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1998.02.07
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カテゴリ: プロレス




 ジョーさんが裁いた試合の中で、印象に残っているものを取り上げ、思い出を語っている。ただ思い出を語るというよりも、その試合が全日本プロレスの歴史の中で、どのような意味を持つ試合であったか、ということが語られていて、私のような日の浅いファンは知らない試合がほとんどなのだけれど、実に興味深い。
 巻末は、ジョーさんとプロレスの関わりを語っていて、スキンヘッドにした理由なども書いてある。悪く取れば自慢話をするために大げさに書いているんだろうと取られてしまいそうなことでも、ジョーさんなら、「ほんとうにその通りだったんだろうな」と納得させられる。
 面白いのはレスラーの呼び方。ほとんどのレスラーは呼び捨てで書いてあるが、鶴田は「ジャンボ」、馬場社長だけは「オン大」。やっぱり文章でも呼び捨てにはできないんだろうな。単なるファンにすぎない私も、田上、三沢と書くことはできても、「馬場」と書くのには抵抗を感じる。
 レスラーに対する評価も冷静で、むやみにほめたりけなしたりと言うことはなく、長所も短所も書いてある。特に、川田対ハンセンの試合のところの、ハンセンに対する評価など、実にはっきり書いている。ただ、三沢だけはべた褒めに近く、ジョーさんがそこまでいうのなら、三沢って本当にすごいのかもしれないと思わせられる。田上のことはどう思っているのかなあ。
 ある試合の後にテープの山を片づけていたら観客が投げ入れたらしい40センチほどのヤスリが出てきた話には驚いた。  ただ、一つだけ詳しく書いてほしかった試合もある。
 ジョーさんがサブ・レフェリーをつとめたジャンボ鶴田対ニック・ボックウインクルの試合。メイン・レフェリーはテリー・ファンク。私の記憶では、テリーがスリーカウントを取った後、ジョーさんが、テリーに、ニックの肩があがっていたと抗議していたと思うのだが。レフェリーがスリーカウントを取った以上、裁定は覆らないというのが鉄則のはずなのだが、どうして抗議したんだろう。それを書いてほしかった。(私の記憶違いで、ほかの試合だったのかな)
 それにしてもジョーさんの本が、プロレスの本を多く出しているところからではなく、経済界というところから出るというのも不思議な話だ。





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Last updated  2005.04.01 20:24:21
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