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2010.04.16
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テーマ: 夫婦別姓(9)
 産経新聞の「 男女共同参画案 家族の絆を壊すつもりか 」という主張を読むと、不思議なことがいろいろ書いてある。
 政府の男女共同参画会議が、来年度から実施する次期基本計画の土台となる中間整理案(計画案)を公表した。家族より個人を重視した制度・慣行を促し、家族の絆(きずな)を壊しかねない選択的夫婦別姓にも「民法改正が必要」と明記するなど問題が多い。

という書き出しなのだが、なぜ選択的夫婦別姓が「家族の絆(きずな)を壊しかねない」のかその根拠は書いてない。
行き過ぎたジェンダーフリー(性差否定)教育に歯止めをかけ、伝統的家族観を盛り込んだ条例をつくる自治体が出るなど是正の動きもでてきた。

というのは誤りで、「性差否定」は「ジェンダーレス」であって「ジェンダーフリー」ではない。

 姓が同じかどうかと家族の絆は関係がない。
 中国や朝鮮を見ればわかる。
 結婚したくらいで姓を変えることはない。これは個人を尊重しているのではなく、一生、自分の一族から離れられない、ということなのだ。
 夫婦別姓の社会の方が、家族の絆どころか一族の絆は固い。
 産経新聞の考え方では、中国や朝鮮には家族の絆がないことになってしまうのだが、現実にはそんなことはない。


 相談相手がおらず子育てに悩んで孤立化する若い母親が多い。経済状況から仕事に出ざるをえない母親も増えている。
 家族や周囲の支えはますます重要になっている。むしろ家族の絆を重視する視点が必要だ。

となっているが、夫婦別姓と個人重視は全く関係がない、ということを知らないらしい。
 そもそも「姓」は個人のもので家族のものではない。
 日本が朝鮮で行った政策も「創氏改名」であって、個人の「姓」を変えさせるのではなく、家単位の「氏」を作らせるものだった。

 どうしても、家族の絆には同姓であることが必要だ、と主張したいのなら、是非答えてもらいたい質問がある。
 日本には姓を持たない人たちがいる。
 その人たちには「家族の絆」はない、というのかね?

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Last updated  2010.05.05 17:40:43
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