全6450件 (6450件中 1-50件目)

少し前に和歌山で採集したアミチョウチョウウオ(Chaetodon rafflesi)の幼魚。チョウチョウウオ類を狙って採集することは少ないんだけれど、今回は浅めのタイドプールに普通に泳いでいたので、思わず採集してしまったっす。う~ん、かわいいなぁ~♪ちょっとだけ萌えっす。
2025年05月28日

少し前に和歌山で採集したハタタテギンポ(Petroscirtes mitratus)。タイドプールを漂っていたので、すぐに見つけられた。採集は容易。ご覧の通り、背鰭の前方部分が伸長する。それにしてもかわいいやつ。ということでお持ち帰りしてしまった。
2025年05月27日

こんなところにもいるんやねぇ~と思って採集したシマギンポ(Salarias luctuosus)。胸鰭基部前方の円形斑が目立つっす。かわいいやつなんだけれど、地味だから採集対象としては、人気がないような気がする。
2025年05月26日

ちょっと前に採集したテンクロスジギンポ(Plagiotremus tapeinosoma)。ほかの魚の皮膚・鰭を噛って食べている魚。悪いやつやなぁ~と思うけれど、生きるために仕方がないことっす。こんなテンクロスジギンポだが、シュノーケリングで泳いでいると向うから近付いてくることがある。そして難なくタモで採集~。ホムラspを噛れるとでも思ったのだろうか。愚かなやつやなぁ~。
2025年05月25日

最近串本でコンペイトウヒメホンヤドカリが見つかったし、それに以前にPagurixus haigaeが見つかっているし…。ということで磯採集時にはいつも探してしまう小さなヤドカリ~♪こちらは最近和歌山で採集したアオヒゲヒラホンヤドカリ(Pagurus decimbranchiae)。小さな緩慢な動きのヤドカリ。今年はあまり見かけないなぁと思っていたら、場所を変えたらたくさんいた。水槽に入れても悪さをしないので、1匹だけお持ち帰りした。それにしてもこのヤドカリのお持ち帰り頻度は我ながら高いと思うっす。
2025年05月24日

こちらはコンペイトウヒメホンヤドカリ(Pagurixus acanthocarpus)。串本で初めて発見~!めちゃくちゃ感激したっす。(2025年10月採集)以前串本にPagurixus haigaeがいたので、シュノーケリングでこれを探していたら、なにやらすばやく移動する小さなヤドカリを発見。よく見かけるクロシマホンヤドカリとは明らかに異なっていたので、タモを放置して鷲掴みで捕まえた。予想は的中~♪ヒメホンヤドカリの仲間だった。その後車に戻り観察ケースにて撮影し、コンペイトウヒメホンヤドカリであることを確認した。ご覧の通り、かなり小さなヤドカリ。個人的には好きなヤドカリなので、即座にお持ち帰りを決定した。そして今回何よりも串本で見つけたことの意義が大きい。これからのモチベーションを高めるきっかけとして十二分である。
2025年05月23日

クラカケモンガラ(Rhinecanthus verrucosus)。最近採集した個体。きちんと斑紋が出ているとわかりやすいのだが、写真のような金色だと何者かわかりづらいっす。でも尾柄を見ればわかるんだけれどね。
2025年05月22日

カンムリヨウジ(Micrognathus andersonii)。最近和歌山で採集した個体。あえて探そうとは思わないけれど、ほかの生体を探しているとインシデンタルに見つかることが多い。鰓蓋に円形の斑点があるタイプ。ちなみに現在も別個体を飼育中である。
2025年05月21日

最近串本で出会った棘皮動物のピックアップ~♪ブログ更新の日付と異なるけれど、出会ったのは2025年10月っす。トゲクリイロナマコ(Actionopyga echinites)。沖縄ではよく見かけていたけれど、串本で見たのは初めて。シュノーケリングをしながら、「おっ、まじかー」ともごもごと泡を出しながら叫んでしまった(笑)。それほどうれしかったっす。そして次はこちらのオニイボナマコ(Stichopus horrens)。これもここではレアだなぁ~。触ると溶けるようにドロドロになってしまうことで有名。その後放置すれば次第に元の形状へ戻ろうとする。こちらはマダラウニ(Pseudoboletia indiana)。これも串本ではレアなウニ。カモフラージュしているのでわかりにくいけれどね。ちなみに共生エビがいたので、これをゲット。詳細は磯採集記として掲載する予定。でもいつになることやら。今までの採集写真がものすごくたまっているからね…。
2025年05月20日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。採集した海水魚を一挙に紹介~♪クエ(Epinephelus bruneus)。鍋の王様ともいわれる食べたら美味しい魚の幼魚。もちろんお持ち帰り。ちなみに最初の写真のようにいっしょに入れているとケンカをすることが多い。このあと案の定ケンカをしたので2匹を隔離した。カスリフサカサゴ(Sebastapistes cyanostigma)。成長してもせいぜい8㎝程度の小さなフサカサゴの仲間。coral dwelling fishとしてサンゴにいる個体はしばしば見かけていたが、写真の個体は普通にタイドプールにいた。採集個体はかなり小さく、ペットボトルのキャップに収まる大きさだった。ちなみに最近の採集旅行でもカスリフサカサゴを2匹採集したがこれまた小さな個体であった。サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。擬態上手なお魚さん。でも見つけてしまえば採集は容易である。下の写真はニライカサゴとの区別のため胸鰭内面を撮影した。でもちょっとしか写っていないけれど(汗)。カサゴ(Sebastiscus marmoratus)。某採集地にはたくさんいる。本当にたくさんいる。(多すぎやろ~。)比較的大きい個体もよく見つかるので、お持ち帰りして食べたら美味しいだろうなとふと思ったりもする。でもお持ち帰りはしないけれど…。イサゴハゼ(Gobiopsis arenaria)。好きなハゼのひとつ。見た目のブサカワ感とか、ちょっとレアであることとか、個人的にはポイントが高いハゼである。よってお持ち帰りは確定っす。イソハゼ(Eviota abax)。嫌いではないけれど、あえて採集することは少ないかな。でもたまたまタモに入った個体は時々お持ち帰りしている。ちなみに現在ホムラspのところの串本水槽にも何匹かいる。(串本水槽ってなんやねん。)アオヤガラ(Fistularia commersonii)。ちょっと大きめのタイドプールでよく見かける。採捕することはあるけれど、お持ち帰りしたことはないかな。でも飼育したら面白いかも…とちょっと思ったりもしている。カゴカキダイ(Microcanthus strigatus)。普通にたくさん泳いでいる魚のひとつ。見た目はきれいなんだけれどね。チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)。豆チョウが出現し始めたころは少し興味がわくけれど、お持ち帰りすることはないかな。フウライチョウチョウウオ(Chaetodon vagabundus)。年によるのかもしれないけれど、このときは非常にたくさんいた。ハタンポ科の一種(Pempheridae sp.)。きちんと調べたいと思いつつ、そのまま放置している魚のひとつ。ニザダイ(Prionurus scalprum)。タイドプールの常連の魚。あとカゴカキダイとか、オヤビッチャとか、シマスズメダイとか、ほかにもいろいろ常連の魚はいるけれど、お持ち帰りはないかな。トゲタナバタウオ(Belonepterygion fasciolatum)。幼魚。フチドリタナバタウオ同様にひらひらと泳いで素早く隠れる魚。隠れたあとは行方不明になることが多い。あとタモの網目をすり抜けることもしばしば。ブダイ科の一種(Scaridae sp.)。興味が乏しいので放置している魚。またいつか調べようっと。とりあえずベラっす。この種のお持ち帰りはまずない。ヒメギンポ(Springerichthys bapturus)。時々見かける綺麗なヘビギンポの仲間。ホムラspのなかでは今のところお持ち帰り確定の魚っす。以上が採集した海水魚っす。ちなみに磯採集を終えた頃はかなり天候が悪かった。おわり。
2025年05月19日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。観察・採捕した甲殻類の紹介~♪Dardanus sanguinolentus。もともとはオイランヤドカリに含まれていた種。時々見つかる。たくさんいるヤドカリの中からこの種を探すのも面白い。イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。眼柄のうす紫色なんかは綺麗なんだけれど、個人的には好きになれない。水槽に入れた際の横暴さとか、大きくなることとか、このあたりが原因かもしれない。サメハダヤドカリ(Dardanus gemmatus)。左鋏脚の掌部全体に小突起が目立つことからソメンヤドカリと区別している。(写真下)宿となる巻貝にはベニヒモイソギンチャクが2個体付いており、さらに殻口周囲にはモンバンイソギンチャクが多数付いている。ちなみにベニヒモイソギンチャクから槍糸を出させずに捕まえたことはないと思う。採集時の外的刺激に対してものすごく敏感に反応する。ヤマトホンヤドカリ(Pagurus japonicus)。クロシマホンヤドカリとともに転石下の常連のヤドカリ。動きは素早い。ツマジロサンゴヤドカリ(Calcinus latens)。この場所ではサンゴヤドカリの二峰のひとつ。もうひとつはウスイロサンゴヤドカリ。これにクリイロとセグロが続く。Diogenes pallescens。泥まみれのツノヤドカリの仲間。ということで写真のような場所を探せばよく見つかる。水槽に入れても悪さをしないということでお持ち帰りすることが多い。ケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。名前の通り、毛深いカニダマシ。フサゲカニダマシによく似ているが甲の斑紋から区別している。といってもこの場所ではまだフサゲカニダマシを見かけていない。ネジレカニダマシ(Pisidia dispar)かな?ちょっと自信なし。転石裏にいる小さなカニダマシ。スルーすることも多いけれど、気が向いたら採集してお持ち帰りすることもある。ただし水槽に入れても行方不明は必須だけれど…。こちらはネジレカニダマシ属の一種(Pisidia sp.)。タモの網目と比較するとわかるが、ものすごく小さい。ただしこれでも抱卵している立派な成体である。エサ用のエビ。Palaemonの仲間を適当にすくってお持ち帰り。イソカイカムリ属の一種(Cryptodromia sp.)だと思う。転石裏などに不自然に付いている小さなカイメンの塊を確認すると、このカニがかぶっていることがある。何気なく撮影したカニ。とりあえず写真だけでも。気が向いたら調べるかも…。ノコギリガニ(Schizophrys aspera)。小さな個体だったので思わず採捕。甲には黄褐色のカイメンを付けていた。ゴイシガニ(Palapedia integra)。砂の中に潜るカニ。個人的に好きなので時々お持ち帰りしている。ヒメキンチャクガニ(Lybia caestifera)。イソギンチャクをハサミで持って身を守るカニ。それなりに数はいるのだが、地味な色彩のためか、採集対象としてはあまり人気がないような気がする。つづく。
2025年05月18日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。観察したナマコをちょっとだけ~。アカオニナマコ(Stichopus naso)。比較的大きな個体が多く、よく目立つ。触るとやや硬めで弾力がある感じ。こちらもたぶんアカオニナマコ(幼体)。わずかに透明感がある。さて何者?トラフナマコかもと思って撮影したのだが、実際はよくわからないっす。ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)。そこらじゅうにいるナマコ。キュビエ器官を持つ。別のニセクロナマコ。ハナゴウナ科の一種(Eulimidae sp.)の寄生がみられた(写真下)。同様にハナゴウナ科の一種の寄生貝。今回の採集場所ではニセクロナマコに高確率で寄生貝がみられるので、観察がめちゃくちゃ楽しい~♪つづく。
2025年05月17日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。観察したウニをちょっとだけ~。マツカサウニ(Eucidaris metularia)。原始的なウニ、キダリス目として、磯採集をしているとノコギリウニ同様に比較的よく出会う。主棘には横縞模様があり、ちょっとだけおしゃれだったりもする。ニッポンコシダカウニ(Mespilia levituberculatus)。アクアリウムでお馴染みのウニ。串本にはもともとたくさんいるのだが、今年ははあまり見かけていない。どこへ行ったんや~。たぶんタコノマクラ(Clypeaster japonicus)。ユメマクラとの区別が必要かな。最近思うこと。砂地に半分ほど埋もれていることが多いのだが、意外にも大きな岩の上にたくさんいることがある。岩の海藻などを食べているのかもしれない。アラサキガンガゼ(Diadema clarki)。最近ガンガゼ類を隠れ家にしている生体を数種ゲット。生体はまたいつか掲載したいと思う。やっぱりガンガゼ類の観察は楽しい。ガンガゼ属の一種(Diadema sp.)。生体探し以外に楽しいと思うのはよくわからないガンガゼの仲間がいること。写真のウニはガンガゼと思ったのだが、微妙に異なる。面白すぎやろ~。つづく。
2025年05月16日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。観察した貝とアメフラシの仲間をちょっとだけ~。ヤナギシボリダカラ(Luria isabella)。写真の個体はツマグロヤナギシボリと呼ばれるタイプ。転石裏などで時々見かける。マガキガイ(Strombus luhuanus)。ブログに掲載することが多い巻貝。それだけよく遭遇するってことさ。ジャノメアメフラシ(Aplysia argus)。これも掲載頻度が高い生体。比較的よく見かける上に大きくて目立つのでつい撮影してしまう。アプリシア・ニグロチンクタ(Aplysia nigrocincta)。Aplysiaの中では小さいほう。毎回見かけるけれど、以前よりも少なくなったような気がする。ミドリアメフラシ(Aplysia oculifera)。今回の採集場所ではやや少なめのアメフラシ。つづく。
2025年05月15日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。採集前にまずは魚を見つけないといけないっす。ハタンポ科の一種(Pempheridae sp.)。岩陰や大きな穴の中を探すと群れでたくさんいることがある。でも曇りとか、雨とか、それほど明るくない天候のときは普通に泳いでいることもある。ちなみにこの中にハタンポ以外の魚がいるけれど、見つけられるかな。何やら小魚がたくさん泳いでいた。採集対象ではないけれど気になる。ミヤコキセンスズメダイ(Chrysiptera leucopoma)の幼魚。浅いタイドプールによくいる。幼魚はこのように美しいけれど成魚になると地味になってしまうのが残念っす。この中に魚がいるのだが、わかるだろうか。真ん中のやや左下あたりに…。答え合わせ~。サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。泥が堆積した石のような外観。左が頭部、右が尾鰭。わかりにくいかな。ちなみに鰭には毒棘があるので取り扱い注意っす。ノコギリヨウジ(Doryrhamphus japonicus)。観察しているとプイッとされちゃった(下写真)。つづく。
2025年05月14日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。あまり潮が引いていない串本の磯。前回とは別のタイドプール。シュノーケリング再開っす。普通種ばかりだけれど適度に魚がいた。チョウチョウウオ、オトメベラ、ニシキベラ、ニザダイ。サンゴを眺めてぼんやりとシュノーケリング。この時間が最高すぎる。蒲衣子の弟子のように水に溶けてしまいそう。(悟浄出世より)ニチリンイソギンチャク(Phymanthus muscosus)。オオメケヤリ(Megalomma acrophthalmos)。オオナガレカンザシ(Protula bispiralis)。この個体を毎年観察しているホムラspっす。つづく。
2025年05月13日

2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。まだあまり潮が引いていない串本の某所。でもいくぜぇ~。我慢なんかできるわけないっす。それに潜ってしまえばいっしょだからね。カツオノエボシ(Physalia physalis)の遺骸。時々波に乗って流れてくるからなぁ~。しかも大量に。気を付けようっと。シュノーケリング場所まで移動。潮が引いていないときは場所がわかりづらくなるので、あらかじめ地形を覚えている必要がある。このあたりからシュノーケリング。潮が引くと浅くて泳げなくなる場所。でも逆にこれが新鮮だなぁ。オヤビッチャぐらいしかいないかな。でもたまにレアものが見つかることがある。つづく。
2025年05月12日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。採集した海水魚の紹介。イシガキダイ(Oplegnathus punctatus)。これは磯で採集した個体ではなく、漁港で採集した個体。ちなみにシュノーケリングをしていると興味津々にこちらへ近付いてくることがある。そのときタモがあれば採集しやすい。カンムリヨウジ(Micrognathus andersonii)。今までたくさん掲載しているヨウジウオの仲間。それだけ多いってことかな。適当に採集・撮影したもの。上はイソスズメダイ。下はギンユゴイかな。フィッシュイーターのエサだな。ヒガンフグ(Takifugu pardalis)。タイドプールに取り残されていた個体。こんな感じ。このとき大したものは採れていないっす。おわり。
2025年05月11日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。採集・観察した甲殻類の紹介~♪ヨコシマエビ(Gnathophyllum americanum)。ペアである。個人的に好きなエビ。ヒトデやウニなどの近くにいることが多く、これらの体表を食べるとされている。以前飼育していたときはコシダカウニの管足をハサミでつまんで食べているように見えたなぁ。ずいぶん前のことだけれど…。エサ用のエビ。Palaemonの仲間を適当に採集してお持ち帰り。漂っている海藻などをいっしょに入れておくとエビの足場になってちょうどいい。イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。アマオブネを宿とした小さめの個体。ツマジロサンゴヤドカリ(Calcinus latens)。ウスイロサンゴヤドカリとともにたくさんいるサンゴヤドカリ。イッカクガニ(Menaetius monoceros)。コノハガニかと思ったらイッカクガニだったことが多い。甲の前側縁に3歯がある。ツマジロナガウニに共生するトウヨウヤワラガニ(Halicarcinus orientalis)。さてどこだ?答え合わせ。棘の間にいることが多いのだが、この個体は周口膜付近にいた。ちょっと面白い。つづく。
2025年05月10日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。このとき出会った棘皮動物の紹介~♪この場所ではガンガゼ、アラサキガンガゼが大半で、たまにアオスジガンガゼが見つかる。こちらはガンガゼ属の一種(Diadema sp.)。さて何者だ?一見するとガンガゼっぽく見えるが、間歩帯の白点がない。ではアラサキガンガゼかと思いきや、青線が点線になっている。実に悩ましいっす。でもこれが面白いところ。やっぱりガンガゼ類の観察は楽しいなぁ。そこらじゅうにいるツマジロナガウニ(Echinometra tsumajiro)。トウヨウヤワラガニの小さな個体が共生していることがある。ほかナガウニカニダマシとか…。ということで時々観察している。ちなみに棘に絡まっているのはサナダヒモムシ。シラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。カマロドント目のウニで先程のツマジロナガウニと同様にランタンの上生骨にbridgingが見られる。よく海藻や小石を付けている。タコノマクラ(Clypeaster japonicus)かな?よく似たユメマクラなどとの区別をきちんとしておきたいと思いつつ、放置している。反省~。ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)。付いたらなかなか取れないキュビエ器官を放出中~。最近は注意しているので、付くことはほんどなくなったかな。でも目当ての魚などを採集しているときは注意が散漫になり、足元のニセクロナマコからキュビエ器官が出ていることがある(汗)。ニセクロナマコにたくさんの何かが…。ハナゴウナ科の寄生貝かと思ったけれど違った。実はこれ、ヤドカリ。たまたま付いていたのだと思う。トラフナマコ(Holothuria pervicax)。時々見かける。水槽の底砂の撹拌部隊になりそう。つづく。
2025年05月09日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。このとき出会った軟体動物の紹介~♪キヌハダモドキ(Gymnodoris citrina)。淡黄色のかわいいウミウシ~♪でもその食性が…(汗)。実はウミウシ食である。交尾時に相手を食べてしまう。カマキリみたいな性的共食いを行うことで知られている。アプリシア・ニグロチンクタ(Aplysia nigrocincta)。ここでは常連のウミウシ。年によっては大量にいることがある。タツナミガイ(Dolabella auricularia)。大きなアメフラシの仲間。隠れてじっとしていることが多いのだが、このときはゆっくりと移動している個体が目立った。2匹のタツナミガイ。どうやら交接目的っぽい。そういう時期?それで移動している個体が目立ったのかもしれない。見にくい写真で申し訳ないっす。おそらくオトメガサ(Scutus sinensis)。あるいは近似種。軟体部分を指でつつくと白い板状の殻が現れる。マガキガイ(Strombus luhuanus)。眼がかわいい巻貝でそこらじゅうにいる。鰓下腺に毒を持つけれど、食べる分には問題ないらしい。マダライモ(Conus ebraeus)。ここでは比較的よく見つかるイモガイのひとつ。イモガイは魚食性、貝食性、虫食性にわかれるが、マダライモは虫食性でゴカイなどを食べる。飼育したら面白そう(笑)。ちなみに魚食性のアンボイナガイは貝食性のタガヤサンミナシに食べられてしまうらしい。カコボラ(Monoplex parthenopeus)。よく見つかる巻貝のひとつ。殻の表面には毛のような殻皮がある。さてこのカコボラだが、海の生き物のなかではイワスナギンチャクと並んで最強の毒を持つ生き物。イワスナギンチャク(特に卵)がパリトキシンを持つのに対してカコボラ(唾液腺)は蛋白毒であるエコトキシンを持つ。海の中で最強毒を持つ生き物は採集家にとって案外身近なところにいる。つづく。
2025年05月08日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。前回のブログにも書いたけれど、このとき台風の影響で波が高かった。こんな感じ…(汗)。危険すぎる。波にのまれてローリングからの岩盤打ち付け地獄が待っている。ということで波の影響が少ない場所を選んでシュノーケリングを行った。でもいつ高波が来るかわからないので、細心の注意を払いながらね。みなさん、決して真似をしないでくださいな。シュノーケリング。岩穴があれば覗かずにはいられないホムラspっす。それにしても魚影が乏しい。6月上旬だもんなぁ~。逆に海藻は多め。ハナヤサイサンゴとかを眺めて…。ネタが乏しいので、ついでにキクメイシも載せちゃえ。メジナの群れ。カサゴ。retrospectiveに見て、たいしたものはいないなぁ。台風の影響がなければもうちょっと観察できたかも?愚痴っても仕方ないか。でも実際こういうことは多々ある。つづく。
2025年05月07日

2023年6月上旬に行った串本磯採集の回顧録。このとき台風が過ぎ去って数日後に串本へ磯採集に行ったのだが、すでに次の台風が発生していた…。台風と台風の間…。タイミングがいいというのかどうかわからないな。しかも前日から夜間は雨が降っていた。ツキがないのかもしれないっす。さてこちらは串本の某漁港。海に行く前に寄ることは多い。浮遊物が多いのはいいが、それにしても泥っぽい(汗)。ということで別の漁港へ…。ある漁港。ここは逆に浮遊物が乏しい。そんな中流れ藻を発見。しかも何かいる~♪どうやらイシガキダイが何かをつついて食べているようだ。このあと磯へ。串本の某所。これから潮が引いていくところ。それにしても波が高い…。台風発生中だから仕方ないけれど。このときの採集はタイドプールがメイン。波が高くてどうしようもないからね。アマオブネ(Nerita albicilla)。常連の巻貝ではあるが、茶褐色のものが多かった。なぜなんだろう。イソアワモチ属の一種(Peronia sp.)。結構大きめのものもいるので、これからは確認していこうと思う。淀んだタイドプール。なにかいる。ヒガンフグ(Takifugu pardalis)。干潮のタイミングでここに取り残されてしまったのかな。つづく。
2025年05月06日

2022年10月上旬の串本磯採集の回顧録。このとき採集した海水魚の紹介。といってもちょっとだけだけど…。サザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)。ここでは採集の対象として定番かな。いる場所がある程度決まっているので、毎回チェックするようにしている。でも見つからないことも多い。カンムリヨウジ(Micrognathus andersonii)。たくさんいるヨウジウオの仲間。ワヌケトラギス(Parapercis millepunctata)。南方系のトラギス。時々タイドプールで見かける。このときのことはよく覚えていて、恥ずかしながら見つけたときはオグロトラギスだと思っていた…。先程の個体をお持ち帰りして撮影。尾鰭の黒色斑の後方に白色斑がある。ワヌケトラギスだな。おわり。
2025年05月05日

2022年10月上旬の串本磯採集の回顧録。観察・採捕したヤドカリの紹介~♪アオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)。ヤドカリ属(Dardanus)で狙うとすれば、今のところこのヤドカリ~♪腕節にみられる青い斑点が特徴的で美しい。もちろんお持ち帰り候補である。こちらはたくさんいるイシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。眼柄はピンク色でちょっとだけおしゃれではあるが、個人的にそこまで好きではないヤドカリ。サメハダヤドカリ(Dardanus gemmatus)。ここでは比較的よく見つかるヤドカリのひとつ。宿となる巻貝にはベニヒモイソギンチャクを付けている。そして殻口周囲にはモンバンイソギンチャクをたくさん付けている。ソメンヤドカリとの相違点として左鋏脚の掌部に小突起がたくさんある(写真下)。ただどちらかわからないような微妙な微小突起があるような個体もいる。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。ここには比較的たくさんいるヤドカリ。胸脚の赤とオレンジの縞模様が美しい。よってお持ち帰り頻度は高いのだが、自宅水槽で飼育している個体がいるので、撮影だけしてリリースすることも多い。ここからはヤドカリ以外の甲殻類の紹介。オオアカハラ(Petrolisthes coccineus)。やや青みがかった個体。右鋏脚、左第1歩脚が欠損しているが、よく見るといずれも再生芽が形成されており、次の脱皮での再生が期待される。フシウデサンゴモエビ(Saron marmoratus)。アクアリウムではグリーンサロンシュリンプとして売られている。残餌の処理班、一部のコケの処理班として役立つっす。スベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)。名前が印象深い有名な毒ガニ。しかもよく見かける(汗)。とりあえずカニ~!オウギガニの仲間っす。お持ち帰りすることはないかな。それにしても綺麗な色だなぁ。名前は調べていないっす。(手抜きじゃ~。)トゲアシガニ属の一種(Percnon sp.)。沖縄にはたくさんいるけれど、近年串本の某採集地でも普通に見かけるようになってきた。つづく。
2025年05月04日

2022年10月上旬の串本磯採集の回顧録。観察した棘皮動物の紹介~♪といってもほんのちょっとだけ。ガンガゼモドキ(Echinothrix diadema)。主棘に縞模様がある個体。トックリガンガゼモドキに酷似しているので少し悩んだ。棘が青っぽく見えることや肛門錐が黒く小さいことから区別したが、主棘をお持ち帰りして観察すべきだったと少し後悔している。ただ副棘には返しがあり、万が一刺さると抜けにくいことが予想されるので、取り扱いには注意が必要である。もちろん毒もある。ちなみにアラサキガンガゼやガンガゼの棘には返しがない。ニッポンコシダカウニ(Mespilia levituberculatus)。アクアリウムでお馴染みのウニ。比較的よく見かける。アカクモヒトデ(Ophiomastix mixta)。転石下の常連のひとつ。つづく。
2025年05月03日

2022年10月上旬の串本磯採集の回顧録。観察したウミウシなどの紹介~♪ミスガイ(Hydatina physis)。比較的よく見つかるウミウシのひとつ。そういや某氏は昨年この場所で同じミスガイ科のコンシボリガイを採集していた。あれは綺麗だったなぁ~。今後出会うことに期待したいっす。キヌハダモドキ(Gymnodoris citrina)。よく似た種がいるので、あとで写真を見て判断することが多い。それはさておき、このウミウシはこんなにかわいいのに、共食いをする。しかも交尾時に…(汗)。ケラマミノウミウシ(Samla bicolor)。この場所ではミノウミウシのなかで一番よく出会う。左から、ジャノメアメフラシ(Aplysia argus)、タツナミガイ(Dolabella auricularia)。モンスターコンビがなぜか2匹いっしょに…。たまたまかもしれないけれど。ミカドウミウシ(Hexabranchus lacer)。泳ぐウミウシとして知られている。スパニッシュダンサーとして有名かな。マガキガイ(Strombus luhuanus)。アクアでは水槽の底砂の掃除・撹拌部隊。マガキガイは無毒と言われているが、このマガキガイを含むソデボラ科の貝には鰓下腺に毒がある。ただし経口では問題ないとされている。チャイロキヌタ(Palmadusta artuffeli)。時々見つかるタカラガイ。日本ではほかのタカラガイと比べてかなり北のほうまで分布している。つづく。
2025年05月02日

2022年10月上旬の串本磯採集の回顧録。比較的よく行く磯のタイドプール。これから潮が引いていくところ。まずはタイドプールを観察。このとき朝食を食べながら眺めていることが多いっす。ジャノメアメフラシ(Aplysia argus)。ここではたくさんいるウミウシのひとつ。ナマコ…。回顧的に見て、なんでこんな写真を撮ったんだろう?ちょっと疑問。まぁいいや。ではシュノーケリング~♪奥の岩壁の隙間に…。カサゴ(Sebastiscus marmoratus)かな。白化したサンゴ。そして小さなハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)。がんばって大きくなれよ~。ニチリンイソギンチャク(Phymanthus muscosus)。時々写真を撮っているけれど、実はそれほど興味がないイソギンチャク。転石裏のウミケムシ類。触らないように気を付けて…。といっても今まで何度も刺されているっす(汗)。眺めているだけで癒しになる小魚の群れ♪つづく。
2025年05月01日

2022年8月中旬の和歌山磯採集の回顧録。タイトルに磯採集って書いているけれど、今回は砂地で採集したものがメイン。カラッパ属の一種(Calappa sp.)。ペットボトルのキャップに入れて撮影。めちゃくちゃ小さいのがわかると思う。かわいすぎるやろ~。おそらくアミメキンセンガニ(Matuta planipes)だと思う。キンセンガニとの区別にちょっとだけ悩んでしまった。ワタリガニ科の一種(Portunidae sp.)。今のところあまり興味がないっす。ミナミスナガニ(Ocypode cordimana)。砂浜で捕まえた個体。隠れ家の穴に入ってしまうので、ゆっくり近付いて素早く捕獲っす。ツノヤドカリ属の一種(Diogenes sp.)だと思う。トゲ、トゲトゲとかそのあたりかもしれない。オニカマス(Sphyraena barracuda)。採集していると時々泳いでいるっす。とりあえず小魚。エサだな。でもメインはこっちのエサ用のエビ。砂浜横の磯にたくさんいたのでこれを捕まえた。重宝するっす。このあと宿泊先へ~。宿泊先で捕まえたゴホンダイコクコガネ(Copris acutidens)。街灯の下にいた個体。いわゆる糞虫だが、かっこよすぎるフォルムに感激。宿泊先の庭に鹿の糞がたくさんあったので、鹿の糞を生活の場としているのかもしれない。おわり。
2025年04月30日

2022年8月中旬の和歌山磯採集の回顧録。和歌山の某所。ここへ来た時には毎回海を見ている。美しく、雄大な海に魅せられているホムラspっす。ある磯。いくつかのタイドプールで簡単に採集を行った。カイメンソウ(Ceratodictyon spongiosum)。カイメンに共生している海藻。沖縄ではよく見かける。和歌山では時々見かける程度かな。ジャノメアメフラシ(Aplysia argus)。この場所では少なめ。いや串本の某所が多すぎるのかもしれない。マガキガイ(Strombus luhuanus)。ホムラspが採集する場所では常連。見かけるとなんだかほっとするのはなぜ?ヒトデ…。何者なんだろうか。時間があるときにでも調べようっと。簡単に採集した海水魚を紹介。上から順に、ネズスズメダイ、フウライチョウチョウウオ、チョウハン。まぁお持ち帰りはないけれど…。つづく。
2025年04月29日

シマハタ(Cephalopholis igarashiensis)。沖縄採集の個体。飼育開始から13年が過ぎて14年目になる。これと言って変わったことはないっす。まぁいいことだと思うけれど。今思えば、調餌の時間が大幅に増え出したのはシマハタの飼育を始めてからだと思う。栄養面も含めていろいろ試行錯誤したなぁ。ちょっと懐かしいっす。
2025年04月28日

前回の採集時にいる場所がわかっていたので、早速確認してゲットしたサザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)の幼魚。実はこれを見越して、飼育用の小型オーバーフロー水槽を準備していたのだ。といっても、単に魚を移動させて、飼育水槽を確保しただけのこと。もし採集できなかったらどうすんねん?そんなことはまったく考えていなかった。移動させた魚を戻すことはないと思うし、たぶん別の採集魚を入れることになると思う。こちらもサザナミヤッコの幼魚。先程とは異なりかなり小さめ。お持ち帰りを少し悩んだけれど、混泳させても良さそうな水槽があるので、現在そっちのほうで飼育している。
2025年04月27日

ヨミノハゼ(Austrolethops wardi)。国産。飼育開始から9年が過ぎて10年目に突入中~!いつまで生きるんや~。まぁうれしいことやけれど。ここまで来たら妖怪の部類やろ。(冗談っす。)ちなみにこのヨミノハゼの隔離ケースが入っているメイン水槽のシュンカンハゼも飼育開始から10年目になる。何度も書いているけれど、実際に飼育してみないとわからないことって多いなぁとつくづく思う。
2025年04月26日

イワサキスズメダイ(Plectroglyphidodon imparipennis)。採集家Mさんが少し前に串本で採集していたので、気にかけていたら、タイドプールに普通に泳いでいた。なんだか久々。以前に沖縄で採集して以来かも?このイワサキスズメダイは見た目のかわいらしさ、特に眼がかわいいのだが、それによりも面白いのは泳ぎ方。少し泳いで、止まって、そして再び少し泳いで…。これを繰り返す。見た目のかわいらしさ、動きの面白さもあって、シュノーケリングの途中にしばらくの間眺めてしまうこともある。
2025年04月25日

隔離ケースで飼育しているイサゴハゼ(Gobiopsis arenaria)。串本のタイドプールで採集した個体。飼育開始から2年ちょっとが経過した。今まで飼育してきたイサゴハゼの中ではもっとも長生きである。給餌は2種類のエサをばらまく形で行っているが、実は積極的な摂餌を確認できていない。たまに目の前のエサにはっと気付いてモグモグしているように見えるときはあるけれど…。ただ1週間後には一部のエサを除いてほぼなくなっている。いつ食べているんや。消灯後かな?2年も経過しているのに飼育に関していまだよくわからないことがあるミステリアスなハゼっす。
2025年04月24日

最近串本で採集したニジハギ(Acanthurus lineatus)。今回の採集はかなり手こずった(汗)。大きな岩の周りをぐるぐると泳ぎ回るので…。追いかけても追いかけても反対側へと逃げていく。おまけに波があって泳ぎにくい上にタモのネットがあっちへいったりこっちへいったり…。採集家ならわかると思うっす、このネットの動きの厄介さが。それにしても時間がかかったなぁ。
2025年04月23日

仕事疲れ、多少あり。癒しを求めるホムラspっす。ということで水槽をぼんやりと眺めて過ごす時間が最近増えつつあるっす。こちらはヨツバカワリギンチャク(Isactinernus quadrilobatus)。以前より飼育している深海性イソギンチャク。レアだと思うけれど認知度が低くめのマイナーな生体 でもある。時として幻想的な感じがして、よく眺めている。心の癒しっす。こちらは別の場所で飼育しているヨツバカワリギンチャク。水流がやや強めの場所。前にも書いたと思うけれど、エサが流れてしまうことがあるので、最近は水流を弱めてから給餌するようにしている。
2025年04月22日

沖縄に行きたいと思うものの、串本での採集がかなり楽しいと思っている今日この頃っす。クロオビエビス(Sargocentron praslin)。今年串本で採集した個体。転石下などにいつも隠れている。といっても時々見つかる程度かな。でも見過ごしている可能性はあるかもしれないな。
2025年04月21日

ある水槽を見ていると、底面の死サンゴ礫がモゾモゾと動いていたので、ここぞとばかりに撮影した。ゴイシガニ(Palapedia integra)。動いていたらわかりやすいけれど、写真ではわかりにくいかな…。これでわかる?まだわかりにくいかも。答え合わせ。水色の矢印の示す部位がハサミ。こんな感じで礫の中に潜ってごそごそと…。何をしているの~とちょっと気になるカニ。かわいいやつめ~♪親バカのホムラspっす。でも潜っているので、次に会えるのはいつになることやら。
2025年04月20日

串本にたくさんいるツノヤドカリ属のDiogenes pallescens。今までたくさん見てきたけれど、同定せずに放置していた種。ゆっくりとした動きの小さなヤドカリで海の中ではたいてい泥まみれだが、写真の個体はお持ち帰りの途中で泥がほとんどなくなっている。と言ってもまだ宿には少し付いているけれど。アオヒゲヒラホンヤドカリなどを含め、こういったゆっくりとした動きの小さなヤドカリはお持ち帰り頻度が高いっす。水槽に入れても悪さをするような感じがしないからね。
2025年04月19日

以前より串本でイソハゼ類を採集していたけれど、今年はまだ採集していないっす…。とまぁこんなことを現在飼育しているイソハゼ類を見ていて思ったっす。写真では隠れているけれど、結構人馴れしている。ずいぶん前から浮いているエサを食べに来る。こうなってくると愛着は倍増っす~♪ということで気が向いたら採集しようっと。
2025年04月18日

ちょっと前に串本で採集したホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)の幼魚。タイドプールで休憩していたアオブダイをクリーニングしていた個体。採集しやすいのだが、とても小さくタモの網目を容易にすり抜けるので、ちょっとだけ苦労した。だいたいこれぐらいの大きさ。あと色が変わっているのがわかると思う。面白いねぇ~。
2025年04月17日

ちょっと前に串本で採集した個体。Pisidia属の小さなカニダマシ。好きなので採集頻度は高め。よって掲載回数も多い。ただたくさんいるのでスルーすることも多いかな。このあと水槽へ…。でも行方不明は必須なり。
2025年04月16日

最近いただいたお土産、すいぞくすいーつ~♪京都水族館のお土産っす。すでに一度開けているけれど…。くらげの和菓子、練り切りっす。ほかにもいろいろな種類がある中、なにゆえこのくらげをセレクトした…。でもかわいすぎる。ほんのりとした甘さのゆず味が最高~♪お茶によく合うっす。
2025年04月15日

2022年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。採集した海水魚の紹介~♪フチドリタナバタウオ(Acanthoplesiops psilogaster)。好きな海水魚のひとつなり~。見つけたら一発で採集したいところだが、結構な確率で逃してしまうことが多い。ゆっくりと泳いでいるかと思いきや、危険を察知すると素早くなり、いろんな隙間に入り込むことが、逃す一因かもしれない…。あと予期せぬときに現れることが多く、採集に一歩出遅れてしまうというのも一因かもしれないっす。クロオビエビス(Sargocentron praslin)。見つけたらすぐに隠れてしまうけれど、比較的採集しやすい海水魚だと思う。隠れてじっとしているからね。イソカサゴ(Scorpaenodes evides)。赤っぽい色彩が目立つため、隠れていなければ発見しやすい。背鰭の棘には毒があるので、取り扱い注意っす!カサゴ(Sebastiscus marmoratus)。食用として有名。かなりたくさんいる。あと脱皮する魚っす。チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)。これもたくさんいるので、スルーすることが多いけれど、見てわかるような寄生虫がいれば、確認のため採集することもある。ハタンポ科の一種(Pempheridae sp.)。暗がりで群れている海水魚。採集はいたって簡単。でもお持ち帰り難易度が高いっす。コウワンテグリ(Neosynchiropus ocellatus)。白っぽさが残る小さめの個体。見た目や動きがかわいい魚である。たまにお持ち帰りすることがある。ハコフグ(Ostracion immaculatus)の幼魚。かわいいので採集して撮影するけれど、ほぼ毎回リリース。ハコフグ類が持つ粘液毒、パフトキシンは有名だからね。魚毒性があるので、ほかの魚といっしょにキープしていて全滅ってことになりかねない。ちなみに溶血性もある。さらに言えばハコフグは粘液毒としてホモパフトキシンも持っている…。採集した海水魚は以上っす。このあと宿泊先へ。宿泊先から見た眺望。写真上:くしもと大橋。写真下:橋杭岩。こんなのを見ているとまた行きたくなってきた(笑)。おわり。
2025年04月14日

2022年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。このときの大発見がこちらのヒメホンヤドカリの仲間、Pagurixus haigae。当時のことは非常によく覚えていて、Pagurixus haigaeっぽいヤドカリがいるなぁと思ったが、どうせクロシマホンヤドカリあたりだろうと…。でも一応写真だけでもと思い、採捕して撮影したのが最初の2枚。ということでうまく撮れていないけれど、特徴はわかる。沖縄では今までたくさん採集してきたけれど、串本で見つけたのはこのときが初めて。めちゃくちゃうれしい~♪それっぽいヤドカリを見つけてはPagurixus haigaeではないか…とか、このヤドカリが好む黒い破線模様の小さな貝殻を見つけてはPagurixus haigaeが入っていないか…とか、こんなことをしょっちゅう思っていたから、このときの喜びは計り知れない。ほか観察・採捕したヤドカリを紹介。アオヒゲヒラホンヤドカリ(Pagurus decimbranchiae)。ホムラspが好きなヤドカリの代表格っす。さりげなくおしゃれなところがいい。でもこうやってみると、Pagurixus haigaeにちょっと近い模様?まぁどっちも好きだけれど。ヤマトホンヤドカリ(Pagurus japonicus)。転石下にたくさんいるヤドカリのひとつ。比較的動きは素早いほう。オニヤドカリ属の一種(Aniculus sp.)。このときの採集地では時々見つかる程度。ただ串本でもちょっと場所を変えたらたくさんいるんだけれど。イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。Dardanusはこれだけ。オイランヤドカリとともにたくさんいるのでスルーすることも多い。ツマジロサンゴヤドカリ(Calcinus latens)。ウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。ツマジロサンゴヤドカリと同様にたくさんいるサンゴヤドカリ。クリイロ、セグロといったサンゴヤドカリも比較的よく見つかるほうかな。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。個人的に串本といったらこのヤドカリ。写真の個体はイモガイっぽい貝殻を宿としている。でもストロンボイドノッチがわずかにある?いやない?よくわらかないっす。こちらのベニワモンヤドカリもイモガイっぽい巻貝を宿としている。こんな感じで長径/短径の比が大きい、薄い殻口を持つ巻貝を宿としているのが大半である。タカラガイやマガキガイにもよく入っている。こちらはノシガイを宿としている比較的小さなベニワモンヤドカリ。この宿はちょっと珍しい。というか小さめの個体が珍しいといったほうがいいのかも。ちなみにノシガイの殻口も薄くて細長いからね。ヤドカリ以外の甲殻類を少しだけ。フシウデサンゴモエビ(Saron marmoratus)。水槽に入れてもこれと言った悪さをしないので、お持ち帰り頻度が高い。オウギガニ科の一種(Xanthidae sp.)。ヒメヒラアシオウギガニとか、いろいろ調べたけれど、実際よくわからないっす。時々見かけるので、気が向いたらお持ち帰りして調べてみようっと。つづく。
2025年04月13日

2022年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。このとき遭遇したウミウシはちょっとだけ…。たいしたものではないけれど、以下に掲載するっす~。ニシキツバメガイ(Chelidonura hirundinina)。このニシキツバメガイを含む頭楯目のウミウシは個人的に好きなウミウシである。こんな感じの比較的綺麗なものもいるけれど、地味な感じのものもいる。さらにこの地味なものがあまり見かけないようなレアな生体だったらもっといい~。あ~マニアック~♪や、やばっ。取り乱してしまった。ちなみにニシキツバメガイはメジャーな生体っす。ミカドウミウシ(Hexabranchus lacer)。ここではよく見かけるウミウシ。目立つし、大きめだし。ということで見つけやすいというのが遭遇頻度を高めている。メリベウミウシ属の一種(Melibe sp.)。ヒメメリベ、ムカデメリベとかそのあたりかな?背側突起を広げて平らになっていたりすることもある。あまり興味がある種ではないけれど、以前にM.minutaっぽいのがいたこともあって、ちょっとは気にかけている。アメフラシ属の一種(Aplysia sp.)。A.nigrocinctaかなと思っていたら、少し違っているように見えるものが多い。よくわからん。アメフラシのモンスター達。写真上:ジャノメアメフラシ (Aplysia argus)。写真下:タツナミガイ (Dolabella auricularia)。毎回遭遇するっす。気を付けているので紫汁放出のイベントは少なくなった。つづく。
2025年04月12日

2022年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)が大量にいるタイドプール。あまりこういったところでは採集しないんだけれど、面白い生物がいることもある。ニセクロナマコ。以前より書いているけれどナマコの観察は結構楽しい。サナダヒモムシ(Baseodiscus hemprichii)。白・黒のラインの細長い生き物のこと。別にナマコと関係があるわけではないんだけれど…。ラッパウニ(Toxopneustes pileolus)。寄生するゼブラガニ探しのため確認しているけれど、見つからないなぁ~。ただ叉棘の毒には気を付けないと。それと人によってはトライポフォビアも…。たくさんいるマガキガイ(Strombus luhuanus)。眼がかわいすぎる(写真下)。ちなみに右眼が出るところの殻の緩やかな切れ込みをストロンボイドノッチという。トゲクモヒトデに共生するトウヨウヤワラガニ(Halicarcinus orientalis)。転石下にいるトゲクモヒトデはすぐに逃げようとするので、確認は素早く…。それで写真はピンボケ、泥が舞って…(汗)。う~ん、ごめん。ちなみにトウヨウヤワラガニは主に小さな個体が共生している。ウニ(ナガウニ類など)にも共生していることがあるので、観察していてすごく楽しい。つづく。
2025年04月11日

2022年7月下旬に行った串本磯採集の回顧録。串本某所の磯。最高の爽快感~♪好きな場所のひとつっす。これから潮が引いていくところ。ちゃぷちゃぷと浅瀬を歩いてシュノーケリング開始場所へと移動~。移動中と言っても、見ているのは海。たまに興味深い生き物が見つかることがある。いきなり海の中~♪サンゴを観察。サンゴの上にニシキベラが小さく写っているけれど、この時期まだ魚影は乏しいな…。ハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)。一番下の小さなピンクのサンゴなんかは応援したくなるっす。シャコ~!穴があると確認したくなるのはいつものこと。何もいないことも多いんだけれど…。つづく。
2025年04月10日

以前に串本で観察したヒラムシ。いつの間にかおしゃれな名前が付いていたっす。それがこちらのヤマユリニセツノヒラムシ(Bulaceros porcellanus)。寄生種が多い扁形動物は個人的に好きな動物。ヒラムシも扁形動物。よって気になるのは当然のことである。しかもニセツノヒラムシ科は綺麗なものが多く、これまた観察していて楽しい。この個体は鮮やかではないけれど、白をベースとした美しいヒラムシっす。また探そうっと~。あと和名が付いていたことに気付いたのは採集家Mさんのおかげ。誠に感謝っす。
2025年04月09日
全6450件 (6450件中 1-50件目)