Dream Blade
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間違った事は言わないようにしよう、出っ張った杭に見られないようにしよう、なのか会議中自発的・積極的に発言しない人もいる。僕はあんまり好きじゃない。たたき台くらいに使ってくれと、何かの意見を求められる前にリアクションをしたりする。全員一致の、その場では間違ってないと思われる決定の方が疑わしいと思ってる。という、ビジネス上の集団統制とか意思決定とかって、軍隊のあり方がかなり参考になるんじゃないかと昔から思ってたし関連書籍も結構読んできた。軍隊というと専ら旧日本軍のイメージで考えてしまいがちだけど僕の場合は専らアメリカ海兵隊とか陸軍の意思決定やマネジメントとかを考えてる。なぜ軍の意思決定やマネジメントが参考になると思っているかというと。間違えた決定をしてもお金を失うだけ(という単純な話だけではないと思いますが)のビジネス上のものと、命がかかっているそれとを比較すると後者の方がシビアだし(後期の旧日本軍部はそうではなかったとしか考えられないものが散見されるが)、だからこそ図らずもしてしまった過去の間違えた決定を繰り返さないためのフィードバック方法は洗練されてると推測できるから。軍隊というと強い階級統制によって、上官の言うことは絶対服従でイケ、イケー!っていうイメージがある。確かに、大昔の変数が少ない時代の戦いでは、中央部で何でもコントロール出来たのかもしれない。そこでは、中央部のコントロールをいかに末端まで確実に伝えるかが重要であったと思われる。もちろん現代にも妥当する場面もあるだろう。しかし、複雑な現代戦はそうもいかず各部隊の個別のある意味臨機応変とでもいおう対応が必要となってきているようです。特に最近では個々の兵士の判断能力・客観的状況把握能力も大切になってきているみたい。したがって、その場面では個々人のそれぞれのフィードバックをいかに組織体としての行動に反映するかが重要となってきている。(って書いてて改めて思うことですが、昨今ビジネス場面では使い古されてきた感も否めない。。。)今日HBRを立ち読みしてて、改めて強く感じました(既に2冊購入していたため立ち読みで(^^ゞ)そこで紹介されていたのはAAR(After Action Review)というもので、平たく言えば米陸軍で行われている反省会。(以下のAARの説明は立ち読みしてきたので不正確なものが含まれてるかもしれませんのであしからず。)それは、事前の計画を入念に立て(特に生死がかかってるわけでこれはしょうがないと思う。というか、自分が2等兵だったらかなりまじめに考えてもらいたいと思う。w)、司令官意図も含め作戦を伝達し(これにより不足の事態に臨機応変に対応可能となる。趣旨を間違えてなければ合格、みたいな)、各ミッションが終わるたびに細かく実施するものらしい。作戦行動中で時間が無いときは、たとえ10分でもトラックに集まり立ちながら行うみたいだ。それへの参加態度として求められるものは、階級差に関係なく、自発的・積極的に、客観的な状況判断とその結果についてのレビューを行い、Outputとして、改善点と維持点に関してまとめるというもの。んで、以下それに対する感想な訳ですが。現在のように環境がくるくる変わることを言い訳にPDCAじゃなくてDCAPでいいやとも思っていましたがそれ以上に環境が変わる戦闘においても入念にプランニングをしてるんですね。(って書いてて当たり前のように思ってきた。だって生死がかかっているんだから)見習わないと。緊急時や交戦状態に陥った時には上官の命令は絶対としないとチームとして機能しなくなる恐れがあるけど、訓練時のミーティング参加時にこのフラットなというかフランクな態度を正式に求め、それがしっかり機能しているという所が素晴らしい。さらに、このレビューは作戦行動中にかなり頻繁に行われるようです。頻繁な、作戦・行動に関する改善点・維持点の導出が肝だそうです。長々書いてきたけど、これって何でも言い合える集団でPDCAサイクルを細かく沢山回しているのと同じじゃん?と思いました。(理解があやふやなことに気付いたので明日また立ち読みしてきます♪って、コラッw)読んでた時には素直にいつの日かマネジメントを行うようになったら取り入れたい考えだな、なんて思ってました。取り入れたらいいけど、あまりの部下の率直な物言いに半泣きになってたりして(笑)
2006/01/12
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