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隠居人はせじぃさんComments
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駅には、すでに多くの客が列車の到着を待っていた。日本の観光グループが他に2グループ。
古びたしかし瀟洒な駅舎の待合室は満員で、乗客はホームに溢れ出していた。
山間の小駅とは思えない人出だが、本数が少ない列車は全席指定。到着してみないことには
指定号車は分からないと添乗員のKさんの説明。

VOSS駅構内の土産物売り場の横には巨大なトロール人形が我々を出迎えてくれていた。
ノルウェーでは有名な妖精?。

どちらの方から入線して来るのだろうときょろきょろしていると、左手に真っ赤な列車が見えた。
定刻にやや遅れて列車が到着。
指定された号車には貼り紙があるということで添乗員が見つけ慌ててその号車に乗車。

列車は急峻な崖を横に見ながら、徐々に高度を上げてゆく。線路脇に生えた灌木の切れ目から、
清冽な水の流れが見え隠れする。やがて、崖が途切れ、なだらかな丘陵が眼下に広がって来た。
ところどころに白く光るのは雪解け水が溜まってできた小さな池。

放牧のための小屋か、一軒家がぽつんと建っていた。

万年雪が残る山が近づいた頃、列車は止まった。ミュールダールに着いたのだ。
ミュールダール駅でフロム山岳鉄道11:50発に乗り換え。
ノルウェーの厳しい地形そして自然に挑戦するかのように、岩盤を削り、多くのトンネルを完成
させたフロム山岳鉄道が、ただただ人間のすごさを感じさせたのである。

ミュールダールを出ると列車は次第に下りはじめる。しばらくして、駅もないところに臨時停車。
下車して進行方向に歩いて行くと、突然右側に目の前に大きな滝が。

フロム山岳鉄道観光の目玉、『ショースの滝』。
この滝は落差93m。(海抜670m)、正確には滝の全落差225m、全長700mと。
滝の水源はレイヌンガ湖(海抜767m)、写真の如く非常に水量の多い滝だが、冬は湖が
凍結して、滝は大きな氷の塊のようになると 隣で写真を撮っていた日本人観光客の会話。
展望台に設けられた鉄柵に張り付いてカメラを
構えていると、突然音楽が流れ出し、滝の中段あたりに位置する岩壁の上に赤いドレスを
纏った金髪の女性の姿が現れた。その場で踊りながら現れては消え、あちらの岩からこちらの
岩へと移動したのだ。
演劇学校の夏休みの美人アルバイト学生と。これも先程の観光客の会話。
2人いて交互に現れているのだと。よく調べていることに感心。
プラットフォームからこれだけの瀑布を見られるチャンスは世界広しといえど、フロム鉄道を
おいて他にないのでは。見上げる空から飛び出す大量の水、急な斜面を落ちて岩に砕け、
轟音をあげて泡立ちほとばしる足下から消えていく強烈な瀑布。正しくど迫力の風景。
5分の臨時停車とのこと。残されては一大事と列車に慌てて戻る。

カーブで先頭車両が見えた。
世界中探しても、フロム鉄道より急勾配の摩擦レールのみによりロープや歯車を使わない
路線は、世界中のどこにもないとのこと。全線の80パーセントが傾斜度55/1000、
いいかえれば傾斜度18分の1。山壁を出たり入ったり、スパイラル状に堀り抜かれた
トンネルは、ノルウェー鉄道史上最も厳しい難工事を完遂した金字塔。

そしてFlåm駅に到着。
車窓から、荒々しい自然の壮大な景観を20キロにわたって大いに楽しんだ。
深い峡谷を流れる川、雪をいただく山頂と絶壁から落ちる滝、切り立つ斜面、そして山の斜面に
張り付いた農場がいくつか見えた。

先頭で引っ張った機関車。機関車の前面の黄色の大型雪除けが雪国の山岳鉄道らしさを

1時間ほどの自由時間があったため、下の写真のFlåm駅周辺を散策。
COOPでサワーとソーセージを買い二人でベンチで楽しみ出発時間を待つ。

港には大きなイタリア・GENOVA船籍の豪華客船COSTA LUMINOSAが停泊していた。
全長300m? 10万トンクラスの巨大豪華客船。
いつの日か私もこのクラスの豪華客船で・・・。いや船旅は行動派には耐えられないのではと・・・。
