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麻耶里樹

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暑いので怖いサイト巡りをしていたら、ひとつ思い出した話があったのでご紹介♪

「座敷にいるのは・・・」

私は以前、夜中から朝方にかけてパソコンをいじる習慣がありました。
うちの家は江戸時代からある古い家で(もう建て壊しちゃったけど)、
廊下というものはほとんどなく、部屋の中を通って別の部屋に行く、みたいな造りになっていました。部屋のしきりはふすまと障子のみ。
開けっ放しにすれば離れ以外の全ての部屋がつながります。

パソコンが置いてあった部屋は「中の間(なかのま)」と呼ばれる玄関に近い部屋で、隣は「北の間」と呼んでいるお客さんを迎える部屋、反対側は仏間のある16畳の座敷でした。

夜中に私の部屋があった離れから中の間に行くにはその座敷を通って行かねばなりません。
当時、季節は2月。


その日はいつものように中の間のパソコンでヘッドホンをつけてDVDを観ていました。
ふと気づくと時間は午前四時。
「ああ、もう寝ないとな~」
と思ってなんとなくヘッドホンをはずしかけたその時、

『○×☆キャ・・・○△』

テープを早送りにしたような高くて早い、まるで小鳥かねずみが鳴くような、小さいもの特有のものが発するような声を耳にしました。

「? なんだ?」

DVDの音声かなあ?と思ってヘッドホンを付け直しましたが、聞こえるのは俳優たちの会話だけ。
「あれ? なんだったんだろう?」
また聞こえるかも、と思って耳をすましていると、

『キャキャ・・・○□☆×キュ・・・』



「え~? こんなに朝早くから鳥でも鳴いてるのかな?」
座敷の障子をあけると縁側があって、それに面して個人の庭としては深い、森のような庭がありましたので、たまに珍しい鳥もやってきていました。
ウグイスやルリビタキも双眼鏡なしで観察することができるような庭でした。
それで鳥だと思ったのです。

ところが先ほどはすぐに音がしなくなったのに、今度はしばらく続きました。

そしてどうやらそれは座敷から聞こえます。

「おばあちゃん?」

うちの祖母は声が高く、たまに早起きしたときは座敷で探し物をしていることもありました。
きっと見つからなくてブツブツ文句でも言ってるのかも・・・。
パソコンから離れ、座敷の手前までやってきました。
そしてふすまに手をかけようとした瞬間、
なぜだか「開けちゃいけない」と強く感じました。
ふすまの向こうで3体ほどの小さい物体が笑いながら座敷を歩き回り、こっちを注目してるイメージが沸いたからです。
「まさか・・・ひな人形・・・?」


そんなわけないと思いながらもぞっとして、ゆっくりとその場所から離れ、座敷とは反対側の部屋に出て、祖母の居所を確かめました。
祖母は自分の布団でぐっすり寝ていました。

「じゃあ座敷にいるのは何?」

中の間から一刻も早く離れたかったのですが、自分の部屋に戻るには座敷を通るしかありません。
何度か聞こえるその声に怯えながらDVDの音量をあげ、日が昇るのを待ちました。
声は私をあざ笑っているように感じました。
「覗いてたらどうしよう」
そんなことばかりが気になって結局DVDに集中することは出来ませんでした。
いつのまにか声がしなくなっていたことにも気づかず。

朝になって、父が座敷の方から「まだ起きてるのか」と入ってきました。
「やっと朝だー」
父が開けたふすまから座敷をそぉーっと覗いてみましたが、案の定、何かがいるわけもなく。

ふう、とため息をついて座敷を通って部屋に戻りました。
でも、しばらくのあいだ、ひな人形を直視することはできませんでした。
だって、私のほうを見てにやっと笑っていたら・・・と思うと。


怪奇特集第2弾!
霊感ないのにけっこうあるもんだな、不思議話って。
あとから考えたらあんまし怖くないんだけど、その時は死ぬほど怖いんだよね。
鳥肌がたったことを覚えています。
でもあれ、本当になんだったんだろう・・・。









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Last updated  2006年08月03日 16時36分24秒
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その感覚──  
何だか分かる気がします。


布団に篭って寝ていた時、何かやたらと外が騒がしいような妙な気配を感じていて、今布団で出たら瞬間目の前に何か居そうな気配があったのですが……。
私はとりあえず、じっと動かずにその気配が無くなるのを待っていたのですが、暫くその気配が若干位置をずらしながら周囲を徘徊している──そんなイメージに襲われ布団から出る事が出来ませんでした。
たった一枚の掛け布団の先に、何か居る──あの体験は私の経験の中でも結構鮮明に残っています。

とりあえず、何事も無くてよかったなぁって感じですね。^^ (2007年04月03日 05時58分21秒)

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