特に五月、六月は例年の半分程度と少ない上に七月も少雨傾向なので、荒川水系では水不足が懸念される。

図-6【秩父周辺の月間降水量】


 ただ、先人たちは素晴らしい知恵の持ち主がいらしたようで、こうした荒川水系の流域の狭さによる首都圏の水不足を回避する為に利根川の水を荒川に送水するべく 【武蔵水路】 (←外部リンク)を建設していて、首都・東京の水不足解消策を講じていたのでR。。。(前出、図-1中央付近)

 更に、東京一極集中を見越して利根川水系の群馬県吾妻郡長野原町川原湯地先には2020年完成目指す【八ッ場(やんば)ダム】の建設が着々と進行している。
 この【八ッ場ダム】建設に当たっては当時の民主党政権が強く反対し、工事着工済みなのに、前原国・交相は職権で強行に工事を中止させ大混乱を招いた経緯がある。

 この【八ッ場ダム】は、私自身長年携わっていたし、地元の方々には大変なご苦労をお掛けしていたと自認しているので、一日も早く立派なダムを完成させるのが関係者一同の共通認識だった。

 ダムの建設は一朝一夕でできるものではなく、土地買収 ⇒ 住民の移転、施工など数十年の長期に亙る事も屡々なので、現時点の目先の状況だけで必要性の判断はできないのでR。

 【武蔵水路】にせよ【八ッ場ダム】にせよ、遠い先々を綿密に予測して計画されて、結果的に人々の役に立つと信じる。。



『今日のお花』:【ゲラニウム・ドリームランド】 (風露草科)

一見、葵科のお花に見えますが、風露草の特徴も見て取れます。






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