2日朝、高速バスで松本を発つ。新宿から小田原急行線特急で小田原駅へ行く。駅近くの蒲鉾店鈴廣で、世話になった人に贈答品の発送手続きを済ませる。
ちょうど昼時なので、お濠端通りのそば店「橋本」で食事を摂る。
生しらすとビールで一献する。甘くて旨い。しらすは1月~3月頃まで禁漁となる。
そのあと桜エビかき揚げ蕎麦を食べる。桜エビと小麦粉のみで揚げられたかき揚げは海老が沢山使われており美味しかった。
腹が朽ちたので小田原城址の観光に行く。
お濠に架かる学橋。貸しボートで遊覧も出来る。昭和24年再建。
二の丸隅櫓。昭和9年再建。関東大震災後の復興。
アーチ型になっている馬出門土橋を渡る。
馬出門をくぐる。2009年再建。
かつて城内にあった小田原市立城内小学校の建物が残っている。このほかに小学校の講堂が歴史見聞館として使われている。一般に城跡は、維新後に設備の多くが破却されて地方の官衙、学校や軍營(歩兵聯隊衛戍地等)など公的な用途に用いられてきたものが多い。
銅(あかがね)門【1997年再建】を通って二の丸エリアに入る。
小学校跡を利用した歴史見聞館で小田原の歴史について学ぶ。何と言っても小田原史には北条氏の存在は欠かせない。秀吉の侵攻時、城の外郭は九粁にも及ぶ大防衛線を構築していた。石垣山の一夜城、北条方の支城を次々と陥として孤立させてゆく秀吉の戦法。マイナス言葉となってしまった「小田原評定」についてなど、展示を見て色々学習した。
また関東大震災での壊滅的被害、大東亞戰争による空襲被害なども学習する。関東大震災での被害は極めて甚大で、揺れや火災によって市街地が壊滅状態になったほか郊外の根府川では列車が山津波(土石流)に巻き込まれて百名以上の犠牲者を生じた。
(次回に続きます)