hongming漫筆

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2007.10.24
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カテゴリ: 欧米露の本
 山あり谷あり波瀾万丈の物語なのだが、結局のところ何が何だかよくわからない。
 作者は17世紀末にフランスに生まれた人物で、「解説」を読んでも、哲学者なんだか小説家なんだかよくわからない人物なのだが、おそらく、そういうものが「職業」としては成り立っていない世界において、思索と文筆によって生活していた人であるらしい。
 あらすじだけ見れば、ジョットコースター小説である。
 新だと思ったら生きていた、まさかこんなところで偶然に再会するとは思わなかったの連続である。
 家柄主義や宗教者の権威というものに対する疑問が提示されているのはわかる。
 しかし、「ソチン教徒」「マネス教徒」「痙攣派」「テアト派」などといわれても何が何だかわからない。
 おそらく、執筆当時の、柔軟な頭脳を持ったヨーロッパの知識人なら抱腹絶倒するようなことが書いてあるらしい。
 そういった、理解できない部分をのぞいても、物語は壮大で、読むものを飽きさせない。
 中国の紹介小説のようなところがある。

「何はともあれ、わたしたちの畑を耕さねばなりません。」

 薄い本である。すぐ読める。

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Last updated  2007.10.24 10:36:26
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