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2011.11.29
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宮本常一を歩く 」を再読したのをきっかけに、読み直してみようと思った。
 ところが、我が家のどこかにあるはずなのだが、見つからず、図書館から借りてきて読んだ。

 古老の話は、明治になって世相がずいぶん変わったことを思わせる。

 「書く」ということについて。

いままで農村について書かれたものは、上層部の現象や下層の中の特異例に関するものが多かった。そして、読む方の側ははじめから矛盾や非痛感がでていないと承知しなかったものである。(p209)

 書くときに、読者の要求に無意識のうちに迎合してしまっていることはないだろうか、という内省もあるのだろう。

 「世間師(2)」に、狐を捕まえようと、鼠を油揚げにする話がある。
 「利根川図志」にも、巌谷小波の小説「黄金丸」にも、全国共通であったらしい。


 文章には「家の軒には串柿《くしがき》が見事であった。」(p2985)とあるが、移っているのは「吊し柿」だ。
 西の方では干し柿は皆「串柿」なのだろうか。

 さて、「土佐源氏」だが、網野善彦の解説によると、創作と疑った人に対して、著者が憤ったという逸話があるという。
 本人が創作ではないと主張している以上、「文学」なのだから許されるという弁護は通用しないだろう。

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Last updated  2011.11.29 09:38:09
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