hongming漫筆

hongming漫筆

PR

Comments

背番号のないエース0829 @ 松谷みよ子】(04/22) 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
hongming @ Re:ブルーレイが再生できない(11/30) 随分遅くなりましたが、やっと試しました…

Keyword Search

▼キーワード検索

2009.06.11
XML
カテゴリ: 日本の古典

 出発から都の元の家まで五十五日間。
 ほとんどが船路で、日が悪かったり天候が悪かったりで、同じところに何日も停泊していたりする。
 ただし、どこまで虚構なのかわからない部分もある。

 驚いたのは、一月二十日のところで、阿倍仲麻呂の「あまのはら……」の歌がしるされているのだが、〈参考〉によれば、
この歌は、『古今集』以前のいかなる文献からも見いだすことはできない。(p151)

のだそうだ。
あるいは貫之の創作ではないかといったら、いい過ぎになろうか。(p152)

とまで述べている。

 「爪はじき」
 二十六日に出てくる語。今でも使う語で、漢語で書けば「弾指」。

元来は密教の行法のひとちで「たんじ」。(p178)

だそうだ。先年、宴席の葬儀に参列したが、密教系だった。僧侶が、何度か、人差し指を伸ばすようにして「パチン」と音を立てていたが、これだったのだ。

 漢文体ではなく仮名を用いて書かれたという点は画期的だったのだが、漢字で表記しなかったために解釈が分かれてしまうところもある。
本文には特に漢字を用いなかった。仮名文学としての最初の作品に、このように、永遠に解決の方法もない問題の出てくるのもいたし方のなkことである。原初形態がほぼ察知できるにもかかわらず、読解が二通り、三通りにもなってしまってきている。(p271)

とのことだ。

楽天ブログランキング ←クリックしてください

輾転反側掲示板 」へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.06.11 09:55:15
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: