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2018.10.07
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カテゴリ: オカルト映画
1282 悪魔の棲む家 特別編


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  アンドリュー・ダグラス
・原  作  ジェイ・アンソン
・脚  色  スコット・アーサー
・製  作  マイケル・ベイ 他

【キャスト】
・ジョージ:ライアン・レイノルズ(藤原啓治)
・キャシー:メリッサ・ジョージ(湯屋敦子)
・キャラウェイ神父:フィリップ・ベイカー・ホール
                    (小川真司)




【仕  様】
・型  番  MS-28959
・製作年度  2005年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE AMITYVILLE HORROR
・発 売 元  20世紀 フォックス ホーム
       エンターテイメント ジャパン株式会社
・販 売 元  ----
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  栗原とみ子
・吹替翻訳  税田春介

・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  90分(本編)
・サ イ ズ  レターボックス 16: 9

・音  声  1.英 語 5.1chサラウンド
       2.日本語 5.1chサラウンド
       3.音声解説 (キャスト&スタッフ)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  片面 2層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向け、
       DVD、セル専用
・映像特典  1.キャストと製作者たちによる音声解説
       2.メイキング・ドキュメンタリー( 2種)
       3.未公開シーン集
       4.撮影の舞台裏
       5.フォト・ギャラリー
       6.オリジナル劇場予告編集


※再生上のご注意

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :怨念が巣食う“悪魔の家”から生還せよ!

スチュアート・ローゼンバーグ監督の『悪魔の棲む家(79)』のリメイク作品なので、ジャケットのデザインもオリジナルのポスターの雰囲気を踏襲している。オリジナルは、顔のように見える家のイラストが、ポスターに使われていた。本作品では、そこに猟銃を持った男(夫)の後ろ姿が重ねられている。わりと出来映えがいい。
ウラ面は、メジャー作品らしくザックリとしたレイアウトだが、禍々しさが伝わって来る。
いいジャケットだ。


※ピクチャディスク

【感  想】
「深夜のホラー映画鑑賞」

1979年の『悪魔の棲む家』のリメイク版。マイケル・ベイが製作に名を連ねているだけあってザックリしている。

それに、怖くない。(笑)

驚かされる場面はあるが、夢見が悪そうな禍々しさが感じられないのだ。

ホラー映画って、深夜に独りで観るのはコワイ、と思わせて一人前。そこから、どうインパクトを与えるかが勝負だ。
ジャンルは違うが、『死霊のはらわた(オリジナル版)』を明け方近くに音量を絞って観ると途轍もなくコワイ。(笑)
音量を絞るところがミソ。聞き耳を立てるので、周囲の些細な物音まで聞き分けられるようになり、怖さが倍増する。感覚が鋭くなって一種のトリップ状態だ。だから、終わった後のカタルシスは半端じゃない。これを経験すると、クセになる。一度お試しあれ。(笑)

そんな作品からすると、本作品はあまりに淡白だった。「もうちょっと何とかならなかったの?」と思ってしまった。

気になったのは、キリスト教の出番(?)が少ないこと。神父さんは一度出て来ただけで、早々に退散してしまう。
オカルト系のホラーは、悪霊であれ悪魔であれ、その対局にある教会が活躍しなくては、説得力がない。家に憑いたのが何なのか、その正体については言及されないが、白けムードだ。

ただ、それが現代のアメリカを象徴しているのならば、それはそれでコワイ。(笑)
“自由の国アメリカ”を標榜出来るのは、信仰があるからだと思う。礼拝し、懺悔し、寄付をし、教会に集い、傍らに聖書を携える。聖書売りの詐欺師の父娘が生きて行けるのも、息をするのと同じように人々に信仰が根付いているおかげだった。

もし、信仰が薄れたら、米国国民は、どこに共通の価値観を見出すのだろうか。
――選挙か? 戦争か?
まぁ、どちらも似たようなものだが、市井の人たちの文化は爛熟し、退廃的で刹那的なものへとベクトルを変えるに違いない。

アミティヴィルの怪事件が創作だっと暴露されても、なお「実話を元にしています」と堂々と謳える辺りに、信仰の危うさを感じる。

父親役に、ライアン・レイノルズ。イマイチ「役に恵まれない方だなぁ」と思っていたが、本作品を観て納得。演技力がなかったのね。(笑)

末娘役には、クロエ・グレース・モレッツ。こちらは演技が評価され、本作品でも何やら賞を貰っている。
出番は少ないながら、“ヒットガール”より印象的だった。

母親役には、……えっと、母親役には、……名前は思い出せないけど、知っている女優さん。真相に迫りながら、何にも出来ない役どころだった。これは、脚本の失敗だな。

長男と次男? 出てたっけ? うーん、いたような気もする。やっぱり脚本の失敗だな。(笑) いや、キャスティングの失敗かも知れない。

オリジナル版では、ラロ・シフリンがオスカーにノミネートされている。それに較べて本作品の楽曲は、締まりがなく、ピリッとしなかった。もっと違うテイストでも良かったような気がする。

そう言えば、(オリジナル版を観た)淀川長治さんが、「あの家の表情が怖い(意訳)」と言っていたのを思い出した。本作品を観たら、何と言っただろう。残念ながら、本作品の“家”には表情がなかった。

本作品はオススメ致しませんので、オリジナル版を観て下さい。(笑)

※追伸※
新人監督の腕試しにリメイク作品を撮らせるのは、やめてください。マイケル・ベイさんへ。





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Last updated  2018.10.07 08:22:28
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