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最近の磯採集で捕まえたシロヒゲセジロハゼ(Clariger sp.)。うれしすぎ~♪個人的に好きなハゼなので。でも場所を変えればたくさんいるけれど…。ちなみに眼下の白いヒゲはシモフリセジロハゼとの違いのひとつである。
2023年05月30日
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Honeycomb Frogfish(Histiophryne sp.1)。最高っす。この芸術的な"honeycombing~"。美しすぎるっす。医学ではUIP patternの間質性肺炎をあらわす用語ではあるが、これがカエルアンコウだとこうなるのだ~。とまぁ、どうでもいいことを言っているけれど、要するに蜂巣状の模様が美しいクリプティックアングラーフィッシュの仲間と言っているわけっす。クリプティックアングラーフィッシュとしてもいいのかもしれないが、ホムラspのお気に入りサイトではHistiophryne sp.1としているので、とりあえずこれに従って記載っす。パプアニューギニア、台湾、フィリピンなどから見つかっているらしい。あと側面から見て、エスカとイリシウムがものすごく小さいのがわかると思う。いや小さすぎてわからないか…。こんなので役に立っているのだろうか?
2023年05月31日
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しばらくエサを食べなかったトラザメ(Scyliorhinus torazame)。その後調子を取り戻し、再び食べ始めてしばらく経過。それで撮影しようと思って近付いたら泳ぎ出して止まらず…。おそらくエサをもらえると思ったのだろうなぁ…。その後しばらくの間泳ぎ続けて、ようやく静止したところを撮影~。あ~、疲れた。待ち疲れたホムラspっす。いつまで泳ぐんやと思ったけれど。デトリタスが舞っている写真だけどもうええわ。取り敢えず元気そうで何よりっす。
2023年05月28日
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ニシキツバメガイ(Chelidonura hirundinina)。最近串本で採集した個体。沖縄でもよく見かけるけれど、沖縄の個体と比べて、串本の個体は小さいものが多いような気がする。まぁ何となくだけど…。アクアリウムではサンゴに付着する無腸動物を食べてくれるので重宝されている。
2023年05月29日
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Jean Francois MaljeanのLa Piscine Verteを聴きながら、そして少し感傷に浸りながら、ブログを書いているホムラsp…。最近いろいろあるっす。さて話は変わり、こちらは採集してお持ち帰りしたベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。タカラガイを宿としており、殻にはたくさんのウズマキゴカイが固着していた。ウズマキゴカイと言っても遺骸だと思うが、念のため尖鋭ピンセットでゴシゴシと削っておいた。ウズマキゴカイは水質浄化に役立つのかもしれないが、爆発的に増殖した場合、水槽や水槽用具に固着する汚損生物となるため、持ち込まないようにしている。
2023年05月27日
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水槽からのとび出し事故が多いと思われる細長い系のお魚さん。今回ホムラspのところでのとび出し事故はベラさん(Halichoeres brasiliensis)です。エサやりのときにとび出してしまいました。慌てて捕まえて、小型水槽に入れて観察…。右眼からその前下方の上顎骨のあたりが淡いピンク色になっていました。内出血が疑わしい(汗)。運悪く、この付近を打撲したのか…。骨折や脳の損傷などがあってもおかしくないような気がします。今のところ、泳ぎや眼の動きに問題はないのですが、かなり心配…。あってはいけないのですが、以前にも同様のケースを数例経験しました。それらのうちで、事故直後は問題なくても、1~2週間ぐらいかけて徐々に泳ぎが不自然になり、最終的に☆になったケースがありました。そうならないことを祈って、しばらく経過観察いたします。ベラさん、ごめんね。ホムラspはこのときの不注意を深く反省しました。
2010年04月20日
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フジナハナダイ(Plectranthias wheeleri)さんです。沖縄の深場より採集され、現在ホムラspのところで飼育しているイズハナダイ属のお魚さん。2014年3月に新称が提唱されていました。それにしても(新称に)気付くのが遅すぎましたね。2~3年前(?)に調べて以来、その後まったく調べていませんでした(汗)。反省~。
2015年08月25日
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以前より飼育しているハナギンチャクの仲間。丈夫でとても飼育しやすい印象がある。この小型水槽の壁面の底面近くは、バイオフィルムの形成が目立ち、曇っている。同時に微小生物の付着が多い。個人的に写真中央付近の点状の生物が気になったので、スポイトで吸い出して顕微鏡観察を行うことにした。だいたいの察しは付いているのだが。こちらは弱拡での写真。予想通り、有孔虫の仲間。巻貝状で、隔壁にていくつかの室に分かれていることが確認される。興味深いので今後定期的な観察を行うことにしよう。それにこの水槽環境の指標(?)になるかもしれないからね。ほかに見つかったのが、こちらのウミミズムシの仲間。以前からいることはわかっていたが、最近やや増加傾向のようだ。でも悪いやつではないから別に問題はない。前述の有孔虫といっしょに今後follow upを行うことにする。
2016年06月13日
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今回の磯採集で採集・観察したヤドカリさんです♪かなり小さいヤドカリさんです。動きはそんなに速くないです。最初のヤドカリさんと同じ場所で採集したヤドカリさん。最初のヤドカリさんとは対照的にものすごい速いスピードで逃げていきます。ちなみにこのヤドカリさんの宿貝は5mmほどです。砂泥地にたくさんいるヤドカリさん。これもかなり小さいです。サンゴヤドカリ属の小さなヤドカリさん。大きくなると何になるんでしょう?ツマジロサンゴヤドカリさん。浅瀬にたくさんいます。ほかにはスベスベサンゴヤドカリさん、マダラヨコバサミさんがかなりたくさんいます。なんか毎回掲載しているような気がします。カブトヤドカリさんだと思います。串本にもたくさんいるオイランヤドカリさん。アオボシヤドカリさん。串本でもまれに見かけます。
2010年03月21日
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テナガカクレエビ(Cuapetes grandis)。またまた串本で採集してきた。でもこれには理由がある。まずこの時期、エサ用としてのイソスジエビ、スジエビモドキの小さいサイズがいない。次にテナガカクレエビはちょっとだけおしゃれで、そのまま飼育してもいい。こういった理由から、エサ用 or 観賞用として採集しているのである。ただ相対的に少ないので、ちょっとだけ面倒である。
2023年05月26日
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サオトメシコロサンゴが点在するタイドプールです。では~、いろいろと観察した生物の紹介です。 サクラニセツノヒラムシさん。これは?エンビキセワタというウミウシ。かなり小さい。シャコガイもたくさんいます。ウミヒドラの仲間が付着する巻貝さんです。砂地にいた巻貝。マダライモという巻貝。マガキガイとイモガイの違いが分かるように並べて撮影しました。左がマガキガイ、ほかはイモガイの仲間です。マガキガイとイモガイはよく似ています。違いですが、マガキガイの殻口の一部はくぼんでいますが(青矢印)、イモガイにはこのようなくぼみはありません。
2010年03月20日
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昨年の8月に和歌山でアカギカメムシ(Cantao ocellatus)を初めて見た。その時の写真がこちら。すでに掲載済み。そして今年の7月にもまたもやある昆虫を初めて見た。ある昆虫とはサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)。以前より紀南全体に生息していることが報告されていたのだが、まだ一度も見たことがなかった。(探しに出かけていないということもあるが…。)今回串本で見かけたので写真を掲載しておく。以下に写真があるので苦手な方は見ないで。
2017年08月02日
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沖縄採集のツマジロオコゼ(Ablabys taenianotus)さんです。背鰭の起始部が写真のように頭部前方にあるのがハオコゼ科の特徴です。写真のツマジロオコゼさんはこの背鰭起始部から下顎にかけて乳白色を呈していますが、体色に近い茶褐色を呈するものもよく見かけます。それと前から気になっていた腹部の腹側。ここも写真のように白っぽいみたいですが、そうでないものもいるのかなぁ?ちょっと謎です。さて、お持ち帰りしてまず淡水浴を施行したところ、やっぱりというべきがどうかはわかりませんが、鰓から1匹の扁形動物のような寄生虫(ハダムシの疑い)が剥がれ落ちてきました。実は写真のように腹部の腹側を観察したのは模様だけでなく、体表の寄生虫の有無を確認する意味もあったわけです。このあと予備水槽でしばらく観察し、時折、淡水浴を施行しました。
2010年02月24日
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いつもはエサを与えると塩ビ管から出てきて食べにくるのですが、このときはメス、オスともに出てきませんでした。ひょっとしてと思い、塩ビ管の中を覗いてみると…。壁面に付着した卵を確認することができました。ちょっと感動。ちなみにこちらを向いているのがオスで、むこうを向いているのがメスです。
2010年03月17日
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今回の磯採集で採集・観察したカニさん、エビさんなどの紹介~♪マルソデカラッパです。斑紋や色彩のvariationがかなりあります。写真では眼の後方に斑点がひとつあるのが面白い~♪コブカラッパさんです。石みたいです。ホクロコシオリエビさん。浅瀬の岩の下にたくさんいます。テッポウエビ属のエビさん。ツマジロナガウニに共生していたエビさん。ムラサキヤドリエビかな???エビジャコ科のエビさん。砂地にたくさんいます。Color variationは非常にたくさんあるようです。例えば…グラサンをかけたエビジャコ科のエビさん。こんなのもいます。(ネーミングはそろそろ???)
2010年03月26日
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以前の磯採集記の続きです。タイドプールも観察いたしました。ツマジロナガウニさん。和歌山(南紀)でもよく見かけます。棘の先端部分が白いのが特徴です。ホンナガウニさん?ツマジロナガウニが圧倒的に多いのに対して、数は少なめです。ほかには白っぽいものも…。いつものごとくクモヒトデさんはたくさんいます。アオヒトデさん。青い色は非常によく目立ちます。またまたアオヒトデさん。でも、1本足らないです(汗)。
2010年05月04日
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1ヶ月ほど前に友人から頂いたものです。鯨ひげです。ヒゲクジラ類の上顎の両側に見られる三角形のヒゲ板で、だいたい200~400枚ぐらい並んでいます。このヒゲ板の隙間を利用してヒゲクジラ類のクジラさんは海水をこしとったり、口にためた海水を隙間から吐き出したりしながら、エサを食べています。隙間はこんな感じです。ヒゲクジラ類の年齢は耳垢栓(耳あか)の年輪を数えることでわかるのですが、この鯨ひげの皺を数えることでもわかるようです。ただし、鯨ひげは加齢とともに摩耗していくので、あまり有用でないようです。一応、(我流で)鯨ひげの皺を数えてみました。でも、あまりの皺の細かさと地味な作業のため、途中で断念~(汗)。また気が向いたときにやってみます。
2010年03月07日
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今日は生餌として、ヨコエビさんの採集を行いました。ヨコエビさんは、水槽内でもいつの間にか増えていることが多いのですが、今回は生餌としてたくさん欲しかったので、ある磯へ採集に行きました。今日はいい天気です。海へ入りたかったけれど、ヨコエビさんのため、海へ入らず、タイドプールでの採集に徹しました。タイドプールはこんな感じです。干潮のため、普段は海水中にあると思われるカイメンが水上に出ています。(下の写真)早速、ヨコエビさんの採集を行いました。ヨコエビさんは海藻に付着していることが多いので、このように適当に海藻を採集して、目の細かい網の中でゆすってやります。すると、ヨコエビさんやほかの小さな生き物たちがたくさん採集できます。しばらく採集しました。こんな感じです。わかりにくいですね。では、さらに拡大します。貝殻にたくさんの小さな生き物が付着しています。これがヨコエビさんです。いい生餌になりそうです。少しだけですが、ほかの生き物も採集いたしました。左:ミミズハゼ属のハゼさん。右:イソモエビさんのメス。シマウミグモさん。学名はAmmothea hilgendrfiです。ウミグモさんはいろいろな動物の体液を吸って生きています。ときにはアサリなどの軟体動物に寄生して、漁業に被害をもたらします。このシマウミグモさんは、貝類には付着しないようです。ヤツデヒトデに付着するようです。3月~8月の間に付着しているところが見つかるようです。(たまに見かけるのですが、今回気になったので調べてみました。)参考文献:Koichiro Nakamura and Toshihiko Fujita:Ammothea hilgendorfi (Pycnogonida: Ammotheidae)Associated with a Sea-Star, Coscinasterias acutispina(Echinodermata: Asteroidea), from Sagami Bay, Japan Species Diversity, 2004, 9, 251-258今日はヨコエビさんのみのお持ち帰りです。現在、ヨコエビさんはトリートメント中です。
2008年06月01日
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干潮時の浅いタイドプールです。こんなところではよくシャコさんに出くわします。転石の裏側に隠れていたシャコさんをタモで採集したところです。シャコさんの捕脚の力は強く、(薄い)ガラス水槽を叩き割ることさえあるほどです。さて、このシャコさんがいた転石の下には…一部、破壊された貝殻がありました。シャコさんが叩き割ったのかもしれませんね(汗)。
2010年03月28日
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低比重水槽でゴールデンバタフライさんを飼育してしばらく経過しました。この間、病気もなく順調でした。しかし、少し前に水が蒸発して比重が1.010を超えたときからちょっとだけ異変が…。(もともとの比重は1.008。)このときのゴールデンバタフライさんの写真です。矢印の部位に白い点があります。白点病?でも胸鰭のほうは少し前からもあったような…。胸鰭のほうはリムフォで、体表のほうは白点病?その後、上昇した比重を1.007~1.008の間に調整して経過を観察しています。
2011年01月21日
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顔面アーップ。左後ろ姿。ヨミノハゼさん(Austrolethops wardi)です。一応ハゼさんですが、ハゼに見えないですねぇ~。あとはエサがちょっとややこしいかな。
2010年03月03日
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え~と、今日は眠いのでもう寝ます。手抜きです(汗)。ちなみに写真は大食漢のエスクマイヤーズスコーピオンフィッシュです。(少し前の写真です。)
2010年03月30日
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昨日のブログに掲載したセトミノカサゴに寄生していたタマコブムシ(Ichthyotaces pteroisicola)。なんてラブリーな外観~♪これでも甲殻類なんだからなぁ~。面白すぎる。この種はカクレムシ科に属するカイアシ類。セトミノカサゴの尾柄に瘤を形成して寄生していた。こちらが宿主のセトミノカサゴ。尾柄の瘤内に褐色の個体が確認される。摘出後の状態。瘤だけが残存している。今回、尖鋭ピンセットを用いて、瘤の茎にあたる部分を摘み、捻出して摘出した。瘤を形成して寄生すると言えば、コブトリジイサン属(Sarcotaces)の寄生虫が思い浮かぶ。そういや以前飼育していたAntennarius biocellatusにもSarcotaces sp.らしきものの寄生が見られたなぁ。機会があれば摘出してみようっと。さて話は逸れたが…。こちらは摘出したタマコブムシ。このモコモコした形状、メスだな。オスはもっとカイアシ類っぽいんやけれど。少し小さめの個体。これもタマコブムシのメスでいいんだろうか?よくわから~ん。ちなみに寄生虫を摘出したセトミノカサゴは現在、ケア中。大丈夫だろうとは思うけれど、二次感染予防のため、別水槽で観察を続けている。
2021年11月25日
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少し前に掲載したハマフグ(Tetrosomus reipublicae)。移しかえのときの写真。それにしてもラクダハコフグに似ているっす。でも背側隆起の棘は2本。ちなみにラクダハコフグは1本。ほか眼上棘の本数にも違いがあるけれど。それはさておき、この種の飼育には気を使うっす。感染症のこととか、ストレスによる粘液毒(パフトキシン)のこととか…。うまく飼育できたらいいんだけれどね。
2023年05月25日
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9月上旬の紀北での磯採集の続きです。アカシマモエビさんです~♪思った以上にたくさんいました。エサとしても良さそうだし、飼育生体として水槽へ入れても良いですね。こちらはモエビの仲間と思います。ムラサキヤドリエビさんです。転石裏を観察していたらムラサキウニから出てきました。ムラサキウニに共生していたようです。イボトゲガニさん。初春にはたくさん見かけましたが、この時期はやや少なめでした。そして小さなヤドカリさんたち。個人的にはオキナワアカシマホンヤドカリさんかなぁ~と思っていますが…。つづく。
2014年10月02日
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以前に、昨日紹介したお魚さんの尾鰭をかじったベラさん、ノロンハラス(Thalassoma noronhanum)さんです。なんとなくおとなしそうに見えなくもないのですが、やっぱりベラさん、aggressiveですね。現在はリフジウムで反省中です。”ガォ~!”
2010年05月02日
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水槽にはいろいろな生き物がいるものです。海水水槽にも、低比重水槽にも…。そして当然、ヌマエビさんとハイイロゲンゴロウさんの淡水水槽にも…。実際、最近ヌマエビさんの水槽にカワコザラ属の貝がたくさん増えてきました。こんなのが壁面や落ち葉などにたくさん付着しています。それらのうち、小さめの1匹を取り出してちょっと観察~。ナメクジみたいなのが殻の中でニョ~と動いていました。殻のほうにピントを合わせました。殻には模様が…。カワコザラ(カワコザラガイ) or スジイリカワコザラ?それとも?よくわからないです。さてこれとは別の大きめのカワコザラ属の貝を観察したところ、たくさんの付着生物が確認されました。(写真は撮っていないです。)貝に共生、寄生しているのかどうかはわからないけれど、あまり気持ちのいいものではなかったです。淡水の貝って、人体の寄生虫の中間宿主になるものが多いです。この貝は大丈夫なのでしょうか。寄生虫学の講義ではカワコザラって貝の名前は聞いた記憶がないけれど…。実際はどうなのでしょう。
2011年09月19日
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沖縄のある場所で少しシュノーケリングをしました。思った以上に濁りが強いです。お魚さんもほとんど見当たりません。濁りの中で目立ったのはこのムカデミノウミウシさん。ミノウミウシさんの仲間は刺胞動物を食するものがほとんどで、種類によってはサンゴの害虫になります。目立たないけれど偶然見つけたのはこのナマコウミウシさん。クモガニ上科のカニさんたち。彼らは海藻のあるところに紛れて、ほとんど目立ちません。しかも海藻などを額につけてカモフラージュしていることがあるから、なおさらわかりにくいです。こんな濁りのある場所でもシュノーケリングをしていると結構楽しいものだと感じました。
2010年04月26日
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シュノーケリングで泳いでいくとお魚さんの群れを発見~♪でも近寄ると逃げてしまいました。沖縄でよく見かける海藻のひとつ、カイメンソウです。拡大してみると…。表面に小さな孔がぽつぽつと開いています。これはこの海藻がある種のカイメンと共生しているからです。非常に変わった海藻ですね。触ると少し硬めのスポンジの感触で、表面はざらざらしています。日当たりの良い場所に生育するものはこのように深緑色を呈していますが、日当たりの悪い場所やこのカイメンソウの下面ではアズキのような色を呈します。2009年4月16日のブログにこのカイメンソウを背負ったカイカムリの仲間を掲載しました。ちょうどその時のカイカムリが背負ったカイメンソウの色が日当たりの悪い場所に生育するカイメンソウの色です。オオイカリナマコさん。ジャノメナマコさん。ミナミフジナマコさん。アオヒトデさん。ケヤリムシの仲間。非常に小さなイカの赤ちゃん。かわいい~。カイメンソウ以外はいつもよく掲載しているものばかりなので、手を抜いてしまいました。すみません。
2010年03月19日
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タイトル通り、Aploactinidae(イボオコゼ科)のお魚さんです。外観ではPseudopataecus taenianotusとAploactisoma milesiiに似ている気がします。背鰭の鰭条は29なので、PseudopataecusとAploactisomaのどちらかかな。臀鰭の鰭条は11。背鰭の始まりは、眼の前縁よりさらに眼1個分ほど前方で、この点はPseudopataecusに近いみたいです。腹鰭はI+3。Pseudopataecusでいいのかな。ということで、Pseudopataecus taenianotus(Longfin velvetfish)かもしれないと勝手に思っているホムラspです。(実際はよくわかりませ~ん。)
2010年04月10日
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Sirembo jerdoniさんです。飼育してから2年4ヶ月以上が過ぎました。丈夫で、貪食なにょろにょろしたお魚さん~。結構愛嬌があります。でもこの間、ホムラspの指をパクリとしたんです。変な感触はありましたが、”コラー!”と怒ったりなんかはしていないですよ。そうそう、ここ半年ぐらいは塩ビ管から出ていることのほうが多いんです。出ていると言っても自由に泳ぎまわっているのではなく、塩ビ管と水槽壁との間の狭い空間によくいます。これが落ち着くんでしょうね。あと、以前は2日に1回の給餌のペースでしたが、最近は3日に2回のペースに変わりつつあります。
2010年04月29日
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2021年5月24日のブログに掲載したイトマキフグ(Kentrocapros aculeatus)たち。まずはこちらのイトマキフグ。全体的に淡い黄色を呈している。少し臆病で、いつも警戒しながらエサを食べている。そしてもう1匹のイトマキフグ。最初のイトマキフグとは異なり、比較的濃い黄色を呈している。エサをねだって前面に来ることが多い。同じイトマキフグでも色彩の濃淡や性格が違う。興味深いものだな。あとは雌雄の外観上の違いが気になるところ。さてこれらのイトマキフグたちはいずれも深海から採集した個体。採集直後は非常に危険な状態でここまでもってくるのは少し大変。こちらは採集直後の写真。減圧症を呈している。体内のairのため浮いてしまい、うまく泳げない。骨質の殻に覆われているため膨らむことはないが、これがいいとは限らない。外減圧ができないために、体内のmassiveなairによる臓器、脈管などの圧排はすごいと思う。肛門、鰭の基底付近、眼などはうっすらとピンク色を呈し、血流障害による鬱血があるのだと思うが、微小出血の可能性もありそう。とまぁこんな状態だったわけだが、ざっくり一言で言うと、まだ生かしやすい深海魚だと思う。
2021年06月11日
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和歌山産の深海性キダリス類の棘に付着していたウニエボシの仲間。おそらくはクサズリウニエボシ(Megalasma striatum)。1cmほどしかない小さな個体で見つけたときは「ここにもいるのか」と思ったりもした。ただ探していたものは別の生体だったのだが…(苦笑)。ちなみにウニのほうはダメージがあったので諦めて、棘だけをいただいた。ウニといっしょならなおさら良かったがこればかりは仕方がないっす。
2021年10月26日
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かなり前から飼育しているオレンジストライプバスレット(Liopropoma swalesi)。タイトルに記載した通り、飼育開始から9年10か月が過ぎ、もう少しで10年になる。予想以上に長生きしていることがとてもうれしい~♪
2023年01月25日
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ルリハタ(Aulacocephalus temminckii)さんです。水槽へ近寄ると、写真のように水面下で口を開けたままエサをねだります。すごく懐いてよく食べるお魚さん。(こんなお魚さんだったのか…。)ホムラspのところでのグリーディランキングは上昇中~♪それと同時にエサを食べるときのバシャバシャもなかなかのもの。でも摂餌の際に、毎回水槽周りを濡らしているハシキンメさんには及びませんけれどね(笑)。ちなみに今日のルリハタさんのエサはキビナゴ1.5匹+Vit.B1+Vit.E+αです。(αは人工餌など。)
2015年03月03日
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ホタテツノハゼsp.のメスです。オスは塩ビ管の中です。メスの腹部が膨らんでいます。産卵が近そうです。※写真が悪くてすみません。
2010年03月02日
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写真は現在飼育中のフウセンウオ(Eumicrotremus pacificus)。うれしいことに再び飼育機会に恵まれた。こちらは到着時に撮影したフウセンウオ。と言っても10日以上も前の写真である。購入先でのキープ水温が15℃ほど。気温が30℃ほど。このときの水温が13℃。素晴らしい梱包と水温管理であった。輸送中に保冷剤で13℃未満になることはあったと思うが、フウセンウオは(ある程度なら)大丈夫だろう。それよりも上昇することのほうが恐い。用意していた水槽の水温は10℃だったので、水換えを行って12℃まで上昇させた。こちらは水合わせと水温調整をかねて、フウセンウオをケースに移しかえた時の写真。写真左のペットボトルは凍らせたもの。水槽に入れたあとのフウセンウオ。最初は落ち着かずに泳いでいたが、翌日には落ち着いてじっとしており、与えたエサを摂餌していた。ちなみにこのときより水温を緩徐に下げていき、現在は5~6℃である。この水温をキープする予定である。以前飼育していたときは2~3℃だったので、このあたりの差異を確かめながら飼育したい。
2017年07月28日
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最近よく一緒にいるオキナワハゼ属のハゼさんとミサキスジハゼさん。どうでもいいことなのですが、まぁ喧嘩がないことはいいことです♪もうひとつ、どうでもいいこと~。昨日、トレーニングをいろいろやりました。ちょっと筋肉痛のホムラspです。
2010年04月21日
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トゲハナスズキ(Liopropoma japonicum)。沖縄の水深200m以深で採集された個体。飼育を始めて2か月が経過した。沖縄の深海採集のハナスズキ属のなかでは比較的順調な経過である現在のエサはキビナゴ小片。長径は2㎝ほど。内臓を取り出して、その代わりに栄養添加した練り餌を充填。これを週2回与えている。今後健康状態を観察しながら、給餌の量や回数、給餌内容を変更するかもしれない。写真は給餌棒先のエサを狙っているところ。そしてパクリと食べる。食べたあと隠れ家(塩ビ管)のほうへと泳いでいくのがいつものパターンである。かわいいやつめ(笑)。~~~~~おまけ。掃除用のスポイトに近付いてきた。このあと食いつかれた。
2017年11月28日
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最近ホムラspのところへやってきたヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)。でも今回はこのヤドカリが主役ではない。タイトル通りヨコヤホンヤドカリに共生するヨコエビが主役である。最初の写真のヨコヤホンヤドカリは飼育している中では小型。宿貝にイソギンチャクの共生が見られる以外にざっと見たところ共生生物はいなかった。これとは別に少し大きめのヨコヤホンヤドカリが2匹。これらにはヨコエビの共生が見られた。このような状態で主に胸脚の毛の間に紛れて共生している。特に長い毛が密に生えている鋏脚には多くのヨコエビが共生していた。以下の写真は右鋏脚のヨコエビ。鋏脚と言えども小さい左鋏脚には共生するヨコエビの数が少なかった。また右側のヨコエビと比べて小さめのヨコエビが付着していた。さらに言えば毛の密度が低い歩脚にいたヨコエビはより小さな個体であった。付着場所によるヨコエビのサイズの違いには、毛の密度とか、毛の長さとかが関係しているのだろうか。いわゆる隠れやすさや付着のしやすさによるのかも?面白いところにもヨコエビの共生が見られた。こちらは右第2触角の部分欠損があるヨコヤホンヤドカリ。その基部、ちょうど触角棘の下にヨコエビがいた。こちらは第3顎脚。とてもよく動く部位であるが、これの基部にもヨコエビが付着していた。非常に面白い。こちらはおまけのダルマハダカエボシ。1匹のヨコヤホンヤドカリの宿貝に付着していた。今までの経験では、ヨコヤホンヤドカリの宿貝にはこのダルマハダカエボシが付着していることが多いような気がする。~~~~~以前のブログと同じようなタイトルになってしまった…。でも内容はよく似たようなもんだから仕方ないか。
2016年10月16日
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潮が引いてきました。磯にはホムラsp以外誰もいません。貸切りです♪マツバガイ(Cellana nigrolineata)さんたち。帰巣性のあるカサガイの仲間です。エサを食べるために動き回った後はいつもの場所に戻ってくるという興味深い貝です。ここがそのお家なのかな。転石裏のカサガイの仲間たち。アオガイ(Notoacmea schrenckii)さんたちとホソスジアオガイ(Nipponacmea teramachii)さんたち。こちらはヒラスカシガイ(Macroschisma dilatatum)さん。体のほとんどが殻からはみだしています。ちなみにオトメガサさんもこれと同じスカシガイの仲間です。つづく。
2015年06月01日
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少し前のエスクマイヤーズスコーピオンフィッシュさんです。最近、地味な色彩に変化してしまいました。こんな褐色になってしまいました(汗)。元気でいてくれれば、まぁいいかなと思うホムラspでした。
2010年04月09日
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久々にやってきた南紀勝浦温泉。ホテル浦島です。ゆっくりできるので結構好きなところ。到着後はすぐに温泉、と思いきやその前に釣りをしました。レンタル竿にて釣れたお魚さんたちは…。こんなのばっかりでした。でもこれはこれで結構楽しい~♪そして海をぼんやりと眺めて、時々泳いでいるハタタテとかを眺めているのも”いとをかし”です。その後温泉へ…。そしてお部屋からの眺め~♪翌日。潮が満ちていました。そして早朝より帰りました。帰路の途中、ちょっとだけ磯を散歩しました。海は荒れていました。潮溜りも淀んでいました。”何かいるかなぁ~”と思って見たのですが、全く見えませんでした(汗)。とまぁこんな感じで今回の南紀旅行はおしまいです。
2012年09月29日
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エスクマイヤーズスコーピオンフィッシュさんです。脱皮いたしました。どう~、きれいになったかな。ちなみに脱皮した皮は右の仕切り板に引っ掛かっています。
2010年04月19日
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沖縄へ磯採集に行き、生体を本州へお持ち帰りするとします。ビニル袋に海水+酸素+生体を入れて、輪ゴムでとめてパッキングします。酸素はスポーツ用の酸素缶もしくはO2ストーンを利用します。ホムラspの場合は酸素缶を使用することがほとんどですが、酸素缶は機内に持ち込みができないので、現地で購入します。また、酸素缶にはコネクターが必要なので事前に作成しておきます。(コネクターは2008年10月28日のブログのようなものを作成しました。)さらに水温を保つため、夏だと氷、冬だとカイロを同時に入れておきます。これらがパッキングしたビニル袋に直接触れないようにしましょう。氷は水漏れしないようにしておきます。また、カイロを使用する場合は通気性を保つため発砲ケースに穴をあけておきます。これらを購入した発砲スチロールのケースに入れて梱包終了です。発砲スチロールのケースはいつでも開くようにしておきます。これは空輸するときに内容物の確認が必要だからです。梱包は意外と時間がかかるので、ホムラspの場合は1時間ぐらいの余裕をとるようにしています。空輸にはどの会社を利用してもいいのですが、ホムラspは帰路に利用する会社の貨物便を利用しています。輸送費用は会社によって異なると思うので、この辺はいろいろ考えてもよさそうです。ちなみに機内に手荷物として海水の持ち込みはできません。梱包した生体は最低でも出発の2時間前には預けておきます。水漏れする可能性があっては預けることができないので、梱包はしっかりしておきましょう。また、朝一番の便を利用するときには注意が必要です。営業前には預けることができないので…。電話などで確認しておいた方がよさそうです。預けた後、レンタカーを返却いたします。これ重要です。レンタカーを返却したあとで預けるのはかなり大変です。空港から貨物ターミナルまではちょっと離れています。歩くのには時間がかかります。あと2009年10月に沖縄の空港貨物ターミナルの場所が移動したので、事前に場所を確認しておいた方がいいです。だいたいこんな感じです。あとはそのまま帰路の便に乗って帰ります。到着後は空港の貨物ターミナルに行って、運送状を渡して受け取りましょう。ほか、沖縄のショップに採集した生体の輸送を依頼する方法もあります。
2010年02月27日
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今回は場所をいろいろと変えて散策いたしました。でも時間があるわけではありません。磯採集に費やせる時間はこの日の午前のみです。午後には帰ります。何度かきたことがある漁港へ。釣りをしている人たちが何人かいました。岸壁近くではアマモの仲間の葉がたくさん漂っていました。お魚さんは…。見当たりません。今度は砂浜へ移動いたしました。時間があったら砂の中の生き物たちでも探してみたい…。穴がありました。カニさんの穴かな?たくさんいるオカヤドカリさん。しばらく見ていましたが、殻にこもったままでした。さて海の方を見ると、何やら黒い影がゆっくりと動いていました。気になってさらに近づいてみると…。お魚さんの群れでした。
2010年04月22日
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2021年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。ゴマモンガラ(Balistoides viridescens)の幼魚。成魚はいかつくて怖い海水魚。出くわしたら襲ってくることがあるので注意が必要だが、幼魚はご覧の通り、まだかわいらしい~♪さてこのゴマモンガラの幼魚だが、キヘリモンガラの幼魚によく似ている。このことは以前のブログに記載した。別の写真。尾柄前方の黒帯が下端に達しているのがゴマモンガラの幼魚(今回の魚)。これがキヘリモンガラの幼魚だと達しない。ほかにも違いがありそうだが、これが一番わかりやすくていいっす。つづく。
2023年04月10日
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最近串本で採集したアミ目の一種(Mysida sp.)。実を言うとかなり前から磯採集時に毎回のように見かけては、気になっていた生物。タイドプールでよく見かけるものの、小さくて何者かわからず…。何度か採集を試みたこともあったかな。今回たまたま網目の小さいタモに入った個体をお持ち帰りした。育房を持つメス個体。かわいいっす。こんなのが水槽内で増えてくれたら最高なんだけれどなぁ~。いいエサにもなりそうだし…。
2023年05月14日
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7月に続き、再びやってきたイレズミアマダイ(Opistognathus decorus)。目指すはペア化。現在飼育中の個体との同居を試みたい。でも雌雄がわからない。お見合いぐらいはさせてもいいのかもしれないが…。あとこの写真ではわからないのだが、このイレズミアマダイの頤に発赤、腫脹を伴う小さなびらんがある。外傷かもしれない。でもびらんを来すような感染症なら厄介。いずれにせよこれの治療を先行させるべきだろうな。
2016年09月05日
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写真はハコベラ(Thalassoma quinquevittatum)さんです。 そしてこちらはモーリシアンラス(Thalassoma genivittatum)さんです。(以前掲載した写真です。)どちらもニシキベラ属のベラさんです。これら2匹を同居させました。そして、消灯時に撮影した写真がこちらです。す、すまないねぇ~。いっしょに休憩中なのに。※ハコベラとモーリシアンラス、 喧嘩をしたら同居をやめようと思っていたのですが、 うまくいっているみたいです。
2010年04月03日
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