Shinanonokuniのブログ2

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2013年02月03日
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カテゴリ: 国内旅行
1月26日、内房富浦町にある大房岬を瞥見してきた(その2)

引き続き大房岬公園の散策である。砲台跡の次は探照灯施設を瞥見する。

探照灯1.jpg

山腹に怪しげなトンネルが口を開けている。

探照灯2.jpg

隧道内を進んで行く。

探照灯4.jpg

突き当たりは無機質なコンクリートで造られた小部屋になっている。

探照灯3.jpg

上を見ると四角形の縦穴がぽっかりと空いている。

探照灯5.jpg

今度はトンネルを出て、四角形の開口部を上から見る。

この設備は隠顕式探照灯台であったと思われる。電探が無い時代、夜間の索敵、照準には照明が必要であった。しかし、照明を点けると自らの位置を敵に教えてしまう事にもなるため、本当に必要な時だけしか点灯しなかった。平時は昇降式となっている探照灯を地下に隠しておいて、いざという時には上昇させて山の頂部に出し、敵艦を照射する任務であったのだろう。

探照灯6.jpg

地上開口部近くから隧道内へ行ける連絡通路もあったが閉塞されていた。

この探照灯設備が大房岬砲台跡に残る施設としては最大のものであり保存状態も良い。残念なのはコンクリート製で色気も素っ気も無いところである。次に砲台附帯設備跡を見る。

発電所跡1.jpg

発電所跡2.jpg

発電所跡3.jpg

地下発電所跡。探照灯の電源としても、大口径砲の旋回・俯仰を行うためにも電力が必須である。海軍砲は水圧によって主砲など動かしていた筈であるが、要塞砲となった場合の動力は水圧のままであったか電動などに改造されたのかは知らない。

砲台付属施設1.jpg

砲台付属施設2.jpg

砲台時代の倉庫が現在も現役であった。大房岬公園ビジターセンター(キャンプ場などの管理をしている)の倉庫として使われていた。

これで要塞跡の探検は終了した。

(次回に続きます)





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最終更新日  2013年02月03日 08時33分38秒
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