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2016.04.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
0378 ドゥームズデイ [UNRATED]

『0378 ドゥームズデイ [UNRATED]』オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 ニール・マーシャル
・製  作  スティーヴン・ポール
       ベネディクト・カーヴァー
・製作総指揮 ピーター・マカリーズ

【キャスト】
・エデン・シンクレア…ローナ・ミトラ(湯屋敦子)
・ビル・ネルソン………ボブ・ホスキンス(大塚周夫)
・ノートン軍曹……エイドリアン・レスター(松田健一郎)
・ハッチャー首相…アレクサンダー・シディグ(森田順平)
・マイケル・カナリス…デヴィッド・オハラ(谷 昌樹)


『0378 ドゥームズデイ [UNRATED]』ウラ面

【仕  様】
・型  番  GNBR-1900P
・製作年度  2008年
・製 作 国  アメリカ
・英  題  DOOMSDAY
・収  録  本編 113分
・音  声  1.英 語 (5.1ch サラウンド)
       3.日本語 (5.1ch サラウンド)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.吹替用字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、

・日本語字幕 川又勝利
・吹替版翻訳 瀬谷玲子
・吹替版演出 宇出喜美
・2009年日本公開作品
・発 売 元  ジェネオン・


【ジャケット】
・オモテ面:“世界滅亡の日《ドェームズデイ》”まで、
      48時間――。
      人類の未来は、美しき戦士に託された。
・ウラ面 :『ディセント』のニール・マーシャル監督と
      ハリウッドの超一流スタッフが放つ、
      衝撃のバイオレンス・ヒロイン・アクション!

オモテ面は、ローナ・ミトラが凄みながら銃口をこちらに向けている。右手にはカタナ。背後には、“人喰い軍団”。(笑) ヘリやバイク、車なども描かれている。――うん、ざっくりとしてはいるが、なかなかの出来映えだ。ご本人よりも、美形に描かれている。何となく、“修正”された証明写真みたいだ。
ウラ面は、上方にカーチェイスの一場面。左には銃を構えるローナ・ミトラの画像が重ねられている。その下、ストーリーの下に取り込み画像が4枚。人喰い軍団が兵士の一人を木に括り付けて、いまから焼こうとしている場面が印象的だ。このシーンの後、皿にのせられたミディアムレアの肉が出て来るが、思わず「うまそうだな」と思ってしまった。(汗)
バラエティに富んだ作品だったので、もう少し画像選びに幅が欲しかったと思う。
でも、いいセンスだ。

【感  想】
「ジョン・カーペンター監督の後継者」

てっきりゾンビ映画だとばかり思っていた。
ところが、違った。(笑)
微妙なスタンスの作品だ。何と言えばいいのか、『バイオハザード』のように始まり『28週後…』のように展開し、いきなり『マッドマックス2』になったかと思うと『ニューヨーク1997』のようになって『マッドマックス サンダードーム』にもなった。(笑) 見事なくらいB級アクションの王道路線を行ってる。こういう節操の無さは好きだ。

監督はニール・マーシャル。あの『ディセント』を撮った新進監督さんだ。
内容は兎も角として、映像はエッジがきいていてスタイリッシュ。容赦ない描写は、スキルと言うよりも、この監督サンの性格かも知れない。そう考えると、本作品のようなアクション系は、あまり彼向きの題材ではなかったかも知れない。それでも、最後まで興味を失わせることなく観せた手腕は見事である。

観ている最中に幾度となくジョン・カーペンター監督のことを思い出してしまった。ジャンルの幅が広く、独自のスタイルを持っていて、恋愛モノからヌタヌタグチョグチョのホラーに至るまで名作をものにしている。おそらくニール・マーシャル監督も同じ道を歩んでいるような気がする。

主演女優のローナ・ミトラは、美形ではないし、男性的な顔立ちで身体つきも男っぽい。(痩せぎすで筋っぽい) ホラー映画としては不適格だ。やはり、ホラー映画の主人公は“美形”か“可愛い系”でないと、汚されて行く姿にゾクゾクしないではないか。(笑)
けれど、ストーリーが中盤から『マッドマックス2』のようなアクション中心に転じると俄然、映えて来る。『アンダーワールド』のコスチュームも気にならなくなる。『エイリアン2』のシガニー・ウィーバーもそうだが、色気よりも強い意思を感じさせる眼差しがアクション映画には相応しい。その点、ローナ・ミトラは合格点だった。

この手の作品で欠かせないのが、脇役に知名度の高い役者サンを揃えることだ。本作品でもボブ・ホスキンスが印象に残る。『ロジャー・ラビット』はあまり好きではないが、『モナリザ』は絶妙の演技だった。出番は少ないものの「もっと(画面に)出て来ないかな」と思わせた。
一方、マルコム・マクダウェルは、最初に登場した時は誰だか分からなかった。『時計じかけのオレンジ』で一世を風靡した彼だが、以降はあまり作品に恵まれていない。印象が強すぎたのだ。最近、ようやくそれを払拭できたような気がする。歳をとって顔つき目つきが変わって、役者サンとして白紙の状態に戻ったようだ。これなら監督サンも“S.キューブリックの怨霊”を気にせずに使えるかも知れない。これから良い役に恵まれてほしいと心から思う。

ゴッタ煮のような作品だったが、鑑賞後の不快感はなかった。あれだけいろいろと詰め込んだのは、ニール・マーシャル監督が自分の“腕試し”をしたような気がする。もしかしたら近い将来、本作品をバネにして、とんでもない名作をモノにするかも知れない。

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Last updated  2016.04.16 06:27:26
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