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2008.02.08
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カテゴリ: 欧米露の本
岩波文庫。1991.7.16第1刷。1993.9.6第4刷

 副題は「古代ローマの風刺小説」。

 「風刺」といわれても、わたしには古代ローマに関する知識がないので、何を風刺しているのかさっぱりわからない。
 まさに酒池肉林の饗宴があったということはわかったが、主人公が何をして生活をしているのかというようなことはさっぱり理解できない。
 男も女も欲望最優先という設定であることはわかる。
 欲望といっても、出世欲などというものではない。
 ほとんど性欲である。男同士と男と女はあるが、女同士というのはないらしい。
 ほかの欲望は食欲ぐらい。

 セネカの風刺短編「アポコロキュントシス」というのも収録されているが、これまたよくわからない。



 読んでいてずっと気になったのは、これを訳した「国原吉之助」という人は、どういう人なのだろうか、ということだ。
 描かれている風俗や、何を風刺しているのか、ということについて、40ページ近い「訳注」が施されている。
 これが書かれた時代のローマに精通していなければできないことだ。
 ざんねんながら、この本には訳者の紹介がない。
 いったいどうしてこういうものを訳せるようになったのか、そちらに興味がわいた。

←映画になっているが、見たことはない。
 どこまで映像化したのだろう。

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Last updated  2008.02.08 09:26:47
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