1
私が「東村山で一番美味しい」と思っている新秋津のラーメン屋「ほらふき屋」。久米川に住んでいる私にとっては少し遠いのでなかなか行けないのだが、先日、無性に食べたくなって仕事帰りに行ってみた。 お店は相変わらずの繁盛ぶりで、店内には席待ちのお客さんが1人立っていた。私はそのお客さんの横に立ち、一緒に席が空くのを待った。その間、壁に張られたメニューを見ると、「ねぎちゃスペシャル」(900円)という文字が。「スペシャル」という言葉に惹かれた私は、席に座るとすぐに「ねぎちゃスペシャル」を注文した。 周りを見ると、ほとんどのお客さんはラーメン待ちの状態。麺を茹でる深ザルは5つ。どうやら私のラーメンは“次の次”みたいだ。5分後に最初に注文していた5人にラーメンが運ばれ、その10分後にようやく「ねぎちゃスペシャル」が目の前に現れた。お店に入ってから約20分経っている。 おおっ、旨そうじゃないの。待ったかいがあるってモノだ。では早速スープからいただきま~す。 んっ? 旨いんだけど、スープが妙にぬるい。以前、各地のラーメンを食べ歩いているふらわ☆さんがこのお店のラーメンを食べて「スープがぬるい」と評していて、その時は「手厳しいコメントだなぁ」と思ったけど、今回は明らかにぬるい。以前に食べた「チャーシューめん」や「ぴりからラーメン」の時も確かにぬるかったが、それは私の許容範囲内だった。 このお店ではスープを入れる前に、丼にお湯を入れて丼をあらかじめ温めている。それはスープを少しでも冷まさないための努力だ。にもかかわらず、こんなにぬるいのはなぜなんだろう? 私はこんもりと中央に盛られたネギチャーシューを見て、ようやく合点がいった。このラーメンには厚切りのチャーシューと味付け玉子、そして刻んだチャーシューとネギを和えたネギチャーシューが乗っている。これらの具材を乗せたことで、一気にスープの温度が下がってぬるくなってしまったのだ。 平打ちで縮れた中太麺は旨いし、ネギチャーシューも旨い。厚切りのチャーシューはニンニクが効いていてこれまた旨い。スープだって旨い。でもトータルで見ると、全体をまとめるハズのスープがぬるいために、何か今イチな感じがしてならない。 スープをもっと熱々にすればいいのかもしれないけど、おそらくそんなことをすると、このスープの持つ風味が変わってしまうだろう。だとすれば、具材のシンプルなラーメンを選ぶのがベストなのかもしれない。もしくは具材を別皿にして出すとか……でもそれじゃあ、ラーメンとは言えないかな。 今回は厳しいこと書いちゃったけど、私の中でこのお店が「東村山で一番美味しい」ことは今も変わらない。ただ、今後も「ねぎちゃスペシャル」を出すのであれば、スープの温度が下がらないよう、もうひと工夫して欲しいと思う。【DATA】住所:東村山市秋津町5-15-42営業時間:午後6時半~深夜1時定休日:日曜・祝日【このお店に関する過去の記事】*2004年11月10日「決定!東村山で一番おいしいラーメン」*2005年03月12日「やっぱり東村山で一番のラーメン」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。
2006年01月28日
閲覧総数 149
2
久米川駅南口の、野火止通り近くに「一休」といううなぎ屋があったのだが、残念ながら閉店。しばらくして、そのあとに焼き鳥店の「とり一」がオープンしたことは知っていた。ただ、なかなか行く機会がなくて、紹介していなかったんだよね。 たまたま先日、お昼時に「とり一」の前を通りかかったら……。 あれ? 暖簾が出てるよ。しかも幟には……エエッ! 「ランチやってます」だって!? 近づいてみると……。 何か看板が出てるよ。どれどれ……。 あれ、ホントにランチやってるよ。知らなかったなぁ。こりゃ入らなきゃダメでしょ。 ということで、お店に入った私。店内は「一休」の時と全く同じで、靴を脱いで上がり、畳の座敷になっている。 メニューを見ると、この日のランチはこんな感じだった。*焼鳥丼(700円)*カレーセット(700円)*納豆定食(600円)*北海道産サンマ開き定食(850円)*特大真アジ開き定食(900円)*赤魚開き定食(950円) なかなかいいラインナップではないか。でもやっぱり焼き鳥店だからね、焼き鳥でしょう。私は「焼鳥丼」をお願いした。 ジャジャーン! これが「焼鳥丼」。凄いと思わない? メインの焼鳥丼に味噌汁、サラダに小鉢、そしてお新香まで付いてるんだよ。小鉢はジャガイモのキンピラ。サクサクして旨いこと。 これが焼鳥丼ね。正肉2本、ネギマ1本、つくね1本だったと思うなぁ。このままだと食べにくいから……。 串を外して、いただきま~す……このお店の焼き鳥は久しぶりに食べるけど、このタレ、好きだなぁ。途中から七味唐辛子をかけて食べると、これが旨い! ご飯にもタレがかかっていて最後まで旨く味わうことができた。 食後にはコーヒーまで付いちゃうんだよ。いやあ、このランチ、かなりお得だと思うなぁ。 ランチをやっていることも衝撃的だったけど、さらに衝撃的なことを私は発見した。 このお店、午前11時50分からオープンし、午後3時までランチを出しているのだが、そのあと休憩することなく、そのまんま午後10時まで営業しているのだ。 つまり……そうなんですよ! 昼飲みができるってワケです。これはいいよね。友達誘って、昼から飲んじゃおうかな(笑)。【DATA】住所:東村山市栄町2-6-10電話:042-391-0021営業時間:午前11時50分~午後10時(ランチは午後3時まで)★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2011年07月20日
閲覧総数 1044
3
東村山市は面白い街で、市内には実に9つの駅がある。西武新宿線の久米川、東村山に西武多摩湖線の萩山、八坂、武蔵大和、西武遊園地、西武西武園線の西武園、西武池袋線の秋津、そしてJR武蔵野線の新秋津……以上の9つだ。「エッ、秋津も東村山市だったの!?」と驚く人は結構多い。中には「秋津市ってなかったっけ?」という人もいる。それはある意味、秋津が割と開けた街であることの証明とも言える。 私は最寄りの駅が久米川だから、どうしても久米川、東村山、八坂周辺が行動範囲になってしまうのだが、「東村山グルメ日記」と題した以上、秋津周辺を無視するワケにはいかない。そこで今回、仕事から帰ってきた午後10時、車に乗ってJR新秋津駅へ。かねてから行きたいと思っていた評判のラーメン屋「ほらふき屋」に行ってみた(妻子を残して1人だけラーメンを食べに行く冷たいダンナと思わないで欲しい。すでに帰宅した時にはカミさんも子供も夢の中で、とても家で夕食を食べられる状況ではないんですよ)。 場所はJR新秋津駅から新小平方面へ真っ直ぐ線路沿いを歩いて50メートルほど先の左手にある。 夜の10時過ぎだというのに、カウンター10席ほどの店内は満席。行列こそできてはいないが、東村山でこれほど繁盛しているラーメン屋は珍しい。15分ほど待ってようやく座れて、私はチャーシュー麺(800円)を頼んだ。 写真がうまく撮れなかったのでわからないだろうが、出てきたラーメンを見た瞬間、(ウマそぉ~!)と口にツバがたまってきた。こんなことは、そうそうあるモノじゃない。スープをひと口すする。「ン? 何だろう、この味?」。色からして、てっきり豚骨だと思っていたのだが、意外にアッサリしている。そして微かにニンニクの味がする。 麺は中太の縮れ麺。コシがあってウマい。続いてチャーシューをひとかじり。今流行のトロけるチャーシューではなく、シッカリとした歯応えがあり、それでいてちょうどいい柔らかさ。肉の旨みが一気に口に広がる。だが、これだけで驚いてはいけない。メンマがまた絶品なのだ。細かく刻んだチャーシューと黒コショウ、ニンニクと和えてあるみたいで、これをスープの絡んだ麺と一緒に口に運ぶと……まいう~ッ!! ウマい、ウマ過ぎる! スープを最後の一滴まですすって完食。いやあ疲れた体にムチ打って、車で来た甲斐があったよ。というか、これなら通ってもいい。 このチャーシューメンマをご飯に乗っけたドンブリもあり、一瞬食べようかなと思ったけど、(いかん、いかん、これ以上太ったらカミさんに何言われるかわからない)と自分に言い聞かせて帰ってきた。でも今、こうして書いている時でも(食っときゃよかったかなぁ)と思うぐらい、あのメンマは魅力的だった。「ほらふき屋」なんて店名だから、「どうせ評判もホラだろ」と思っていたけど、これはマジでウマい。現時点で私の中では、東村山で一番ウマいラーメンです。このラーメンなら遠方からわざわざ食べに来ても納得するんじゃないかな。【DATA】住所:東村山市秋津町5-15-41電話:042-397-4966営業時間:午後6時半~深夜1時定休日:日曜・祝日 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。
2004年11月10日
閲覧総数 2331
4
以前に私は秋津にある「ほらふき屋」を“東村山で一番美味しいラーメン”として紹介したことがある。2004年11月10日のことだ。あれから4カ月、ラーメン屋だけでも私は結構食べまくってきた。「果たして今でも“東村山で一番美味しいラーメン”と言えるだろうか?」と思い、久しぶりに行って来ましたよ、「ほらふき屋」へ。 今回は「ぴりかららあめん」(600円)と「子ぶたメンマ丼」(400円)を注文してみた。先に出てきたのは「ぴりかららあめん」の方。 たっぷりのモヤシの上に坦々麺に使うようなピリ辛に味付けされたひき肉が乗っている。旨そうじゃないの。まずはスープをひと口。うーん、これこれ。背脂ギトギトの豚骨スープとは対照的な優しい豚骨スープだ。さて、それではピリ辛ひき肉を崩してスープに混ぜてみますか。なかなかいい感じの色に変わってきたぞ。ではスープをひと口。ああ、これはこれで旨いねぇ。中太の縮れ麺はスープによく絡むし、相変わらず黒胡椒とニンニクの効いたチャーシューは美味しい。 ラーメンを堪能していると、「子ぶたメンマ丼」が出てきた。 うひょー、これも旨そう。麺が伸びては美味しくないので、先にラーメンの麺だけを食べ切って、それから「子ぶたメンマ丼」をいっただきま~す。刻んだチャーシューとゴマが絡んだたっぷりのメンマの上にネギと海苔が乗っているだけなのだが、これがまた美味しい。黒胡椒もたっぷり入っているから、食べ進むと次第に口の両端がヒリヒリしてくる。でも黒胡椒好きの私にはこれでも足りないくらいだ。時折、残っているラーメンのスープをすすりながら完食。スープもキレイに飲み干した。 2つあわせてジャスト1000円。これだけ満足&満腹感が得られるなら、お得な値段だろう。お金を払うと、大きな声で「ごちそうさま!」と言って出てきましたよ、私は。 結論……「ほらふき屋」のラーメンは現時点でも“東村山で一番美味しいラーメン”でした。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。
2005年03月12日
閲覧総数 96
5
このブログも東村山の人に認知されてきたのか、最近は直接メールで美味しい情報をもらうことがある。今回紹介する中華料理屋「新々飯店」は、そんなメール情報で行ったお店だ。 場所は久米川駅北口を出て左に進み、交差点をさらに直進。新青梅街道のガード下をくぐり、天王橋を渡ったら右折して空堀川沿いの道を進む。100メートルほど先の左側に目指すお店が見えてくる。 ごくごく普通の街の中華料理屋だ。夫婦2人で切り盛りしているようで、ご主人が厨房、奥さんが接客をしている。 メールによると、ナントこのお店の「かつ重」(800円)が美味しいのだとか。中華料理屋にかつ重があるっていうのも不思議だが、さらにそれが美味しいとなれば、これは確認しないワケにはいかないでしょう。 この日はカミさんと一緒に行ったのだが、カミさんは「天津丼」(750円)を、私は「かつ重」(800円)を頼み、さらにカミさんが「腹ペコだわ」と言うので、2人でシェアしようと「五目焼きそば」(800円)を注文した。 まず出てきたのは、カミさんが頼んだ「天津丼」。 見た目は普通なのだが、レンゲでカニ玉部分をすくい取ったカミさんが「何コレ!」と驚きの声を上げた。見ると、カニ玉の部分が分厚いのだ。1センチは余裕であるだろう。「これ、卵を何個使ってるんだろ?」と首をひねるカミさん。「で、味はどうなのよ?」と聞くと、「美味しい。これはちょっと私の中ではヒットかも」と言う。天津丼好きのカミさんが言うのだから、かなり旨いのだろう。 そうこうするうちに私の頼んだ「かつ重」がやってきた。 一応これ、フタがしてあったんだけど、写真の盛り上がり方を見てわかるように、来た時はフタが浮いていました。もう見るからにボリューム満点だ。では、いただきま~す。 カツをまず1切れ。おおっ、柔らかくて甘いけどスパイシーさもある。コロモが剥がれた部分を見ると黒い点が見える。下味に黒胡椒をたっぷり使っているから甘さの中にスパイシーさを感じたのだろう。卵の部分は半熟トロトロという感じではないが、ふわふわしていてこれはこれで美味しい。それにしても量が多い。ふと、隣を見ると、隣の人は「とんかつライス」(1000円)を食べていた。こちらもボリューム満点。ココは中華料理屋だけど、とんかつが名物になっているのかもしれない。 さて、「かつ重」の迫力にたじろいでいた私の前に“ダメ押し”というべき「五目焼きそば」が現れた。 見た瞬間、カミさんも私も「エエッ!?」と絶句した。五目焼きそばというと、例えば以前に紹介した「晩翠」の五目焼きそば」のように、表面をカリッと焼いた中華そばの上に野菜たっぷりのあんがかかっているモノを2人とも想像していたのだが、これには意表を突かれた。 目玉焼きにナルト、伊達巻き、チャーシュー、しいたけ、ニンジン、きぬさや、キャベツ、豚肉、エビ……五目どころの話じゃない。中は塩焼きそばになっていて、これがまた美味しいのだ。しかし、とにかくボリュームがあるから、私もカミさんも自分が注文したモノを食べるのに必死。とても五目焼きそばにまでは手が回らない。それでも何とか3分の2は食べたのだが、「もうお腹いっぱい」と五目焼きそばを少し残してしまった。 会計の際、「残しちゃってごめんなさい」と謝ると、奥さんは慣れた感じで「お持ち帰りになりますか?」とひと言。おそらくウチら夫婦のように、ボリュームに負けて残してしまう人が多いのだろう。どうしようかカミさんと相談したが、今回は持って帰るのを止めた。「今の満腹具合なら夕食もいらない」という結論に達したからだ。 奥さん、そして料理を作ってくださったご主人、本当に残してしまってごめんなさい。美味しかったけど、量が多すぎて食べられなかったんです。今度来るときは、半端じゃないぐらいペコペコにお腹を空かせてきます。失礼しました!【DATA】住所:東村山市本町4-13-9電話:042-395-1786 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「新々飯店」は残念ながら2009年5月31日に閉店しました。
2005年04月01日
閲覧総数 476
6
先日、八坂小学校の前にあるレンタルビデオ店「WAVE」からの帰り道。テクテクと久米川通りを久米川駅に向かって歩いていると、こんな置き看板を見つけた。「へぇ、ランチやってるんだ」と思って、通り過ぎようとしてハタと気付いた。「待てよ。1階は飲食店じゃないよな。お店ってどこなんだろう?」 置き看板の出ているビルは居酒屋「磯しん」が入っているビルの隣だ。「どういうことなんだろう?」と思いつつ、置き看板を見ていた顔を上げると、壁沿いにある看板にこんな張り紙を見つけた。 どうやら週替りランチにもいろいろとメニューがあるようだ。ランチタイムを見ると、ナント午後5時までとなっている。これはありがたいお店かも……で、何て名前のお店なんだろう? 私は張り紙のすぐ上にある看板を見て、「エエッ!」と愕然とした。 だってコレなんですよ。「ナイトパブJJ」って、マジですか? 「ナイトパブ」って、その名の通り、夜のお店だよね。そういうお店がランチをやっているなんて……。 不思議だけど、「面白そう」と思ってしまった私は入ってみることにした。 トントントンと2階に上がると、こんな入り口が。「OPEN」のプレートがかかっているものの、何となく入りづらいなぁ。 でも意を決して入ると、店内は想像通りの造りだった。カウンターがあり、カウンター内の棚には洋酒がズラリ。壁沿いにふかふかのソファーがあり、やや小さめのテーブルがいくつか並んでいる。確かにナイトパブだ。 だから女性店員さんが近づいてきた時、思わず「ランチやってますよね?」と聞いちゃったよ。 私は週替りランチである「さんまと舞茸の酒盗焼」(850円……表の置き看板には800円と書いてあったが、どうやらこのメニューは50円増らしい)を注文。プラス50円で1ドリンク、プラス200円でドリンクバーが付くと言うので、私は1ドリンクを付けてもらうことにした。 これが「さんまと舞茸の酒盗焼」。ご飯と味噌汁に小鉢が2つ、メインの「さんまと舞茸の酒盗焼」、そして香の物。「意外と」と言うと失礼だけど、期待以上にちゃんとしてい豪華なのにビックリ。「さんまと舞茸の酒盗焼」は焼いたサンマに舞茸が巻いてあるんだけど、これは旨かったなぁ。サンマの焼き加減もいいし、味付けもちょうどいい塩加減で旨い。しかもボリュームがある。 小鉢の料理も旨いし、すぐに完食してしまった。 食後の1ドリンクとしてコーヒーを頼み、ホッとひと息。1ドリンク分をプラスして、これで900円ならリーズナブルと言えるんじゃないかな。 このお店、ランチにドリンクバーを付ければのんびりと過ごせそうだから、主婦の方が友達とのおしゃべりタイムに使うといいかもね。 ほかにも気になるランチメニューがあるから、また行ってみようと思う。【DATA】住所:東村山市栄町2-19-9電話:042-395-5650営業時間:ランチタイム午前11時半~午後5時★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2008年10月22日
閲覧総数 173
7
「ラーメンショップ」というラーメン屋をご存知だろうか? 都内はもちろん、関東各地にあるラーメン屋なので、ラーメン好きの人なら知っているハズだ。食べたことはなくても看板を見たことのある人は多いことだろう。私も食べたことはないが、何軒かの看板は見たことがある。どのお店も昔からあるような小汚い看板で(大抵は赤地に白文字で「ラーメンショップ」と書かれている)、必ず「ラーメンショップ」という文字の近くに「うまい」という言葉が書かれている。私はそれを見るたびに「自分で言うか」と思いながら通り過ぎていた。 前置きが長くなったが、先日、たまたま車で志木街道を走った時のこと。道路沿いに例の小汚い看板を見つけたのだ。ホームセンターの「ビッグサム」を通り越して所沢方面に向かい、秋津小学校の手前の道路沿いにあるから東村山市秋津町にあることは間違いない。ということは、このお店、東村山のラーメン屋なのだ。私はこの日まで東村山に「ラーメンショップ」があるなんて思いもしなかった。これまでは無視してきたけど、東村山のお店とあらば、行かなきゃダメだろう。ということで、ついこの間、行ってきました。 看板にはお約束の「うまい」の文字が書かれている。外観は古く、「昔からずっとココでやってるよ」と主張しているようだ。店内はL字型のカウンターがあるのみ。10人も入ればいっぱいになってしまう。 壁に張られたメニューの中から私は「ネギラーメン」の小(580円)を頼んだ。大きな寸胴に麺を入れ、平ザルで手際よく麺をすくい取って丼に入れていく。注文してから5分ほどで「ネギラーメン」一丁あがり。 底が浅めだとは言え、丼が大きいので「これって小なんですか?」と思わず聞いてしまった。どうやらこれで小らしい。中(100円増し)や大(200円増し)を頼んだら、どんなモノが出てくるんだろう? ちょっとその大きさに面食らってしまったが、気を取り直してスープをひと口。悪く言えば「薄い」、良く言えば「アッサリ」の醤油豚骨。私はどちらかと言えば好きかも。 次に麺をいただいてみますか。 やや細めのストレート麺は柔らかく、ちょっと物足りなさを感じる。でもトータルで考えると、悪くない味だ。この日、私は「ネギラーメン」を頼んだワケだが、普通の「ラーメン」の小なら480円だし、値段から考えても悪くない。そして量。私の後に何人か工事関係の人が入ってきたが、全員「小」を頼んでいた。小で十分お腹いっぱいになる量があるのだ。そう考えると、このお店がこんな場所で営業し続けてきたのも納得。これなら食べに来る人はいるだろう。 今度、お腹をペコペコに空かせて、大に挑戦してみようかな。一体どれくらいの量が出てくるんだろうか? 知っている人がいれば教えて欲しいモノだ。
2005年06月14日
閲覧総数 2618
8
明日2月27日(火)から東村山市議会が始まるのですが、その初日に「東村山駅西口公益施設買取り」という議案が提出されます。 議案書など詳しくはこちらの記事を参照してもらうとして、私はこの議案提出にちょっと呆れてしまいました。 これまでも「100メートルビル内につくられる公益施設は既存の施設で十分な内容だから必要ない。見直すべき」という声があったのですが、これに対して市はどう答えてきたか。「もう決まったことだから」……このひと言ですべて済ませてきました。私のように納得のいかない人間は「それでも見直すべき」と食い下がっていますが、このひと言を聞いた多くの人は「もう決まってしまったんなら仕方ないなぁ」とあきらめてしまったハズです。 その後の「市報ひがしむらやま」での記事でも、公益施設はすでに決定事項であり、100メートルビルとセットのように報じられてきました。 しかし、こんな議案が出てくるということは、決定事項では全くなかったワケです。ひどいやり方だと思いませんか? 「もう決まったことだから」とあきらめさせておいて、後から決定させようとするなんて。 東村山市のホームページ内にある「東村山駅西口地区再開発ビル内公益施設」の概要を見ても、公益施設はあたかも決定事項のように書かれています。 まあ内容を読んでみてください。本当に今、この厳しい財政状況の中、10億円も出してまでつくるべき施設なのかどうか、読めばすぐにわかります。「こんなの、今ある施設で十分じゃない」 きっと皆さん、そう思うハズです。おそらく市側も「これではマズい」と思ったのでしょう。市民も参加した「東村山駅西口公益施設運営検討会」というモノを設置し、内容について話し合ってきていますが、その話し合いも実にお粗末なモノです。計画のかなり前の段階ならともかく、3月には工事を着工しようというのに、今ごろ「お手本となる施設の視察をしよう」という話になっている。詳しくはこちらの議事録やこちらの記事のコメントを参照してください。 腹立たしいことではありますが、逆に考えれば、この議案が出て来たということは、まだ見直しができる可能性があるということです。おそらく推進派の市議の方の中にも、疑問に思いつつも「もう決まったことだから」とあきらめていた人もいると思います。ここはひとつ、見直しの方向で考えていただけないでしょうか? 理由は2つあります。 1つは買い取り価格についての疑問。すでに福田かづこ市議がブログで指摘していますが、今回提出された買い取り額10億200万円は、当初の計画通りの金額。しかし当初の計画で65億円だったビル建設費が、20%安い52億6000万円で落札されました。ならば、この買い取り価格も20%安くなってしかるべきで、8億160万円でいいのではないのでしょうか? 仮に買い取るにしても最低限、ここまでの見直しは必要だと思います。私たちの税金を使うのですから。 2つ目の理由は市の財政状況です。今度の市長選に名乗りをあげた渡部尚さんはホームページで披露しているマニュフェストの中で、こう述べています。「徹底したスリム化・増収対策で財政を立て直し、市債を4年間で20億円削減」 20億円という額は相当大きいです。でも4年で20億円ですから、1年だと5億円の削減となります。これでもスゴいことなのですが、市の借金が700億円以上であることを考えれば、頑張っても年5億円しか返済できないのは苦しいと言わざるを得ません。しかも世間では金利は上昇傾向にあります。仮に1%金利が上がれば約7億円、金利負担が増えます。年5億円の返済額なんていっぺんに吹き飛んでしまいます。 そんな厳しい財政状況の中、まだ中身が具体的に決まっていない公益施設に10億円も出すのは愚の骨頂です。これをやめるだけで、渡部さんの目指す2年分の返済が可能になるワケです。 市議の皆さんには、東村山の将来を見据えて、ぜひ公益施設の見直しを真剣に考えていただきたいと思います。というか、この議案に対してノーチェックで賛成する議員がいるとしたら、私はとてもじゃないですけど、その方を信用することはできません。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆【東村山ヒルズ問題を簡単に知りたい人は】こちらをクリック!【東村山ヒルズ問題に関連するブログ】*「みんなで決めよう!東村山駅西口再開発」*「はてなのゆりさん」*「なんとかしようよ!東村山」*「テッタの日記」*「日常の非凡☆心理って!日記」*「東村山びっくり広場」*「スナネド地下」*「東村山・福田かづこのビックリ報告」*「100メートルビルの被害を考える会」【東村山ヒルズに関する過去の記事はこちら】
2007年02月26日
閲覧総数 115
9
今回紹介する「グルマンやま」も掲示板に書き込まれた美味しい情報をもとに行ってきたお店です。場所は秋津駅南口を右に出て新秋津駅に向かう道を進み、パチンコ屋のビルに突き当たったらその左横の道に入る。そして右側を注意深く見ながら歩くと、看板が見えてくる。本当に小さなお店だから、見逃さないように。 店内がまた小さいんだ。入ると左手にカウンター5席、右手に小さなテーブルが2卓。10人は入れるかどうかという感じだ。私は表に張り出されていた「ヤマランチ」(980円)を注文した。 待っている間、店内を見回すと、あちこちに「禁煙」の文字が。そりゃそうだよね、こんな小さなお店でタバコを吸われた日にゃ、煙がこもって仕方がない。せっかくの料理が台無しになってモノだ。 10分もしないうちに、スープが出てきて、続いてライスとメインディッシュが出てきた。 ハンバーグと目玉焼き、付け合せはポテト。洋食の王道メニューだ。店内が暗かったせいもあり、写真ではイマイチ美味しそうな感じがしないかもしれないけど、見た目はバッチリ美味しそう。では、いただきますか。 ナイフでひと口分を切り取ってパクッ。かかっているソースがちょっと変わっていて中華風(?)なのか、ややピリ辛だが柔らかいハンバーグに合っていて美味しい。ハンバーグそのものは本当にとても柔らかい。このハンバーグはかなり手間がかかっているのではないだろうか。 半熟の目玉焼きの黄身を崩して一緒に食べれば美味しいだろうなぁと想像はつくのだが、「目玉焼きの黄身は崩さずに食べる」という変な習慣を持つ私は、黄身だけを最後にひと口で食べた。ビビンバに乗っている目玉焼きの黄身なら平気で崩せるのに、全く我ながら変な習慣だ。 店内に張られたメニューにはパスタもあったので、今度はそれを食べてみたいと思う。それにしても秋津には個性的な洋食屋さんがあるねぇ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-17電話:042-395-6472営業時間:午前11時半~午後2時半 午後5時~10時半定休日:火曜
2005年03月23日
閲覧総数 167
10
西武拝島線と西武多摩湖線が交わる萩山駅は、駅としては割と大きい。しかし、駅前に飲食店はほとんどない。久米川駅とはとても対照的だ。だが、そんな萩山駅にはあって、久米川駅にないモノもある。それは立ち食いそば屋だ。今回紹介する「狭山そば萩山店」がソレ。 場所は萩山駅南口の階段を降りてすぐ目の前。 立ち食いそば屋にしてはお店が大きく、しかもお店に入ると、カウンターには丸イスが置いてある。うれしいことに座って食べられるようだ。 私は表に大きく張り出されていたセットメニューの中で「生姜焼丼セット」(500円)が気になっていたので、ソレを注文。セットにはうどんかそばが付くのだが、私はそばを選択した。 さすがは立ち食いそば屋。2分とかからず「生姜焼丼セット」が出て来た。そばは普通の丼で出て来たが、生姜焼丼の方はやや小さな丼。まあ500円ならこんなモノでしょう。 ではまず、伸びちゃいけないのでそばからいただきますか。 つゆをひと口。色ほどは濃くなく、アッサリしている。麺は柔らかいがボソボソではない。特別旨くはないが、マズくもない。ただ、アッサリしているから物足りなさを感じる人もいるだろうな。そういう人は別料金になるけど、天ぷらか玉子を入れてみるといいかも。 さてお次は生姜焼丼だ。いい感じの甘辛な味付け。なかなか旨いじゃない。生姜もちゃんと効いているしね。すでにそばを食べているから、ミニ丼で十分にお腹いっぱいになった。時計を見ると、まだ15分しか経っていない。安くて早くてお腹いっぱいになる……立ち食いそば屋のあるべき姿だ。「いやあ、これぞ日本のファーストフードだね」 お店を出て私はしみじみ思った。「狭山そば」は西武沿線にいっぱいあるのだが、個人的にこのお店はなかなか良かった気がしたので「立ち食いそば紀行」というサイトでちょっと調べてみた。するとこの萩山店は同じ「狭山そば」の中で一番高い評価を得ていた。もっとも「高い評価」と言っても、全体から見ると「中の下」なんだけどね。「狭山そば」はチェーン店のハズなんだけど、お店によって味がかなり違うみたいだから、食べ比べてみるのも面白いかも。【DATA】住所:東村山市萩山町2-1-1電話:042-343-8060営業時間:午前6時半~午後8時半(土・日・祝日は8時まで)定休日:無休
2005年10月14日
閲覧総数 704
11
天ぷらが大好きな私は、東村山市に引っ越してすぐに久米川に天ぷら専門のお店があることを知り、よくカミさんと一緒に食べに行っていた。それが今回紹介する「天喜(てんよし)」だ。 ウチら夫婦はいつも夜、店主にお任せのコースで一杯やりながら天ぷらを食べていた。その時々の旬の素材を天ぷらにしてくれるのがうれしくて、よく食べに行っていたのだが、年のせいか、天ぷらをたくさん食べるともたれるようになってしまい、自然と足が遠のいてしまった。 でも先日、「たくさん食べてしまうからいけないのであって、ランチなら大丈夫だろう」と久々にお店に行ってみた。場所は久米川駅南口を右に出て、久米川通りを府中街道方面に進み、交差点を越えて20メートルほど先の右側にある。 表にランチメニューが出ていたので見てみると、これが結構安い。 丼モノが650円というのは何とも魅力ではないか。写真が付いている1000円のランチも美味しそうだ。私はどっちにするか迷いながらお店に入った。 店内は調理場を囲むようにL字にカウンターがあり、うれしいことに掘りごたつ式になっている。おしぼりで手を拭きながら、揚げたての天ぷらが別のお客さんの前に置かれていくのを見て、私は丼モノではなくランチにすることにした。やっぱり天ぷらは揚げたてをその場で食べるのが一番でしょう。 ご飯と味噌汁、香の物に天つゆと大根おろしが出され、いよいよメインの天ぷら。まずは野菜類(=写真左)。カボチャとナス、そして春の野菜・タラの芽。旨いねぇ。 続いてエビとキスが出てきた。このお店では普通の塩と抹茶塩、カレー味の塩の3種類の塩が用意されている。私はエビを普通の塩とカレー味の塩を交互につけながら食べ、キスは天つゆで食べた。どちらも旨い。 そして最後に出てきたのがコレ。 何だと思います? 鮎なんですよ、コレ。添えてある酢をかけて頭からかぶりつくと、爽やかな苦味と旨味が口に広がる。初めて食べたけど、これは美味しかった。いやあ、ランチで旬の天ぷらが食べられるとは思わなかったなぁ。 食後に出されたコーヒーを飲みながら、ふと隣を見ると、ビールを飲みながら好みの天ぷらを注文している。(昼間っから天ぷらで一杯か。いいなぁ。いつかやってみたいなぁ)……そう思いながら私はお店を後にした。 サラダ油などでカリッ、サクッと揚げた白っぽい天ぷらに慣れている人には、このお店のようにゴマ油でふんわりと揚げている濃いキツネ色の天ぷらは違和感を覚えるかもしれない。だからまずはランチで試してみるといいだろう。ちなみにランチは土・日・祝日もやっているぞ。【DATA】住所:東村山市栄町2-32-7電話:042-392-6682営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイム) 午後5時~10時定休日:月曜
2005年05月05日
閲覧総数 588
12
東村山駅東口から府中街道を所沢方面に向かう途中にあるお弁当&定食屋の「じゃがいも」。昨年からだと思うが、このお店、なぜかラーメンを始めた。お店の前には赤地に白で「ラーメン」と書かれた幟が立ち、入り口前には「西山ラーメン」の暖簾が出ている。「定食屋のラーメンって、どうなんだろう?」とずっと気になっていた私は、先日、やっとお店に行くことができた。表には「本日の日替り定食」のほかに「日替りラーメンセット」が書かれた黒板が置かれていた。「本日の日替り定食」である「アジ照焼きととりごぼうメンチ」にかなり引かれるモノがあったが(だってこのメニューで550円なんですよ!)、今回はラーメンを食べに来たのだから、私は「味噌ラーメン+味噌焼チキン丼」(850円)を頼むことにした。味噌ラーメンにしたのは、暖簾に出ていた「西山ラーメン」という麺が札幌ラーメンによく使われている麺だからだ。札幌ラーメンと言えば、やっぱり味噌でしょ。 意外と早く、ラーメンセットが運ばれてきた。さすがボリュームに定評のあるお店だけに、迫力満点。20代の若者なら何てことない量だろうが、40代の運動不足ぎみのオヤジには「食べられるかな」と、ちょっとたじろいでしまう量だ。 味噌ラーメンの上にはキャベツたっぷりの肉野菜炒めが乗っている。まずはスープをひと口……最初に味噌の甘さが伝わったが、すぐにしょっぱさが追いかけてきた。かなり濃厚、というか濃すぎるスープだ。でも、野菜をスープに沈め、よく浸して食べると、ホイコーローみたいな味になって旨い。 中太で黄色く、緩やかに縮れている西山ラーメンの麺はプリプリで旨い。この麺は個人的に好きだなぁ。だけど、スープはやはり私には濃すぎるので残してしまった。 味噌ラーメンを食べ終えてから、今度は味噌焼チキン丼をいただきま~す。中央に置かれたオクラがいいアクセントになって、スルスルッと食べられた。 全部食べ終えると、さすがに満腹。ラーメンそのものは、これをラーメン専門店が出すと厳しい評価を受けるかもしれないが、定食屋が1つのメニューとして出す分には「アリ」だと思う。ただ、個人的にはもう血圧とかを気にしなくちゃいけない年代なので、もう少しスープが薄いとうれしいなぁ。【DATA】住所:東村山市久米川町4-39-26電話:042-395-9446【このお店に関する過去の記事】*2005年03月28日「安くてボリューム満点!超穴場の定食屋」*2005年10月26日「東村山カキフライ選手権エントリーNO.5」
2006年03月08日
閲覧総数 196
13
東村山の飲食店の中で、秋津のケーキ屋「ロートンヌ」と並んで全国的に知名度が高いのが、今回紹介する「草門去来荘」だ。何しろ「紅虎餃子房」や「万豚記」などの飲食チェーン店を手がける「際コーポレーション」の社長・中島武氏の実家を改装したモノだから、3年前のオープン当初から人気で、テレビにも何度か登場している。 これほどの有名店なのだが、実は私、行ったことがなかった。「行きたい」とはいつも思っていたのだが、どうも敷居が高くてなかなか行けないでいたのだ。また、「1人で行くのもちょっとなぁ……」と思っていたので、「行きたい、行きたい」と思いつつ、「また今度」と先延ばしにしていた。 しかし「東村山グルメ日記」と名乗る以上、このお店を取材しないのはおかしい。読者の方からも「あのお店はどうなんですか?」という質問が過去に何度か来ている。 というワケで、ようやく先日、ランチタイムにカミさんとともに行ってきました。例によって、赤ちゃんをお義母さんに預けてね。 場所はまず八坂駅を出て府中街道を左に進み、最初の信号交差点である変則6叉路へ。これは府中街道と江戸街道、野火止用水道が交わっているのだが、右折して野火止用水道に入る。真っ直ぐ進み、西武国分寺線の踏み切りを越えると、すぐ右側にある。 見てくださいよ、いきなりこの門ですよ。「東村山にこんなお店があったの?」って誰もがビックリですよ。 大体、この看板だもん。風格あり過ぎ。私は食べ物屋さんだと知っているからいいけど、知らない人が見たらきっと、「何、コレ?」って感じだろうなぁ。 門をくぐると涼しげな竹林。石畳の道が延びているだけで、建物らしきモノは見えない。中島社長の実家を改装したモノということだが、「どんだけ広い実家なんじゃい」と貧乏サラリーマンの私は突っ込みたくなる。カミさんはと言うと、「ステキねぇ」と雰囲気に感心しきり。 石畳の道を進むと、ようやくお店が見えてきた。 デカいなぁ。木造の建物なのだが、まるでお寺のように天井が高い。でも庭に雰囲気に合っていて、違和感は全くない。 お店に入ると、作務衣のようなモノを着た店員さんが丁寧に応対し、席まで案内してくれた。庭の見える座敷と、広間のテーブル席が空いていたのだが、私たちはテーブル席を選択。庭を見ながらの方がいいかなぁとも思ったんだけど、この時は天井の高い広間の方が雰囲気がよく見えたんだよね。それに広間からも庭は見えるからね。 このお店のランチタイムメニューは「草門懐石コース」(5800円、8000円、1万2000円の3種類)と「お楽しみお弁当」(3500円)、そして平日限定の「特別昼懐石コース」(4500円)……となっている。予想通り、高い。私とカミさんは当然のごとく「お楽しみお弁当」をチョイスした。 しばらくすると、店員さんがフタの付いた大きな箱を持ってきた。どうやらこれが「お楽しみお弁当」らしい。「フタをお開けください」と店員さんに促されて開けてみると……。 ほほぅ、ちゃんと懐石料理になっているじゃないの。量的にはちょいと寂しいが、見た目は美しい。 店員さんは味噌汁の椀を置くと、次に大きな丼みたいな器を中央に置いた。「香の物でございます」と言われて、のぞき込むと確かにナスとウリの漬け物が入っている。あざとい演出だが、お店の雰囲気には非常に合っている。 じゃあ、そろったみたいだから食べますか。 まずはお味噌汁から。おっ、大根の味噌汁ですか。うん、旨い。というか、この雰囲気の中で食べたら、よほどマズいモノじゃない限り、どんなモノでも美味しい食べられると思うなぁ。 お弁当の中身について、店員さんが1つ1つ解説してくれたのだけど、実はあんまり覚えてないんですよね。うろ覚えながら説明すると……。 ご飯は生姜ご飯で、確か「モチ米が少し入っている」って言ってたと思う。生姜の香りと味がほのかにして美味しかった。お代わりしたかったなぁ。 右は翡翠ナス。「翡翠ナス」という種類のナスを使っているワケではなく、翡翠のようなキレイな色合いに煮たナスという意味らしい。 焼き物はスズキ。刺身はメジマグロ。 鮎の天ぷらは「頭から食べられます」というので、ガブッといってみた。多少引っかかるモノはあったが、骨まで食べられた。鮎らしい爽やかな苦味があり、美味。カミさんは骨を残しながら食べていた。せっかく食べられるのに、もったいないなぁ。 煮物はレンコン、ナス、さつまいもといった野菜だけでなく、鴨肉も入っている。面白いのほおずきが入っていること。飾りかと思ったら、これも食べられるとのこと。中の実を食べると、一瞬、酸味がフワッと広がるが、後からほのかな甘みが舌に伝わり、旨かった。 食後のデザートは山芋を使った淡雪。お皿の下には抹茶ソースが敷かれ、淡雪の上には小豆がかわいく乗っている。食感はまさしく山芋で、何とも不思議な味。甘さ控えめでアッサリしていて、このお弁当の締めにピッタリと言えるかも。 普通のお店でこの料理が出てきて「はい、3500円です」と言われたら、ちょっと納得いかないけど、この雰囲気なら納得。何しろウチのカミさんときたら、「外の世界と全然違って、ここが東村山だってことを忘れちゃう」と終始ご機嫌だったからね。「ココ、絶対誰かを連れて来たい」とカミさんが言ってたように、確かに誰かを連れて来たくなるお店であり、「誰かをもてなしたい」と思った時に真っ先に候補に挙がるお店だと思う。 お金に余裕がある時に、今度は懐石コースを食べてみたいなぁ。【DATA】住所:東村山市富士見町1-1-7電話:042-390-5288営業時間:午前11時半~午後2時(ランチ) 午後5時~9時(ディナー)駐車場あり
2006年08月31日
閲覧総数 1106
14
「せんべろ」という言葉、知ってますか? これは「1000円でベロベロに酔える」という意味で、最近は雑誌などで安く飲める居酒屋などを「せんべろな居酒屋」「せんべろできる居酒屋」と紹介したりしている。 だけどこの「せんべろ」、居酒屋以外でもできちゃったりするんですよね。どこかと言うと、ファミリーレストランなんですよ。 ファミレスは基本的にはその名の通り、家族向けのお店なんだけど、いかにもお父さんをターゲットにしたようなメニューがここのところ増えてきているんですよ。しかもお酒が安かったりする。 私は外食する際、できるだけ地元の個人飲食店で食事をするようにしているけど、懐具合が寂しい時や、1人でのんびり本を読みながら飲みたいと思った時は、ファミレスに行っている。 先日もまったりと本を読もうと思い、鷹の道沿いにある中華ファミレス「バーミヤン東村山店」へ行った私。このファミレスは結構お気に入り。だってね……。 ホラホラ、「紹興酒ロック」が105円なんだよ! 「梅酒ロック」も105円。何、この安さ! ファミレス飲みのいいところは、2つあると私は思っている。まず1つは、チャージ(お通し代)がないこと。これだけでかなり安く上がる。 そしてもう1つは……。 こうやってお冷をチェイサーにしながら飲めること。居酒屋などではお冷は頼みにくいけど、ファミレスなら気軽に頼める。(このお店の場合はセルフだけどね)。 頼んだツマミは「おぼろ豆腐のピリ辛冷奴」(241円)。真っ赤っ赤で辛そうに見えるけど、これは食べるラー油がかかっていて、見たほど辛くはない。料理名通り、「ピリ辛」程度だ。 そして「本格焼餃子」(199円)も注文。この「本格焼餃子」と「おぼろ豆腐のピリ辛冷奴」を私は必ず頼む。なぜかと言うと……。 餃子を「おぼろ豆腐のピリ辛冷奴」の食べるラー油に付けて食べると……。旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!!となるからなんだよね。たまたま付けたら旨かったんだけど、一度味わっちゃうと、これ以外の食べ方はちょっとできないね。もうバカ旨。紹興酒との相性もバッチリ。 ということで、「紹興酒ロック」をお代わりし、「本格焼餃子」ももう1皿追加。 これで〆て849円ナリ。 1000円で151円のお釣りが来る。もう1杯「紹興酒ロック」が飲めたなぁ(笑)。でも、これくらいの酔い加減で済ませるのが、ファミレス飲みにはいいかも。いい気分にはなっても、足元はまだフラつかないしね。【東村山店DATA】住所:東村山市久米川町4-3-35電話:042-390-0251営業時間:午前9時~深夜2時駐車場ありホームページはこちら【秋津店DATA】住所:東村山市秋津町2-13-1電話:042-390-7001営業時間:午前9時~深夜2時駐車場ありホームページはこちら【このお店に関する過去の記事】*2007年05月04日「香りが本格的な麻婆豆腐」*2008年05月31日「全国的に五目焼きそばといえば…」*2009年01月19日「ヘルシー&旨々のモーニング」*2009年03月11日「結果的に満足だった中華ランチ」*2009年06月18日「満足度の高い冷し担々麺」*2010年04月25日「赤はやはり刺激的だった」*2010年05月22日「食べやすさ重視の白」*2010年08月30日「カレー気分を中華料理店で満たす」*2010年11月20日「たっぷり野菜にKO」*2011年05月24日「変化が楽しいちゃんぽん」★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2011年06月20日
閲覧総数 664
15
連日、暑いとスタミナがつくモノを食べなきゃという気持ちになってくる。そんな時に目に入ったのが、鷹の道沿いにあるうなぎ屋「うな正」の看板。 スタミナをつけるにはうなぎはいいよね。でも高いからなぁ……と思い、懐事情からそのままスルーしようとしたら、入り口の横に張り紙があるこに気づいた。「何だろう?」と思って近づいてみると……。 エエッ! 平日限定&数量限定で、「うな丼」を始めたって! しかも値段は870円だって!「これなら食べられる!」と思った私は、急いでお店に入り、「うな丼、まだありますか?」と確認。「はい、ありますよ」という女将さんの言葉にホッとして席についた。ちゃんとしたうなぎ屋で1000円以下のうな丼が食べられるとは思わなかったよ。 安くてもちゃんと時間をかけてつくってくれるところがまたうれしい。うなぎはこうでなくっちゃね。最近、「吉野家」や「すき家」でもうな丼を出しているけど、注文してすぐに食べられるのは、時間がない時にはうれしいんだけど、やっぱり味気ないというか、風情がないよね。 しばらく待って運ばれて来たのが、こちら。ちゃんとフタ付きの器で出てくるから、何だか昼から贅沢をしている気持ちになる。 フタを開けると……。 わぉ! いいじゃないですか。肝吸いもちゃんと付いている。お新香と、そして山芋を摺ったとろろ。 うーん、これはどうやって食べればいいんだろうか? とろろをかけて、「うなとろ」にするべきなのか、うなぎを食べた後でとろろをかけるべきなのか? 女将さんに聞くと、「お好きな食べ方で召し上がってください」とのこと。そういうことであれば、「うなとろ」も魅力だけど、うなぎの後にとろろという食べ方にしますか。 うな丼はうなぎが1枚だから、何となく寂しく見えるかもしれないけど、この1枚が見るからふっくらとしていて旨そう! ご飯にもタレがシッカリかかっていて、もう香りがたまんない。 それでは山椒を振って、いただきま~す……。旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! 今年初めて食べたからかもしれないけど、いやあ、うなぎって旨いねぇとしみじみ思ったよ。とろろが後に控えているから、敢えてご飯を少なめに取って、うなぎの旨さを堪能。 で、うなぎを食べ終えたら、残ったご飯にとろろをかけて、ガッとかき込むと……。旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! うなぎのタレが染みているから、うなぎはなくても味は「うなとろ」。もう大満足で完食。お新香を食べ、肝吸いを飲んだら、もう何とも言えない満足感に包まれた。 食後、女将さんはこんなことを話してくれた。「うなぎが高くなって、ウチも値段を上げざるを得なかったんです。そうすると一番安い『うな重』が1780円になってしまい、仕方ないとはいえ、これではお客さんに気軽に食べてもらうというワケにはいかなくなる。それで『うな丼』を出すことにしたんです。うなぎが1枚でご飯を食べるには足りないかもと思い、とろろを付けることにしたんです」 このクオリティーのうなぎなら、とろろがなくても私は納得なんだけど、とろろが付くことによって、うな丼が2度楽しめて、かなりお得感があると思う。「吉野家」が550円、「すき家」が650円で「うな丼」を出しているけど、肝吸いとお新香、とろろがついて870円というこのお店の「うな丼」はコストパフォーマンスの点でも全然負けていない。クオリティーを考えれば、圧勝ではないかと思う。 うなぎを食べるならやっぱりうなぎ屋だよ。この「うな丼」は本当にお得で旨いから、食べてみて!【DATA】住所:東村山市本町2-21-1電話:042-391-2375営業時間:午前11時30分~午後2時30分/午後4時30分~9時定休日:水曜駐車場あり【このお店に関する過去の記事】*2005年03月15日「究極のスローフード」*2009年06月05日「旨いツマミが食べられるうなぎ屋さん」★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2011年07月01日
閲覧総数 463
16
ある日の夕方。読書がてら軽く一杯飲みたいなぁと思った私。適度に散歩をして汗もかいたし、キーンと冷えたビールが飲みたいなぁと思いつつ歩いていると、久米川辻の交差点近くにあるファミレス「ガスト東村山店」の看板が見えた。「よし、またファミレスで飲んでみるか。1000円を上限にどこまで楽しめるかやってみよう」 お店に入ると、早速アルコール類をチェック。生ビールがプレミアムモルツなのはうれしいけど、450円だと2杯飲んだらツマミが頼めないなぁ。じゃあ、ビールは1杯で、あとはツマミとしますか。私は生ビールとツマミ2品を頼んだ。 まずは生ビールが到着。うーん、暑かったから旨いわ。 ツマミ1品目は「ほうれん草のソティ」(208円)。見た目は貧弱なんだけど、食べるとこれがビールによく合うんだよね。 ツマミ2品目は「2種のソーセージグリル&ハッシュポテト」(313円)。これは意外と食べ応えがあって旨かったなぁ。ハッシュポテトのディップがケチャップとマヨネーズというのもいい。 トータルで971円。「1000円でベロベロに酔える」という意味の「せんべろ」を狙ったんだけど、生ビール1杯じゃベロベロにはなれないよね。だけどほろ酔いはできたから、「1000円でほろ酔い」ってことで、今回は「せんほろ」かな(笑)。だけどファミレスって、お冷があるから、個人的にはうれしい。合間にチビチビ水を飲みながらお酒を飲むと、アルコールが抜けるのが早いような気がする。気のせいかもしれないけどね(笑)。【DATA】住所:東村山市久米川町4-32電話:042-390-7116営業時間:24時間営業定休日:年中無休駐車場ありホームページはこちら【このお店に関する過去の記事】*2008年10月30日「安い!ガッツリ!ぽっかぽか!」*2009年02月12日「欲張ってちょっと失敗…の巻」*2009年07月04日「汁少なめの冷やし担々麺ってブームなの?」*2010年12月24日「ガッツリ君向けのデカ安ステーキ」*2011年06月03日「温玉乗せでさらに旨さがアップ!」★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2011年07月21日
閲覧総数 1035
17
すっごい場所で、すっごいお店を見つけちゃいました。それが今回紹介する「野口製麺所」。名前からわかるようにバリバリの讃岐うどんのお店だ。 場所はというと……それがよくわからないんですよ。西武園駅から東村山駅まで散策している途中で見つけたので、自分自身、「もう一度行ってみろ」と言われると行けるかどうか(汗)。ただ、住所はわかっているので、地図を片手に行ってみてはどうだろうか。それこそ讃岐うどんの本場・香川で製麺所系と呼ばれる地元うどん屋を探すような気分になれますから。 白地の布に、手書きで「手打ちうどん」という文字が書かれた暖簾。繁華街でこういう暖簾を見たら、間違いなく私は避けるが、周りに畑と家しかない場所でこの暖簾を見ると、なぜかホッとして引き寄せられる。 私が行った時には営業時間の午後3時を過ぎていたが、表にはまだ営業中の張り紙が出ていた。恐る恐る入ると、「いらっしゃい」とおばちゃんの声。どうやらまだやっているようだ。 冊子のメニューがあるけど、壁に張ってあるお品書きを見た方が早いと思ってジックリと眺めてみる。 どうやら「猪肉汁うどん」(900円)と「牛肩ロース肉うどん」(700円)がウリらしいが、私自身は讃岐うどんの麺の良さを味わうために「ぶっかけうどん」(450円)と「もりうどん」(400円)で悩んでいた。そこでおばちゃんに「何がオススメですか?」と聞いてみることにした。すると、「今日はひな鶏の卵が入ったから釜卵がいいと思いますよ」との返事。よし決めた。私は「ひな鶏釜卵うどん」(550円)を注文した。 おばちゃんは注文を聞くと、なぜか外に出た。しばらくすると頭にタオルを巻いた若い男性が現れ、「いらっしゃいませ」とひと言。どうやらつくるのはこの男性らしい。「ゆで上がるまでに12分ぐらいかかるので、もしよかったら、その間おでんでもどうぞ」 見ると確かにおでんがある。 しかも1つ50円。激安だ。私は牛すじとちくわ、大根を取って食べながら待つことにした。大根はちょっと筋ばって固かったが、牛すじは柔らかくて美味しかった。お酒が飲みたくなってくるよ。 そうこうするうちに、「ひな鶏釜卵うどん」が出てきた。 わかります? ツヤツヤした白いうどんにキラキラと輝く黄色いひな鶏のとき卵。メチャクチャ旨そうです。 まずは1本を箸で取り、チュルルとすすってみる。ああ、この弾力、このコシ、まさしく讃岐うどん。しかも上質の讃岐うどんだ。薬味のネギとしょうがをかけ、その上に醤油をひと回し。要するに卵掛けご飯のうどん版なのだが、これは美味しい。久々に夢中になって食べましたよ。欲を言えば、薬味がもう少し欲しかったが(特にしょうが)、うどんが旨いからいいか。 このお店、土・日の夜の営業の時には、香川産の小麦粉「さぬきの夢2000」を100%使ったうどんを出すのだという。この日食べたうどんと、どう違うのかとても気になる。 それにしても東村山でこんな本格的な讃岐うどんが食べられるとは、本当に凄いことだと思う。武蔵野うどんの美味しいお店もあるし、こりゃ東村山は東京のうどん好きの聖地になるかもね。【DATA】住所:東村山市野口町4-46-1電話:042-392-0856営業時間:平日は午前11時~午後3時ごろ 土・日は午前11時~午後3時ごろ、午後6時~9時定休日:なし
2005年02月14日
閲覧総数 411
18
東村山市以外の飲食店をこれまで私は「番外編」として紹介してきた。当然ながら、番外だから「1回きりの紹介」と自分の中では決めていた。でも今回はその禁を破って、同じお店を紹介する。大久保の韓国料理店「土地」だ。というのもこの日は、とっても貴重な飲み会が開催されたからだ。 このブログでも何度か紹介したグルメブログ「そんなに食うなら走らんと」の管理人であるnonchさんの呼びかけで、有名なブロガーが集まったのである。どういうメンバーかというと……。*「シャバゾウblog」のQT鈴木さん……ライブドアの「食べ歩き・外食」部門でランキング1位の人気ブログの管理人。基本的にB級グルメが大好きで、シャレっ気たっぷりの文章がたまらない。*「ほろ酔いボヘミアン 居酒屋日記」のこむこむさん……写真のないリポートなんだけど、情景描写がうまくて、写真がないのが全然気にならない。読み終えると「このお店、行ってみたいなぁ」という気にさせる居酒屋巡りの達人。*「japanese tattoo/刺青」のyokoさん……全身にタトゥーを入れている美人管理人さんによるグルメブログ。基本的にお肉大好きで、特に生肉がよく出てくるモノだから、生肉好きの私はいつもよだれを垂らしながら読んでいる。*「Wine&Dish&Music…」のトパーズさん……タイトル通り、グルメあり音楽ありのブログ。でも全然気取りはなく、ジャズなどオシャレな音楽が紹介されているかと思うと、B級テイストの居酒屋が紹介されていたりして読んでいて楽しい。*「び~ぐるぐる」のぜんぶさん……基本的には飼っているビーグルについての日記なんだけど、合間にグルメ記事が入ったりして、最近ではグルメブロガーとよく飲んでいるみたい。*「両国のダイビングショップオーナーの日記」のしらけんさん……かなりのラーメン好きで、1日に2食以上掲載されていることもしばしば。それでいてダイビングをしているせいか、痩せているからビックリ。*「マシッソヨ! 大久保 韓国ランチ」のマサトさん……言わずと知れた私の部下。でもいつの間にか大久保界隈の韓国料理に関してはオーソリティーとなってしまった。*「そんなに食うなら走らんと」のnonchさん……ラーメンを中心としたグルメブログの管理人。とにかく写真が携帯電話のカメラで撮ったモノとは思えないほど美しく、迫力満点。そして文章がまた秀逸。こんなに飲み食いしているのに、ジョギングなどの運動をしてスマートの体型を維持しているのも素晴らしい。 こんな素晴らしいブロガーたちとそのお友達、合わせて10人ちょっとで飲み会スタート。私と部下は仕事の関係で少し遅れて合流。まあ、まずはビールで乾杯! すでにテーブルにはいろんな料理が出ている。 ちょこちょこ料理をつまみながら、ビールをグビグビ。そしてブロガーたちの話にふむふむ。うーん、料理も話もいいツマミだ。 と、そこへ“満月”こと「チーズチヂミ」が登場。各自一斉にデジカメや携帯を取り出し、写真撮影会になってしまうところが、さすがブロガーの集まり。さながらレースクイーンの撮影会のようだ。 切り込みからチーズがはみ出ているのが、たまらない。旨そうだ。 早速、小皿にひと切れ取って、いただきま~す。いやあ、旨いねぇ。 旨さを堪能していると、目の前に座るnonchさんと隣に座る後輩のK君の妙な会話が聞こえてきた。「Kさぁ、このチーズチヂミの旨さは何センチ級よ?」「そうですねぇ。10センチ級ですかね」 ん? 「10センチ級」って一体ナニ? そう思っていると、おもむろにK君、ビールジョッキを持ち、3分の2ほど入っていたビールを一気飲みしてしまった。どうやらK君の言っていた「10センチ」はジョッキに入っているビールの高さを表しているみたいで、「チーズチヂミの旨さは、ひと口食べれば、ビールを10センチの分量飲める」という意味らしい。この先輩にして、この後輩あり。ホント、面白い言葉を使うなぁ。いやいや、この「○センチ級」、いつかこのブログでも使ってみたいなぁ。 なんてことを思っていたら、「おおおっ!」と歓声が。ナントもう1つの“満月”である「山芋チヂミ」の登場だ。 持ち上げると、トロ~ッと垂れていく。それでいて食べると、モチッとした弾力がある。いやあ、これも旨いねぇ。“満月”をはじめ、料理を食べつくした頃合に今度はプルゴギ登場。 中央の部分で肉を焼き、程よく焼けたら周りのタレの中に入れて煮込んでいく。このスタイルの鍋でプルコギを食べるのは、私は初めてだ。これもなかなか旨い。 で、プルコギが終わると、大量の豚バラ肉が運ばれてきた。「サムギョップサル」だ。 まずはニンニクと一緒に焼き焼き。 両面の色が変わり、ちょっとカリッと焦げてくるぐらいが食べごろ。 その焼けた豚バラ肉をサニーレタスの上にON!! さらに辛味噌、ニンニクを乗せてからサニーレタスをROLL!! そしてお口にIN!! 旨いねぇ。これを食べたら普通の焼き肉が食べられなくなっちゃう。いやあ、いくらでも食べられるよ。豚バラ肉はこの後、2皿追加で来たけど、すぐにペロリだったもんね。 最後の締めは「ブデチゲ」。これは「部隊チゲ」とも表記されるように、朝鮮戦争時に韓国軍の若い兵士が、支給物資であるスパムやインスタントラーメンなどを使ってつくったモノだ。極めてB級テイストなんだけど、締めにピッタリ。 今回はコースで頼んだワケだけど、これでいくらだと思います? 食べ物はコレだけ出て、飲み物は飲み放題。チャミスルもマッコリも飲みまくった。それでいて1人ナント3500円! 大久保という場所的なことを考えても驚異的な安さだ。 たぶんブロガーの皆さんはこの日のことを書くと思うから、比較して読むのも楽しいと思いますよ。【DATA】住所:新宿区百人町1-24-10電話:03-5330-0277営業時間:午前11時~深夜1時(月~土曜) 午後5時~深夜0時(日曜・祝日)【このお店に関する過去の記事】*2006年06月30日「番外:大久保で評判の絶品チヂミ」
2006年07月07日
閲覧総数 639
19
【これまでの食べ歩きリスト】*2009年分46店*2010年04月03日「ますも庵」*2010年04月04日「竜苑」*2010年04月05日「まごころ亭」*2010年04月06日「まるみ」*2010年04月09日「美・ちゅら」*2010年04月11日「上海酒家 好(はお)」*2010年04月13日「しげ老鮨」*2010年04月14日「illuminazione(イッルミナツィオーネ)」*2010年04月15日「ダイヤ寿司」*2010年04月22日「氣ごころ」*2010年04月23日「笑顔(にこ)」*2010年04月30日「レストランメープル」*2010年05月03日「たつごろう」*2010年05月08日「茶香(ちゃこ)」*2010年05月10日「KAI」*2010年05月12日「も暖亭」*2010年05月14日「石庭こまち」 どうやら黒焼そばキャンペーンの参加店は、増えているらしい。というのも、先日、「いなげや市役所前店」でこんなモノを見つけたからだ。 例の幟だ。私は単純にスーパーの総菜コーナーに黒焼そばが置いてあると思ったのだが、総菜コーナーを見ると、黒焼そばはない。 となると……そう、考えられるのは、店内で営業しているネパール・インド料理店「エベレスト&富士」が出しているということだ。 早速、お店に行ってみると、「はい、ありますよ」とのこと。そこで私は「黒焼そば」(450円)を頼んでみた。 これが「黒焼そば」。見た目はすごくオーソドックス。トマトが乗っているところに他店との違いを感じるものの、あとは普通に見える。 よく見ると、豚肉がたくさん入っている。450円でこんな豚肉を入れちゃっていいの?という感じ。 では、いただきま~す……うん? おっ! 来た、来たーッ! これ、結構辛い。黒焼そばソースだけだと、これほど辛くはならないハズだ。さすがネパール・インド料理店、スパイスを加えて独自の味にしているようだ。 辛いけど、これは好みの味、ボリュームもあるし、これで450円ならお得なんじゃないかなぁ。【DATA】住所:東村山市本町3-42 「いなげや市役所前店」内電話:042-394-7075営業時間:午前10時~午後9時30分ホームページはこちらツイッターはこちら【このお店に関する過去の記事】*2009年08月24日「意外な場所にインド料理店がオープン」*2009年09月13日「スープカレーによく合うナン」*2010年01月24日「ライスもいいかも」★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2010年06月06日
閲覧総数 23
20
東村山の武蔵野うどんを代表するお店「きくや」に2号店があることは知っていたが、なかなか行く機会がなかったことと、「結局、本家と同じだろ」という先入観から私は行ってなかった。しかし先日、たまたま別のお店に行こうと歩いていたら偶然に2号店である「手打うどん きくや」を発見。「これも何かの縁だ」と思い、私はお店に入ってみた。 場所は東村山駅西口を出て、最初の交差点を右折し、そのまま道なりに400メートルほど歩くと右側にある。 本店が一軒家なのに対し、このお店はマンションの1階に造られていて、風情という点ではちょっと劣るが、人気は本店に負けていない。私が行ったのはちょうどオープンして間もない午前11時5分ぐらいだったが、店内は満席状態。ラッキーなことに私はカウンターにポツンと1つだけ空いていた席に何とか座ることができた。 店内を見回すと「きくや」独特の例の「L」の表示がある。「きくや」を知らない人のために説明すると「L」とはうどん玉の数を指すのだが、「L」=1玉ではない。「きくや」では「L」は3玉のことを言う。なぜ「L」が3玉なのか? 私が聞いた中で一番説得力のあった説は、「衣類のサイズに合わせて1玉を『S』、2玉を『M』、3玉を『L』としていたが、1玉の量がもともと少なく、『S』や『M』を頼む人がいなくなったから、『L』が基本単位になっていった」というモノだ。しかし、これはあくまでも一説だから、鵜呑みしないように。 さて、話が横道に逸れてしまったが、この「L」はあくまでも最小単位である。普通の大人は「L」では物足りないハズだ。そこで「きくや」では「LL」(4玉)、「3L」(5玉)、「4L」(6玉)、「5L」(7玉)という感じで量を指定することができる。成人男性な「5L」ぐらい軽く食べられると思うが、初めての人は「3L」か「4L」を頼むのが無難かもしれない。 私は「4L」(700円)を頼んだ。目の前ではお店のご主人が大釜で茹でたうどんを水で冷やし、お椀くらいの大きさで底に穴の開いた器を使って丁寧に水切りしながら玉を数え、皿にうどんを乗せている。するとお店の女性が出来上がったうどんの上に天ぷらを置き、肉汁の入った器と薬味とともにお盆に乗せてお客さんのもとへ運んでいく。手際の良い作業で、5分もしないうちに私の目の前に「肉汁うどん4L」が運ばれてきた。 いいねぇ、これですよ。お姫様のように真っ白な讃岐うどんと違い、ちょっとくすんだ灰色がかっているんだけど、この地粉の色こそが武蔵野うどんの証。1本をそのまま食べてみる。茹でたての麺はツルルンと入り、ほのかに地粉の香りが残る。讃岐うどんのような強烈なコシはないが、この優しい柔らかさがまた武蔵野うどんらしくていい。 では肉汁につけて、いただきま~す。肉汁は色こそ真っ黒だけど、辛くなく、むしろ豚肉の甘みが出ていて旨い。ネギ、ショウガ、ホウレンソウの薬味を入れて食べていたのだが、目の前に白い容器があることに気づいた私。何だろうと思ってフタを開けてみると、中には摺りゴマが入っていた。早速入れて食べてみる。ゴマの香りが食欲をかき立て、スルスルうどんが入っていく。野菜のかき揚げ天ぷらも揚げたてでサクサクしていて美味しい。アッと言う間に完食してしまった。 残った肉汁を飲み干そうとした時、私はようやく周りのお客さんたちの声に気づいた。それまでは食べることに夢中で全く気づかなかったのだが、店内のあちこちから「3玉追加」「こっちは4玉!」とうどんの追加注文の声が上がっているのだ。これは本店の「きくや」ではあまり見られない現象だ。 確かに私の肉汁も6玉食べたのにまだ半分以上残っている。腹具合から言うと、あと4玉ぐらいは余裕で食べられそうだ。 でも私は止めた。というか止めざるを得なかった。というのも、この日食べに行こうと思ったお店はもともとこのお店ではなく、別のお店だったからだ。後ろ髪を引かれる思いでお店を出たが、初めてこのお店に行く人は、少なめに頼んで「これならイケる」と思ったら追加注文するというのも手かもしれない。 私は近々もう一度、このお店に行きたいと思っている。それはこんなモノを見つけたからだ。 ちょっと見えにくいかもしれないけど、値段の上に小さく「カレー汁」と書いてあるのだ。カレー汁につけて食べるということなのだと思うのだが、どういう味になるんだろう? 気になりませんか。私は凄く気になって仕方がない。というワケで、行ったらまた報告しますね。【DATA】住所:東村山市諏訪町1-1-3電話:042-396-1150営業時間:午前11時~売り切れ次第閉店定休日:日曜
2005年06月21日
閲覧総数 387
21
市民産業まつりがスタートした今日、問題の都営住宅跡地に行ってきました。「あーあ、スッキリしちゃって、まあ」 すでに250本あった桜の大半は伐採され、根を掘り起こされ、運びやすいように切り刻まれ、野ざらしにされていた。 そのまま道を歩くと、残っている桜と銀杏がキレイに紅葉していて、青空をバックによく映えていた。 桜は菊と並ぶ日本の国花。その桜の中でもソメイヨシノは東京都の花になっている。そして銀杏は東京都の木だ。まあ、だから植えられたのだろうが、こんなに簡単に切っちゃっていいんですか。 ほら、こんなにキレイなんですよ。これを切ろうと決めた人は「キレイ」と思う感受性が失われてしまったのだろうか。 奇しくも今日から市民産業まつりが行われ、多くの人がこの光景を目にすることになる。残った木は本当にもうわずかです。市民産業まつりの会場近くで、わずかであっても木を残そうと市民の有志が署名運動を行っていました。署名したからと言って、木が残るかどうかは疑問です。おそらく「もうここまで切ってしまったのだから」というワケのわからない理由で、すべて切られてしまうでしょう。でも私は署名しました。残せる可能性がゼロではないからです。「どうせ……」と思っている人は多いと思う。私も本音の部分では思ってます。でも今回だけは「どうせ……」という気持ちを封印して署名しました。来年もこのキレイな光景をみたいと思ってしまったからです。皆さんもあの並木を見てそう思ったら、「どうせ……」を封印して署名してみてください。思いは市長には届かなくても、きっと木々には届くと思います。
2005年11月12日
閲覧総数 38